SamSuka
夜空さくら
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思い出残す、全裸の夏 ~思い出の商店街〜

■ 思い出の濃い商店街で、玩具付き露出プレイに挑む鈴となぎさ。露出プレイにはありがちなトラブルが起きてしまいます。


■ 一昨年書いた『キミと過ごした、全裸の夏』、去年書いた『二人で過ごす、全裸の夏』の続編シリーズです!

■ なっちゃんが手に入れたデジカメを使って、最高の露出写真を撮りに色んな場所に訪れるお話です。卒業を来年に控えた、青春の思い出作りも含んでいます。……青春が全裸撮影っていうのもどうなんでしょうねーw-; この二人らしいといえばらしいかもですけれど。

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 私となっちゃんが通っている学校は、私となっちゃんが全然違う市町村から通っているように、色んなところから色んな方法で通っている人が多い。

 必然的に通学路といってもみんなバラバラになってしまうので、一緒に登校したり下校したりということはほとんどなかった。

 そんな中、学校から大きな駅に通じるためのその商店街は、皆が示し合わせて一緒に帰る道としては非常に都合がいい場所だ。通る時にたまたま一緒になることもある。

 実際、私となっちゃんも良く利用していたし、他のクラスメイトとの思い出もたくさんある。

 朝や昼間は学校の生徒で賑わう、そんな商店街に。


 私は全裸とほとんど変わらない姿で立っていた。


 普通と言えるのは足元の靴くらい。

 走って逃げることも考慮して、ごく普通のソックスとシューズを履いているのだけど、そのせいでかえってそれ以外の肌の露出が際立ってしまっている。

 特に足先に近い太ももから股間、腰にかけての感触がすごい。

 何も着ていない事が強調され、余計に恥ずかしかった。

 思わず手で隠したくなるけど、下手に触れられない。

 私のクリトリスには、クリキャップがはめられているからだ。

 少し身動きするだけでも強調されているように感じるのに、触れたりなんかしたらどうなるか。想像するのは簡単だ。

 かと言ってそこから意識を逸らそうとすると、別の場所の感覚が際立ってしまう。

 それは胸。人よりちょっと大きいーーなっちゃんに言わせればめちゃんこでかいーー私の胸は、何もなくてもその大きさと存在感を発揮している。

 その上、今はその頂点にそれをさらに際立てる道具が取り付けられているのだから、強く感じないわけがない。

 小さな万力の構造で乳首を挟んで固めている乳首リング。それが僅かな動きで強い刺激を生みだして、私の頭を痺れさせる。

 そんな私の首には、なっちゃんの手で犬の首輪と同じものが嵌められている。人間が着けるように細工はしてあるけれど、見た目は完全に犬の首輪で、人が身に着けるためのものではないことは明らかだ。

 その首輪にはやたらと目立つ赤いリードが着けられていて、そのリードの先端はなっちゃんが握っていた。

「ほれ、いくで。れい」

 フード付きのポンチョを目深にかぶったなっちゃんが、私を先導して歩いてくれる。

 私は普段は降ろしている髪を丁寧に纏めて、帽子の中に押し込んで隠していた。二人してマスクをかけて、顔立ちが見えないようにしている。

 そうしている理由は、ここが馴染みの商店街だからだ。ほとんどの人は寝ているはずだし、夜中までやっている店はほとんどない。商店街には飲み屋があっておかしくないけれど、学校の前の商店街ということで治安など諸々の理由からほとんど店が夜十時には閉めてしまうようにしていた。

 露出には都合がいいけれど、完全に無人になっているわけではないし、顔見知りの店主さんや店員さんに見つかったら大変だ。

 写真を撮られたらアウトなので、顔を隠すのは必要な処置だった。

 見つかったら大変なことになる恐怖に足を震わせつつも、私はとんでもないところで、凄い気持ちよくなるものを身に着けて歩いていることに興奮してしまっていた。

「はーっ……はーっ……はーっ……」

 吐く息が熱い。マスクに籠ってしまって余計に熱く感じる。

 ただでさえ恥ずかしさで沸騰しそうな頭が熱されて大変だった。

(ううぅ……っ! でも、ここまで来たからには……楽しまなきゃ……っ!)

 こんな機会は滅多にない。こよみさんがいる間にしか出来ない露出プレイなのだから。

 身体を隠しそうになる両手を後ろ手に組んで、私は胸を突き出すようにしながら歩く。

 そんな私に向かって、なっちゃんはカメラを構えて撮影してくる。

 パシャパシャと、シャッターを切る音が、いまの私の姿を切り取ってくれているのだということを実感させてくれた。

「んんんっ……!」

 こんな恥ずかしい格好が、興奮している自分の姿が、確かな形になって残ってしまう。

 それはなんだかとても恥ずかしくて、興奮してしまうことだった。

 私は夢心地のまま歩いていたのだけど、不意になっちゃんが撮影した画像を確認して、眉を潜めた。

(……? なっちゃん?)

 どうしたのか私が尋ねようとすると、なっちゃんは近づいて来て、私にその画面を見せてくれた。

 裸の痴女が、商店街を歩いている。

(うわ……こんな格好してるんだ……傍から見ると、本当に変態……だけど……)

 私はなっちゃんが感じたことを理解する。

 帽子はともかく、マスクが非常に邪魔だった。それのおかげで顔を隠せているのだけど、そのせいで私だということが少しわかりにくくなっている。

 私やなっちゃんはもちろん私だとわかるけれど、これじゃあ私が露出しているところを撮っている、という感じがしない。

(でもさすがに……ここでマスクを外すわけにはいかないし……)

 あまりにも危ない橋を渡ることになってしまう。

 そうしているうちに、私たちは学校側の商店街の出口にまでやって来てしまった。

 あとは来た道を戻るだけだ。

 なっちゃんは私を商店街の入り口に置いてある、看板の傍に連れていく。

「この隣に立って、一瞬だけマスク外してな」

 なるほど、それなら私ということがよくわかる写真になるし、身バレにも配慮することが出来る。

 私となっちゃんは周りの気配を慎重に探りつつ、その看板の前でマスクを外した。

「れい、こっち見てポーズ取ってー」

 なっちゃんが呼びかけて来るのに対し、私は焦った。

 写真を撮る時のポーズなど、決めていなかったからだ。

 特に今回は露出ッ子として写るわけだし、無難なポーズというのも違うかもしれない。

(えーと、えーと、えーと……っ)

 私は散々迷った末、結局へっぴり腰で両手でピースをする変なポーズになってしまった。

 違う意味で非常に恥ずかしい。

 プルプルと胸やらお尻が震えているのがわかる。

 でもなっちゃんからすればとてもいい画が撮れたのか、やたらとシャッターを切りまくっていた。

「うん、ええでええでー。よか写真が撮れたじゃが」

 ほくほくとテンション高めにいうなっちゃん。

 私はどんな恥ずかしい写真が撮られてしまったのかと羞恥を感じてしまうのだった。

「ほんじゃ、こよみ姉のところまで帰るき」

「あ、ちょ、まっ……っ」

 なっちゃんが歩き出して、私はそれを慌てて追いかける。

 マスクをまだ身に着けていない。

 私は歩きながらマスクを身に着けようとして――なっちゃんが急に後ろを振り返った。

「――あっ、まずっ! れい、急ぐで!」

「えっ、えっ!?」

 早歩き程度のスピードだったけれど、急に足取りが早くなったなっちゃん。

 私はそれに慌てて続こうとして、顏につけかけていたマスクを取り落してしまった。

「あっ、あっ!」

 一瞬立ち止まりかけた私は、少し離れたところに人影を見付けてしまう。

 学校の方から歩いて来ているように見える。最悪、夜遅くまで残っていた先生という可能性もある。

「~~~~っ!」

 なっちゃんが焦るのも納得だ。

 私はマスクを拾うことを諦め、なっちゃんの後ろについて急いで歩いていく。

「は、走った方が、いいんじゃっ」

「あかん! いまのれいは走れんやろ!」

 確かにそうだった。

 胸に着けているリングピアスが振り回されて、凄いことになってしまいそうだ。

 手で抑えて走ればいい気もしたけれど、それはそれで大変なことになりそうだし。

 私はドキドキする心臓と、焦燥感を掻き立てられる気持ちを抑え込みながら、必死になっちゃんのあとに付いて行く。

 見つかるかもしれないドキドキの状況なのに――私は無性に興奮していた。

 マスクが無くなったことで、解放感が凄い。さっきまでが結構圧迫された感じだったから、その楽さで余計にそう感じるのかもしれない。

「はっ……はっ……はっ……!」

 身体全体が熱い。手を振って、胸を揺らして、汗が滲んだ肌に風が当たるのを感じる。

 固くなっている乳首をリングピアスが引っ張り、クリキャップに閉じ込められたクリトリスが痛いくらい疼いていた。

「はぁっ、はっ、はぁっ……!」

 興奮しすぎて気持ちいいのか苦しいのかもよくわからない。

 私はフラフラしながらもどうにかなっちゃんの後ろについて歩いて行き、ようやく商店街の駅側の入り口まで戻って来た。

 駅前のロータリーに停められたこよみさんの車が見える。

(なんとか、無事に終えられた――)

 そう思った瞬間だった。

 商店街入口の脇から、別の場所で飲んでいたと思われる大人の集団が出て来たのは。

「~~~~っ!」

 その位置はよりにもよって、こよみさんの車への動線上だった。

 こよみさんの車に辿り着こうとすると、どうしてもその集団に見つかってしまう。

 かといって後ろに戻ることは出来ない。さっきの人は間違いなく商店街を通って来ているからだ。

 絶体絶命。心臓がきゅっと縮み上がる。

 固まりかけた私を、首輪に繋がったリード越しになっちゃんが引っ張る。

 なっちゃんに視線を向けると、彼女は真剣な目で頷いていた。

「――ッ!」

 言葉は必要なかった。

 私となっちゃんは早歩きで一直線にこよみさんの車を目指す。

 私は出来る限り顔を伏せ、なっちゃんの足下だけを見て歩いた。

 その時、こよみさんの車の方から短いクラクションが響いた。

 どうしてそんな目立つことを、とその時は思ったけれど、後から大人たちの視線を自分の方に誘導してくれたのだとなっちゃんが教えてくれた。

 こよみさんの車の方を見た大人たちは、反対側から私たちが迫って来るのに気づくのが遅れ――

「え?」

「なんだ?」

「うおっ」

 私たちは大人たちの脇を抜けて、一気にこよみさんの車へと向かうことが出来た。

 私の体に、視線が突き刺さって来る。見られていることがわかる。

 心臓が痛いくらいに締め付けられて、全身から嫌な汗が噴き出した。

 足が震えて、いまにも崩れ落ちそうになりながらも、歯を食い縛って最後の直線を歩き切る。

 こよみさんの車のスライドドアが開く音がして、なっちゃんが先に飛び込んで私に向けて手を差し出してくれた。

「掴まってっ」

 私はなっちゃんの手を取って車の中に転がり込む。

 ドアを閉めようとしかけたら、なっちゃんが私の頭を抱えて、抑えて来た。

「振り向いたらあかんでっ」

 そうだった。

 いまは確実にあの集団に見られている。

 振り向いたらせっかく俯いて隠したのに全部水の泡だ。

 幸い、スライドドアは私が何をしなくても閉まってくれて、車内は外界から遮断された空間になる。

 こよみさんはすぐに車を出してくれて、その場からすぐに離れることが出来た。

 暫く車内に沈黙が流れる。

 少し経ったところで、私はようやく無事に乗り切ったことを実感し、身体から力を抜くことが出来た。

「は、ふ、ぅ……っ、んっ、んんんん……っ!」

 安堵したら急に来た。

 ガクガクと体が震えて、目の前が真っ白になる。

 なっちゃんが何か呼びかけて来てくれていたみたいだけど、私はそれに応じる余裕もなく、体を快感に震わせていた。


 こうして、こよみさんの協力の元行った露出プレイは、なんとか無事に済んだのだ。



エピローグに続く


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