【人間家具】羽桜ちゃんは家具にもしてくれる【拘束系】
Added 2020-09-18 14:25:32 +0000 UTC■ 異世界から転生してきた元魔王にして覇王である『万江刃羽桜』は前世の力をほぼそのまま振るえます。それを用いて彼女がしているのは――周囲の変態的な願い事を叶えること。人間の性的多様性と限りない欲望を、時にドン引きしながらも叶えてあげているお話しです。
■ 今回は人間家具になりたいという割と相当あれな願いに、半ば本気でドン引きしながらもその願いを叶えてあげる話です。人間家具、拘束、ポゼッションプレイなどの要素を含みます。
■ コメントなどで「羽桜ちゃんにシテ欲しいこと」を書き残していただけると、場合によっては羽桜ちゃんが叶えます。緩いリクエスト受付みたいなものですが、必ずしも採用されるわけではないので、そこはご了承ください。羽桜ちゃんに関してはツイッターでも色々呟いていますのでそちらもどうぞ→https://twitter.com/yozorasakura
■ このシリーズは支援者様のみになったり、全体向けに公開したり、その時の内容によって変えようと思っていますので、あらかじめご了承くださいーw-ペコリ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
羽桜ちゃんに自分の望みを伝えたら、お前は何を言っているんだ、と言わんばかりのすごい顔をされてしまった。
「家具になってみたい? まあそういう魔法もあるにはあるが……なに? 魔法ではなく物理的に? 家具になりたい? ……まさか人体を材料に家具を作れと? 余は確かに魔王ではあったが、頭蓋骨を盃にする趣味はなかったぞ?」
百聞は一見に如かず。
私はそのものずばり『人間家具』という名前の映像作品を羽桜ちゃんに見せた。まあ、ぶっちゃけ成人向けAVなのだけど。
それを見た羽桜ちゃんは何とも形容しがたい顔を浮かべて、毎度のことながらドン引きしていた。
「……人という生き物は……なんというか……こう……度し難いな?」
提案しておいてなんだけど、私もそう思う。
そういう想いを込めて頷くと、羽桜ちゃんはそれを汲んでくれたようだった。
「まあ、求めていることはわかったが、これなら余に頼まずともお主達が協力すれば可能なのではないか?」
場所や道具を準備する必要があるとはいえ、羽桜ちゃんから色々と賜っている私たちには自由に出来る空間もお金もたくさんある。だから時間はかかっても自分たちで人間家具になりたい、という望みを叶えることは出来るかもしれない。
ただ、自分たちだけでは、どうしても叶えられない望みもあった。
本当に人間家具として成立するだけの長い時間、拘束され続けるのは身体へのダメージが大きすぎるからだ。
かといってすぐ解放してしまったら、せっかくの人間家具なのに意味が薄くなってしまう。それこそ映像に残すくらいなら出来るだろうけど、私たちの希望としてはやはりちゃんと家具として利用されたいのだ。
そういった事情があることを、羽桜ちゃんは一応納得してくれたようだった。
「なるほど、確かに長時間人間家具に成り続けるのは、余の力の補助がなければ難しいか。それに……お主たちの望みである『親愛する者に使われる』ということに関しても、余が叶えてやるしかあるまい」
理由をわかって、それを差し引いて考えても、彼女はドン引きしていたけれど。
まあ、羽桜ちゃんがドン引きしている最大の理由は別にある。
人間家具になりたい希望者が、数十人を越えているためだ。
どうせなら同じ望みを持つ者を集め、部屋中の家具を人間家具にする方が楽しいだろうと、仲間を集めたのは私ではある。
だけど、音頭を取った私自身、こんなに集まるとは正直思っていなかった。
「余がいうのもなんだが、人間家具というのはいわゆる特殊性癖の中でも特殊な性癖ではないのか? なんでお主達は……そう、特殊な性癖に躊躇なく飛び込んでゆくのだ?」
そう問われても困ってしまう。
羽桜ちゃんがいるからそういうことに興味を持った、ということはもちろんある。
なんでもしてくれる羽桜ちゃんに甘えて、普通なら出来ないことをしたがっているという点はあるだろう。
けれども、別に羽桜ちゃんに会う前から興味がなかったわけじゃないのだ。
少なくとも私は、羽桜ちゃんに会う前から人間家具になってみたいなとは思っていたし。
だから必ずしも羽桜ちゃんが原因というわけじゃなく、羽桜ちゃんによって欲望が解放されたというのが楽しいのかもしれない。
そういう想いが伝わると、羽桜ちゃんは何とも悩ましい顔つきになる。
「人の欲望というものは、本当に度し難いな……いや、魔族にもよくわからない欲望を持つ者はいるが……人間ほど多種多様な欲望を持つ生き物を、余は他に知らぬ」
ぶつぶつと羽桜ちゃんは呟く。
頭を抑えているのは頭痛がするからではないと思いたい。
ともあれ、羽桜ちゃんは自分で何かしらの折り合いを付けたようだった。
「まあよい。配下の者の欲望を叶えてやるのが主君の務め。物理的にというのは面倒な縛りだが、叶えてやるとも」
私の後ろに並ぶ仲間たちから、囁くように歓声があがった。そんな仲間たちを見て、羽桜ちゃんは改めて溜息を吐いていた。
前世といい今といい、羽桜ちゃんは本当に苦労性の女王様だったんだなぁ、と少し同情してしまう。
前は前で好き勝手暴れたがる魔族たちを抑制するのに苦労していたというし、今世では私たちのような変態の欲望を叶えるのに尽力してくれているし。
いつか気疲れなどの精神的疲労で倒れてしまうのではないかと、少し心配になった。
「余計な心配だぞ、お主。余は過労死などせん」
いつのまにかすぐ近くにやって来ていた羽桜ちゃんが、手を伸ばしてデコピンしてきた。ぺちっと小さく細い指が当たっただけで、全然痛くなかった。
羽桜ちゃんが本気出したら首から上がなくなっていただろうから、あえて痛くないように当ててくれたのがわかる。
親が子供の頭を小突く程度の感覚なのだろう。少し照れくさい。
羽桜ちゃんは気を取り直すように、咳ばらいをひとつした。
「では、さっそく始めるとするか。どういう家具になりたいかはすでに決めて来ているのだろう?」
羽桜ちゃんの確認に、私たちは揃って頷く。
それぞれどういう家具になりたいかは決めてきていた。
私たちのイメージというか欲望を読み取ったのだろう羽桜ちゃんは、ひとつ今までとは違う種類の溜息を吐いた。
「……お主達はもう少し考えたことを口に出す訓練をした方が良いな。余だから汲み取ってやれるが、普通は声に出さねば伝わらんぞ」
そう、私が希望を伝えた時から今に至るまで。
私たちは一切喋っていなかった。
リーダーである私を含め、良く言えば寡黙、悪く言えば口下手で内向的なタイプの人間ばかりだったのだ。
だからこそ、家具になりたいという願望を抱いたのかもしれない。
私たちは基本的に喋るのが苦手で、出来るなら何もせず何も話さずにいたいというタイプなのだ。
物をいう必要もなく、ただじっとしていればいいだけの家具は、そういう意味で憧れの存在だったのだ。
「そこはまた別の機会に改めさせるとして……さっさと移動するか」
羽桜ちゃんが話を切り替えるが如く、ぱん、とひとつ手を打った。
その音が響いた瞬間、私たちは気付けばとある一軒家の玄関前に立っていた。
今回私たちが家具となる場所は学校ではなく、羽桜ちゃんの所有する一軒家だ。
ここはプレイ用の家で、基本的には誰も住んでいない。
でも羽桜ちゃんに忠誠を誓った者であれば、誰でもいつでも活用して、プレイに興じても何しても構わない場所だった。いわば公共のプレイハウスだ。
様々な理由で人が出入りすることが多いその家で家具として使われるのであれば、とてもいいことだろう。
羽桜ちゃんが玄関の扉を開け、中に入る。
「さて……まずは玄関の間接照明だな。希望した者、出てこい」
羽桜ちゃんによる人間家具の生成が始まった。
進み出た子はかなり期待しているようで、わくわくとした空気を隠しきれていない。
そんな彼女を、玄関の中に導いた羽桜ちゃんは、最初から置かれていた玄関の間接照明を消してしまい、その代わりにその場所に立つように命じる。
大人しく従って直立しているその子に、羽桜ちゃんが掌を翳した。
その子の足元に黒い円形の何かが出現した、かと思うと、その黒い円盤から黒い粘液のようなものがその彼女の身体を覆っていく。
「ひゃっ……! んぐっ! むぅぅ……っ!」
悲鳴をあげる暇もなく、あっというまに頭のてっぺんまで黒い粘液に飲み込まれる。
一瞬黒い液体に包まれてただの棒みたいになったけれど、すぐにその黒い何かは彼女の体に張り付くようにして薄くなり、彼女をまるで直立した黒い像のように変えてしまった。
黒いものが彼女の身体を覆うと同時に、最初から着ていた服はどこかに消えてしまったのか、全裸にラバーが張り付いているようにも見える。
それは例えるならバキュームチューブで隙間なく締め付けられ、固められたような状態だった。
けれど、バキュームチューブと違うのは、羽桜ちゃんの力によるものだから、ただ直室しているだけの姿勢だけでなく、自由にポーズを取らせることが出来た。
「ふむ。どのような格好がよいか……こういうのはどうだ?」
羽桜ちゃんがそう呟きながら指を振ると、真っ黒い銅像になっていた子の姿勢が変更された。
クマが敵を威圧する時のような、後ろ足で立ち上がって両腕を頭と同じところまで振り上げた姿勢。
ふざけて獣のポーズをするときのような格好ではあるけれど、全裸にラバーが張り付いたような状態でするには、あまりにも恥ずかしい格好だ。
がに股気味に両膝を開いて腰を少し落とす姿勢なので、股間に――あそこにラバーが張り付いてその輪郭をハッキリと浮かび上がらせている。もう少しラバーが薄ければ筋だって見えたかもしれないくらいだ。
「……んぅ……っ、んん……っ」
さすがに恥ずかしいのか、さっきから足を閉じようとしているのがわかった。
しかし彼女の身体を覆うラバーのような物体は薄いのにとても丈夫で、ギシギシと大きな軋む音は立てるものの、彼女の身体自体は全く動く様子もない。
羽桜ちゃんはそんな彼女の両手に、拳大の丸い水晶球のようなものを握らせた。
「照明というからには、ちゃんと高原を確保しなければな?」
そういって彼女が指を鳴らすと、握らせた球体が仄かに光り出す。それほど光量は強くなく、ピンク色ではあったけど薄いピンクだからあまり目立たない。
ちょっと変わった間接照明の色だな、と私たちが認識するのと、間接照明となった彼女の身体がビクビクっ、と痙攣するのは同時だった。
手に握らされた水晶に光を灯されただけのはずなのに、まるで性的に絶頂したかのような反応だった。
どういうことなのか、疑問を持って羽桜ちゃんに視線を向けると、羽桜ちゃんはそれを読み取ってすぐに応えてくれる。
「いま此奴に握らせた水晶はな。性的興奮と連動しておるのだ。だから、この光が灯されれば此奴も気持ちよくなるし、逆に外からの何らかの刺激で此奴自体が気持ちよくなれば、水晶の輝きが増すというわけだ」
試してみようか、と羽桜ちゃんが間接照明ちゃんのおっぱいを鷲掴みにする。そして形が変わるくらいに揉み揉みと握ると、確かに彼女の手に持っている水晶の輝きが強くなった。
「まあ、照明器具としては誰もおらんのに勝手に光が灯るのは問題であろうが……別にそれくらいは構わんだろう」
確かに誰も気にしないだろう。むしろいままさに気持ちよくなっているのだということを察して、微笑ましく思ってしまいそうだ。
「ちなみに、この光が照らす者もある程度気持ちよくなれるようになっている。おい、お主。試しにこの水晶に触れてみよ」
羽桜ちゃんにそう命じられ、私は嬉々としてその水晶に手を伸ばす。
光が灯っていて、熱を発しているはずなのに熱くはなく、すべすべとした感触が手に心地よいくらいだ――そう思った瞬間、水晶に触れていた手に、いきなりビリっと快感が走った。
走った、としかいいようがないくらい、唐突な気持ちいい感覚だった。
「ひゃふっ!?」
まるで掌が急に性感帯になってしまったかのような心地よさに、思わず声が出てしまった。
慌てて水晶から手を離したけれど、その影響は凄まじく、明らかに下腹部がキュンっとしたのがわかった。
羽桜ちゃんは別に平気なのか、くすくすと笑いながら水晶を撫でている。それに反応してか、ぴかぴかと桃色の光が瞬いている。
「効果は十分感じられたようだな? さて……この水晶を、と――」
そう言いながら羽桜ちゃんが同じ水晶球をさらに二つと取り出す。
間接照明になっている子にそれを翳すと、その二つの水晶を受け入れるためか、その子の姿勢がまた変化した。
顎が外れるんじゃないかというくらいに大きく口を開き、さらには下の方の穴も――下品な言い方をするなら下の口だ――身体にまとわりついているラバー状のものが流れ込んで穴を押し広げ、大きく開かせる。まるでエロ漫画で、挿入しているものを透明なものとして描写しているような、そんな奇妙な開き方だった。
その二つの口に、羽桜ちゃんは追加の水晶球を押し込んで、嵌め込んでいく。
これで間接照明ちゃんは、両手と両方の口、合計四カ所に光源を持つことになった。
手に握らされている水晶と同じものだとすれば、口やあそこに押し込まれた水晶に触れても、気持ちよくなれるのだろうか。
「試してみるがいい」
疑問を読み取られたのか、そう羽桜ちゃんが促して来た。
私は下の方の水晶に触れてみたかったけど、周りに人の目がある状態では、そちらに手を伸ばすのはさすがに気恥ずかしかった。
口で咥えられている水晶の方に手を伸ばして触れる。
その瞬間、私の口の中で快感が弾けた。
「けふっ!?」
快感を増幅する電気でも流されたかのように快感が走り、唾液が無性に分泌された。
自ら進んでフェラチオをした時のように、唾液が溢れたのだ。
慌てて唾液を飲み込んだ私は、水晶の「触れた者にも同じ快感を与える」というのは水晶んい触れた場所ではなく、間接照明ちゃんに水晶が設置されている場所と対ウする場所に快感が走る、ということらしい。
つまりもし秘部に嵌め込まれた水晶に触れていたら、私の秘部に快感が走っていたということだ。そこに不要に手を伸ばさなくて良かったと私は思った。
それにしても、手と口でこんなに気持ちよくなれるのだから、あそこに嵌め込まれた水晶に触れた時には、どれほど気持ちよくなれてしまうのだろうか。
いまは手を伸ばす勇気が出ないけど、いつか試してみたいものだった。
「よし、では次にいくぞ。玄関マットになりたい奴がいたな」
羽桜ちゃんは次々と私たちを家具へと変えていってくれた。
玄関マット。
本来のマットが置かれていた場所をくりぬいて、人が独り寝転べるスペースが作られた。
そこに全裸でマットになることを希望した子が仰向けに寝転び、両手を顔の横に、膝を胸の横に持ってくる姿勢を取った。
カエルが潰されたような体勢、といえばそうなのだけど、あまりにも無惨な格好だった。
その上から羽桜ちゃんは透明なジェルのようなものを板状にして、その子の上に敷いた。
ジェルのように見えたそれは一種のスライムだったらしく、玄関マットちゃんの呼吸や下の世話をしつつ、上を通った者の体重を絶妙に軽減して伝えるのだという。
上を歩く者からすると柔らかい床の上を歩くようなもので、足元で玄関マットちゃんが悶えているのが伝わってくるのだった。
ジェル状スライムが本来凸凹している人間の体をフラットになるように覆ってくれているおかげで、人間の身体のまま玄関マットになるという望みを叶えてくれていた。
ベッド。
ここは希望者が多かったので五人を纏めてベッドにした。
玄関マットと同じ要領でやるのかと思ったら、今回はマミフィケーションでよく見るように、特殊な布のようなテープで全身をぐるぐる巻きにし、そして互い違いにして並べてマット代わりにしていた。
その上から通常の白いシーツの代わりに分厚いラバーで出来たフィルムを被せ、ベッドの寝台にぴっちりと圧縮して固めてしまう。
少し凸凹はしているけれど、寝れなくはないかもしれない。実際に寝てみると人肌に暖かく、少々硬くはあったけど、ベッドとして機能しそうな感じではあった。
ちなみに彼女たちは呼吸が出来ないほど厳重に圧縮されているけれど、彼女たちをぐるぐる巻きにしたテープに「包み込んだものの状態がそれ以上悪くならないようにする」魔法がかけられているらしく、どれほど時間が経っても窒息はしないし、苦しくもならないらしい。
ただし快感を得る方向については「悪化」とは捉えられないらしく、自由に感じられるというのだから、至れり尽くせりだった。
スピーカー。
ダイニングに置いてあった大きなテレビとスピーカー。そのスピーカーになりたいという子たちもいた。
正座した状態で足は固定され、手は後ろに回してコの字型でこちらも固定。
大きく開いた口にスピーカーの音が出る部分をそのまま嵌め込まれた。さすがにテレビの音をそのまま自分の口で再生させるのは魔法でも使わないと無理だから妥当だ。むしろそういう物の一部となるのが私たちの目的だったのだから、的確な手法といえる。
ただ、その本来のスピーカーの後ろから伸びるはずのコードは、スピーカーとなった子の体内を通過してお尻の穴から飛び出していた。スピーカーから伸びたコードが蛇のようにうねうねと動き、その子の口の中に潜り込んでいったシーンは、暫く夢にみそうだ。
体内をコードが貫通するなんて、普通は味わえない感覚だ。物になった感覚はよほど強いだろうから、とても羨ましくなってしまった。
テレビの左右に口がスピーカーとなった子がふたつ並んでいるのは、実に倒錯的で人間家具の真骨頂、という感じだった。
ふたりはテレビの音を口から流す度に、その音の強弱によって快感を感じるようにされていた。
もしもロックミュージックとかドンパチするアクション映画なんかが流されたら、彼女たちがどんなに感じるのか、試してほしいところだ。
そんな風に様々な形で様々な場所に、人間家具を希望した私たちは使われて行き――そしていよいよ私の番になった。
すっかり人間家具が席巻している家の内装を見渡しながら、私は羽桜ちゃんのすぐ傍に立つ。
「……ありがとう、羽桜ちゃん。皆幸せそう」
言葉を紡ぐのは苦手だけど、私は羽桜ちゃんにそう感謝の言葉を口にした。
羽桜ちゃんはいつも通り「別に構わん」とこともなげに応えてくれる。
「さてお主だが……結局それでよいのか? いままで見て来た中で良いと思えたものもあったのだろう?」
最終確認をしてくれる羽桜ちゃん。
確かに仲間たちが色々な家具に変わっていく中で、私が想像していなかった工夫で家具になっていた人もいた。正直その工夫に惹かれたこともあったけど。
私は最初の望み通りの家具にしてもらうことを選んだ。
シンプル・イズ・ベスト――私は『椅子』にしてもらうのだ。
すべての希望者を人間家具に変え、余はひとつ息を吐いた。
(全く本当に人間の欲望というものは……)
存在を物質に変える魔法を望むのなら、まだわかる。
以前半ば液体化して、瓶詰めになることを望む者がいたからだ。
しかし、そうではなく人間の身体の基本的な構造は維持したまま、家具のような形にして扱われたいという欲望は、正直余の想像の埒外であった。
(まだまだ余は人間を学びきれていないのかもしれんな……)
余は最後に家具へと変えた少女――椅子となったその者に歩み寄る。
構造としてはシンプルだ。座面しかない四角い通常の椅子の上に、でんぐり返しの途中のような姿勢に縛り付けたその者がいる。
背を椅子の座面に着け、両手はまっすぐ天井に向けて伸ばし、その手首に足首を合わせるように足を曲げさせ、固定している。要は両手と両足の膝から先で椅子の背もたれを作っているようなものだ。
太ももが座面となっていて、そこそこ座り心地はいいはずだった。
余は試しに、その椅子となった者に腰かけてみる。
「んぅ……っ!」
いまの余の体重は軽い方ではあるが、それでも人間一人分は当然ある。
それがまともに圧し掛かり、椅子となった者は苦し気にうめき声をあげた。ちなみにその口には開口具を嵌めてあり、どうあれ言葉は発することの出来ないようにしてあった。此奴に関しては栄養補給は口から行うようになっているため、この家を利用する者にはメンテナンスを義務付ける必要があるだろう。
意外と座り心地は悪くなかった。その者は比較的肉付きはスレンダーな方であったが、やはり女体だけあって柔らかさは相応にある。尻の下になっている部分が太ももで、背を預けるところがふくらはぎであるため、思ったよりは悪くない。
「ふむ……ついでだ。せっかくだから遊んでやろう」
余は椅子に深く腰かけ、足を開いて股の間に視線を落とす。
体勢的に当然だが、そこには椅子となっているものの股間が無防備に晒されていた。椅子として扱われているにも関わらず――あるいはだからこそ――此奴の秘部はすでに濡れており、開き気味の様子だった。
適当な太さのバイブを取り出し、早速挿入していく。
「んぐっ! んふぅっ!」
体勢はがっちりと固定されているため、いくら暴れようとしても痙攣程度の動きにしかならない。余はバイブを抜き差ししつつ、此奴のクリトリスを指で弄ってやった。
ビクビクっ、とそのものの膣が収縮し、潮を噴く。
「まだそんなに刺激しておらんぞ……全く、家具にされただけでこんなに感じておるか」
度し難い変態よな、と煽ってやると余計に性器から愛液が滴る。
余はその滴る愛液を利用し、アナルの方にもおもちゃを入れて遊んでやることにした。
アナルビーズを取り出し、全体を愛液に塗して一個ずつ挿入していく。
一個ビーズを押し込むたびに、椅子がぶるぶると痙攣し、少しマッサージチェアのような気持ち良さだ。
「安心するがよい。どんな変態でも、余は受け入れてやる」
ドン引きはするが、どのような欲望であれ、余が拒絶する理由にはならない。
その言葉を聞いて安心したのか、それとも単に限界だったのか――椅子となったそやつは激しく全身を痙攣させ、大量の愛液を噴き出しながら、幸せそうに絶頂した。
軽く身を捻ってそやつの顔を覗き込むと、開口具で満足な呼吸が出来ずに苦しみつつも、幸せそうな顔で白目を剥いて、気をやっていた。
今日から暫く連休だ。
「家具として――物として扱われる悦びを、せいぜい噛み締めるがいい」
その間、こやつらは皆人間家具として過ごすことになる。
普通ならば絶望する話であるが、自らそれを望んだそやつらからは。
歓喜と絶頂に満ちた思念が返ってくるのだった。
つづく