SamSuka
夜空さくら
夜空さくら

fanbox


アンドロイドになった幼馴染 中編

■ 唐突に書きたくなって書いた、幼馴染アンドロイド化の続きです0w0クワッ! 間が空いてしまって申し訳ありません。

■ 一応純愛で、ハッピーエンドの予定です……が、色々な結末が考えられて迷って来てしまったので、分岐エンドにするかもしれません0w0クワッ←強欲

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 心優ちゃんはその優しげな風貌に似合わず、気っ風がいいというか思い切りがいいというか、若干雑なところは確かにある。

 しかしそんな彼女だからっていくら彼女の家だからって、家族もいない時に、恋人でもない相手の前にノーブラで出てくるなんてあり得るだろうか。いや、ない。

 ボクはごくりと喉を鳴らし、おっぱいを曝け出したまま動かない心優ちゃんを見つめる。

 黙っているように言ったから、いまの心優ちゃんは本当に人形みたいに立ち尽くしているだけだった。

 胸を曝け出していることに羞恥も感じない様子で、じっと前に目を向けている。

 しかしよくよく見ると作り物めいた目は、どこにも焦点が合っていなくて、まさにマネキンとか人形の目と同じだ。

 だから、その目に見られている、と思うのは自分の方に問題がある。

 やましい気持ちがあるからだ。

 だけどボクはどうしても気になって、心優ちゃんのスカートの裾を摘まんだ。

 いくら奔放な人間だったとしても、普通に考えてその可能性はない。

 ないはずだ。

 そう思いながら――ボクは意を決して、そのスカートを持ち上げる。


 つるんとした彼女の股間が露わになって、綺麗な一本筋が見えた。


 慌ててスカートの裾から手を離しつつ、ボクは荒ぶる心臓の鼓動を抑えるのに必死だった。

(穿いて……なかった……!)

 まさかとは思っていたけれど、まさか本当にパンツまで穿いていないとは。

 彼女はノーブラ・ノーパンの状態でボクの前に出てきたということになる。

 その行動にはもう、何かしらのメッセージが込められている、と考えるべきじゃないだろうか。

 そんな風に思ってしまう。

 いや、誰だってそう思うはずだ。

(って、ことは……つまり……これは、心優ちゃんも同意の上だと思っていいのでは……?)

 そんな格好で、自分の全てを支配することが出来るリモコンを、ボクに渡す。

 これはもう、『そういうこと』なのではないだろうか。

 ボクは心臓が破裂しそうなほど早く脈打っているのを感じていた。

 向こうも受け入れてくれているのであれば、ボクが我慢する必要なんてないんじゃないか。

 思う存分したいことをして問題ないんじゃないか。

 ボクはもう、自分の中の欲望を抑えることが出来そうになかった。



 リモコンで『意識』のスイッチを切っている時に心優ちゃんが出来ることは、一定の簡単な動作に限られる。

 座ったり立ったり歩いたり、普通の人が普通に出来ることは問題なく行わさせることが出来た。

 ただし、仮に対象が体操選手だったりして、特別な体操や体勢が当たり前に取れたとしても、『意識』のスイッチを切っている間はそれは行えない。

 受け答えもそれと同じで、机や椅子が何かとかそういう一般常識には応えられても、心優ちゃんしか知らないこと、それこそ『ボクに対する印象や感情』とかそういうことは一切応えられない。

「それがこの状態で聞けたら、一番早かったんだけどなぁ……」

 確信を得たくてそんなことを思ってしまう。

 でも出来ないのだから仕方ない。

 しかし逆に、一般常識とされることを知らない人――例えば外国の人であっても、スイッチを切っている間はそれに応えられるそうなので、単に本人の意識を切っているというよりは、簡易な知識を与えられた機械の意識に切り替えている、という方が状態としては正しいのかもしれない。

 そういう細かいところはさておき――そういうわけだから、基本的な動作に限れば、いまの心優ちゃんにもやらせることが出来るのだ。

「み、心優ちゃん。服を脱いで。全部。下着も」

 それを利用してボクは、心優ちゃんに全ての服を脱ぐように命じた。

 心優ちゃんは特に何も言うことなく、抵抗する様子もなく、素直に服を脱ぎ始める。

 すでにおっぱいは曝け出していたけれど、それ以外の身体も全部曝け出していく。

 あっという間に全裸になってしまった心優ちゃん。さっき見た股間の一本筋も堂々と晒している。

「……っ」

 ボクはその心優ちゃんの体を、改めて間近で観察することにした。

 心優ちゃんは元々優れた容姿をしている人だった。

 肌もシミ一つ、傷一つなくて、すごく綺麗だったことを覚えている。

 もちろん、あくまで普通に見える顔とか腕とかの話だけど。

 そんな彼女の体は、機械になっても綺麗だった。

 といっても、シミも傷もないことは変わらない。

 ちょっと作り物めいてしまっていることで、生々しさがなくなってしまっている点はむしろマイナスかもしれない。

 とはいえ、その肌が綺麗であることに違いはない。

 ボクは恐る恐る、心優ちゃんの腕に触れてみた。

 ひんやりとした肌の感触が、手のひらに伝わってくる。

「……すべすべだぁ」

 思わず口に出てしまった。

 よくよく間近で見ると、毛穴とかが本当に何もなくて、作り物の肌だということがわかるけれど、そこまで密着しないとわからないほど精巧に作られていた。

 じっくり触ると人肌とは少し違う感じはする。けれどちょっと握手したり、抱き合ったりした程度じゃ、その肌触りの違いは意識出来ないかもしれない。

「……すごいなぁ、アンドロイドって……」

 ボクが知らないだけで、心優ちゃん以外にもアンドロイドが生活に紛れている可能性は大いにありうる。

 そう考えると少し怖い気もする。

「……っと、いまは心優ちゃんだ……!」

 余計なことに意識を散らしていては勿体ない。

 ボクは改めて彼女の顔と、キスするくらい間近で向き直った。

 顔をすぐ近くまで近づけても、心優ちゃんは反応しない。というか、息すらしてないから、マネキンと向き合っているような感覚だった。

 目の前に可愛くて綺麗すぎる心優ちゃんの顔がある。

「……うわまつ毛なが……唇、プルプル……」

 そっとその頬に両手を這わせて、その柔らかさを堪能する。

 唇の張りといい、まつ毛の細かさといい、作り物にはとても見えない。

 目は間近で見ればますます作り物めいているのがわかった。瞬きもしていないし、潤んでもいないから当然だけど。

 ガラス玉みたいな綺麗な目が目の前にある。

 その目から視線を逸らし、半開きになっている口に目線を向けた。

「…………ちょっと、失礼」

 ボクはその口に指を差し込み、開く方向に力を入れてみる。

 カコッと心優ちゃんの口が開いた。なんだか妙に人形めいた動きで、びっくりしてしまう。

「お、驚かさないでよ……」

 そう思いつつ、彼女の口内を覗き込む。

 ここもまた精巧に出来ていた。喉奥の方まで本物としか思えない精密な構造になっている。

 ただ、唾液が分泌されていないので、作り物だということはよくわかった。

「ここまで精密に作る必要あるのかな……? 飲食とかもできるんだっけ……?」

 ボクは心優ちゃんが食事などをどうしていたかを思い出そうとする。

 でも、そういう時は大抵心優ちゃんは別の人と一緒にいたから、ボクはその現場を見た覚えがなかった。

「普通に他の人と一緒にいたってことは、出来るんだろうけど……唾液が出ないと呑み込みにくかったりしないのかな?」

 あるいはその時だけ唾液を出すことが出来るのだろうか。

 ボクはそんな疑問を抱きつつ、心優ちゃんの歯に触れてみる。

 心優ちゃんの歯は、ちゃんと人間の歯みたいに固かった。

「ちゃんと物を噛めるようになってるんだな――え?」

 何気なくその歯に指をかけたボクは、とんでもないことをしてしまった。

 心優ちゃんの歯が、丸ごと全部外れてしまったのである。

「ふぇっ!? と、ととっ! あぶなっ!」

 そのまま歯が落下しそうになり、慌てて受け止める。

 なんとか落とさずに済んでホッとして、手の中にある歯並びのいい心優ちゃんの歯に驚愕した。

「うそ……外れちゃった……!?」

 まさかここが外れるとは思っていなかったので、驚いてしまう。

「メンテナンスしやすいため……かなぁ?」

 歯がなくなった心優ちゃんの口内は、ピンク色の歯茎だけが綺麗に残っている。

 ただその状態でも顔の輪郭は綺麗に保たれていて、普通の人が総入れ歯にしているのとはまた違う状態のようだった。

「……うわぁ……なんか、すごいなぁ……この目的って、もしかして、あれなのかな……?」

 こういう状態に出来るのは、やはり何か目的があると考えていいだろう。

 この状態できることといえば――やっぱりあれなんじゃないかと思う。

「やっぱり、咥えやすいように……なのかな……?」

 ボクはそう呟いてから、なんだかとても嫌なものを感じた。

 心優ちゃんの口を、そういうことを目的とした、とてもいやらしいものにされているような感じがしたからだ。

 そんな風に心優ちゃんが扱われることがあると思うだけで、なんだか無性に嫌な気分になる。

 その気持ちは確かに本心のはずだった。

 けれど、ボクはそれと同時に――無性に胸が高鳴ることも感じていた。

 普段凛としてそういうこととは無縁そうな心優ちゃんの口が、『そういう道具』として使えるような状態になってしまう事実。

 その背徳的な現実に、ボクはどうしようもなく、胸を高鳴らせてしまっていた。

 頭を横に振って、なんとかその感覚を振り払う。

「ふー……落ち着かないと……」

 ボクはそう自分に言い聞かせながら、手にしていた心優ちゃんの歯を彼女の口に嵌めこみ直す。

 かちりとはめ込まれる音がして、心優ちゃんの歯は何事もなかったかのように定位置に戻った。

 こんなに簡単に着脱出来ていいのだろうかと思ったけど、いまの状態はメンテナンスモードみたいなもので、外れやすくなっているのかもしれない。

 そんなことを思いつつ――ボクは両手を使って心優ちゃんの頭を顎を抑え、口を閉じさせた。

 心優ちゃんはされるがまま、口を閉じる。

 そして改めて、ボクは心優ちゃんの体に目を向けた。

 つんと先端の尖ったおっぱい。彼女の膨らみはとても大きくて、ボクの手のひらから溢れ出しそうだ。

「こんなに大きくて、肩凝るだろうなあ……」

 そんなことを思いつつ、じっとその場所を見つめる。

 心優ちゃんの乳首は、すごく綺麗だった。理想的な桜色で、とても美しい。

 ぷっくり膨らんだ乳首はとても弾力があって、柔らかそうで、赤ちゃんがむしゃぶりつきたくなるのもわかる気がする。

 恐る恐るそれに触れてみると、想像した通りの感触が指に返ってくる。

 柔らかくて、程よい弾力があって、吸い付いてくるような感触もあって。

「はわわわ……」

 ボクはその乳首のなんとも言えない感触に震えた。

 こんなに気持ち良いものだったなんて。

 自分のものと比べるのはあまりに烏滸がまし過ぎるものだ。

「……だと、すると」

 ボクはゴクリと喉を鳴らす。

 乳首だけでこんなに気持ちいいんだから、乳房全体をに手を触れたらーーどれほどの衝撃があるのだろう。

 なんとなくボクは目線をあげて、心優ちゃんの目を見る。

 彼女は相変わらず作り物めいた目をまっすぐ前に向けていて、そこになんの感情も感じられない。

「さ、触らせてもらうね……!」

 それにも関わらず、ボクはそう心優ちゃんに断っていた。

 勝手に乳首まで触っておいて今更だと思ったけど、口について出てしまったのだから仕方ない。

 もちろんボクが何を言おうと、心優ちゃんが反応を示すことはない。

 マネキンのようにその場に立ち続けるだけだ。

 ボクはそんな心優ちゃんの胸を真正面から鷲掴みにしてーー彼女の胸はボロンと外れてしまった。

「ーーーーーー!?!?」

 あまりに予想外の出来事に、ボクは心優ちゃんの外れたおっぱいを掴んだまま絶句する。

 彼女の胸はとても柔らかくて、ほんのり冷たく、ずっしりとした重みがあった。

 まさか千切ってしまったのかと冷や汗でびっしょり背中を濡らしながら心優ちゃんの方をみてみると、ちょうど乳房のあった場所が綺麗に四角く開いていた。

 明らかに力で千切ってしまったという感じではなく、元々外れるようになっているのが外れたという感じだった。

 さっきの歯の感じと似ている。

 乳房を裏返してみてみれば、体側と接続できそうな構造になっている。機械が剥き出しになっているようでちょっとこわいけど、アタッチメントと思えばいい感じなのかもしれない。

 試しに合わせてみたら、ぴったり密着して再び固定される。

 どうやら壊してしまったわけではないことを実感できて、ほっと息を吐いた。

「……それにしても、こんな簡単に付け替えられるようになってるなんて……」

 あくまでメンテナンスモードだからこそかもしれないけど、もしかすると不意にバラバラになってしまうこともありうるんじゃないだろうか。

「……待てよ? もしかして……!」

 僕はあることに思いつき、ドキドキしながらそれを試してみることにした。

 歯や乳房がこんなに簡単にはずせるようになっているということは。

 ボクは心優ちゃんの肩を掴む。

 そして、二の腕あたりを掴んで、その二箇所を引き離す方向に力を入れた。


 思った通りーー心優ちゃんの腕が根本から外れてしまった。


 重心が片方に傾いてしまったけれど、心優ちゃんは倒れることなくその場に立ち続けている。

 ちゃんと命令通り立ち続けていようとしていた。

 ボクは心優ちゃんの外れた腕の重みを感じて、胸がドキドキ高鳴るのを感じていた。

「これなら……!」

 ボクは心優ちゃんの腕を床に置き、心優ちゃんの本体を見る。

 静かに立ち続けている心優ちゃんには、腕が一本、足が二本残っていた。


つづく

 

 



 


More Creators