パーツレンタル装置・廉価版・とある性欲旺盛なカップルの場合
Added 2025-02-03 15:08:18 +0000 UTC■ パーツレンタル装置には廉価版も存在し、その場合レンタルされた体の代わりが存在せず、本当に厳密な意味で『自分の身体そのもの』を貸し出すことになります。それはデメリットにも繋がりますが、メリットも多くありますーw-ウム
■ 廉価版のパーツレンタル装置を使って楽しむとあるカップルのお話です。今回も割とニッチじゃない……と私は思います。皆さんはどうですか?0w0ニッチジャナイヨネ?
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パーツレンタル装置で身体をレンタルしても代わりの物が体の代わりを果たすため、人間の形が大きく崩れることはない。
代わりとなるものによって質感や感触が変わるため、何に代わりをしてもらってどんな体になるかを楽しんでいる者が多かった。
ただし、それは従来のパーツレンタル装置によってレンタルされた時に限られ、廉価版のパーツレンタル装置にはその機能がなかった。
身体をレンタルすれば、そのレンタルした部分の体は無くなってしまうような仕様になっていたのだ。
例えば、胴体を貸し出してしまった際には、全身がバラバラになってしまう。
そうすると、バラバラになった状態でレンタル期間を過ごさなければならなくなる。
離れた手足も動かすことは出来るが、当然普段動かしている時とは比べ物にならない程動かすのが難しく、大抵の場合は色んな方向にバタバタ動いて混乱してしまうのだった。
それは本来であれば無視できないデメリットでしかなかったがーー実は、それが逆にそれを求めてパーツをレンタルする場合も存在した。
オナニーに使いたいから腕を貸して欲しい、と彼に言われた時、私は何を言っているんだと呆れ返った。
「いいじゃないか減るものじゃなし」
平然とそんな風に言うけれど、私はあきれ果てていた。
「それはそうだけど……なんか嫌なんだけど……普通に、私がやってあげるんじゃダメなの?」
彼氏と彼女とは、本来そういう関係性であろう。
オナニーとは代替行為であるはずで、なんでわざわざ一人でやろうとしているのか理解出来ない。
私がいない時ならともかく、普通に家にいるのに。
手でしてあげることくらいはいくらでもやったことがあることなので、私はそう提案したが、彼は頑として首を縦に振らなかった。
「それは別腹だから。また違う日にやって欲しいな」
欲望まみれの発言に、思わず閉口してしまう。
もちろん納得したわけではなく、言葉が出ないという意味だ。
思わずため息が出る。
「……ふぅ。私たちの持ってる装置は廉価版だから、腕を貸しちゃうとその間私何も出来なくなっちゃうんだけど?」
「動画でも見てればいいじゃん。足でも操作はできるだろ?」
ああいえばこういう。
どうやら事前に理論武装してきているみたいだ。
こうなると固辞するのも面倒くさい。
「……はぁ。わかったわよ。乱暴に扱わないでよ」
従来のパーツレンタル装置は、体を貸し出す、といいつつ実は貸し出しているのは情報を切り取って張り付けた物だ。
本人のものであることに間違いはないけれど、体を戻す時に情報は修復されるから、仮に貸し出している時に傷ついても、本来の体に戻れば綺麗に元に戻る。
廉価版は自分自身の身体そのものを切り取って貸し出しているようなものなので、貸してる間についた傷はそのまま残ってしまうのだ。
そのおかげで、マッサージ店などにレンタルした体を渡して、施術して貰った状態で戻すということも出来るのだから、一長一短ではある。
「それはもちろん! お前だと思って大事に扱うよ!」
お前だと思ってもなにも、間違いなく私の腕なのだけど。
私はツッコミを入れたくなったけど、疲れ果てたのでやめた。
私が腕をレンタルすることを設定して装置を起動させると、即座に私の腕は消えてなくなった。
腕がなくなってその部分が軽くなった分、体のバランスが崩れそうになる。
「と、と……っ。ほら、貸してあげるわ」
私はそう言って装置の上に出現した自分の腕を、彼に示す。
私の腕は私の意思では動かせず、感じることもできない。
だからヒロトが喜び勇んでその腕を手に取っても、なにも感じられなかった。
「うおお! ミサキ、ありがとな!」
調子のいい彼は私の腕に頬を擦り寄せ、気持ちよさそうに笑う。
自分の腕をそんな風に扱われているのを側から見ることになった私は、なんとも言い難い感情に包まれた。
確かに腕が自分についている時に、そんな風に扱われたら色々言ってしまいそうなので、レンタルしている意味はあるのかもしれない。
私は腕がない身体で、ソファに深く腰掛ける。
「……はぁ」
私がため息を吐いたことに気づいているのかいないのか、ヒロトはしばらく私の腕に頬ずりして感触を楽しんだ後ーー腕を一端下に置き、服を脱ぎ始めた。
いくらそういう経験を何度もしてきた仲とはいえ、躊躇いや照れとかが一切ないのはどうなのか。
(……これが倦怠期って奴なのかもしれないわね)
そんなことを考えている間にも、ヒロトは服を脱いで下着も脱ぎーー全裸になって仁王立ちになった。
ヒロトの自慢であるぶっとい肉棒が、ブラブラと揺れている。
まだ半分興奮くらいの感覚なのか、私の記憶にある太さよりかなり細いし小さい。
私が見るとはなしにそれを見つめていると、見ている端からムクムクと大きくなっていった。
「ミサキ……そんなに見られると……その、照れるぜ」
「躊躇なく裸になっている男が言っていいセリフじゃないのよ、それは」
私はため息を吐きつつ、ヒロトの身体を見ていた。
色々自慢しているだけあって、ヒロトの体は無駄に逞しい。
男らしい、なんていうと最近は怒られることもあるけれど、こういう男らしさはやはりいいものだと思う。
そんなヒロトは、下に置いていた私の腕に手を伸ばした。
そしてそれをーー自分の腰に取り付ける。
レンタルされたパーツは、その切断面を体にくっつけることで、くっつけられた人間が自在に動かせるようになるのだ。
ただし、動かすのに使っているエネルギーは自分のものなので、無数に腕を取り付けてその腕全部で筋トレなんかした日には、異様にカロリーと体力が持っていかれて、かなりの地獄を見るそうだ。
それを逆手にとって、超ダイエットをするパターンもあるようだけれど、本当に大丈夫なのか心配になる。
ともあれ、ヒロトの腰に取り付けられた私の腕は、ヒロトの意思によってクネクネ動き始めていた。
「おおお……! ミサキの腕が動いてる……! すげー、なんかエロいな……!」
「そういう風にあんたが動かしてるからでしょ!」
とんだ濡れ衣だった。
怒る私に構わず、ヒロトは私の腕を使ってやりたいことをやり始める。
自分の半分勃起したペニスを握り、扱き始める。
「うぉおお……っ! これ、やばい……っ! 気持ち良過ぎるぜ……!」
私が手コキで抜いてあげる時より、ヒロトが自分で動かしている分、その手の動きはかなり激しかった。
激しく手が上下に動き、ヒロト自身のペニスを扱き上げ、固く勃起させていく。
ヒロトのペニスの先端から先走り液が滲み出し、それを私の手が撫でてペニス全体に広げて行っていた。
「はぁっ、はぁ……っ! やばい、な……っ、これ……っ! ミサキにすげえ責められてる感じだ……っ!」
「……そう」
普段もこれくらい責めればいいのだろうか。
そんな風に考えてしまうくらい、ヒロトはそのペニスへの刺激を楽しんでいた。
「はぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡ うぉおっ、やべえ……っ!♡」
気持ちよさそうな声をあげ、唸りつつ、ヒロトはオナニーを――オナニーと言っていいのか、ちょっと微妙だけど――を楽しんでいる。
私はソファに背中を預けながら、それを見せつけられてしまい、なんだか無性にあそこがムズムズしていた。
(う……っ、なんで、こんな興奮してるのよ、私……っ)
ヒロトのやっていることは、言ってしまえば一人でペニスを扱いているのと何ら変わりない。
その手が私の腕であるというだけで、別に私が興奮するような要素は何もないはずなのに。
私はムズムズする体を持て余していた。
そんな時、一生懸命自分のペニスを私の手で扱いていたヒロトが、目聡く私の様子に気付く。
「おや? ミサキ……お前も興奮してるみたいだな」
「……っ! し、仕方ないでしょ! こっちは手がないから、自分で慰めることもできないんだけど!」
売り言葉に買い言葉。
反射的にそう応えてしまった私は、自分がムズムズしてしまっていることを白状してしまい、羞恥に駆られる。
見なくても、自分の顔が真っ赤になっていることがわかった。
そんな私の姿を見たヒロトは――。
「うっ……! 出るっ……!」
思い切り射精していた。
私の手を亀頭に被せるようにして、放出した精子を掌て受け止めていた。
ドロドロになった私の手で、精液をぬちゃぬちゃと混ぜる。
ヒロトが立ち上がって、こっちに迫って来た。
「ちょ……っ!? なにする気っ……ひゃんっ!?」
慌てて立ち上がって逃げようとした私を、ヒロトの手が軽く抑えてくる。
わざわざ胸を掴んでくるような形だった。助平にもほどがある。
「まあまあ。彼氏のオナニーを見て、興奮してくれちゃってる可愛い彼女に、おすそ分けしてやるよ」
そういって、彼は精液塗れになった私の手を、私の顔の前に突きつけて来た。
ぷぅん、と物凄い精液の匂いが私の鼻腔に飛び込んでくる。
「ふぐぅ……っ!」
「匂いすごいだろ~。興奮したからなぁ」
「それ、かんけいあ……っ、んがっ!?」
思わず顔を背けようとした私の顔を、ヒロトが片手で掴んで前を向けさせる。
そして思わず開いた口に、私の指を突っ込んで来た。
精液に塗れた私の指を舐めてしまう私。
苦い味が口の中一杯に広がる。
「……ッ!」
自分の指を舐めさせられるという、普通ならありえない状況に、私は混乱していた。
そうしている間にヒロトは私の服を脱がしにかかっていて、ずり降ろされて露わになった乳房を、私のもう片方の手で掴んで来た。
当然、その手は精液塗れだから、私の乳房は精液で汚される。
その掴んで来ている手は自分のものなので、自分で胸を揉んでいるような感覚なのに、実際はその腕の動きはヒロトが行っている。
オナニーなのにオナニーじゃないみたいな、なんとも不思議で変な感覚に私は陥っていた。
頭が色んな感覚に混乱して、どうしようもならなくなる。
「ふぐっ……! うぅ……っ!」
「あー、もう我慢できねえや……オナニーだけのつもりだったけど……このまましようぜ」
性欲の権化であるヒロトは、どうやら私の腕をオナニーに使うだけじゃ満足できなかったようだ。
バキバキに勃起したペニスが私の眼前に突きつけられ、私はそれを見てごくりと喉を鳴らしてしまう。
「……んっ♡ もぅ……仕方ない、わねっ……♡」
憎まれ口を叩いてしまいながらも、私はヒロトの行動を受け入れ、腕のない身体をヒロトに預けた。
結局のところ――私もヒロトと同じく、性欲が人並み以上に強いのである。
おわり