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夜空さくら
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レンタルご主人様 プロローグ

■ マゾヒストのユーザーの希望通りのご主人様をレンタルすることが出来るサービス『レンタルご主人様』。成績優秀な大学生・九条優紀は、そのサービスを利用して自分の理想のご主人様にメス犬調教をしてもらっていた。レンタルのご主人様とはその時限りの付き合いというのが鉄則なのだが、ある日プライベートで『ご主人様』らしき人物と関わり合うことになってしまった優紀は……

■ 新作の調教物(百合和姦・ハッピーエンド)です。5回くらいで一区切りつける予定です。今回は調教されるエロシーンにがっつり力を入れたいと思っていますので、どうぞお楽しみくださいーw-フフフ……

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 私の一週間に一度の楽しみは『ご主人様』に会えることだった。


 事前に指定されたホテルに行くと、勝手知ったる様子でフロントがチェックインの手続きをしてくれる。

 部屋に入った私は、早速『ご主人様』を出迎える準備を始めた。

 着ている服を全て脱ぎ、タイマーロック式の金庫の中に全部放り込む。

 それを閉めて鍵をかけてしまえば、私の持ち物は何もなくなる。

 私が部屋に置いてある大鏡の前に立つと、なんとも中途半端な顔立ちで、無駄に発育のいい体が映し出された。

 顏は平々凡々の地味顔なのに、この無駄にいいスタイルのせいで何度面倒に巻き込まれたことだろう。

 こっちが地味な顔をしているからって、気が強くないように見えるのか、痴漢やら強引なナンパやら何やらに逢うことはしょっちゅうだった。

「こんな肉の塊の何がいいんだか……」

 そう思いながら、牛みたいに大きな乳を揉みしだく。

 妙に柔らかく、妙に弾力があって、確かに気持ちいいかもしれないけど、変な男をほいほい呼び寄せるからプラスマイナスでいえばマイナスだ。

 はぁ、と溜息を吐いてしまったところで、私は慌てて頭を振る。

「ダメダメっ! 今日はそういうのを忘れるために、ここに来てるんだから……! 考えるのは、止め!」

 せっかくの楽しい時間を、普段のようなネガティブな思考で潰してしまうわけにはいかない。

 私は意識して頭を切り替えつつ、急いでシャワールームへと向かう。

 体を隅々まで綺麗にしていく。首から上に関してはちょっと適当だけど、口の中のケアは徹底的に行った。

 ピカピカに磨き上げた上で、今度は中の処理だ。

 イチジク浣腸を使ってお腹の中もすっきり綺麗にし、股間をシャワーで軽く洗い流す。

 外も中もすっきりさせたところで、いよいよ本格的な準備を始める。

 ベッドルームに戻った私は、自分専用のラバースーツを取り出した。

 これは事前にご主人様が用意してくれた――という体で、事前に送っておいた愛用のラバースーツだった。

 それに足先から順番に身体を収めていく。

 結構な金額をかけてオーダーメイドで作っただけに、私の身体にぴったりフィットしている。

 ただ、少しだけ太腿がきつく感じた。

(う……っ、太った、かしら……)

 不摂生や暴食をしているつもりはなかったけど、最近のストレスで体型が若干崩れたのかもしれない。

 今日解消することで、元に戻るかどうか、しっかり見極めないといけないだろう。

(『ご主人様』に、だらしない子だなんて思われたくないものね……!)

 自分で考えて、結構ずっしりと重みを感じた。

 実際、『ご主人様』のためなら、ダイエットだってトレーニングだって、なんだって出来るような気がする。

(いっそ『ご主人様』に命じてもらうとかありかな……んん、いやいや。ご主人様に頼りきりになるなんて、そんな情けないことでどうするの……っ)

 どうしても『ご主人様』には甘えたくなる。

 そんな自分の甘えを感じて、私は気持ちを改めて切り替えた。

 あまり『ご主人様』の手を煩わせてはいけない。

「……ととっ、そんなこと考えてる場合じゃない。急がなきゃ!」

 刻一刻と迫る約束の時間を意識して、私は慌てて準備を再開する。

 ラバースーツの袖に両手を通す。本当は腕先までぴっちり覆われるタイプが良かったのだけど、それだとフィッテイングが相当大変になるので、ラバースーツは手首までしかない。

 その上から同じ材質で出来たグローブを身に着ける。これは自分の手の先に合わせて作ってあるので、シワもほとんど出来ないほどだった。

 グローブを嵌めた両手の手首にラバースーツとグローブが重なる境目が出来てしまうので、その上に手枷を装着する。

 リストバンドのように見えるけど、革のベルトでしっかり締め上げて固定出来るようになっているので、それを用いて動かないように固定した。

 これで首から下の身体はほぼ隙間なくラバーに覆われたことになる。

 ラバースーツを内側から盛り上げている胸を、両手で揉み、位置と形を整えた。

――ギュっ、ムギュッ、ギュムッ……!

「んっ……このラバーとラバーが擦れる音が……溜まんないんだよねぇ……♡」

 その感触に暫し酔いしれた後、準備の続きを始める。

「ふぅ……さて、次は……」

 私は全頭マスクを手に取る。そのマスクは目と鼻、そして口以外は全部覆ってしまうタイプだ。

 目の部分には外側からは内側が見えない曇りガラスが嵌め込まれていて、身に着けている者の正体を隠すことが出来る。

(……本当は、『ご主人様』には全てを曝け出したいけど……仕方ないよね)

 私は少しだけ残念な気分になりながら、その全頭マスクを身に着ける。

 そして、その全頭マスクとラバースーツの境目を埋めるように、犬の首輪を巻き付け、閉めた。

 その首輪には普通の首輪にはない、南京錠をかけるための金具が存在する。

 とても分厚い南京錠をかけてしまえば、私は鍵無しではラバースーツを脱げなくなった。

 鍵は荷物の中に一緒にあるので、それを手に取る。

 もう一度大鏡の前に立ち、自分の姿を確認した。

 さっきここに映っていた地味な女はそこにはおらず、いやらしいラバースーツに身を包んだ変態女がそこにいた。

 全身の中で唯一、口だけが外気に触れていて、その穴からは真っ赤な口内が覗いている。

「はぁ……はぁ……っ」

 鏡の中の変態女は、息を荒げている。

 私の心臓はドクドクと激しく高鳴っていて、いまにも破裂してしまいそうだ。

 体中が熱くなっている感覚があり、これから待っていることに興奮しているのがわかる。

(落ち着いて……落ち着いて……)

 私はそう自分自身に念じつつ、部屋の入口へと向かう。

 邪魔にならない程度の位置に腰を下ろし、正座をして背筋を伸ばした。

「んっ……」

 手にしていた首輪の鍵を口で咥えつつ、私はその姿勢で止まった。

 壁にかけられた時計がカチカチと音を立てている。

 時間が経過していることを自覚し、益々高まる心臓の鼓動を感じていた。

 いまの私の耳は全頭マスクに覆われているから、外の音より自分の身体が奏でる音の方がよく聞こえる。

 どくん、どくん、どくん。

 耳の辺りに心臓があるような、酷く緊張した時と同じような状態になり、ますます体が火照る。

 その耳が、微かな音を聞きつけた。

 部屋の扉の外から、誰かが近づいて来る。

「……っ!」

 その事実に、私の心は歓喜に打ち震えていた。

 鼻息が自然と荒くなり、心臓の鼓動はさらに大きく高鳴る。

 私が見つめている前で、部屋の扉のノブが回った。

 ゆっくりと扉が外から開かれ、その隙間から一人の女性が顔を出す。

 色黒で、派手な化粧と服装をした女性だった。

 言ってしまえば、ひと昔前の『ギャル』というものだろうか。

 そんな彼女が、床に正座し、じっと待っている私の姿を目に留めた。

 彼女の目が、細められる。

「ふふっ……ゆきっち、ちゃんとあたしが前に教えた通りの格好で待ててるじゃん♡」

 そう呟いた彼女は、そのごついブーツを脱ぐと、ぺたぺたと歩み寄って来て、私の咥えている首輪の鍵に指をかける。

「それじゃあ、面倒だけど決まりだからいつものね。……これをあたしが手にした時から、プレイスタート。今日は二時間コース――間違いないね、ゆきっち?」

 端的な確認が済まされる。

 私はドキドキと高鳴る心臓を感じながら、こくりと頷いた。

 それと同時に、私の咥えていた首輪の鍵を、彼女の手が取っていく。

 そして彼女――『ご主人様』は私に告げた。

「今日もいっぱい虐めてあげるから……覚悟しなよ、ゆきっち♡」

 笑いながら、囁くように、『ご主人様』がそう告げる。

 私はそう囁かれただけで――体が歓喜に震えるのを感じた。


 『レンタルご主人様』に責められる期待で、私の身体はすでに興奮状態にあったのだった。


つづく 

Comments

ありがとうございます!^w^ ペットをレンタルする話はよくあるので、ご主人様をレンタルする話にしてみました0w0ムフフ

夜空さくら

こんな話もとてもいいですね!ありがとうございます!

goremz


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