怪盗リィンツリーの受難 番外編 ~柴田竜一の執着~
Added 2024-02-05 14:58:07 +0000 UTC■ 今回はリィンツリーシリーズの番外編です!0w0クワッ!
■ リィンツリーを追う柴田竜一警部補のお話です。ちょっと色々な意味でアレな内容かもしれませんーwー;
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柴田竜一は怪盗リィンツリーを追う警部補である。
科学技術が発達し、怪盗という存在が成立しづらいこの時代にも関わらず、成し遂げている存在。
その特異性に早くから気付いていた柴田は、リィンツリーを捕まえることこそ、自分の人生を捧げるに足る行為であると考えていた。
日々リィンツリーを捕まえるために奔走している彼は――現在、自分の家のリビングで、リィンツリーのようなものと向き合っていた。
「…………………………俺は何をしてるんだろう?」
長い沈黙を破り、柴田はそう呟いた。
彼の前にある『リィンツリーのようなもの』。
それは、俗にいうリアルドールと呼ばれるものだった。
柴田はリィンツリーを捕まえようとする過程で、彼女の映像やデータを山ほど所有している。
特殊な機器でリィンツリーの身長や体格、体の各所のサイズなども細かいところまで割り出していた。
そのため、そのデータを元に作られたそのリアルドールは、極めて精巧な形であり、リィンツリーの生き写しであった。
柴田はかつて、リィンツリーに狙われたある資産家と、私的にコンタクトを取ったことがある。
その資産家の屋敷に忍び込んだリィンツリーは、彼の警備を掻い潜って見事資産家の財宝を盗み出すことに成功した。
しかしそれ以降、リィンツリーは姿を現さなくなってしまっていた。
無論、単に活動を休止しているだけということも考えられたが、それにしては何か妙なものを感じていた。
いわゆる柴田の警察官としての勘だ。
その資産家が何か知っているのではないかと柴田は考え、直接問い質しに足を運んだのだが――その時、その資産家は腕にリィンツリーの精巧な人形を抱えていた。
あまりに成功過ぎて、本物の人間が人形の振りをしているのではないかというくらいにリィンツリーと酷似していて、柴田は衝撃を受けた。
そしてその結果――彼はリィンツリーのリアルドールを作るに至っていた。
「……いや、これはあくまでリィンツリーの体格などを見て、今後の対策を練るために使うのであって……」
ぶつぶつ、と部屋には一人しかいないのに、言い訳するように呟く柴田。
気を取り直して、柴田は棺サイズの箱に入れられて届いたそのリィンツリーのドールを、箱の中から抱き上げる。
「……軽い」
重量バランスも出来る限り再現されるように作られていたが、首がぐにゃりと逆さまを向いてしまう。
柴田は慌ててその頭を支えるようにした。
「こうしてみると……本当に小さいな……」
柴田はぽつりと呟いた。リィンツリーの身長はとても低く、成人女性として考えるならかなり低い部類だろう。
顏も童顔よりであるため、下手をすれば子供にも見えてしまう。
「この軽量で小柄な体が、非現実的な怪盗行為を可能にするわけか……」
柴田はその事実を改めてかみしめ、しみじみと呟く。
一端箱から出して、床の上に寝かせた。
リィンツリーもどきの胸がぷるんと揺れる。その動きに、柴田の目線が思わず吸い寄せられてしまった。
「うんん……っ!」
誰かに見られているわけでもないのに、柴田は思わず咳ばらいをして、興奮した自分を誤魔化す。
「精巧な人形を作るためには、仕方なかったんだ……!」
見た目からして精巧な人形を作ったのは、どんな風に警備をするか、どういったところにリィンツリーが隠れられるのかを確認するためだ。
柴田はとりあえず近くに会った自分のTシャツをリィンツリーもどきに着せる。
当然ながらぶかぶかであり、全裸より背徳的な格好になってしまった。
「うぉおおっ……! いや、落ち着け……落ち着け、俺っ……!」
ぶつぶつ呟き、気持ちを落ち着けようとする柴田。
柴田は改めて自分のTシャツを着た、リィンツリーの姿をした人形を、至近距離からじっと見つめる。
「しかし……あの時も思ったが、最近のリアルドールってほんとリアルだな……」
リィンツリーにまんまと物を取られてしまった資産家は、警備の厳重な資産家の屋敷に忍び込んで見せたリィンツリーに、すっかり惚れてしまったのだという。
そのため、その唸るほどの資金を用いて作り出したのが、かつて柴田も見たリィンツリーの人形だ。
「あのレベルに比べると……さすがにちょっと違うかな」
特に瞳だ。
柴田の発注したリアルドールのものは、明らかにガラスのような輝きがあり、作り物だと一瞬でわかってしまう。
(……いっそ瞼を閉じさせた方が、っぽくなるか?)
そう呟きつつ、リィンツリーもどきの目を閉じさせる柴田。
ついでに表情も少し変化させ、眠っているような表情を作ってみた。
「おおぉ……! こうすると、本当に、本物みたいだな……!」
本物の寝ている姿など直接見られるわけがない。
ゆえに、その寝姿は長年リィンツリーを追いかけている柴田にとっても新鮮味のあるものだった。
「…………ふーむ」
柴田は心臓の鼓動が、早くなっていることに気付いていた。
無防備に寝ているリィンツリーを前にし、高揚感のような感情を感じていたのだ。
「……これは、あくまで、リィンツリーを捕まえるために、イメージを掴むためのものだ……うん」
そんな言い訳を呟きつつ、柴田は改めてリィンツリーもどきの人形を抱きかかえる。
小さな体は、柴田の腕の中にすっぽり納まってしまっていた。
体重も再現されているその人形は、成人男性の柴田であれば、容易に抱えられるものだ。
「捕まえられさえすれば……逃がさない自信はあるんだけどな……」
ぶつぶつ呟きつつ、柴田はその人形の手首を掴む。
手首はとても細く、本物だったならより華奢に感じただろう。
「肌触りもいいな……普通の人肌とはさすがに違うけれど……」
そう呟く柴田。
ただ、彼が人肌に触れた経験はそう多くない。
彼は優秀で、容姿も決して悪くなかったが、リィンツリーを追う警部補という何とも特殊な立ち位置であることに加え、その情熱のほとんどがリィンツリーを逮捕することに向けられている。
そのため、普通の女性からすれば彼は近寄りがたい存在であり、そういう関係になろうという気になれないのであった。
ゆえに彼は童貞であり、リアルドールという本来は『そういう用途』に使われるものを前に、興奮が抑えられなかった。
「…………っ、と、とにかく、まずは、リィンツリーの体格で、どこまで小さな箱に入れるかを見てみるとするか」
誰に対する言い訳か、ぶつぶつ呟きながら柴田は小さなトランクケースを用意した。
彼にしてみれば大して多くの荷物も入らない鞄だ。
その蓋を開き、大きく蓋を開いて中の仕切りなどを全て取り除く。
そして、リィンツリーもどきをその中に押し込んでいった。
リアルドールである関係上、関節の部分はかなり自由に角度を調整することが出来る。
それを駆使して、柴田はリィンツリーもどきをその小さなスーツケース内に押し込めた。
「ふぅ……こんなものか」
膝を立ててお尻を地面に着けて座る、いわゆる『体育座り』の体勢に近い形で、リィンツリーもどきはケースの中に納まっている。
首を曲げ、両手両足を出来る限り折り畳んでスーツケースの中に詰まっているリィンツリーもどき。
柴田は蓋を締めようとしたが、体の厚みがあって蓋が締まらなかった。
「む……スペース的には、行けそうなんだが……」
柴田はそう呟きつつ、リィンツリーもどきの体勢を工夫してみる。
今度は正面を向けて、M字開脚するように足を開かせ、体を平たくするような形で収めてみる。
「むむ……これだと、頭の脇に変にスペースが空いちゃうな……そうだ!」
今度は足を大きくあげさせ、後頭部のあたりで足首が交叉するようにしてみる。
両手も隙間を埋めるように、腰の後ろで交錯させて腰を僅かに持ち上げるような形にする。
「……よし! これで…………っ」
これで収まったはず、とばかりに柴田は蓋を閉めようとしたが、締まり切る前に柔らかい感触が抵抗感を生み出した。
閉まりかけた蓋の隙間から覗いてみると、そこそこあるリィンツリーの胸の膨らみが、邪魔になっている様子だった。
「あー……そうか、胸を突き出すような状態になっちゃうから……いや、でもおっぱいなら……」
少し強めに押せば蓋が締まるのではないかと考え、実際に力を加えてみる。
かなりの抵抗感は生じたものの、無事ケースの蓋は閉まった。
だが、圧力が常にかかっているという状態は、決していい状態とはいえない。
「……っていうか、普通の人間だったら、こんなポーズ自体、取れないか……」
柴田は頭を掻いて反省する。ただでさえ狭苦しく苦しい体勢になるというのに、その状態で何分も何時間も耐えなければならないのは不可能だろう。
常識的に考えて。
そう柴田は結論付けた。本物のリィンツリーであれば、その程度の体勢は苦も無くやってのけ、何十時間でも耐え抜いただろうが――それは柴田には全くわからなかった。
「あまり圧力をかけ続けるのもよくないよな」
柴田はそう呟き、閉めた蓋を持ち上げようとする。
少しケースの蓋の隙間が空いた時、柴田は気付いてしまった。
その合間から、リィンツリーもどきの股間が見えていることに。
リアルドールの股間は、当然ながら無毛であり、割れ目がばっちり見えている。
クリトリスらしきものまで再現されたその股間は、実に男の情欲を刺激する。
「…………」
ごくりと喉を鳴らした柴田は、その状態のまま、じっとその股間を見つめる。
(……こうすると、唯のオナホみたいにも見えるな……)
柴田は童貞である。だからこそ、オナホを用いたオナニーはよく行うことであった。
性欲に振り回されることなく、仕事に集中するためには適度なガス抜きはある程度必要だからだ。
そのために、柴田は手っ取り早く性欲を解消させる手段として、オナホールを用いることに抵抗はなかった。
そんな彼にリアルドールの股間はとてもよく刺さったのである。
(……割といい値段したわけだし……うん。本来の用途で一回くらい使っても……問題ないよな?)
実際、そのリアルドールは経費で買ったわけではなく、全額柴田のポケットマネーから出していた。
そのため、それをどのように使うかは、柴田に権利があるといえる。
本人はリィンツリーの対策のためと嘯いていたが、性欲の疼きには勝てなかった。
すでにガチガチに勃起していたペニスを、ズボンの中から取り出す。
そして、オナニーで使っているローションを手に取り出し、ペニスに塗り込んでいく。
「……うぉ……っ」
ペニスがいつもより固くなり、興奮しているのが如実に伝わってきた。
柴田はドキドキする心臓の鼓動を抑えつつ、ケースの隙間から見えるリィンツリーもどきの膣にペニスの先端を押し当てる。
ひんやりとした感触は、紛れもなく作り物であり、本物ではない偽物だということが明らかだったが――柴田のペニスの熱がそれに移るにつれ、心地よい刺激となる。
「……っ!」
息を潜めながら、柴田はゆっくりとその穴の奥へと亀頭を潜り込ませていった。
精巧に作られた膣のヒダに、亀頭が擦れて刺激される。
「うぉおお……っ!」
コリコリと音を感じながら呑み込まれていく。
半分ほど挿入したところで、すでに柴田のペニスは爆発寸前になっていた。
蓋を閉じてペニスを挟み込まないように注意しながら、柴田はゆっくりと腰を前後に動かす。
スーツの中には、リィンツリーの顔があるのだと考えると、柴田は余計に興奮した。
箱の中に閉じ込めた彼女を、犯しているような気分になったからだ。
「うぉおお……っ! いつか、いつか絶対、捕まえてやるからな……っ」
普段リィンツリーに向けている感情を、柴田はそのケースの中に詰め込まれているリアルドールに対して、性欲という形でぶつける。
それがまた彼に背徳感を覚えさせ、興奮を掻き立てるのであった。
腰を激しく前後させて盛り上がった彼は、その欲望の塊をリィンツリーもどきの体内にぶちまける。
リィンツリーもどきの膣が白濁液で満たされ――溢れ出すのだった。
その瞬間、遠く離れた場所にいて、決して柴田の行動など知り様もなかったはずのリィンツリーは、本能で妙な悪寒を感じたという。
柴田の行為が本物の彼女に知られることは生涯なかったが、それはどちらにとっても幸いだったと言えるだろう。
ただし、リィンツリーに対する柴田の執着は――本人も意識していなかったが――より一層高まったのだった。
おわり