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夜空さくら
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触手幼女とおねえちゃん ~天才触手幼女といっしょ~

■ 触手娘ならぬ触手幼女。幼いその存在を導く『お姉ちゃん』。典型的なおねロリかと思いきや、実はお姉ちゃんにはある目的があり――ふたりの辿り付く衝撃的な結末とは。

■ 嵐の前の静けさ。今回は触手幼女とおねえちゃんの日常。天才の片鱗を見せる触手ちゃんにお姉ちゃんが思うこと。そして次回、ついにその時が訪れます0w0クワッ


■ 『序』は全体公開、その後は支援者様限定公開となります。ご了承ください。

■ この作品には百合、触手姦、人体改造、異種和姦などの描写が含まれます。苦手な人は回避をお願いします。

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 触手ちゃんと暮らし始めて早数か月。

 何事も恐ろしく吸収の早い触手ちゃんは、もうすっかり立派な触手族として、恐ろしいまでの技巧を発揮するようになっていた。

 昨日の夜も触手ちゃんと交わりあったけれど、途中から訳がわからないくらいに気持ちよくさせられてしまい、気付いたら朝だった。

 起き上がろうとしてベッドについた手がガクガク震え、体重を支え切れずに倒れ込んでしまう。

(やば……ちからはいらない……)

 気を失ってからも触手ちゃんが満足するまで責められていたのか、体力が根こそぎ奪われていた。

 そんな状態で、裸のままベッドの上に寝転がっていたけれど、室温は一定に保っているので、風邪は引かずに済んだようだ。

 頭もボーっとするし、喉もカラカラで息をするだけで苦しい。

 でもこのまま倒れたままでいるわけにもいかない。

 私はなんとか起き上がろうと身体を横向きにして――触手ちゃんが隣ですやすやと寝ていることに気が付いた。

 こうして見ると、なんともあどけない姿だ。これがひとたび『そういうこと』をするとなると、全身責め具の危険な存在になるのだから、触手幼女は侮れない。

 触手ちゃんの頭に手を伸ばし、撫でる。触手が擬態して構成されているとは思えないほど普通な、髪の毛のようなサラサラした感触を覚えた。

 そんな触手ちゃんの頭を撫でながら、私は考える。

(名前、やっぱりつけないのは問題よねぇ……でもなぁ……)

 数か月一緒に暮らしていながら、私は触手ちゃんに名前をつけていなかった。

 いつか彼女から引き離されてしまうであろう私が、彼女の名づけ親になるのが躊躇われたのだ。

 私は彼女を本来連れ出してはダメな場所から連れ出している。

 奇跡的にまだ見つかってはいないみたいだけど、捜索の手が私のところにたどり着くのも時間の問題だ。

 触手族、それも幼体を勝手に連れ出すのは立派な犯罪であり、いずれ私は警察に捕まる。いま一緒に暮らしている触手ちゃんとも、二度と会えなくなるだろう。

 そんな犯罪者が名づけ親になるのは問題だろうという考えから、私は彼女を『触手ちゃん』としか呼んでいなかった。

 自分のエゴで触手ちゃんを利用しているのに、何を言っているのかと人からは言われてしまうだろう。

 けれど私は、触手ちゃんには幸せに生きて欲しいのだ。

 その際、名前を呼ばれる度に犯罪者のことを思い出すような状態にはさせられないというのが、私の考えだった。

 まあそもそもそんなことを気にするのであれば、ちゃんと管理された場所で暮らしていけるように、専用の施設に彼女を返した方がいい。

 どこまで言っても私のエゴでしかないのである。

 そんなことを思いながら触手ちゃんの頭を撫でていると、その刺激でか触手ちゃんがぱちりと眼を開いた。私は彼女に向けて、余裕を見せるために微笑む。

「……ぉ……けほっ。ぉ、おは、よう。よく、ねむれ、た?」

 喉が乾きすぎて全部台無しになってしまった。

 幸い触手ちゃんは私の声がガラガラでも気にすることなく、普通に応えてくれる。

『おはよう、おねえちゃん』

 一音一音区切るような形でしか喋れなかった触手ちゃんも、いまやすっかり滑らかに喋れるようになっていた。成長著しい彼女に、私は引け目を感じてしまう。

 彼女の『お姉ちゃん』として出来る限り優位に立っている風に振る舞ってはいるが、いい加減触手ちゃんにもその無理は伝わってしまっているような気がする。

 触手ちゃんは私の体に抱きつきつつ、背中から一本の長い触手を伸ばし、冷蔵庫からポカリスエットのペットボトルを取ってきてくれた。

「あ、ありが、と……いい、子、ね……」

 最近触手ちゃんと『そういうこと』をした翌日は、いつも真っ先にそれを取り出しに行っていたのを覚えられてしまったようだ。

 情けない話ではあるが、助かるのも事実だったので、触手ちゃんにお礼を言ってそれをありがたく頂くことにする。

 乾ききった体に、冷たいポカリスエットは染みわたるような美味しさだった。

「ぷはぁ……っ」

 元々そんなにお酒は嗜まない方なのだけど、夏の暑い盛りに呑むビールがこんな感じだ。

(はぁ……生き返るわぁ……)

 水分が体に染み入って満たされていくのを感じた。

 そんな私の姿を、触手ちゃんがじっと見つめてきていた。人型に擬態している眼もその一部ではあるけれど、触手族は全身が感覚器だ。だから、視線の強さも眼が二つしかない人間とは比べ物にならないくらい強かった。

 全身に突き刺さるような視線を感じて、若干居心地が悪い。

「……ど、どうしたのかしら?」

 恐る恐るそう尋ねてみると、触手ちゃんはじっと私を――口元に運んでいるペットボトルを見つめながら口を開いた。

『それ。おいしい?』

 どうやら私があまりにも美味しそうに呑むものだから、気になったということらしい。

 触手ちゃんには触手専用のものしか与えて来なかった。でも別に人間の食べ物・飲み物が受け付けないというわけじゃない。

 万が一触手族の体に合わないものを食べさせてしまったら、病院に連れていけないから、あえて専用のものしか与えてこなかったのだ。

(ポカリスエットくらいなら……平気かしら)

 私は念のためポカリスエットのラベルを隅から隅まで確認する。人間が飲み食いするもので、触手族に与えてはいけないものにはちゃんと注意書きがされている。もちろん事前に調べてダメな物は一通り覚えてはいるけど、念のためだ。

 特に問題なさそうだったので、ペットボトルを触手ちゃんに差し出した。

「飲んでみる?」

 そう言った途端、触手ちゃんは嬉々として私が持っているペットボトルに吸いついた。

 私は慌てて角度を調整し、程よく流れ込むようにしてあげる。

 ごくごく、と美味しそうに飲む触手ちゃん。こうして見ると、本当に普通の女の子だ。

 少し朗らかな気分になっていると、触手ちゃんはペットボトルから口を離し、舌を出してぺろりと自分の口元を舐める。

『……うん。だいたい、わかった』

 その言い回しに若干引っかかるものを感じる。

(味の話かしら……? 美味しいとかじゃなくて?)

 何がわかったというのだろうか、という私の疑問は、すぐに解消されることになる。

 私の胸辺りに抱きついていた触手ちゃんが、よじよじと私の体を這い上がり、顔と顔の位置を合わせたかと思うと、いきなりその口を私の口に合わせてきた。

 ちょっと驚いたものの、いきなり濃厚なスキンシップを始めたことがないわけではなかったので、そのまま素直に受け止める。

 だが触手ちゃんの舌が私の口の中に入ってきて、その余裕もなくなってしまった。

 舌は元から触手っぽい器官ではあるけれど、個人差はあれどさほど長く伸びるものじゃない。だけど、触手族の舌は人間の舌の倍以上は伸びる。その上、その自由自在さも人の舌とは全く比べ物にならないからだ。

 触手ちゃんの舌が、私の口内を弄るように動いている。

「ん……っ、え、ちょ……っ、触手、ちゃ……むぁっ」

 口の中が触手ちゃんの舌でいっぱいになっている。

 かと思えば、触手ちゃんの舌がいきなり喉の奥まで滑り込んできた。

「うぐっ!?」

 一瞬呼吸できなくなってさすがに動揺したけれど、触手ちゃんの舌は構わず私の喉の奥、食道の方へと入り込んで来た。

 反射的に吐き戻しそうになった私の体の反応を、触手ちゃんの舌は軽く突破して、さらなる奥へと入り込んでくる。

 下手したら胃まで到達しているのではないかと思いかけた時、私の身体の中で妙な感覚が弾けた。

「!?」

 お腹が内側から張っていく感じがする。

 それが触手ちゃんが挿し込んできた触手の先端から、大量の液体が分泌されているのだということに、私は暫くしてから気づいた。

(ま、まずい。また昨日みたいに翻弄されてしま……う……?)

 咄嗟にそう思ったものの、私の身体は全く別のことを感じていることに気付いた。

 口の中で触れている触手ちゃんの舌から、スポーツドリンク独特の味がする。あるいはそれはさっき本人が飲んだドリンクの味かとおもったけど、それは残滓にしてはあまりにも濃い味だった。

 まるでそこから――舌から滲みだしているかのようだ。

 そう考えてから、その可能性が高いことに気付いて戦慄した。

(まさか……スポーツドリンクが分泌出来るようになったと言うの!?)

 触手族の中には、器用にそういうことが出来る触手もいるらしい。

 けれどそれは結構な高等技術らしかったので、触手族なら誰でも出来るというわけでもないことだ。

 それを、触手幼女の彼女がすんなりとやってのけている。

(もしかして……この子、天才、だったり……?)

 ごくり、と触手が突っ込まれた喉を鳴らす。

 元々種族的に学習能力が高いことに加えて、彼女自らが貪欲に『学ぼう』としているこの環境が偶然いい方向に転がった結果なのだが、私はそれを知らない。

 スポーツドリンク相当の分泌液を大量に注がれた結果、私のお腹は外からでもぽっこり膨らんでいるのがわかるようになってしまった。

(う……さ、さすがにこれ以上は……っ)

 お腹が破裂するかもしれない。冷汗が一筋頬を流れる。

 幸い際限なく注ぎ込み続けるほどの無茶はせず、注ぎ込むのを止めた触手ちゃんがその触手をずるずると私から引き抜いていく。

「う……おごっ……うぇ……っ!」

 触手ちゃんの舌が引き抜かれ、私は小さく咳き込んだ。

『……どう? まだ、つらい?』

 私の首に腕を回し、体を摺り寄せてくる触手ちゃん。

 お腹が破裂しそうなほど膨らんでいるのに、辛くないわけが――と思いかけて、頭がやけに冴えているのを自覚する。

「……えっと、そう、ね。もう大丈夫よ」

 気づけば喉のかすれもいつのまにか収まっている。力の入らなかった手足にも、ずいぶん力が戻っていた。

 私は体を起こしながら、その驚きの回復力を実感していた。

(……スポーツドリンクを飲んだだけでこんな風にはならないでしょ……もしかして)

「しょ、触手ちゃん。飲ませてくれたのって……スポーツドリンクだけ?」

 明らかに元気になりすぎている。私の質問に対し、触手ちゃんは私の首元に顔を埋めつつ、応えた。

『ちょっとだけ、たいえきもまぜた』

 通りで元気になるはずである。

 でもそれにしてはそういう気分になっていないのが不思議だった。

(昨日散々やったから……ってわけでもないわよね。触手族の体液はそんなことお構いなしだったもの……)

 ほとんど薬漬けの拷問にも近い。

 疑問に思っているのが伝わったのか、触手ちゃんは続けて応えてくれる。

『おねえちゃんが、げんきになるようにだけ、した』

 彼女の言うことがその通りの意味なのだとしたら、自分の体液の成分を自由に弄れるようになっているということだ。

(真面目にこの子、超天才なんじゃ……?)

 そういうことが出来るということは誰にも教わっていないはずだ。

 触手族なら本能的に出来るようになることなのかもしれないけれど、そうだとしてもこの幼さでかなりの才能を感じるのは間違いではないはずだ。

 別にそういう子じゃなければいいという話でもないけれど、やっぱり彼女をこうして自分のエゴで連れ出したのは、とても罪深いことのように感じられた。

 ちゃんと教育を受けていれば、もっと――

『おねえちゃん、おなかすいた』

 私はその呼びかけに物思いに沈みかけていた意識を浮上させる。

 見れば、触手ちゃんが私を見て切なげな表情を浮かべていた。

(そうだ。いまは私がこの子のお姉ちゃんなんだから……! しっかりしなきゃ!)

 私は内心で息を吐き、気持ちを切り替えて触手ちゃんに向けて笑顔を浮かべる。

「そうね。朝ごはん、食べよっか」

 触手ちゃんにもエネルギーは必要だ。触手用のエネルギードリンクは大量に用意してある。

 いつも通りそれを用意してあげようと私は触手ちゃんを抱きつかせたまま、立ち上がった。触手ちゃんの人型部分はまだ小さいし、人間に比べると体重はずいぶん軽いので、私のような非力な女性でも抱っこしたまま動くのにも支障はなかった。

 そうして台所に移動した私に、触手ちゃんは珍しく求めてくる。

『おねえちゃんのりょうり、たべたい』

 そう言ってくるのは初めてのことだった。

「え……。そうね……自分の分は作るから、一緒に貴女の分も作るわね」

 あまり奇抜なものでなければ、食べさせても問題はないはずだ。

 私は簡単な料理を作ってあげるべく、抱っこしていた触手ちゃんを床に降ろす。触手ちゃんは離れてもいいのに、私から離れようとしなかった。

 裸の上からエプロンを付け、調理を開始する。

 思えばすっかり裸族生活にも慣れてしまった。

 穏やかで幸せで、かなりエッチで。

 すっかり定着した触手ちゃんとの日常。


 それが崩壊する時は、もう目の前に迫ってきていた。



触手幼女とおねえちゃん ~天才触手幼女といっしょ~ 終わり


Comments

今回は少し控え目エッチな話になりました^w^ 次回から実質最終場面なので、ご期待くださると幸いです0w0クワッ

夜空さくら

投稿お疲れ様です! 今回はちょっとエッチな日常回でしたね♪ どんなふうに日常が崩壊するのか? 幼女ちゃんがある意味で暴走をするのか、はたまたお姉ちゃんの懸念通り逮捕エンド的な方向に行くのか? 続きが楽しみです!

ミズチェチェ


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