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夜空さくら
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欠損お嬢様のお仕事

■ とある服飾店のオーナーでもある『看板娘』のお話、パート2です!0w0クワッ!

■ 前作(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21571516)のこの二人をもうちょっと書きたくなったので書きました。お嬢様はどうしてもっと高性能な義肢を使わないのか? 答え:使ってるけど、自分の意思で動かせない義肢も好んで使っているだけ。


※グロくはないですが、四肢欠損描写があるので、ご注意ください。

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 ヒトミお嬢様の両手両足が失われたのは、とある事件がきっかけだった。

 財閥に恨みを持つ者の犯行で、ヒトミお嬢様はその魔の手にかかってしまったのだ。

 一時は命すら危ぶまれる状態だったけれど、どうにか快復し、命は助かった。

 代わりにその両手両足は根本から失われ、ヒトミお嬢様が自由に動かせるのは胴体と頭しかなくなってしまった。

 普通の人であれば、絶望に気が狂うか、泣き喚いて嘆く日々を送ることだろう。

 しかし、お嬢様は違った。

 四肢を失ったとは思えないバイタリティを発揮し、その気になれば自分のことは自分で出来る程度に機械の四肢を動かせるようになった。

 あるいは元の四肢よりも遥かに俊敏に動けるようにさえ、なったのだ。

 私がお嬢様に勝っていることなんて、前から何一つとしてないのだけど、人間としての格が違う、と感じざるを得ない。


 そんな人が夜の褥の上では、私の手で成す術もなく、ただひたすらに悶え感じるというのだから――不遜な物言いではあるが――滾ってしまう。





 歩く広告塔、なんて言葉がある。

 特別容姿の優れた方が、特定のブランドの装飾品を身に着けることで、結果的にそのブランドの広告にもなるというものだ。

 いまのヒトミお嬢様に関しては――本当に言葉通りの存在と言えるだろう。

 にこやかな笑顔を振り巻きながら、商店街の道を歩くお嬢様。

 さらさらと絹糸のように柔らかく長い髪がたなびき、それだけでも目立つ。

 その上、お嬢様が着ている服は有名ブランドの新作ワンピースであり、とても華やかだ。

 深窓の令嬢とも言うべきお嬢様が歩くと、商店街には場違いなまでの華やかさが、ふりまかれていく。

「わぁ……すごい綺麗……」

「あれって、あそこの店の接客ロボットじゃない? 歩けたんだ」

「頭だけ載せ替えたとか?」

 道行く女子高生がそんな会話を交わしていた。

 その予想は惜しいところで外れているけれど。

 取り替えたのは頭ではなく、手足の方だからだ。

 いまのお嬢様は、歩行が可能な両手足に換装して、歩く広告塔として店の宣伝をして貰っている。

 ただし、その手足は私の手元にあるコントローラーで動かしているので、お嬢様本人は何も出来ない状態に変わりはない。

 店の入り口に置いているだけでも不安なことは多いのに、歩かせるなんてこちらとしては気が気でない。

 誰かにぶつかられでもしたら大変なことになる。

(子供の姿はなし……と。一番気を付けないといけないのは、子供と酔っぱらいだからね……)

 ここの商店街は、昔ながら商店街とは少し違い、飲み屋などは少ない。

 比較的新しい部類の店が多く、若者もよく訪れている。

 子供連れは近くの大型ショッピングモールの方に行くことが多いため、ある程度は落ち着いた客層になっていた。

 とはいえ、調子に乗った若者がお嬢様に近づけないように、これ見よがしにカメラを回して牽制したり、警備員に前を歩かせたり、出来る限りの対策はしている。

 私の苦労を知ってか知らずか、歩く広告塔に徹するヒトミお嬢様は、とても楽しそうな笑顔を周囲に振りまいていた。





 ヒトミお嬢様が『看板娘』として置かれている店のオーナーは、お嬢様自身だ。

 自分の欲望を満たすために都合のいい場所を、お嬢様は自分自身で用意しているのだ。

 その店のオーナーとしての仕事をする際には、自分の意思で手足を動かせる義肢を身に着けている。

 パソコンの画面を見ながら、ブラインドタッチを事も無げに行っていた。

 ブラインドタッチの出来ない私からすると、義肢を自分の手足以上に扱えているお嬢様は、さすがとしか言えない。

「お嬢様、紅茶が入りました」

「ありがとうございます、リン」

 労いの紅茶を入れて持っていくと、優雅な所作でそのカップを手に取り、口に運ぶ。

 お嬢様の仕事用の義肢はとてもメカメカしい見た目をしているので、お茶を飲むその仕草一つとっても、なんとも奇妙で、かつ美しい光景となる。

 お嬢様は暫くお店のオーナーとして、方々への連絡や次回の仕入れなどに関する仕事をした後、おもむろにパソコンを閉じて立ち上がった。

「今日の業務は終わりですわ~。ふぅ。目が少し疲れましたわね」

 腕がなくとも肩が凝る感覚はあるのか、お嬢様は首を大きく回して、その部分の筋肉を解している。

「お疲れ様です、ヒトミお嬢様」

 私はすかさず、蒸しタオルを持ってお嬢様の元にいく。

 そんな私に、ヒトミお嬢様は苦笑を浮かべた。

「いつも感謝しますわ。けれど、リンはもうわたくしのメイドではないのですから、こんなに尽くしてくれなくても良いですわよ?」

「いえ、オーナーと従業員という関係ではありますので」

 確かに関係性は変わったのだけど、正直そこまで大きく変わったとは思っていない。

 雇用主と被雇用者という意味では全く変わっていないともいえるし、何より私としてはヒトミお嬢様にお仕えするのが喜びである。

 ヒトミお嬢様はそんな私を、複雑な顔をしながらも受け入れてくれていた。

 程よく温めたタオルを目に当てて、ヒトミお嬢様が息を吐く。

「ふぅ……気持ちいいですわ~」

 お嬢様はそう言いつつ、暫く目を休めていた。

 そうして目を癒してから、蒸しタオルを机の上に置くと。

「さて、と……それでは……っ」

 服を脱ぎ始めるお嬢様。私はお嬢様の着替えを手伝いつつ、その脱衣行動に視線が吸い寄せられていた。

 お嬢様が着ていたのは、上下一体型のワンピースだったので、それを脱ぐとあっさり下着姿になってしまう。

 その下着はお嬢様が普段身に着けているものに比べればとても地味なものだった。

 今回のワンピースは普段着寄りの服なので、あまりにも華美な下着はそぐわないという判断からだ。

 ただ、容姿が天元突破しているお嬢様なので、私でも着るような下着を身に着けていると、若干容姿に負けているような気がする。

 下着姿になったお嬢様。

 その体を支えているのは、四肢が背骨のようなフレームで繋がった、全体一体型の義肢だった。

 背骨に沿って走る金属のフレームが、両足と両腕を繋げている。

 それによって、お嬢様は体のバランスを常に保つことが出来ていた。

 本人が体を動かさないように我慢しなくても、そのフレームが固まることで自然とポーズを保つことが出来るのだ。

 背骨のフレームには、首輪と腰回りの貞操帯が繋がっており、彼女の体の位置を固定する役割を果たしている。

 そんな姿を晒したお嬢様は、私に向けて大きく手を広げて見せた。

「リン♡ それじゃあ、お願いしますわ♡」

「わかりました。では、失礼して……」

 私はお嬢様に求められるまま、両手を広げるお嬢様に近づくと、その体に自分の体を密着させた。

 お嬢様の首輪が二つに分かれて、お嬢様の首を解放する。

 さらに、肩の辺りからもぷしゅうと空気の抜ける音がして、お嬢様の上半身がフレームから離れた。

 手のないお嬢様の上半身を、私は真正面から受け止めて、背中とフラームの間に出来た隙間に手を差し込む。

 柔らかいお嬢様の体の感触に反射的にドキドキしてしまいながらも、私はお嬢様の背中に回した手で体を支えて引っ張る。

 かちゃり、とお嬢様の股間を覆っている貞操帯が開き、股間に少し隙間が生まれる。

「んっ……!♡」

 お嬢様を抱えている腕にさらに力を入れると、お嬢様は小さく呻いた。

 慎重にその体を持ち上げていくと、その股間からゆっくり二本の突起が抜けていく。

 貞操帯の内側には二本の男性器を模した突起がそそり立っていて、それは体を支えると同時に、お嬢様を気持ちよくさせてもいる。

 ぬるぬるしたものが付着しているのを確認しつつ、そのままお嬢様の体を持ち上げ切って――両手両足がくっ付いたフレームからお嬢様が離れた。

「……っと!」

 頭と胴体だけになったお嬢様の体が腕からずり落ちそうになったので、私は慌てて片手をお嬢様のお尻へと伸ばす。

 下からお嬢様のお尻を持ち上げるようにして、芋虫状態のお嬢様をしっかり抱える。

「はふぅ……♡」

 自由に動かせる両手両足を失って、不自由になったというのに、お嬢様はとても気持ちよさそうな吐息を漏らしていた。

 相変わらず、達磨状態の自分に興奮しておられる様子だ。

 その証拠に、私の腕に抱かれているお嬢様は、しきりにその体を動かして擦りつけて来ている。

 自由に動かせるハイテクノロジーの手足があるのに、あえてそれを手放すことに興奮を覚えている。

 なんとも倒錯的ではあると思うけれど、そんな不自由な芋虫状態になっているお嬢様に興奮している私も、お嬢様のことを偉そうに言えない。

(ああ、お嬢様は本当に……可愛らしい……)

 私はかつてのお嬢様を知っている。

 手足があった状態でも完成されていたお嬢様。

 美の化身といって何ら差支えのない、素晴らしい姿だった。

 文武両道、やることなすこと、完璧以上に結果を出す。

 誰もが喝采し、称賛するお嬢様。

 けれど私は、いまの、自分ではなにも出来ず、私の体に自分の体を擦りつけることしか出来ない、なんとも無様で、無力なお嬢様に――大層、興奮してしまうのであった。


 そしてそんな邪な感情を向けられることを――お嬢様は楽しんでいた。


 私はこの場でいますぐにでもむしゃぶりつきたくなるのを堪えて、まずは『それ』に指示を出す。

「忘れるところでした……F403、充電モードに移行しなさい」

 私がそう声をかけたのは、お嬢様が離脱した両手両足のついているフレームだ。

 核となるお嬢様はいないけれど、フレームは十分な強度を持っているので、バランスを取って動き始める。

 胴体のない、お嬢様の抜け殻がトコトコと歩いて行き、部屋の隅に置いてある充電用ステーションの上に立つ。

 フレームにプラグが差し込まれ、お嬢様の手足は動きを止めた。そうやって充電しているのだ。

 ちなみに、お嬢様が組み込まれた状態のままステーションに乗ることもある。

 別にそうする必要は全くない。

 だけど、本人曰く、充電中四肢は動かせなくなるので、『物になった感』が増していいのだとか。私にはよくわからないお嬢様の楽しみだ。

 芋虫状態のお嬢様を抱きかかえたまま、私はベッドのあるスタッフルームへと移動する。

 ここは一応お店のスタッフルームという扱いだけれど、実際は私とお嬢様が存分に愛し合うためのプレイルームという方が正しい。

 ベッドに座った私は、お嬢様を膝の上に置き、お嬢様の乳房を覆う下着を取り払う。

 そして露出した乳房に手でポンプを使って搾乳するタイプの搾乳機を当て、お嬢様の乳房から白い液体を絞り出していった。

「はぅう……んっ♡」

 その液体を絞り出される感覚に、お嬢様は小さく呻いて体をクネラセる。

 絞っている液体は母乳ではなく、バストサイズ調整用の特製の液体だった。

 刺激によって噴出してしまうので、入浴の前にはそれを先に絞り出して置く必要がある。

 ただ、搾乳中は乳首の中を液体が噴き出す強い刺激を与えてしまうことになるので、お嬢様はかなり気持ちよくなってしまっていた。

 たっぷり一リットルくらい絞り出すと、お嬢様の胸はすっかり小さくなっている。

 絶壁というには、僅かに隆起があるけれど、少しの工夫で全く胸がないように見せることも可能だろう。

「この前の男装スタイルの反応も悪くなかったですよねぇ」

 普段店の前に設置する時には、色々な衣装をお嬢様には着て貰っている。

 その中には男装の衣装もあり、その時はバストサイズ調整機能はとても役に立っていた。

「ん……っ♡」

 小さくなったお嬢様のお胸を掌で撫で摩る。普通、風船みたいに乳房を膨らませたり縮ませたりしたら、皮が伸びてしまって見た目が悪くなってしまうけれど、お嬢様の胸の皮膚は色々と特殊な素材に置き換わっているから、貧乳ならではの弾力と張りがちゃんと担保されている。

 たっぷり液体を吸い出されたお嬢様の乳首は、固くなっていた。

 それを指先で軽く刺激しながら、胸の中の液体がすっかりなくなったことを確かめる。

「さあ、お嬢様。お風呂に入りましょう」

 そう言いつつ、裸になった私は、お嬢様を抱えてシャワーとお嬢様用の浴槽がある空間へと移動する。

 専用の浴槽は、両手両足がないお嬢様でも溺れないように工夫がしてある。

 お嬢様は私に全幅の信頼をおいてくれているけれど、ただそれに甘えるわけにはいかない。

 出来る限りお嬢様の安全に配慮するのは、私の仕事なのだから。

「お嬢様、お湯加減はいかがですか?」

 私はお嬢様をその浴槽の中に下ろし、溺れさせないように慎重にその体を撫で回していく。

 蕩けた表情を浮かべ、お嬢様はとても満足してくれている様子だった。

「とっても気持ちいい、ですわぁ……♡」

 嬉しそうに脱力し、体を預けてくれるお嬢様。

 私はそんな色っぽいお嬢様の魅力に抗い切ることが出来ず、お嬢様の体を洗いながらその唇に自分の唇を被せる。

 お嬢様は一瞬驚いた様子だったけど、すぐに私の舌に自分の舌を交らわせ、気持ちよさそうに喘いでいた。

 隅々まで綺麗にしなければならない。

 私はお嬢様の乳房や股間の間もしっかり丁寧に洗っていった。

「~~~っ♡」

 気持ちよさそうに喘ぐお嬢様の姿に、私も興奮してしまう。

 しっかり綺麗に磨き上げた後、私はお嬢様をタオルで包み、丁寧に水気を拭いつつ、ベッドの上へと戻った。

 芋虫状態のお嬢様をベッドに寝かせ、私はぺろりと指先を舐める。

「お嬢様……今日もお覚悟くださいね♡」

「リン……っ♡ はやく、来て……♡」

 自分に出来る範囲で腰を振り、私を誘うお嬢様。


 そして私は今日も、お嬢様を舐り、快楽をお嬢様に与えるのだった。


おわり


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