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夜空さくら
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パーツレンタル装置・実装編・とあるカップルの場合(後編)

■ パーツレンタル装置の実装編、恋人の場合の後編です0w0クワッ!

■ 自分の体をレンタルして楽しもうなんていうくらいですから、茜ちゃんは結構な特殊性癖です。恋人にレンタルされて、好きにされることに悦びを見出しています。ぶっちゃけていえば変態ですーw-ウム ……え? 変態じゃない奴の方が珍しいだろって? それは……そうなんですが……ーw-;

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 人間の体のパーツを気軽にレンタルすることが出来るようになった時代。

 私は自分のパーツを人にレンタルするのに嵌っていた。

 パーツレンタル装置の理屈としては、元々ある身体の『情報』を吸い出して、代わりとなる『情報』を置き、別の場所で吸い出した『情報』を元に体のパーツを再構築するというものだそうだ。

 正直よくわからないし、それでどうしてそれが可能になるのかはよくわからない。

 普通に『情報』をコピーして構築するという方法でもいい気がするけれど、どうしてだかそれは出来ないらしい。

 まあそれが出来るならそもそもレンタルなんて方法にはならなかっただろうから、何かしらの制約があるんだと思う。

 ともかく、研究者でもない、一般ユーザーの私としては、わかっていればいいことは一つだけ。


 レンタルしたパーツに蓄積した快感が、パーツと共に蘇ってくる感覚は、癖になるくらい気持ちいいということ。


 私はそのレンタルする快感の虜になってしまったのだ。

 恋人である元樹くんには呆れられてしまうこともあるけれど、気持ちいいのだから仕方ない。

 元樹くんだって、貸した私の体を使って気持ちよくなれているハズだから、誰も損はしていない。

 そんなわけで私は毎日のように、元樹くんに体をレンタルして楽しんでいた。

 いままでの中で一番気持ちよかったのは、下半身を丸ごとレンタルした時だっただろうか。

 私がデスクワークで忙しくて彼に構えなかった時、下半身を丸ごとレンタルして元樹くんにセルフで楽しんでもらったのだ。

 下半身をレンタルすると、排泄の必要がなくなるというメリットもあって、デスクワークが主な職種の人だと、自分の下半身を常に貸し出しているような状態にしている人もいるらしい。

 パーツのレンタルはお金になることもあるから、割とそれで副業収入を得ている人も多いと聞く。

 私の場合はただの趣味だけど。

 ともかく、そうやって暫く元樹くんに自分の下半身をレンタルして、久々に返して貰ったところ――危うく脱水症状を起こしかけるレベルでイキまくって大変なことになってしまった。

 元樹くんは普通に使っただけ、と言っていたけれど、明らかに激しく犯しまくってくれたことは間違いない。

 そのおかげでパーツレンタルに本気ではまり込んでしまった、と言えなくもない。

 元樹くんには責任を取ってもらうつもりだから問題ないけれど。

 それはさておき。

 今回はその時を超える規模のレンタルを行っていた。

 最近のパーツレンタル装置は、自分で貸し出す範囲を設定して、日数も決めることが出来る。

 個人で使えるようなレベルのものは、最長でも一週間くらいまでしか貸し出せないけれど、趣味で使うには十分すぎた。

 重要なのは、指定できる範囲だ。

 指の一本ずつから、下半身全体まで幅広く設定することが出来る。


 今回私は、その機能を最大限まで利用して――自分の体を『丸ごと』元樹くんに貸し出していた。


 正直ここまで貸し出せるとは思っていなかった。

 首から下全部を貸し出す、までは見たことがあったから出来ると思っていたけれど、まさか全身丸ごと貸し出せるなんて。

 そうなった時、貸し出した側の自分がどうなるのかは説明書にも書いてなかったから、どうなるかわからなかったのだけど――出来るとわかったら、やってみたくなるものだと思う。

 かくして私はお気に入りのソファに腰掛け、元樹くんに全身を貸し出してみたわけだけど、貸し出した私は思っていたのと違う状態になっていた。



 パーツレンタル装置に『全身』を指定して起動した瞬間、私は何も見えず、何も聞こえず、動くことも出来ない状態になった。

(あー……こうなるんだ)

 てっきり起動した瞬間、意識が途切れて寝ているような状態になるんじゃないかと思っていたけれど、案外普通に思考することが出来ている。

 脳も貸し出しちゃっているはずで、いまの私の体は単なる物体でしかないはずなのだけど、私はいったいどうやって思考してるんだろう。

(魂とか……そういうのが実在するって証拠だったり……? するの? よくわかんないや)

 身体の感覚が全くなくなってしまったのかといえば――そういうわけでもなかった。

 なんとなくソファに触れている部分の感覚はある。

 ただ、体を動かすことが出来ないから、なんだか変な違和感が生じ続けている。

(んー……暇だなぁ、これ)

 最初はちょっと面白いような気がしていたけれど、目も見えないし何も聞こえないから、楽しみようがない。

 眠くなればよかったんだけど、そういう感じでもない。

 妙に冴えた意識だけがずっと残り続けている。

(これなら、まだ首から下だけ貸し出して、元樹くんの様子を見てた方が楽しいかな……)

 私はそう思いながら、レンタル時間が過ぎるのを待った。

 もっと短時間から試せばよかった。数時間分も貸し出しちゃったから、この暇な時間が続くのかと思うと、かなり後悔がある。

 とても退屈な時間が、どれくらい過ぎた時だろうか。

 なんとなく、体の表面に何かが当たったような感じがした。

(……そういえば、目や耳は機能してないのに、触覚だけはちゃんと活きてる、のよね)

 どういう基準なのだろう。

 私がそんなことを考えていると、自分の手に誰かが触れてくるのを感じた。

 触れられた瞬間、私は全身が震えるほどの、強烈な快感を覚える。

(んひっ!? な、なに、なに!? これ……なっ――んひぃっ!?)

 多分元樹くんが、私の仮の体に触れて来ているのだということはなんとなくわかる。

 わかるのだけど、その刺激が妙に心地いい。触れられた場所が全部乳首かクリトリスになったみたいな、そんな強烈な快感が絶えず襲い掛かってくる。

(ふぎぃいいっ……! ふ、普通にレンタルした時は……ッ、こんな風に、ならないの、にぃ……っ!)

 いままで体のパーツを貸し出した後、その部分に触れて見ても、こんなに気持ちよくなることはなかった。

 例えばおまんこだけ貸し出した時に、自分の体に存在する仮の体に触れても、全然気持ちよくならなかった。

 だから、感覚とかはなくなるものだとばかり思っていたのだけど――今は違うみたいだ。

(はぐっ! あっ……! んぎぃっ! んひぃっ!?)

 まだ手に触れられているだけなのに、こんなに気持ちよくなってしまうなんて。

 快感に振り回される私の脇の下に、大きな手が差し込まれて、私の全身が持ち上げられる。

 いまの私の体は普通よりも遥かに軽くなっているみたいで、まるで子供を抱き上げるようにして、私の身体は移動させられた。

 そしてそのまま、柔らかい場所に寝かされる。

 どうやら元樹くんは、仮の体になった私の身体でも楽しむつもりのようだ。



 ベッドの上に、茜ちゃんの身体と茜ちゃんと瓜二つのラブドールが並んで寝ている。

 材質以外は寸分違うことなく同じで、僕を昂らせてくれる。

 一見すると、本物の茜ちゃんとそれを模して作られたラブドール、みたいな光景だけど、実際はラブドールにしか見えない方が本物の茜ちゃんだというのだから、なんとも奇妙な光景だ。

 いや、体の方も僕が借りているだけで、間違いなく茜ちゃんなことに違いはないのだから、どっちも本物だというのが正しいのかもしれない。

 小難しいことは考えなくてもいい。

 僕はとにかく自分の昂りを鎮めるべく、本物の茜ちゃんの、仮の体を弄り始める。

 感触としては固いシリコンというのが近いかもしれない。

 でもガチガチに固いわけではなくて、ちょっと力を込めて動かそうとすると、柔らかくなって動かすことが出来る。

 ポーズを自由に取らせることが出来るというのは、かなり便利だった。

 そうでなかったら、ぐにゃぐにゃしたクラゲみたいな状態になって、エロいより不気味な方が勝っていたかもしれない。

「……でもこの程よい柔らかさなら……!」

 僕は茜ちゃんの仮の体に、まんぐり返しのようなポーズを取らせる。

 力なく横たわる茜ちゃんの本物の体の横で、卑猥なポーズを強制させられる仮の身体。

 本人を目の前にして、その本人を模したラブドールで楽しんでいるという、なんとも素晴らしい状況。

 僕はギンギンに勃起した自分のペニスを、茜ちゃんの仮の体の股間に押し付けた。

「ふ、ふふ……っ、さあ、茜ちゃん……気持ちよくしてあげる、ね……!」

 いまの茜ちゃんがこの声を聴いているのかはわからない。

 普段、手とか足とかだけレンタルしている時は、レンタルしている場所の感覚や機能は失われていた。

 だから、聞こえていないと思うし、寝ているような状態になっているんじゃないかと思うけれど、とりあえずそう呼びかけながらペニスを挿し込んだ。

 しかし、その際にかなりの抵抗感が生じる。

「うっ……! これは、ダメだ……っ!」

 僕は慌てて挿入するのを止めた。

 考えてみれば当たり前だ。茜ちゃんの仮の体はその機能を失っているのだから、愛液を滲ませるような機能があるわけもない。

「えーと、ローションは……」

 潤滑油があれば問題ないはず。そう思ってローションを探しかけた僕の目に、茜ちゃんの本物の体が映る。

 僕は手を伸ばして、茜ちゃんの本物の膣に指を挿し込んだ。敏感に反応した茜ちゃんの膣は、瞬く間にその穴の中を濡らし、愛液を滴らせ始める。

 これならいける。

 そう確信した僕は、その穴をせっせと指先で刺激し、愛液を大量に噴出させていく。

 手の指が茜ちゃんの愛液でドロドロになり、いい具合になった。

 その愛液をペニスに擦りつけ、さらに茜ちゃんの仮の膣にも捻じ込む。

 ぬるりと愛液がいい潤滑油になって、一気に奥まで入り込んだ。

 締め付けたりはしてこないけれど、その狭さと刺激はとてもいい。

 僕は一心不乱に指を使って本物の膣から愛液を掬いとり、それを仮の膣へと塗りつけ、その滑りを十分なものにする。

「よし……! これだけ滑らしておけば……!」

 僕はワクワクする気持ちを抑えられず、改めてペニスを茜ちゃんの仮の体に押し当てる。

 微かに茜ちゃんの仮の体が動いたような気がしたけれど――たぶん、気のせいだった。



 元樹くんの指先が、私の体の奥に入り込んでくる。

 その度に私は、全身が貫かれているような、凄まじい衝撃によって快感を覚えていた。

(ふぎゃあああああっっ!!♡♡ き、気持ちよすぎっ、るぅううっ!!♡♡)

 ただあそこを弄られているだけなのに、あまりに強烈な快感が全身を駆け巡っていく。

 今までの人生でこんなに感じたことはなかった。

 どうやら、体の感覚以外あらゆる機能が停止しているから、その分触覚で感じる快感が高まっているみたいだ。

 恐ろしいくらいの快感が弄られている場所から駆け巡ってくる。

 何度も意識が飛びそうになりながらも、どうにかそれを受け止めていたけれど、これ以上は持ちそうにない。

(も……ダメ……ッ、これ、以上は……ッ♡ 頭っ、おかしくっ♡ なるぅぅッ♡)

 頭が爆発してしまいそうだ。それくらい感じている快感は強烈だった。

 でも、考えてみればいまの私の体は生身じゃない。

 興奮のあまり脳の血管が切れたりすることはないはずで、この頭がおかしくなりそうな感覚は何がどう働いているのだろうか。

 そんなことを考えている間に、元樹くんは私の膣から指を抜き、別のものを膣に押し付けてくる。

 元樹くんのペニスが、勢いよく私の股間に押し付けられた。

(ぴぎゃっ!♡)

 強烈な快感がまた生じた。

 どうやら、元樹くんの押し当てたペニスが、私のクリトリスを叩いてしまったらしい。

 意識が砕け散りそうになるのを必死に耐える。

(ああっ、あああああっ♡ んああああっ♡)

 ペニスが股間の割れ目を押し広げて入ってくる。

 ビリビリと快感の衝撃が私の体を駆け巡り、私はあまりの快感に思考が真っ白に塗り潰されるのを感じた。

(~~~~~~ッッッ♡♡♡)

 もう、気持ちいいことしか考えられない。

 思考も感情も全部快感に塗り潰されて、それでも私は意識を失うことが出来ずに、悶え続けるのだった。



 茜ちゃんの仮の膣は、これまで僕が使用して来たどんなオナホールよりも最高に気持ちよかった。

 いや、気持ちいいなんて言葉では言い表せない。

 ヌルヌルした愛液によって摩擦が和らぎ、ヒダの一つ一つが僕のペニスを包み込み、扱き、刺激してくる。

 さっき本物の膣に射精しておかなければ、きっと一瞬で射精してしまっていただろう。

 茜ちゃんの仮の体を抱き締めると、シリコンっぽい無機質な感触が返ってくるけれど、それもまた心地いい。

 ペニスを根本まで押し込んだ状態で、僕はそんな茜ちゃんの仮の身体にキスをする。

「茜、ちゃん……ッ! 最高、だよ……ッ♡」

 ぎゅっと茜ちゃんの体を抱き締めると、固いながらも柔らかい、茜ちゃんの独特な体の感触が伝わって来て、物凄く気持ちが良かった

 僕はその快感に浸りながら、茜ちゃんの奥へとペニスの先を擦りつける。

「うぉお……っ! 出る……ッ!」

 一滴たりとも零さないように、僕は股間と股間を密着させて、茜ちゃんの子宮目掛けて勢いよく精液を放出した。

 びゅるるるる、とスゴイ勢いで精液は放出されて、それが茜ちゃんの仮の子宮の中に溜まっていくのが、うっすら見えていた。

 茜ちゃんの今の体は半透明だから、それが見えるのだ。

 それがまたなんというか、幻想的というか背徳的というかで、ますます僕は興奮してしまう。

 射精してもペニスは衰えることなく、そのまま僕は二度目のセックスに入った。


 その後、レンタル時間終了まで僕は茜ちゃんを犯し続けて、茜ちゃんは仮の体から本物の身体へと戻った。

 その瞬間、茜ちゃんは物凄い勢いで絶頂して潮を噴いて、部屋が大惨事になったのだった。

 後にそれは笑い話になったけれど、一歩間違えば茜ちゃんは廃人になるところだったみたいだ。

 そうならなかったことに安堵しつつも、茜ちゃんはそれからもパーツレンタル装置を使うことを止めることはなかった。

 むしろ、ますますパーツレンタル装置に嵌ってしまったのだった。


 ただしそれは――彼女だけではなくて、僕もだったけど。


おわり

 


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