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夜空さくら
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匂いフェチな彼氏と断れない彼女 ~ラバースーツ編~

■ ラバーシスター学園(仮)シリーズを本格始動する前に、数回短編の更新を挟みます。今回は、匂いフェチな彼氏と、それに付き合わされる彼女のお話です。

■ 最後まで読んでいただければわかるかと思いますが、本命は次です0w0クワッ そちらは支援者様限定公開にしようと思いますので、この話を読んで興味を持った方はぜひ支援してやってくださいーw-ペコリ

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 俺、里見敦は自他ともに認める匂いフェチである。

 元々は自分の体臭管理のために、程よい匂いの芳香剤を追求しているうちに芽生えた性癖なのだが、いまとなっては仲間内では俺の代名詞みたいになっている。

 だが匂いというものは動物としての本能に直接的に訴えかけてくる要素であり、ぐっと来ない人間の方がおかしいのではないかとも思う。

 まあそんな話はどうでもいいとして。

 重度な匂いフェチである俺には、そんな俺にはもったいないくらい素晴らしい、交際している彼女がいた。

 彼女の名前は洞島咲来。

 『サクラ』の名前の通りものすごくいい香りのする体臭の持ち主で――桜の匂いはあまりしないとかいう奴は素人だ――その匂いを嗅いでしまった俺が猛アタックの末、お付き合いに至ることができた。

 人生バラ色とはよく言ったもので、咲来さんと付き合い始めてから、俺の日常はささやかな時も彼女の匂いに満たされ、幸せ絶頂であった。

 彼女の匂いを嗅ぐためであればなんだってする。


 だから俺は、彼女に向けて土下座していた。


 咲来さんはそんな俺の行動を見て、目に見えてドン引いていた。

「あの……敦さん、顔をあげてください」

 コロコロと鈴が転がるような、優しくも涼やかな声が後頭部に当たる。

 だが俺はあえて顔をあげない。重ねてお願いする。

「お願いします! 咲来さん……! これを……ラバースーツを着てください!」

 土下座する俺の前には、黒光りするラバースーツが畳まれておかれていた。

 ラバースーツ。

 その名の通り、全部ラバーで出来た特別な作りの衣装だ。

 特にこのラバースーツは余計な装飾などが一切ない、見ようによっては全身タイツにも見えるラバースーツである。

 それを俺は彼女に来て欲しいと、土下座してまで懇願しているのだ。

 主な理由は二つ。

「絶対咲来さんに似合うから……!」

 ラバースーツは体に張り付くような構造上、その体のスタイルがもろに出る。

 少しでも体形に自信がない人は出来れば避けたいと思うタイプのスーツだろう。

 その点、咲来さんにその心配はない。

 真面目でストイックな彼女は、自ら進んでジムに通い、体形管理を完璧に行っている。

 そのため、無駄な贅肉は一切ついていないし、引き締まった体形は非常に美しいものだ。

 さらに、そのスタイルは――とてもいい。

 彼氏目線であることを差し引いても、咲来さんの体は出るところが出て、引っ込むべきところが引っ込んでいる。

 引き締まったお尻も魅力的だが、なんといっても彼女の魅力は胸だ。

 下品でない程度に大きく、その魅力は果てしない。本人は運動するときにスポブラで押さえつけないと揺れて痛いから嫌だというが、逆に言えばそれくらいずっしり大きく重いということだ。

 そんな咲来さんの体を、ラバースーツが覆えばどうなるのか。

 最高の最高であることはいうまでもないだろう。

 ぜひとも見たいし、彼女の体を包んだラバースーツに触れてみたい。

 俺が彼女のラバースーツ姿を見たい第一の理由である。

 そしてもう一つは。

「ラバースーツに閉じ込めた咲来さんの匂いを……思いっきり嗅ぎたいんだ……!」

 俺の欲望前回の願いである。

 ラバースーツというものは、その素材からして、その匂いを閉じ込める。

 その状態でちょっと運動なんかして、咲来さんを気持ちよくさせて、立ち上る匂いをその中で熟成させれば。

 きっと想像もできない、最高の匂いが出来上がるはずだ。

 俺はそれが嗅ぎたい。どうしても嗅ぎたい。

 だから一切の躊躇もなく、俺は彼女に向けて土下座して懇願しているのである。

 額を床に擦り付けるようにして土下座し続けることしばらく。

「……話はわかりましたから、顔を上げてください」

 咲来さんがそうため息と共にいった。

(よしっ! 押し切った!)

 そんな確証を得ながら、俺は顔を上げる。

 咲来さんは俺のすぐ傍にしゃがみ込んで、呆れた目で俺を見つめていた。

「ラバースーツ、着ればいいんでしょ? 着てあげますよ」

「咲来さん……!」

「でも、シャワーは先に浴びますからね。さすがに一日汗を掻いてますし」

「俺は別にそれでも全然構わないけど――」

 むしろ、いい。

 咲来さんの匂いであればウェルカムだったのに、断固拒否されてしまった。

「私が構うんですっ」

 そういって咲来さんはラバースーツをもってお風呂場の方へ行ってしまった。

「……しまった、目の前で着替えてもらうこともお願いしておくべきだったか」

 少し残念に感じたが、最初から飛ばしすぎてもよくないだろう。

 俺はそう自分を納得させ、咲来さんが出てくるのを待った。



 ほんの二十分くらいのことだったのに、一時間は経ったように感じた。

 そろそろ脱衣所に突入しようかと考えていた俺の元に、ぺたぺたと生足とも違う、不思議な咲来さんの足音が近づいてくる。

 俺は思わず正座して、背筋を伸ばして咲来さんの登場を待った。

 いよいよ、咲来さんの姿が見える――と、思ったら、部屋の入口から咲来さんがぴょこんと顔だけ出した。

 頬が妙に赤いように見えるのは気のせいではないだろう。

 壁に隠れている体が、もじもじとしているのがわかる。

 首がちらちら見えていたが、そこをラバースーツらしき黒いものが覆っているのがわかる。

「あの……着れました、けど……」

 俺はすっとさりげなくスマホを手に取る。

「撮影はだめですっ」

 怒られたので、そっとスマホを元の場所に戻した。

 できれば映像に収めたかったが、咲来さんの性格的に無理だろうことはわかっていたのでこだわりはしない。

(その分、目に焼き付ければいいんだからな……!)

 目に力を込め、咲来さんを見つめる。

 咲来さんはなおも躊躇っていたが、ゆっくりと体を出してくれた。

「その……さすがに、これは……恥ずかしすぎるんじゃ、ないかと……」

 咲来さんの体は、ラバースーツに覆われていた。

 俺が彼女に渡したラバースーツは、体の前面にファスナーが入っているタイプだ。

 普通ラバースーツといえば背中側にファスナーが走っていることが多いけれど、俺はあえてこちらのタイプを選んでいた。

 本人に着てもらうつもりだったし、匂いフェチとしては後ろ開きよりも前開きの方が、後々の都合もいいからだ。

 その考えをいったんわきに置いておいて、俺は咲来さんの姿を隅から隅まで目に焼き付けていく。

 最初に目に着くのは、やはりラバースーツに包まれた胸だろう。

 まあとにかくすさまじい。ラバースーツがぴっちり胸に張り付いているため、その胸の膨らみはとにかく目立つ。

 咲来さんの体の震えに合わせて、その胸も大きく揺れ動いていた。

 それだけでもインパクト絶大だったのに、咲来さんのラバースーツ姿はそれだけじゃない。

 手足の引き締まった細さが強調されているし、腰の括れなんかは特に素晴らしい。

 うっすら腹筋が浮いているのもまた魅力的だし、お尻の丸みも実に見事だった。

 そして、そのラバースーツが食い込んでいる股間の辺りのエロさ。

 着脱用のファスナーはおへその下くらいまでで止まっているので、そこから下はファスナーの影響もなく、ラバースーツに覆われた股間の様子が際立っていた。

 ぴっちぴちにラバースーツが張り付いた咲来さんの股間部分の様子は、とにかくエッチとしか言いようがない。

 思わず拝んだ。

「ありがとうございます……」

「なんで拝むんですか……そんなにいいんですか? この格好……」

 顔を真っ赤にしながらぼやく咲来さん。

 僕は何を当たり前のことをと力説した。

「最高ですよ! 特に胸は絶対いい形になると思ってたんですよ!」

 思ったことを正直に言っただけのつもりだったが、その言葉に咲来さんはジト目をして俺を見つめて来た。

「…………へんたい」

「うっ!」

 破壊力のある言葉すぎる。俺にとっては栄誉だし、咲来さんも本気で言っているのではないことは十分伝わってくる。

 そもそもそんな言葉一つでダメージを食らうなら、最初からお願いしていない。

「触っても、いいでしょうか!」

 俺は一気にそう提案する。咲来さんは調子のいい俺の様子を見て溜息を吐きながらも、その両手を俺の方に向けて広げて無抵抗を示して来た。

 その許可に甘えて、俺は咲来さんに近づき、その体に向かって手を伸ばす。

「うぉ……! これは……!」

 最初に取った手は、ラバースーツに覆われていて素手の感触がずいぶん遠い。

 けれど、確かにそのラバーの奥に人の体温があるってわかる。

「ん……っ、これは……気持ちいいな……!」

 すべすべしたラバースーツの感触は、触れている側としては実に心地よかった。

 触れられている側はどうかわからなかったけれど、咲来さんは顔を赤くして呻く。

「ふっ……ぅ……っ、ん……っ」

 悩まし気な吐息が彼女の口から零れる。

 その彼女の反応に、ムラッと来るものを感じた。

(あー、やばい……これ……抑え利くかな……?)

 そんなことを心の中で思いつつ、俺は彼女の体にゆっくり手を這わせていく。

 腕から肩、そして背中。

 ラバースーツの表面を滑る感触が非常に心地よい。

「ふ……っ、んっ……っ」

 それは、触れられている咲来さんの方も同じのようだった。

 悩まし気に呻きながら、体をよじって悶える咲来さん。

 俺はそんな彼女の反応に昂るものを感じながら、いよいよその本丸、彼女の大きな乳房へと手を走らせる。

 咲来さんの乳房は、俺が手を限界まで広げてようやくしっかり掴めるほどの大きさがある。

 いまはその乳房をラバースーツが覆い、ブラジャーに包まれているのともまた違う、実に素晴らしい見た目になっていた。

 その乳房を、俺の手が掴む。

 弾力がすごかった。ラバースーツに覆われて、密度が上がっているからか何なのか知らないが、とにかく気持ちがいい。

 胸を揉む感触に打ち震えつつ、俺はさらに彼女の胸を堪能する。

「……っ……っ、んっ……っ、ふっ……っ!」

 揉んでいるうちに、先端辺りに固い感触が生じ始める。

 咲来さんも十分感じてくれているようだ。咲来さん自身、ここまで気持ちよくなれるとは思っていなかったのかもしれない。

 ますます興奮が高まってしまう。

 そんな実感を得ながら、俺は固くなったその先端を摘まむようにして刺激を加えた。

 ラバースーツのせいで摘まみやすくはなかったけれど、その動きだけで彼女は十分感じてくれた。

「ふあぁぁっ……! んあっ!」

 びくんっ、と体が跳ねる。

 これだけ感じていれば、十分だろうか。

 俺は心臓が張り裂けそうなほど高鳴っているのを感じつつ、胸を揉んでいた手を下へと滑らせていく。

 その先にあるのは、咲来さんの股間だ。

 俺の指先がそこに到達し、軽く刺激を加える。

「んっ!」

――くちゅっ。

 小さな呻き声と共に、咲来さんの股間から艶めかしい音が生じる。

 ラバースーツ越しでもはっきりわかる。ラバーを一枚挟んだその向こうで、咲来さんの割れ目がぱっくり開いていることが。

 ぐちゅぐちゅに濡れたそこがどうなっているのか――想像するだけで興奮する。

 俺は咲来さんに仰向けに寝てもらい、体を開いてもらった。

「……行きますよ、咲来さん……っ」

「…………ん」

 尋常じゃないくらい顔を赤くしつつも、咲来さんはそう答えてくれた。

 俺は彼女のラバースーツのファスナーに手をかけ、ゆっくりと引き下ろしていく。

――ムワッ。

 ラバースーツの中に閉じ込められていた咲来さんの匂いが途端に強くなった。

「~~~~っっ!!」

 鼻孔から入って来た匂いに、思わず体が戦慄する。

 少し開いただけでも、これほどまでに強烈な匂いがする。

 胸の谷間や股間はどうなっているのか、想像するのも楽しかった。

 ゆっくりとファスナーを下げていくと、そうした分、強烈な匂いが立ち上る。

「ふぉおおおっ……!」

 くらくらするくらい、咲来さんの匂いは強烈で、俺の頭を揺さぶった。

 左右に開いていくラバースーツの隙間から見える咲来さんの肌は、非常に汗ばんで、火照っていた。

 むしゃぶりつきたくなる思いを抑え、さらに下へと下げる。

 ファスナーを一番下まで下げた後、俺はその割れ目の一番下に指をかけ、鼻を近づけながら下腹部を覆っているラバースーツを引っ張って持ち上げる。


 その瞬間、俺の鼻に飛び込んできた咲来さんの雌の匂いは――この上なく、最高なものだった。


 あまりに最高すぎて、がちがちになったペニスから精液を暴発させてしまったくらいだ。

 結局その後、服を脱ぎ捨てた俺は、ラバースーツの中から匂いを漂わせる咲来さんと絡み合い、非常に楽しい夜を過ごさせてもらった。

「なんだかんだ、咲来さんも楽しんでくれたみたいでよかったよ」

 俺がそう心のそこからの感謝を込めていうと、咲来さんは顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。

「……次は、普通にしましょうね」

「ああ、もちろん。咲来さんを普通に愛でるのも、俺がやりたいことだから」

 そう言って咲来さんにキスをすると、彼女は素直に受け入れてくれた。

 ただ、咲来さんはまだ知らない。

 俺が彼女の匂いを堪能するためにして欲しいことは、まだあるのだ。

 そのために、すでにスーツケースも用意している。


 いつそのことを言い出そうか――俺は次のことを考えて、心躍らせるのだった。


ラバースーツ編 おわり


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