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夜空さくら
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ラバーシスター学園(仮)①

■ 淫魔に対抗するために作られた、シスターを育成するための学園でのお話です。

■ 今回から数回に渡って、彼女たちの一日を書いてみます。本格的な長編を書く際には、ちょっと設定を変えるかもしれませんが、よろしくお願いいたしますーw-ペコリ

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 人々を惑わし、淫靡な道に踏み外させる悪しき存在――淫魔・サキュバス。

 この世界では、そんな邪悪な存在に対抗するために、ある特別なシスターを育成する学園が存在した。

 学園の名は、『セント・スターシムゴ学院』。

 通称――ラバーシスター学園、である。



 人間には、三つの三大欲求がある。

 食欲、睡眠欲、そして性欲。

 そのひとつである性欲に直接干渉してくる淫魔は、人間にとって最悪の相性の魔物であると言える。

 人間に対し、直接的な脅威を与えて来る存在である魔物には、古来よりドラゴンやシーサーペントなどがいたが人間が科学技術と魔法を融合させ、誰でも大きな破壊力を生み出せるようになってからは、昔ほど脅威とはみなされなくなった。

 そんな中でも、淫魔に対しては誰もが逆らえず、欲望を操られてしまう。

 淫魔に対抗できなければ、人間は淫魔の奴隷となり、言葉通り性的に搾取される家畜とされてしまう。

 だが、人間もやられてばかりではなかった。

 それに立ち向かうために、人間は様々な方策を練って来のだ。

 その方策の内、一つの結実した姿が――その学園であった。



 学園に所属するシスターたちは、全員が寮で暮らしている。

 早朝、目を覚ましたアリシアは、早速身支度を始めていた。

 軽くシャワーを浴びた後、長い金髪の髪をタオルの中に纏め、邪魔にならないようにしてから、制服を取り出してくる。

 その制服とは――ネックエントリー式の、ラバースーツだった。

 アリシアはその柔らかい曲線を描くお尻をベッドに降ろし、足先からそのラバースーツの中に差し込んでいく。

 ラバースーツの中には、ぬるりとした特殊なローションのようなものが塗布されており、それが彼女の足を奥に進んでいくのを助けていた。

 ヌルヌルとしてひんやりしたローションの感触に顔を顰めながらも、アリシアはその足を更に奥へと挿し込んでいく。

 その足先は、ラバースーツの端に達し、ぴちぴちと音を立てながらその足に沿わせるようにラバースーツを引っ張り、たるみを消してぴっちり見に着けていく。

 もう片方の足も同様にして、アリシアの両足はラバーの光沢に覆われた。

「んっ……っ」

 アリシアは軽く指先を蠢かせる。そのラバースーツは足の指先までしっかり分かれており、足の指を動かす度に、指の間同士が擦れ合い、キュッキュッ、と音を立てた。

「……ふーっ」

 アリシアは一つ息を吐くと、そのラバースーツの着用を更に進める。

 アリシアのお尻を越え、ラバースーツがさらに引き上げられ、胸の辺りまでラバースーツに覆われた。

 両腕を片方ずつ捻じ込むようにして腕をスーツの中に入れ、袖側へと手を伸ばす。

 指先までしっかりラバースーツに覆われ、アリシアは手を揉むようにしてその両手の感触を確かめた。

 そして、自分で自分の胸を揉み、スーツの位置を乳房に合わせる。

「ふっ……んっ……」

 絞り出すように声をあげてしまいながらも、どうにかラバースーツを着用しきるアリシア。

 彼女の体は首から下が完全にラバースーツに覆われており、その体のラインがバッチリ浮かび上がっている。

 軽くアリシアが体を上下に揺らすと、ラバースーツに包まれている彼女の胸がゆさゆさと良く揺れた。

 彼女の胸は特別大きなわけではないが、皆無というわけでもない。少なくとも体にぴっちり密着するラバースーツを着れば、十分目立つくらいにはなっていた。

「……んっ……相変わらず、これには慣れない、わね……」

 ラバースーツが的確に抑えて支えてくれているため、胸が揺れてもそう痛くはならない。

 とはいえ気になることは確かなので、アリシアは少し胸を手で抑えつつ、髪の毛を纏めていたタオルを解いた。

 パサリとアリシアの金の髪の毛が広がり、黒いラバースーツとの対比でよく映える。

 ラバースーツを見に着けたアリシアは、自分の首に太い首輪を巻きつける。

 その首輪からは十字架が吊るされており、彼女の体に聖なる力を与えてくれる。

 最後に、シスターが頭に被る頭巾――ウィンプルを被れば、見た目はかなりシスターらしくなった。もちろんその材質もラバーであり、髪の毛を覆うように垂れているベール部分は、ラバー特有の光沢を放っている。

 肌の露出は顔くらいのもので、ある意味とても貞淑な姿といえる。

 もっとも、彼女の姿を見てかえって劣情を刺激される者もいるだろう。

 何とも相反した姿をした存在、それがラバーシスターだった。

 アリシアが身支度を整えたところで、タイミングよく部屋の扉がノックされる。

「アリシアー。起きてるー?」

「朝の礼拝に参りましょう」

 背筋を伸ばし――その際乳房が揺れてアリシアは顔を赤くしたが――平静を装ったすまし顔を作るアリシア。

 入口まで歩き、その扉を開く。

「おはようございます、メリッサ先輩、メリーベル先輩」

 礼儀正しく挨拶をするアリシアの前には、瓜二つの双子のシスターが立っていた。

「おはようアリシア! うんうん、ちゃんと身支度出来てるね!」

 快活な笑顔を浮かべるメリッサ。

「おはようございます、アリシアさん。今日も素敵ですね」

 清楚な笑みで柔らかい声をかけるメリーベル。

 双子の二人は、アリシアの先輩シスターであり、アリシアの教育係であった。


 こうして――ラバーシスターたちの一日は始まる。


つづく


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