メイドと奥様とメイド
Added 2020-04-10 13:56:36 +0000 UTC※この作品はpixivで公開している「機械化奥様とメイド」シリーズの続編です。ですが、これ単体で読んでも問題はないはずです。
起きたら、メイドのミルキーがふたりに増えていた。
ミルキーは私の恋人で、脳以外の全身を機械化している。
メイド、というのはロールプレイであって、本当に私に仕えているわけではないのだけど、色々な事情から本当のメイドのように甲斐甲斐しく、私の世話をしてくれている。
私の身体はミルキーほど機械化していないのだけど、手足は根元から完全に機械だし、その他にも子宮や乳房など、手を加えている部分はたくさんあった。
私たちはそんな機械化した身体を活用し、倒錯したプレイを日々楽しんでいる。
その一環として、私は眠る時、四肢を取り外した達磨状態で寝ていた。芋虫みたいに身体をうねらせることしか出来ない無力感がとても気持ちいいからだ。
だから、ミルキーが増えて私の寝かされているベッドの左右に控えているのを見た際も、驚きはしたけど視線を巡らせるだけで、ほとんど動けなかった。
「ええと……ミルキー?」
寝起きでぼうっとする頭では、その異様な光景がどういうことなのか、咄嗟に判断することは出来なかった。
『『お目覚めデスカ? ソラミ奥様』』
左右から同時にふたりのミルキーが声をかけてくる。
完璧に声がハモっているから、奇妙な響きを伴って私の耳を震わせた。
「……おはよう、ミルキー。それで、今度は一体どんなとんでもないことをやらかしたの?」
これまで、彼女と私は様々な倒錯的なプレイを行ってきた。
四肢を取り外したまま、ミルキーの股間に増設した疑似男性器によって貫かれる達磨プレイなんかは、基本中の基本。貫いた状態のまま、私をペニスケースみたいに扱ったまま、一日の家事をミルキーがこなすこともあった。
また、彼女の身体から取り外した脳をお腹に入れて疑似妊婦になってみたり、私の意識を移した胎児の人形をミルキーが動かす私の身体から出産してみたり、彼女の脳を半分に分割して私の両乳房に分けて納めてみたり。
これ以上はないほど倒錯的なプレイをしてきて、もうこれ以上はさすがに突拍子もないことはしようがない、と思っていたのだけど。
ここに来て、まさかミルキーがふたりに増えてくるとは思わなかった。
いままでのプレイに比べれば、増えたくらいは大したことがないような気がしてしまうのは、私もすっかり毒されたということかもしれない。人間の慣れとは恐ろしいものだ。
私の質問に対して応えたのは、右側に立つミルキーだった。
『突拍子もないとは心外デスネ。前々から、手が増えればもっと色々楽しめると思ってオリマシタ』
「いや、手どころじゃなく増えてるでしょ」
そもそも、ミルキーは普通の腕の代わりに、触手型の腕を取り付けることも出来る。単純に手を増やすだけなら、そういう外装パーツを取り付ければいいだけだ。
彼女は全身機械になった関係もあって、機械を操ることに長けている。
人の形をしていない部品でも自在に扱える操作能力の高さについては、ただのメイドにしておくには惜しい逸材ですらある。
『そろそろ前の身体のオーバーホールを行う時期なのデスガ、先んじて代替品のボディを受けとりマシテ。折角の機会ですから、両方を同時に使ってみようカト』
「……そういえば、もうそんな時期だったわね」
ミルキーが使っている機械の身体は、機械なだけに定期的な改修を必要とする。
普段使っている時に不調が生じた時は、その不調が発生した一部だけを交換しているのだけど、年に数回は全身まるごと取り替えて整備しなければならないときがあった。
そのメンテナンスの間、ずっと脳だけになっているわけにもいかないので、予備機とも言える身体を用意するわけだけど、今回はすぐその予備機に移行せず、普段使っているものと並行して使ってみたらしい。
ただ、疑問はあった。
「どうやって二体を同時に動かしているの? 身体が増えても、あなたの脳は一つのはず。いくらあなたが機械操作に長けているとは言っても……人間の身体全体をふたつ同時に動かすなんて、出来るの?」
ミルキーは脳以外が機械で出来ているから理屈の上では、ふたつの身体に同時に指示を出せば動かせるということになるけど、それは右手と右足でピアノを引きながら、左手と口で笛を吹くような曲芸じみた行為といえる。
訓練を積めば出来るようにはなるかもしれないけど、ミルキーがそんな訓練をしていた様子はなかったはずだ。ミルキーなら訓練しなくてもやれてしまうのかもしれない。
今回に関しては、さすがにそういうわけではなかった。
『そのための装置を装備してオリマス』
そう言って、彼女は後ろを向き、頭の部分のハッチを開いてみせた。本来ならそこは脳が収まっているはずのスペースだ。彼女の本来の脳は、私の乳房の中に収まっているので、いまは空になっているはずだった。
しかし、ミルキーが開いてみせてくれた場所には、脳の代わりに何かの機械が納められていた。
『これは、補助脳デス。姿勢制御など、意識はしていない脳の働きを自動的にまかなってくれてイマス。この補助によって脳にかかる負担は大きく減るのデス』
さらに、と今度は右のミルキーが言う。
『この補助脳は意識の転写も可能デス。元の意識はひとつですが、これによって身体ごとに別々に思考が行えるようになっているのデス』
さらっと言われたが、意識の複製なんて一般的には滅多なことでは行われない危険行為だった。
「……それ、大丈夫なの? 自我の崩壊とか、別々になった意識が反乱とか、起きない?」
『延々と転写し続ければ問題が発生する可能性はアリマス』
実にさらっと肯定され、私は頭が痛くなった。
『短時間なら問題アリマセン。ご安心クダサイ』
「安心できないよ……」
本当に、ミルキーはどこまでも無茶苦茶をする。脳以外の全身を機械化したことはともかく、脳を分割するなんていう危険な行為をした時は相談すらなかった。
たまには事前に説明とかあればいいのだけど、彼女はどこまでもマイペースに邁進する。
あまり気にしすぎていても仕方ない。私はひとつ息を吐いた。
「まあ、ミルキーが問題がないっていうのなら、いいわ。それで……ふたりに増えたミルキーは、どう楽しませてくれるのかしら?」
ミルキーのやらかす無茶は、私と楽しむための無茶である。無意味に無茶なことをしたりはしない。
その信頼くらいはあるけれど、果たして今回のミルキーはどんな突拍子もないことを思いついたのだろうか。
私は内心ドキドキしながらも、ミルキーがどういうつもりでふたりに増えたのかを尋ねるのだった。
『ハイ、それなのデスガ――奥様、お気づきになられマシタカ?』
「何に?」
『腰から下の状態についてデス』
左右に立っているミルキーの下半身は見えている。古き良き裾の長いメイド服を着ているからハッキリとはわからないけど、ぱっと見は正常そうだし、見た目でわからないことを聞くとも思えない。
つまり彼女が言いたいのは私の下半身のことのはずだ。
私は自分の身体に眼を向けようとした。けれど、ミルキーの脳が納められたことで、サイズアップしたおっぱいが私の視線を遮っていた。普通の乳房ならどんなに張りがあっても自重である程度潰れてしまうけど、今の私の乳房の中にはミルキーの脳が収まっていることもあって、あおむけの状態でも高く隆起していた。
自分の腰の状態も窺えない。手があれば後ろについて半身を起こすことが出来ただろうけえど、達磨状態の私にはそれすら出来ない。腹筋を使って起こそうにも、胸に乗っかったミルキーの脳が重みとなって、腹筋だけで身体を起こすのはそもそも至難の業だ。特別に訓練しているわけでもない私ではほとんど動かせない。
(それにしたって、ぴくりとも動かせないのはおかしい気もするけど……)
自分の下半身を自分で見ることも出来ない不自由さが、いい。
目で見ることは諦めて、私は腰から下の感覚に集中してみることにした。
(……ん? そういえば、なんだか妙に温かく感じるような……?)
お湯の中に浸かっているような、奇妙な温かさを感じる。もちろん、私の上半身はベッドの上に寝かされているのだから、お湯に浸かっているわけがない。
「なんだか、妙に温かい気がするけど……どうなってるの?」
自分で状態がわからないので、ミルキーに尋ねて見る。彼女の顔は機械らしく無表情だったけど、楽しんでいることがなんとなく伝わってきた。
『正解はこちらデス』
右側に立っていたミルキーが、屈んで足元に置いてあったらしい何かを持ち上げた。
それは、ぱっと見はクリスタルボールのような、透明なビーチボールだった。
ボールの中は液体が満たしていて、ただの水だったとしても、相当な重量になっていることだろう。全身を機械化したミルキーは、普通のビーチボールを抱えるように簡単に持ち上げていたけれど。
私はそのボールを見て、眼を見開いて驚くことになった。
そのボールの中にあったのは、私の下半身だったのだ。
液体の中でぷかぷかと浮いている。試しに足を動かすつもりで足の付け根を動かそうとすると、ボールの中にある下半身のその部分が動いたので間違いなさそうだ。
「……取り外しちゃったの?」
一体いつの間に機械化手術をしたのだろうか。私とミルキーはお互いにお互いの体を好きに扱っていいという契約を交わしているので寝ている間に機械化手術をされていても驚くには値しない。
とはいえ、昨日寝る前までは、下半身を取り外せるような機械化はまだしていなかったはずなのだ。
せいぜいお腹にハッチを作ったり――今はハッチは撤去して、通常の人工皮膚になっているけど――子宮が機械化されていたりする程度だったはず。
それがいまはどうだろうか。おへその少し上あたりで、横一文字に輪切りにされている。もちろん断面はしっかり機械の蓋で覆われていて、中身が飛び出したりはしない。胸側もそうなっているはずだ。
断面は完全な平面というわけではなく、機械化された背骨などが少し出っ張っていて、接続出来るような構造になっていた。元のようにくっつけることも、一応は出来るみたいだ。
根元から取り外せていつでも着け直せる手足と原理は一緒なのだろうけど、完全に機械である手足と違って、私の下半身にある膣以外の臓器は基本的にはまだ生身のはず。
まだ生身のはずの膣道や腸といった部分はどうなっているのだろうか。肺からの酸素供給などが途絶えているのだとすれば、分離したままでは腐り落ちてしまう。
その心配が顔に出ていたのか、ミルキーが説明してくれた。
『ご安心クダサイ。このボールは生命維持装置を兼ねてオリマス。この中の液体に浸かっている限り、ソラミ奥様の生身の部分は腐ったりシマセン』
『切断面を覆う機械は物理的には繋がってオリマセンガ、常に感覚などは共有するように出来てオリマス。いまも、下半身の感覚が奥様には伝わっているデショウ? 動かすことも可能な筈デス』
「うん、そうね。確かに温かいのを感じるし、動かせるわ」
さきほど試してみたから間違いない。
そう応えると、私の下半身が入ったボールを抱えているミルキーが続ける。
『さらに、こちらのボールの中の液体は、ボールの表面に触れている私の意志で動かすことが可能デス』
ボールを抱えているミルキーがボールの表面を撫でると、その動きに合わせて中の液体が動いた。私のお尻を撫でていくような動きだ。
いまはボールに収まっている下半身を直接見ているから、液体が動いて刺激を与えてきているのだとわかるけど、感覚だけでは手で触れられているのか違うものが触れてきているのか判りづらい。
普通の手以外も動かせることは知っていたけど、まさか液体まで動かせるなんて。
「んっ……すごい、わね……ミルキー」
『ありがとうゴザイマス。そういうわけで、私はこれを用いて奥様の下半身で遊ばせてイタダキマス』
私の下半身で遊ぶ、と堂々と宣言したそのミルキーがベッドから少し離れた位置に置かれた椅子に腰かけ、膝の上に私の下半身が入ったボールを置いた。
ミルキーが器用に液体を動かすと、私の下半身はボールの中でくるくると回り、私の上半身が寝かされているベッドの方に股間を見せつける様な角度で止まった。堂々と股間が露わにされて、かなり恥ずかしい。
自分の頭から離れたところで身体の感覚が生じている。その異様な感覚には、ミルキーとのプレイで意識を他に移したりミルキーと取り替えたりした私でなければ、相当混乱していただろう。それでも異様な感覚であることには違いなかったけど。
与えられる感覚になんとか耐えていると、私の寝かされているベッドの上に、メイド服を含めた着ていたものを全部脱いで全裸になったもうひとりのミルキーが上がってきた。
『そして私の方は、上半身の奥様で楽しませてイタダキマス』
そういって私の身体を跨ぐように足を開いたミルキーの股間には、限りなく本物の男性器に近い外見に作られた疑似男性器が聳え立っていた。生体部品も用いているから、本物のように血管が浮かび上がり、脈打つ様子さえ窺える。
全身を機械化している彼女は、当然のように股間の状態も好きに弄れる。それを利用し、彼女は股間に私と愛し合うための道具として、疑似男性器を取り付けていた。それ自体は前にも使ったことがあるから、それがあること自体に驚くことはない。
私が驚いたのは、その長さと太さだった。
「あの、ミルキー? それは、ちょっと、その……大き過ぎ、じゃない?」
ミルキーが装備している疑似男性器は、人間の範疇に収まっていた以前までの大きさとはまるで別物になっていた。
太さはまだそれほど逸脱しているわけじゃないけど、問題は長さ。
普通のものの倍以上、少なくとも30センチはありそうだった。馬のペニスとまでは言えないかもしれないけど、見た目の印象だけを見れば馬並みのペニスといっても過言ではないと思う。
『安心してクダサイ、ソラミ奥様。下のお口に挿入はできませんカラ』
言われてみれば、そうだ。いま私の下半身はもう一人のミルキーが抱えて、離れた位置にいる。そもそも透明なボールの中に入っているから、ミルキーのそれを挿入することはできない。
じゃあなぜ、そんな長いペニスを用意したのか、答えはすぐにわかった。
ミルキーは私の巨大化した乳房の間に、そのペニスを割り込ませてきた。長いペニスはたやすく私の乳房を押しのけ、そして、私の口にその亀頭の先端を触れさせる。
『失礼致シマス』
ミルキーが私の頭の後ろに枕を置いて、楽に首を起こした状態に出来るようにしてくれた。
(なるほどね……パイズリをしながら、私に口でフェラチオをさせるための長さってわけ)
実際のところ、普通の男性にとってパイズリはそう気持ちいいものではないらしいけど、ミルキーなら刺激によって受ける快感をいくらでも自前で変更できる。おっぱいにこすりつけながら私が舐めれば、この上ない快感を得られることだろう。
(……パイズリ、ねぇ……今の私の乳房の大半は、ミルキーの脳で出来ているんだけど)
ガワは私の乳房とはいえ、半分に分かたれた自分の脳で疑似男性器を擦り上げるようなものだ。
「そんな風に擦り付けて、脳への影響は大丈夫なの?」
『問題アリマセン』
言いながら、ミルキーは私の乳房を手でそれぞれ掴み、中央を通る自分のペニスを挟みこむようにして動き始める。
私の乳房を被った自分の脳でパイズリを行う見るミルキーは、とても気持ちよさそうだった。
(全くもう……仕方ないわね)
口を開けてミルキーの疑似男性器の先端を咥える。生暖かい体温まで再現されていたけど、生臭さは再現されていないので、それを口に入れるのに抵抗はなかった。
口の中でペニスの先端を愛撫してあげていると、気持ちが盛り上がったのか、ミルキーがさらに奥へと疑似ペニスを挿入してくる。
ペニスは一定の硬さは保ちつつも、私の喉の向きに合わせて折れ曲がり、喉の奥まで侵略してきた。喉奥までペニスに占拠され、私でなければ悶絶して吐いていただろう苦しみが襲ってくる。
「ウグッ、オゥ……ッ、ウゥッ」
少しは加減を考えて欲しいものだけど、ミルキーは気にせずパイズリとイラマチオを同時に行って気持ちよさそうだった。
乳房を掴んだ手は細かく動き、私に快感を与えつつ、生成された母乳が滲みだし、私の胸を擦りあげるペニスをも濡らしていく。それがまたいい潤滑油になって、ピストン運動が絶え間なく行われる結果になった。
上半身だけでも大変な状態なのに、今回は別口で下半身まで責められている。
さっきからずっと表面を愛撫してきていた下半身担当のミルキーだったけど、私自身の愛液が滲みだしてきたのを感じてか、自在に動かせる液体を操作して、大胆に体の中まで入り込んできた。
それはバイブやペニスが挿入されるのとは全く別種の感覚で、固形物には不可能なまでに穴の隅々までを満たして来ていた。
よくファンタジーものの定番で、スライム姦というものがあるけれど、この感覚はまさにそれなのかもしれない。
下半身は見える位置にあるとはいえ、私の上半身はミルキーのペニスを咥えるのに忙しい。その間隙を塗って、あるいはその感覚を塗りつぶす勢いで、下半身からの快感が生じてきて、私はわけがわからないほど強い快感の渦に飲み込まれてしまった。
口に挿し込まれたミルキーのペニスから、大量の疑似精液が噴き出し、私の半分になったお腹を膨らませ、下半身の穴という穴に入り込んだ液体が、同じく半分になった私のお腹を膨らませる。
異なる理由で膨らむ自分の体を感じつつ、私はすさまじい快感の中、意識を失った。
その日の日中、私はミルキーと共に外に買い物に出かけていた。
ミルキーにすがるようにして歩を進めるけど、その歩みは非常に遅い。否、遅くならざるを得ない。
「み、ミルキー……ちょっと、休憩しない……?」
一歩足を進めるのも一苦労だった。
その私の提案に対し、私が転ばないように注意してくれているミルキーが応じる。
『私は構いませんガ――本当に良いのデスカ? 家に帰るまで下半身担当は止まりマセンヨ?』
意地悪なことをいうミルキー。私は泣きそうになりながらも、歩行を再開した。
現在、私の下半身は、下半身担当のミルキーと共に家にあった。そこでそっちのミルキーはいまも私の下半身を責め続けている。
その下半身が覚えている快感は、ミルキーを介してこの場にいる私にも届けられていた。
作業に集中できるからか、下半身担当のミルキーの動きは執拗に激しく、腰が抜けそうなほど強烈な快感を生んでいた。
(それだけでも辛いっていうのに……この、代替品の辛さが……っ)
下半身が家にあるということは、ここにいる私には下半身がない。それなのにどうして歩けているのかというと、張りぼてのような代替物が装着されているのだった。
その代替物に上半身と足が繋がっている。本来の下半身のように自由に動かせるわけじゃないから、非常に歩きづらく、足取りがふらふらしてしまう。ミルキーが付いていてくれなければ、何度転んでしまっていたかわからない。
下半身を元に戻してもらうためには、買い物というミッションをクリアしなければならないのだけど、それに挑戦している間にも、家にいる下半身担当のミルキーは容赦なく私を責め続けるのだった。
下半身だけでもう何度絶頂したことかわからない。潮を何度も吹き、痙攣し、また弄られて絶頂して――続けざまに快感が襲ってきて全く気が休まらない。
「本当に……変なことばっかり考えるんだか、ら……っ!」
関心半分、恨み半分で文句を言うと、ミルキーはいつもの機械的な表情で、けれども感情たっぷりの声で笑うのだった。
『フフフ。お褒めに預かり光栄デス』
これからも私は、彼女の思い付きに付き合って大変な目に遭わされるのだろう。
けれども――私自身、それを楽しんでしまっているのも、事実だった。
メイドと奥様とメイド 終わり