SamSuka
夜空さくら
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ふたりで過ごす、全裸の夏 村巡りと丸出しハプニング

■ 再び、全裸の夏が始まる――。

■ ハプニングによる隠れ露出嬌声開始はやはり鉄板ですよねーw-ウム そして最近は舞台装置としてとても便利な動画投稿者に目を付けられるところもベター。露出の王道を行きましょう0w0クワッ

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 この村は基本的に大らかだ。

 元々色んな場所からこの村に集まって来た者が多いという特徴があり、数世代さかのぼるだけで、北は北海道から南は沖縄まで、多くの移住者が身内にいるという独特の風土があった。

 ゆえに田舎によくある排他的な感覚はあまり見られない。

 誰とでも仲良くなれる者が多く、そういう意味ではなっちゃんはこの村の象徴ともいえる存在だった。

 初対面でも物おじしない人懐っこさ。

 正確なのかどうかは怪しいけれど、色んな方言を口にする辺りは、色んな地方の出身者が集うこの村でこそ身についた習慣なのかもしれない。

 そんななっちゃんはいま――私と一緒に、神輿を担ぐ人たちに囲まれ、なんやかんやと世話を焼かれていた。

「なっちゃん、れいちゃん。ちゃんと水飲んだか?」

「塩飴も舐めとき! 体ぁ必要思う前に取らなあかんよ!」

「しかし、なぎさもおおきゅうなっちょるのぅ」

「なぎさと鈴は同い年じゃったか? みえんのー」

「れいちゃんは大人っぽいのー。胸もでかぁし」

「そういうの、セクハラちゅうやなかったか?」

「ほんまけ!? こらすまなんだ……」

「なっちゃんとこのおばあにどやされるで」

「若い子が村に増えるのはええことやけんなー」

「華があるわいな。わしらみたいなじじいとちごて」

「ちがあない!」

 ガハハハ、と豪快に笑う村のおじいさんたち。

 おじいさん、といっても、その体つきの逞しさは一般的に想像するようなご老人とは一線を画している。

 大工の棟梁みたいな筋骨隆々とした人ばかりで、病気やボケなどにも一切縁遠そうな人たちだった。

 私はその人たちの生きるエネルギーみたいなものに圧倒され倒しだったけれど、なっちゃんはそんなおじいさんたちに平然と話しかけたり、合いの手を打ったり、時には平手でその背中をどついたりしていた。

 スキンシップという奴なのだろうけど、私から見てるとハラハラするようなことだったので、不安で仕方ない。

 そんな私の様子をどう感じたのか、おじいさんたちが一致団結して声を上げ始めた。

「よーし! おまえさんら! 今日はこのれいちゃんの初乗りの日じゃ! わしらで一丸となって、盛り上げたらなああかんぜよ!」

「おおおおおおーッ!」

 すでにものすごく盛り上がってるおじいさんたち。お酒を飲んでいる様子はなかったのだけど。

 私はそんな盛り上がりの中、こっそりなっちゃんに確認する。

「なっちゃん……初乗りの日って……」

「初めて神輿に乗る日のことさね」

「私、本当に何もしなくていいの? 乗ってるだけで?」

 旗とかは振ることになってるけれど、やってもらっていることに対して、やることが少なすぎる気がする。

「大丈夫やでぇ。おじいたちがいいように盛り上げてくれるんで」

 れいは振り落とされんようになー、となっちゃんはにこやかに告げる。

 ある意味恐ろしいことを言われたような気がするけれど、いまさら「やっぱりやめます」といえるような雰囲気でもない。

「ほな鈴! 神輿の上に乗りぃ!」

 音頭を取っていたおじいさんに促され、私は恐縮しながら神輿の上に昇った。

 練習の時にも思ったけれど、割と高く感じる。

 神輿の上にある横たわった棒に腰かけると、昇って来たなっちゃんが命綱を腰に結んでくれた。

「ほいじゃ、しっかり頑張るやで」

「う、うん……! 見ててね、なっちゃん」

「当たり前じゃ。れいも固くならんと、楽しむんやでー」

 そう和やかに言ってくれたなっちゃんは、身軽に神輿の上から降りていった。

 さすがはなっちゃんというかなんというか。私は上るのも降りるのも結構大変なのだけど。

 そんなことを考えていたら、ついに神輿が動き出すときが来た。

「よっしゃ、担げー!」

 元気いっぱいの男の人たちが、私が座っている神輿を肩に担ぎ、苦も無く持ち上げてくれる。

「わ、わわっ……!」

 高い。リハーサルの時より高く感じるのは錯覚だろうか、それとも、昼と夕方の周囲の暗さの違いか。

 いずれにせよ、神輿の練り歩きがとうとう始まってしまった。



 神輿に乗せられて、運ばれていく。

 リハーサルの時より大きく揺れているのは私の勘違いではなさそうで、跨がった丸太に思わず手を突いてしがみついていた。

「わっ、わわっ……!」

 ゆっさゆっさと神輿が揺れる。私は運動音痴だけど三半規管は弱くなくてよかった。

 もし車とか船とかに酔いやすい体質だったら一発でアウトだっただろう。

「えいさっ、ほいさっ、えいさっ、ほいさっ!」

 神輿を担いでくれている人たちは、ものすごい息の合わせっぷりで私を運んでいく。

 ぐわんぐわんと身体が上下左右に揺れ、なっちゃんのいった『振り落とされないように』という忠告の意味がよくわかった。

 これに平然と乗って、しかも踊っていた子たちは何気にすごいことをしていたんだと改めて感じる。

「ほらほら! れいちゃんも一緒に声出して! あー、よいしょ! ほいしょ! よいしょ!」

「は、はいっ! よっ、よいしょ! ほいしょ!」

 私は羞恥とは全く違う理由で心臓がバクバク言っているのを感じつつ、元気なおじいさんに促されるまま、担ぎ手の人たちに合わせて声を出した。

 他の力強いかけ声にかき消されて、ほとんど周りには聞こえてなかったと思うけど。

 ただ、そうしていると、担ぎ手の人たちとの一体感を感じる。

(なるほど……これが一人前の証っていうのも、わかる気がする……)

 どちらかというと、村の一員として認められる感じなのかもしれない。

 私は祭りの高揚感を感じて、気持ちのいい汗を流すのだった。



 なお――鈴が意識していなかった事実として。

 神輿の揺れは、彼女の豊かなバストもよく揺らしていた。

 スポブラで押さえつけていても、鈴ほどの胸の大きさでは、揺れを完全に押さえ込むにはいたらない。

 もちろんその上にTシャツや法被を着ているのだから、その揺れる様子が直接見えているわけではなかったが、それでも揺れていることは確かに観測出来た。

 さらにこのときの鈴は、祭りの高揚感に影響され、とても活き活きとした表情で、頬を紅潮させて声を張り上げていた。

 その様子は嫌でも人の視線を集め、彼女のことを見る者の数を増やしていた。

 神輿の初乗りはもっと幼い時分に済ませてしまうことが多いため、鈴くらいの年代の少女が神輿に乗っているのは珍しい。

 そのこともあって、鈴の姿は彼女が思っている以上の人に見られていたのである。



 境内を通過し、屋台が立ち並んでいて人が集まっていた場所を抜け、神社の入口にある鳥居まで来た。

「よし、嬢ちゃん! こっからは大麻(おおぬさ)……旗を掲げな!」

「は、はいっ!」

 指示を受け、私は神輿の上に置かれていたものを手に取る。

 わかりやすく旗と呼ばれているけれど、よくある一枚の大きな布がはためくタイプではなくて、ひらひらしたリボンがいくつか先端から垂れているタイプだ。先端には鈴が突いていて、シャランシャランと音がする。

 いわゆる神主さんがお払いの時に手に持っている、大麻(おおぬさ)という道具の巨大なバージョン、という感じだ。

 棒は複数に分かれていたものを連結して、私の身長くらいはありそうな長さになる。

 ものすごく重いというわけじゃないけれど、ちょっと油断すると倒れてしまいそうになった。

「ととっ……!」

「落としなやー! 両手でしっかり持つんや!」

「はっ、はいっ!」

 いつもは私よりも年下の子供だって出来ていることなのだから、私が取り落とすわけにはいかない。

 ただ、旗事態の重さは大丈夫なのだけど、体のバランスを取るのに、両手が使えないというのが辛かった。

 それなりに長さもあるし、グラグラと揺らめいてしまう。

 冷や汗が頬を流れた。

「棒の下の方を着いても構わんけ! 無理すなよー!」

(棒を、着く……? あ、こういうことかな?)

 私はアドバイスに従って、棒の下の部分を自分が跨っている丸太に押し付けた。

 そうすると旗の動きも安定するし、体のバランス自体も取れるから、かなり楽になる。

 私の旗持ちが安定したのを受け、神輿の担ぎ手の皆さんが一層の声をあげる。

「よーし、練り歩き、いくでぇ! よっせ! わっせ!」

 声を上げながら動き始める神輿。

 それの上で旗を掲げて耐えながら――私は腰の辺りから不穏な感触を覚えた。

――ブチッ。

 何かが千切れるような、変な音と感触。

(え、待って……今の、感触って……?)

 私は恐る恐る自分の腰に視線を落とした。そして、その悲劇を目にする。

 履いていた褌の紐が千切れて、褌か脱げてしまっていた。

 思わず悲鳴を上げそうになるのを、ぐっと応える。いまここで騒いでしまったら、余計に注目されてしまうことがわかっていたからだ。

(まずいまずいまずい……! どうしよう! 旗を一端下ろさせてもらって――)

「れいちゃん! 旗振って旗!」

「ひゃいっ! ……はいっ! こ、こうですか!」

 シャランシャランと音を立てて旗を振る。

 私は両手が旗で塞がっていたので、開けてしまった褌を締め直すことが出来なかった。 

 性器が丸出しになったわけではないとはいえ、恥ずかしいことに変わりはない。

 下穿きは目立たないように肌色に近いものだったので、まるで本当に丸出しになっているかのようにも見えてしまう。

 暗闇の中でならなおさらだ。

(見られたら恥ずかしすぎる……!)

 私は周りから見えていないかどうかを改めて確認した。

 幸い、私が載っている神輿の上は、僅かに縁が持ち上がっているため、いまは周りから私の下半身は見えていない。

 ドキドキする感覚がいまさらながら羞恥心の方に傾いていった。

(わ、私、皆の前で、下半身裸になっちゃってる……!)

 ドキドキしながら、旗を振り続ける私。

 相変わらず色んな人が私に視線を向けている。

 楽しそうに笑いながら見つめている少年や少女の姿もあって、私は彼ら彼女らの純粋無垢な視線にますます興奮してしまう。

 あの子たちはまさか自分たちが見ている私が、下半身丸出しのような姿になっているとは思ってもいないのだ。

 そんな格好を晒してしまっている自分がとても恥ずかしく――そして、心地よかった。

(と、とにかく、気付かれないように、ポーズを維持して……維持して……っ)

 背筋を伸ばし、何事も起きていないことを強調する。

 しかし私がそうしているうちに――褌はとうとう私の足下に落ちてしまった。

 目立たないように身に着けている下穿だけを身に着けた股間が、跨っている丸太に食い込む。

(はぅ……っ!)

 褌が一枚あるかないか程度では、食い込みの刺激自体はほとんど変わっていないはずだ。

 だけどそこに意識が嫌でも集中してしまうせいで、私はいままでは意識していなかった丸太の食い込みも、バッチリ意識してしまうようになっていた。

(ふぐぅ……っ、んんぅ……! ひゃっ!)

 ひと際大きく神輿が揺れて、私の股間に丸太が食い込む。

 前後にも揺れて、食い込むだけではなく、擦れてしまう。

 声が出そうになるのを、なんとか堪えきった。

(やばい……やばい……っ! 声、出ちゃう……!)

 顏が真っ赤になっているのがわかる。

 夜の暗闇のおかげで周りには見えていないかもしれないけれど、明かりで照らされたらわかってしまう。

 田舎だから街灯は少ないのだけど、祭りのために道なりに吊るされた提灯はある。

 私はどうか自分の顔がハッキリ見えませんように、と祈るしかなかった。

 そんな私の視界に、妙なテンションの女の人が映った。

「――あっ、来ました来ました! あれがこの村の祭りで行われている練り歩きの神輿のようですね! 女の子……らしき人が神輿の上に乗っているのが見えます!」

 その人が目立っていたのは、自分で自分をカメラで撮影しながら、まるでリポーターのように喋っていたからだ。

 そのよく通る声といい、聞いた覚えのあるような『よくある』話し方といい、彼女が何者かはすぐに理解出来た。


 町おこしのために呼んだという――動画の投稿者だ。


つづく


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