SamSuka
夜空さくら
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百合学園の特別指導プログラム①

■ 百合学園で、特に生活態度などが悪い生徒に対して行われる、特別指導プログラムに関するお話。

■ まず、女の子しか出て来ません。また、過度に痛めつけたり傷ついたりする描写はありません。拘束具による自由の剥奪がメインです。ちゃんとハッピーエンド……のはずです。

■ 支援者様向けに違う視点や、番外編などを書いたりするかもしれませんが、基本は全体公開のつもりです。少なくとも、満里奈と大葉のお話は全部公開しますーw-ペコリ

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 その学園では、高学年の生徒が新入生の面倒を見る、いわゆる『姉妹制度』が採用されていた。

 しっかりと年下の面倒をみることによって、責任感を持って行動できるようにするというのが制度の目的だ。

 組み合わせは入学時の相性検査で決められる。

 その基準は明確にはされていないが、いままでその検査を不服とする『姉妹』は存在していない。

 そして今年もまた――その制度によって、一組の『姉妹』が誕生していた。



 黒田満里奈は、非常に優秀な生徒だ。

 文武両道で、実直。教師の覚えも良く、周囲とのコミュニケーションも問題なく取れている。

 そんな満里奈だからこそ、自分の『妹』になるその新入生の有様に呆気に取られていた。

「…………とりあえず、遅刻した理由を聞きましょうか?」

 寝癖もろくに直す時間もなかったのか、いたるところでぴょんぴょん跳ねている爆発ヘアーを揺らしながら、その新入生・岸大葉は応えた。

「はいっ! 寝坊しましたっ!」

「……正直なことは美徳ですけれど。なぜ?」

「起きられなかったから!」

「……そういう意味ではありません。寝坊するに至った理由を聞いています」

「えっと……それは人はなぜ寝るのか、というような、難しい話……?」

「……つまり、特に理由はないわけですね」

「はいっ!」

「返事が良ければ許されるわけではありませんよ」

 満里奈は頭痛を堪えるように、手を頭にやった。

 どうやら自分の『妹』となる相手は、一筋縄では行かない相手であると察したからだ。

「……わかりました。とりあえず今日のところは許します」

「やった! あ、じゃ、なかった! ありがとうございます!」

 反射的に声を上げて喜ぶ彼女を、軽く睨み付けつつ――満里奈は告げる。

「ですが、貴女は相当問題があると判断せざるを得ません。よって、特別指導プログラムを申請します」

「……とくべつしどーぷろぐらむ?」

 首を傾げる大葉に、満里奈は胡乱げな目を向ける。

「把握していないのですか? 学校説明会でも説明があったでしょうに」

「……寝てたかも」

「…………なるほどです」

 言いたい言葉をすべて飲み込んで、満里奈は告げる。

「ではそういうものがあるということを、いま記憶しなさい。貴女のように、極めて問題があると考えられる生徒を対象として、特別に行われるものです」

「ええ……痛いのとかは、やなんだけど……」

「そう痛いものではありません。……貴女のような人をしっかり躾けるための処置ですから、あまりにも態度が酷い場合はその限りではありませんが」

 淡々と脅すように口にされ、大葉はびくりと体を震わせた。

「と、とにかく先輩の言うことをきちんと聞けばいいんでしょ?」

「その認識で構いません。それと、私のことは『お姉様』と呼ぶように」

「はいっ! お姉様っ! ……あたし一人っ子だから、これはちょっと楽しみだったんだよねっ」

 ちょっと頭が固そうなお姉様だけど、とぽつりと呟く大葉。

「何か言いましたか?」

「いえ! なにも!」

「では申請は私の方で済ませておくとして……ひとまずは学園内を案内しますよ。はぐれないようについて来なさい。くれぐれも勝手に動かないように」

「はーい! ……あっ、あそこにあるの、すごい時計台だよね! 説明会の時から気になってたんだ!」

 約束してすぐ、駆けだそうとする大葉。

 その自由奔放さを予測していたのか、満里奈は素早くその手を掴んだ。

「勝手な行動は慎むように。あとできちんと紹介してあげますから」

「えー、回るルートって、決まってるの?」

「当然です。行きますよ」

 そう言いながら、大葉の手を引いて歩き出す満里奈。

「えっと……お姉様。子供じゃあるまいし、手を引いてくれなくても……」

「そういう言葉は、ちゃんと自分の欲望を制御出来るようになってから言ってください」

 にべもなく一刀両断された大葉は、ぐうの音も出なかった。

 出会ったばかりというのに、すでに満里奈は大葉の性質を読み取っていたのである。

 結局その後、満里奈は大葉の手を子供のように引き続けて、学園内の案内を済ませた。

 周囲からは実に微笑ましいものを見る目で見られ、大葉は少し恥ずかしく感じたが、結局最後まで満里奈は大葉の手を離してくれなかった。


 ただ、大葉は後々、このときの恥ずかしさなど、翌日からのものに比べれば、何もなかったに等しかったと証言することになる。

 それだけ特別指導の内容は、彼女の羞恥心を刺激するものだったのである。





 翌日。

 その日も思い切り遅刻した大葉は、校門のところで待っていた満里奈に、ものすごく残念なものを見る目で見つめられた。

「お、おはようございます……お姉様……」

 相も変わらず寝癖が跳ね回っている大葉に対し、満里奈は深々と溜息を吐く。

 そして彼女の頭に手を伸ばすと、手早くその寝癖まみれの髪を整えた。

「うわぉ。なにこれすごい! 魔法?」

「そんなわけないでしょう」

「いや、でもほんとすごいよ! どうやっても爆発しちゃうのに、こんなに綺麗に出来るなんて……さすがはお姉様っ」

「いいから、行きますよ。ただでさえ時間が押しているのですから」

 そう言って、満里奈は大葉の手を引いて生徒指導室とプレートが掲げられた部屋に入っていいく。

「生徒指導……説教が始まるの?」

「違います。こちらに来なさい」

 そう言いながら、満里奈は大葉を生徒指導室の奥へと連れて行く。

 そこには、怪しげな椅子が設置されていた。

「お姉様……なに? これ?」

「座っていいですよ」

 大葉は満里奈にそう言われ、大人しく従う。

 椅子は背もたれと肘掛けのある大きなもので、かなりしっかりとした作りだった。

「座るところが木で、お尻が痛いかも……クッションとか、ないの?」

 のんきに大葉はそう尋ねるが、満里奈は首を横に振る。

「ありません。それより、両手でしっかり肘掛けの先を掴みなさい」

「えっと、こう? ――ひゃっ!?」

 大葉がひじ掛けに手を置いて、先端部分を掴むと同時に、そのひじ掛けから輪っかが飛び出して彼女の両手を拘束する。

 さらに大葉が驚いている間に、そのひじ掛けそのものが跳ね上がり、彼女の両手を無理矢理バンザイする状態にした。

「うひゃあっ!? ちょ、ちょっと、お姉さま!? なにこれ!?」

「暴れないように。足も固定しますよ」

 そう淡々と告げた満里奈は、大葉の足を片方ずつ掴んで位置を調整する。

 すると手の時と同じように輪っかが椅子の中から飛び出して、その足首の位置を固定した。

 足首はそれぞれ肩より少し外側に固定され、大葉は大きく股を開いているような状態になってしまう。

「……えーと、お姉様? あたしがさつなところもあるけれど……ちょっと、これは、恥ずかしいんだけど……うぐっ!?」

 懸命に訴えかける大葉の胸に、背もたれから伸びたベルトが「×」の形に食い込んだ。

 大葉は背もたれに背中をぴったりつけた状態で固定されてしまい、ほとんど身動きが取れなくなる。

「ちょ……っ、くるし……っ、食い込んでる、ってばぁ……っ!」

「無駄に大きな乳房のせいですね。少し我慢しなさい」

 大葉の胸は、年齢不相応に大きなものだった。その谷間にベルトが食い込み、ただでさえ大きな彼女の胸を強調してしまっている。

 その状態が恥ずかしいということもあったが、満里奈はその訴えを無視した。

「これで拘束は完了……次の段階に移ります」

「次の、段階……?」

 不安げな大葉の顔を見ながら、満里奈が装置のスイッチを押す。

 すると、満里奈が腰掛けていた座面がパカリと開き、彼女の体は空中に浮かぶような状態になってしまった。

 両手両足、そして胸が固定されているため、その姿勢を維持することに特に支障はなかったが、体重が胸の食い込みにかかってしまい、息を詰まらせる。

 そんな大葉の様子を見ながら、満里奈はそのスカートを捲り上げる。洗濯ばさみのようなもので上半身の着衣とスカートの裾を止め、捲れあがったまま落ちないようにする。

 その結果、大葉は空中に浮かんだ下半身を、丸出しにされてしまった。

 履いているショーツは彼女らしい明るい青色で、普通にある程度使用感のあるものだった。

 そんな下着を丸出しにされていることを体の感覚で感じ、さすがの大葉も顔を赤くする。

「んぅ……っ! ちょっ……! お、お姉さまっ、何を……っ」

「ですから、特別指導プログラムです。これから貴女には、これを身に付けてもらいます」

 そういいながら満里奈が大葉に見せつけたものは――金属で出来た貞操帯であった。

「特別指導プログラムでは、不真面目な態度を矯正するために、徐々に拘束具を取りつけていくのです」

「ふぇ!?」

「あまりに酷い場合は、ろくな自由もなくなりますので、早めに指導を受け入れることをお薦めします。……ええ、本当に。出来れば貞操帯だけで済むようにしなさい」

 妙に実感の籠った言葉で告げた満里奈は、その貞操帯を大葉に取り付けるべく、近づいていった。


 金属で出来た貞操帯がギラリと光るのを、大葉は息を呑んで見つめることしかできなかった。


つづく


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