拘束を捧げられる龍の話
Added 2024-02-02 14:57:49 +0000 UTC■ 正月に書いた作品のアフターストーリー?というかなんというかです。
■ これ単体でも読めますが、元作品も読んでいただけると嬉しいです。
■ 既存作品のこんな感じのお話も定期的に書いていきたいと思っていますーw-ペコリ
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その村の近くに棲んでいる龍は退屈していた。
巨大な体躯に、並外れた知性、天候すら変え得る強大な能力。
この世界には多くの化け物たちも存在していたが、龍はその中でも頂点に君臨する存在だった。
おおよそのことは何でも出来てしまうがゆえの、退屈を感じていたのだ。
食事もほとんど取らなくていいほど燃費が良く、外敵に脅かされるほど弱くない。
よってその龍は湖の畔で微睡み、時間を潰していた。
(んー……そろそろ、動くかのぅ……)
定期的に動かないと、植物の根などが張ってしまい、身動きが取れなくなる。
それを防ぐため、定期的に体を動かす必要があった。
その考えの元、体を動かそうとした龍は――思ったよりも太い根っこが、すでに自分の体に絡み付いていることに気付く。
(むぅ……思ったより、時間が経ってしまっているようじゃな……)
長い身体をくねらせ、体に絡みついている木を揺すり動かす。
根はしっかりと、厳重に彼女の体を巻き込んで生えているようで、龍が力を込めても多少揺れるだけで、中々引き千切れない。
「ん……っ、くっ……! 思ったより、根っこが育っておる、な……!」
そうぼやきながら、龍はさらに体を揺すり動かす。
ミシミシ、と木の根っこが体に食い込み、龍は思わずさらに大きな声を上げる。
「んんん……っ!」
(根っこが……体に、食い込んで……!)
ギシギシと音を立てる植物の根。
その絡み付かれる感触に、龍は不思議と奇妙な心地よさを感じていた。
体が動かせなくて不自由なはずなのに、妙にしっくりくる感じがある。
「んん……っ!」
(くるしいわけではないが……痛いというわけでもないが……程よい刺激が気持ち良いのぅ……んん!)
想像していなかった感触に身を震わせ、くねらせる龍。
その動きに合わせて、彼女の体に絡みついて、その場に留めていた木が軋み、悲鳴を上げ、ぶちぶちと根っこが千切れて倒れていく。
寝起きで力が入っていなかっただけで、ちゃんと目を覚まして力を加えれば、容易に脱出可能だった。
解き放たれた龍は体を振り、積もっていた土や埃などを振り払う。
そして自分をその場に拘束していた植物を見下ろし、残念そうに呟く。
「少々惜しかったかのぅ……次はもっと丈夫な木に絡み付かれてみるとするかの」
そんな他愛もないことを呟く龍であった。
「……と、いうのが、ワシがこの趣味に嵌ったきっかけじゃな」
えへん、となぜか得意げに説明を終えた龍は、人の形を取っている体で、大きく胸を反らした。
彼女の話を聞いていた、巫女服姿の人間の女性は呆れ気味に応える。
「左様でございますか……龍神様らしい時間感覚でございますね」
要するに植物の根が体に絡みつくほど長く寝ていたというわけだ。人間には到底出来ない話である。
相槌を打ちながらも手を動かしていた彼女。
「……これでいかがでしょう?」
そういってその女性は龍から一歩離れた。
龍は早速とばかりに体を揺すって見せる。
体を揺すると、ギシリと縄の軋む音が彼女の体から響き、龍は嬉々とした様子で満足げに頷く。
「うむ! よき緊縛じゃ! 合掌縛りというものであったかの?」
彼女は現在、人間の姿を取っている。
傍目から見ると人間とほとんど区別がつかない。角や尻尾が残っているということもなく、唯一龍らしい要素といえば、その瞳孔が人と異なり、猫のように縦に割れていることだろう。
また、その容姿自体も普通の人間とは比べ物にならないくらい優れていた。天女と評しても誰も異論を唱えないであろうほど、見事なものだ。
そんな姿を取った龍は、正座して両手を後ろに回している。
その体には衣服の類は一切身に着けておらず――代わりにその身に這わされているのは、よくなめされた縄であった。
それなりに豊かな乳房を、縄が縊り出して縛り付けている。
両手両足にも縄は巻き付けられていて、両腕に至っては捻り上げて背面で掌を合わせるという、体が柔らかくなければかなり厳しい姿勢を取っていた。
まるで囚人が、縄を打たれて罰を受けているように見えるが――龍自身が望んでさせていることである。
その証拠に彼女はニコニコと嬉しそうに笑顔を浮かべていて、体に縄が食い込んでいるとは思えない。
龍のそんな姿を見て、女性は何とも複雑な表情を浮かべている。
「……龍神様は、体が柔らかくていらっしゃいますね。私ならとても無理です」
「柔軟性は特に突出しているわけではないはずなんじゃがのぅ」
そう謙遜する龍は、体を軽く捩って、体に縄が食い込む感覚を楽しんでいた。
そんな彼女の前に、巫女が口枷を垂らす。
「お口を開けてください」
「うむ。では頼むぞ」
短くそう告げた龍は巫女の差し出したそれに噛み付いた。
それは鉄で出来ており、口を開いたままにして固定することが出来る。
人型に変化している時の龍の身体能力は、人間相応のものになっていた。
その気になれば、口枷を噛み千切ることも出来るが、やろうと思わない限りは、鉄を食い破ったり、縄を引き千切ったりすることは決して出来ない。
不自由を満喫する彼女は、口枷を加えて開きっぱなしになっている口で、もがもがと呻く。
「んぅぅ……っ、んっ……んぅう……!」
ほどなくして、龍の口から涎が垂れ始める。口を閉じることが出来ないので、唾液が溢れるのを止められないのだ。
垂れた涎は顎を伝って下へと落ち、縄によって縊り出された胸の谷間へと落ちて行く。
その感触に身を震わせつつ、龍は楽し気に体を捩った。
「んぅうっ……!」
(んんっ、いいのぅ、このままならぬ感じ……! 涎を拭うことも出来ぬ、この不自由さ……! 息苦しさ……! これが楽しいんじゃよなぁ)
そんな龍の目に、布の目隠しが被せられる。
視界を遮ることで、体の感覚に集中出来るようにするためだ。
しかし、視界を塞がれても、龍はその感覚器官が優れているので、周りの状況がある程度感じ取れていた。
巫女が背後に回り込む。
「龍神様、失礼いたします」
そして、龍の体を抱き締めるようにして、その体を弄り始めた。
体に這い回る縄によって絞り出された乳房の先端、尖った乳首を指先で摘まむ。
固くなった乳首を指先で弄び、コリコリと音をさせて刺激した。
「フグゥッ……!」
乳首からピリピリとした快感が走り、思わず体をくねらせる。
ギシギシと音が鳴り、縄が彼女の体に食い込んだ。
「ンフゥ……ッ!」
「気持ち良いですか? 龍神様」
耳元で囁きつつ、巫女はその手を動かし続ける。
「たくさん、濡らしてくださいませ。龍神様の愛液は……村の恵みになりますから」
巫女の言う通り、龍の分泌した体液は、非常に良い恵みを村に齎していた。
一人と一頭のいるその棲み処は、滝壺の裏にある洞窟だ。
そのたえ、その場所で分泌された龍の愛液は、洞窟内の床に広がる。
そしてそれは水によって外に向かって流され、滝壺の中へと広がって行く。
影響はそこに棲む魚に現れ、その滝壺のある川魚は、大の男が抱え持つほどの大きさに育っていた。
さらに、それだけではない。滝壺から川へとその影響は広がり、川の岸には多くの恵みが連なっている。
その川の水は畑に引き込まれているのだが、その結果畑は毎年大豊作が続いている。
龍はそこで喘いでいるだけで、村の者たちを大いに救い、育てているのであった。
乳首を弄られながら、龍の体を抱えるようにして抱き締めている巫女の体に、体重を預ける。
ぽよん、と実に豊かなものが龍の体を押し返してきた。
(本当によく育ったのぅ)
しみじみと思ってしまう龍であった。
龍の体付きも十分豊満と言えるレベルのものではあるが、その巫女の胸の大きさはそんなレベルではない。
小顔とはいえ龍の頭と同じくらい大きな乳房なのだから。巫女服でその大きさがはっきりわかるほどなので、もしも胸を強調するような服を着たとすれば、彼女の胸は相当な大きさになることだろう。
龍は自分の頭が巫女の胸の谷間に埋まる感覚を、存分に味わっていた。
(これがワシの影響で育ったのかと思うと……少々誇らしく感じるのぅ)
実際、龍が村の者たちに拘束する行為を捧げられるようになってから、村で生まれる者たちの体格は非常に良くなっていた。
龍の存在が直接作用したというよりは、その影響で十分な食事量が取れるようになったことが大きい。
そのために子供たちの発育はとてもよくなった。男は頑強で、女は豊満に。他の村の者が貧相に見えてしまうほど、がっしりしっかりした体格に育つようになっていた。
ただ、同時に――性欲も十分以上に強まってしまっていた。
男はもちろん、女もかなり発情するようになっており、それは巫女も変わらない。
彼女も村で生まれ育ったため、自分の一般的らしからぬ豊満な体つきにも、納得している。
「はぁ…はぁ……はぁ……っ」
巫女は龍の体を両手で弄りつつ、自分自身の興奮もどうしようもなく高まっていることに気付いていた。
それでも龍への奉仕を優先しなければならない立場であるため、興奮を抑えつつ、龍の体を弄り倒す。
両足も縛られてはいるものの、膝と膝は放せるように片足ずつ縛ってあった。
そのため、龍は膝と膝の間を開くことが出来、その開いた股間へと巫女が手を這わせていく。
ぐちゅぐちゅっ、と激しい水音が響き渡った。
股に通した縄がそこに食い込み、十分な刺激を生み出している。
縄を引っ張るようにして、その縄を更に食い込ませた。
「んぅうっ!」
龍の体がぴくりと跳ねて反応する。びゅっ、と早くも一部の愛液が飛び散った。
「素晴らしい勢いでございます。龍神様。この調子で参りますよ」
巫女は淡々とそう告げると、開かれた股の中央を手で撫で摩る。
まだ表面しか撫でていなかったが、十分気持ちよくなっているのか、龍はふるふると体を震わせていた。
「んぅう……っ!」
(むぅう……! この、もどかしさが……溜まらんのじゃ!)
ますます股間から愛液を垂れ流してしまいながらも、龍は巫女の愛撫を楽しんでいた。
そんな巫女は、程よい機会と見て、龍の股間に食い込んでいる縄を横にずらし、指先をその穴の中に潜り込ませた。
「んふぅっ!♡」
体の中にぬるりと入って来た巫女の指先に、龍は快感を覚えて声を甘く震わせる。
指を少し潜り込ませるだけで、その割れ目からはポタポタと透明な液が溢れ出す。
「龍神様……とても強く締め付けてきておられますね……」
耳元でそう囁く巫女。
興奮を煽るような言葉をかけられ、龍の股間はますます濡れてしまうのであった。
「……それでは今回はこちらを使わせていただきます」
しっかりとその内部を搔き回した後、糸を引きながら指を引き抜いた巫女は、少し変わった棒を取り出す。
それは男性器を模した張り子であり、巫女が龍を責める時にはよく使用しているものだった。
ただ、その色や形が若干いつも使っているものとは違うように龍は感じる。
その感覚は正確なものだった。
巫女はそれをまず龍の口に突き入れる。
口枷のせいで口が開きっぱなしになっている龍は、その棒を受け入れるしかない。
「んぐっ……! んっ、んんっ……!」
グチュグチュと口の中や喉の奥を弄り回され、龍の体がびくんと跳ねた。
龍の唾液でドロドロになったそれを、巫女は躊躇なく下の口へと挿入する。
「んぅ!」
太くて硬い張り子が龍の股間に潜り込む。
それで準備が完了したのか、巫女は龍の股間から手を放し、二つある乳房を重点的に責め始めた。
「んふぅうっ♡」
気持ちよさそうによがる彼女だったが、股間に挿入された張り子が気になっていた。
どういうつもりでそれを挿入したのか、わからなかったからだ。
しかし程なくして、巫女が全く触れていないにもかかわらず、その張り子は動き出した。
「ンゥッ!?」
「不思議ですよね。その張り子の中には共鳴石と呼ばれるものが組み込まれておりまして……対となる石は、村で管理しております」
そのため、誰かが不意にその石に触れるたびに、張り子が激しく震えて、挿入されている穴を刺激するようになっていたのだ。
「これで暫くは楽しめますでしょう?」
巫女の言葉に、龍は応えられなかった。
体を弄り回され、その刺激に翻弄されていたためだ。
そんな龍の様子を見て、巫女はさらにその体を弄び始める。
本来なら、自分たちなど塵芥のように消してしまえる強大な存在が、自分の手の中でいやらしく呻いている。
それは普段は冷静沈着な顔や態度を貫いている巫女をも興奮させた。
「もっと……もっと楽しんでください、龍神様ッ……♡」
そう優しく、甘く囁きつつ、彼女は相手を弄ぶ手を、一切緩めることがなかった。
村に繁栄を齎す龍に、村の人々は感謝しつつ――これからも拘束を捧げるのである。
おわり