思い出残す、全裸の夏 ~最高の一枚を求めて~
Added 2024-08-12 14:37:41 +0000 UTC■ 今年も、全裸の夏が始まる――
■ 一昨年書いた『キミと過ごした、全裸の夏』、去年書いた『二人で過ごす、全裸の夏』の続編シリーズです!
■ なっちゃんが手に入れたデジカメを使って、最高の露出写真を撮りに色んな場所に訪れるお話です。卒業を来年に控えた、青春の思い出作りも含んでいます。……青春が全裸撮影っていうのもどうなんでしょうねーw-; この二人らしいといえばらしいかもですけれど。
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心臓が痛いくらいに跳ね上がっている。
緊張と羞恥に体を震わせると、胸の方からちりんと小さな音が鳴った。
思わず手で抑えそうになるのを必死に堪え、私は自分の胸を見下ろした。
私の裸の胴体の様子が視界一杯に広がる。
大きく膨らんだ胸の先端には、銀色の輝きが纏わりついていた。
それは、いうなれば乳首リングというものだ。SMプレイなんかでたまに使われている、乳首責めのための道具。
小さな万力みたいな構造になっていて、それで私の乳首を挟み潰して固定している。
その乳首リングからは短く細い鎖が垂れていて、それに小さな鈴が繋がっていた。
私が体を動かす度に――乳房が揺れ動く度に、その鈴はちりんと音を立てている。
その鈴が振り回されるおかげで、固く尖った乳首に対する刺激になり、私は体を打ち震わせてしまっていた。
「はぅ……っ!」
私は自分の手で開いているワンピースの前を閉めたくなったけれど、それを必死に我慢する。
まだ、彼女からオーケーが出ていないからだ。
恥ずかしさと緊張で膝がカタカタ笑い始めていた。
膝から崩れ落ちそうになるのを必死に堪えながら、私は足を開き気味にして、胸と腰を突き出す。
乳首リングが取り付けられている乳房は勿論、腰の方も突き出すと新しい刺激が生まれてしまう。
股間の方には何もされていないように見えるけれど――クリトリスの根本を、ゴムの輪っかが締め付けていた。
充血したクリトリスが根本から縊り出されて、空気を凄く敏感に感じてしまう。
「ひぎぃっ……!」
じりじりと快感が這い上がって来て、声が出そうになるのを、歯を食いしばってどうにか耐える。
乳首とクリトリス。それぞれの場所から強い刺激が走って、頭がくらくらする。
そんな私の姿を、カメラのレンズが見つめていた。
パシャパシャと何度もシャッターを切る音がして、いまの私の恥ずかしい姿が切り取られているのがわかる。そう思うと、ますます羞恥心が湧き上がってしまい、普段ただ露出する時より、何倍も感じてしまっていた。
「ま、まだなのぉ……?」
そろそろ恥ずかしさが限界だった。
そんな私の泣き言を受けてか、カメラのシャッター音が止む。
「よし、オッケー!」
撮影している彼女のそんな声が聞こえて来て、私はほっとする。
けれど、ほっとするのはまだ早かった。
「次は――全部脱いでみよっか!」
「こ、ここで!? 無理ぃ……!」
そこは、何の変哲もない、住宅街の一角。
どこから誰が現れてもおかしくない、街角だった。
いまだってどこかから誰かに見られていたっておかしくない。
後ろから見られたなら、まだ誤魔化せるかもしれないけれど、前から見られたらおしまいだ。
それなのに、完全に服を脱ぎ捨てろという。普通に考えれば、正気の沙汰ではないだろう。
だけど、彼女は本気のようで、私からカメラのレンズを外してくれない。撮影を続行するつもりだ。
そして私は。
恥ずかしくて、恥ずかしくて、すぐにでもその場から逃げ出したくて仕方ないはずなのに。
彼女の言う通り、前を開けていたワンピースを、完全に脱ぎ落としてしまうのだった。
乳首リングとクリリング以外、裸になった私は全身に夏の空気を感じる。
それがとても気持ちいいと感じてしまう私は――立派な露出ッ子だった。
それは、ある夏の始まりの頃。
「れーい。こっち見てぇなー」
五月雨塚なぎさことなっちゃんが、そう呼びかけて来るのを聞いて、私 綿部鈴――すずと書いてれいと読む――はそちらを振り向いた。
パシャリ、とやけに大きなシャッター音が響く。
私に向かってなっちゃんがカメラを構えていた。
急に撮られたから、すごい間抜けな顔をしていたんじゃないだろうか。
そう思ったら恥ずかしくなってしまって、私はなっちゃんに抗議する。
「急に撮らないでよ、なっちゃん……」
「堪忍なー。ほら、めちゃええ絵になっとるでぇ!」
なっちゃんは幼少期に色んなところを転々としていたらしく、話す言葉に色々な方言が混ざっている。
そんなへんてこな話し言葉にも随分慣れてしまった。
言われた通りにそのカメラの画面を覗き込むと、振り返っている私の姿が映っていた。
思ったよりは変な顔になっていない――どころか、ちょうどいい具合に髪の毛が翻って、確かにいい絵になっている。
「れいはいつもカワエエけど、カメラを通すと一層綺麗に映るなぁ。カメラ映りがええってことかな?」
なっちゃんは満足そうに自分の取った写真を見つめている。
ストレートに褒められたら、さすがに悪い気はしない。というか、恥ずかしい。
「……うー。なっちゃんの撮り方が上手いだけだと思うけど……」
照れで顔が赤くなっていることを自覚しつつ、私は話を逸らす。
「それで、いきなりカメラなんてどうしたの? みたところ、新品……ってわけでもなさそうだけど……」
デジタルカメラではあるけれど、明らかにちょっと古いもののように見える。
掌に乗る程度の大きさではあるけれど、スマホよりずっと分厚くて、今主流のデジカメとは違う気がした。
「おばあが昔買ったみたいなんやけど、最近家を片付け取ったら出て来たんや」
「ああ、あのおばあさんね……」
少ししみじみとしてしまう。
二年前、なっちゃんと初めて会った年。
その当時のなっちゃんは、まだおばあさんと一緒に暮らしていた。
色々あったあの年のことを思い出すと、思い出に浸ってしまう。
「せっかく出て来たんやさかい、使ってみたろーおもてな?」
「いいんじゃない? ……でも、今時デジカメってどうなのかな?」
私もなっちゃんも、スマホは普通に持っている。
それには大抵優秀なカメラが搭載されていて、日常使いするにはそれで十分だった。
だけどなっちゃんは指を振って、甘い甘いと言いたげにほくそ笑む。
「スマホはネットに繋がってて、何が起きるかわからんやん?」
「うん」
「その点、このデジカメは古ぅて、そういう機能は一切ないみたいやねん」
「うんうん」
「だから、れいの趣味の写真撮っても安心やん!」
「うんうん……んん!?」
なんだか、とんでもないことを思いついたようだった。
聞き間違いだろうか。
「れいが露出してるとこを、これでばっちり撮って、記録に残したるから!」
聞き間違えではなかったようだ。
私は――露出癖のある私は、そんななっちゃんの無邪気な笑顔を、赤面して呆然と見つめることしか出来なかった。
私は露出ッ子である。
それは紛れもない事実だ。裸で外を歩いたり、見つかりそうで見つからないところで露出するのがやめられない。
なっちゃんはそれを知っている。
元々裸族気味ななっちゃんは、私の露出癖も特に抵抗なく受け入れてくれていて、それをサポートしてくれることも多い。
私はなっちゃんに露出プレイを助けて貰っている。
体が疼いて我慢できなくなったらなっちゃんにお願いして、一緒に裸で川で泳いだり、家までの道のりを連れて歩いてもらったり、この二年間、有意義な露出ライフを過ごしていた。
そんな私たちも、来年はいよいよ進学の時期だ。
学校でも交流を持っているので、卒業までに色々思い出を作ろうという話はした覚えがあるけれど。
まさかカメラを持ってくるとは。
「うー……やっぱり、恥ずかしいかも……」
私がそう声を震わせながら呟くと、なっちゃんは不思議そうに首を傾げた。
「やってることはいつもと変わんないよね?」
「そーだけどぉ……」
そう、やっていることはいつもと変わらない。
なっちゃんの前で裸になって、服を預けてすぐには服を着れない状況にして。
裸でポーズを取っているだけだ。
丁度いい位置にあった石に腰掛けている体から、自分が裸であることはハッキリすぎるほどよく伝わって来ている。
私の体は、同年代の女子から羨ましく思われるくらいには、発育がいい。
胸は巨乳としか言えない膨らみ方をしているし、腰は細く括れている。
背中に届くくらいの髪の毛は櫛をするりと通すストレートで、烏の濡れ羽色と評されるくらいには艶がある。
お尻の重量感はそうでもないけれど、肉付きはそこそこいい方だと思う。
自分ではよくわからないけれど、顔立ちもそんなに悪い方ではないはず。お父さんは周りに渋いイケメンって言われるくらいには顔も整っているし、お母さんも美人さんとして割と有名だったらしいし、その二人の血を引いている私もそんなに顔立ちは悪い方ではないと考えられる。
きちんと適度な運動と適切な食事で栄養も取っている。
肌や体付きに関しても、平均的な水準は十分クリアしている。
それは、私自身の努力の賜物でもある。メンテナンスをしていないわけじゃない。
そういう意味で言うなら、そういうことを一切してないのに、かなり肌が綺麗で可愛いなっちゃんの方がよっぽど天に愛されている。
ともかく、自分の体には、手間暇をかけている分の自信は持っている。
とはいえ、自分の体に自信があるのと、それを写真に残されるのとでは、ずいぶん話が違う。
なっちゃんが構えているカメラのレンズが、大きな眼みたいに感じられて、ただなっちゃんに見られている時よりよっぽど恥ずかしい。
(最近はなっちゃんの視線にも慣れて来ちゃってたし……これはこれで、いいの、かも……?)
そんなことをつい考えてしまう私。
なっちゃんはそんな私に向けて、幾度もシャッターを切っていた。
「うん、ええよー。ええよー。なんか色っぽくて素敵じゃでー、れいー」
私がぼんやりもじもじとしていると、なっちゃんがそんなことを言ってくる。
はっとしてなっちゃんの方を見ると、彼女が構えるカメラのレンズが近づいて来ていた。
「んっ……!」
裸の体をそのカメラが捉えているのを感じ、私は思わずびくりと体を震わせてしまう。
なっちゃんはますます近づいて来て――そのカメラが私のおっぱいにフォーカスしてくる。
「れい、胸を張って突き出して、揺らしてみてーな」
「……ッ、こ、こう……っ?」
カメラマンのなっちゃんの指示に従って、私は胸を突き出し、軽く上下に揺すって見せる。
ぶるんぶるんと、私のおっぱいは上下にゆっくり揺れた。
「うわー。ええ感じじゃてー!」
パシャパシャと、私の裸の写真を撮るなっちゃん。
撮った写真を見せてもらうと、裸の私が憂いを帯びた表情でそこに写っていた。
やっぱりなっちゃんの撮影技術がいいのか、凄く良い感じに映っているように見える。
「これとか……なんか、神秘的だね……」
胸を反らした裸の私。
その逸らした胸の頂点にある乳首越しに、そこにある岩場が写真に収められている。
程よくぼかしが利いていて、わかる人には場所がわかった。
「一杯思い出残そうなぁ、れい」
なっちゃんはそう言って、屈託のない笑顔を浮かべてくれていた。
彼女にとっては青春の思い出作りの意味合いの方が強いのだろう。
私にとっては、自分の恥ずかしい姿を残すという意味で、少し恥ずかしいことだった。
私は今年、なっちゃんと一緒に最高の一枚を求め――全裸の夏を過ごすのだ。
つづく