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夜空さくら
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ラバーフェイスは悦ぶ①

■ ラバーフェチが集う、男女共に全身ラバースーツに包まれて楽しむ夜のお店、それが【ラバーフェイス】。ゴム人間と化した男が、同じくゴム人間と化した女と、個性や外見といった柵を捨て、思う存分楽しむお話ですーw-ウム

■ 4、5回程度続く予定です。こんな店、あったら絶対通いますね!0w0クワッ!

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 俺の目の前で、ゴムで出来た生き物が蠢いている。

 それだけ言うと、どんなB級パニック映画なのかと思われる話だが、その光景はそう表現するしかないのだから仕方ないだろう。

 もちろん本当にそれがゴムでできた生物でないことはわかっているのだが、この一瞬だけ切り抜けばそう認識できてしまうと言う話だ。

 俺は思わず鼻息を荒くしてしまい、フシューと息が抜けていく音を響かせてしまった。

 鼻息を荒くしているのが如実に相手に伝わってしまうのではないかと思って恥ずかしくなり一瞬焦ったが、向こうには聞こえていないだろう。


 何せーー目の前の生き物の全身は、耳に至るまで全てゴムに覆われているのだから。


 俺の目の前にいる、そのゴムで出来ているような生物は、ラバースーツと全頭マスクに全身覆われている女性だ。

 頭髪どころか、目や鼻、果ては口まで。

 その頭部は一部の隙間もなくラバーで覆われている。

 のっぺりとしたその表面は、個性という個性が消えていて、顔立ちもよくわからない。

 それでもそれが人間だと分かる理由は、その口に当たる部分に穴が空いているからだ。

 剥きたてのゆで卵のような頭の中で、そこだけ窪んでいる。よくみるとその口内までラバーは続いていて、うっすらと口内の形を浮かび上がらせるように張り付いていた。

 舌はどうなっているのかと思えば、奇妙なことに薄いラバーがちゃんと覆っていて、舌が動いてもちゃんとその動きについていっていた。

 いってしまえばコンドームの舌版だが、ペニスと違ってかなり複雑に動かすこともできる舌をピッタリ覆い続けているのは結構オーバーテクノロジーである気もする。

 ともあれ、その口の中すらもきっちり覆う全頭マスクのおかげで、それがよくできた人形なのではなく、生きた人間なのだと言う確証を持つことが出来た。

 ゴムが覆っているのは、その頭だけではない。

 彼女の体は、全身が同じようなラバー素材の衣装で覆われていた。

 首、肩、胸、お腹に腰、腕と脚、股間まで。

 全身余すことなくラバーに覆われたその姿は、ゴム人間と呼ぶに相応しい姿だった。

 ラバーフェチの俺にとって、その姿は無性に興奮させられる姿であり、最高の相手と言える。

 ただ、俺は彼女の名前も知らなければ、彼女の顔すら知らない。

 ここはゴム人間と出来る風俗店なのだ。

 ニッチな商売でよくやれていると思うかもしれないが、それにはちゃんと理由があった。

 ゴム人間になっている女性は、皆一律にこの姿であり、実際の姿がどうかはわからなくなっているのだ。

 というのも、このゴム人間の衣装にはある程度体型などを補正する効果があり、客が選ぶのは全体的な体格だけで、それ以外は全て一律に揃えられている。

 違いがあるとすれば、個人の技量くらいのものだが、全身ラバーに覆われたその姿であるだけである程度の興奮は保証されているようなものだ。

 だからキャストの出勤や不在が問題にならない。常に一定の人員が確保されているため、いつでも気が向いた時に利用できる。

 それが事業としてやれている理由なのだろう。

 まあ、そういう事業としてのあれこれは利用者である俺にはあまり関係がない。

 大事なのは興奮できるかどうかであってーーその要求は十分に満たされている。

 その女性が本当にそんな体つきをしているのかどうかはわからないが、見た目かなりの巨乳がラバーに包まれた状態で揺れている。

 柔らかそうで、かつラバーに包まれていることで相応の弾力もありそうだ。

 単純な詰め物ならそこまで自然にはならないだろう。このラバースーツの体型補正の凄さが窺える。

 艶かしい腰のラインといい、とにかく男の性欲を刺激する女体に仕上がっている。

 これを本物かどうか考えるのは無粋な話だ。

 俺は自分の呼吸音の他に、激しく高鳴る心臓の音を聞いていた。

 情けない話だが、俺の体はまんまと目の前のゴム人間の姿を見て興奮してしまっているのだ。

 息を吐き、冷静になろうと努める。

 体を少し動かすたびに、ギチギチとラバーの擦れる音がして、その感触に身を震わせてしまった。

(こういう店だってわかっちゃいるが……新しい扉を開かれちまいそうだぜ……っ)

 俺はそう感じて苦笑する。

 ゴム人間と化しているのは、目の前の女性だけではない。


 それに相対する俺もまたーー全身をラバースーツに包まれているのだ。





 その店、【ラバーフェイス】の最大の特徴は、キャストが全身を特殊なラバースーツに包まれていることーーだけではない。

 客として訪れた側もまた、特殊なラバースーツに身を包み、その姿形を矯正された状態でプレイに臨むと言うことだ。

 つまり相手も自分も、どんな見目をしていようが関係ない。多少の体格の違いはあれど、容姿はほぼ関係ない状態にまで整えられている。

(俺自身、これがメタボ腹な自分とは思えないしな……)

 プレイルームには大きな姿見が存在し、それによって自分自身の姿も確認できるようになっている。

 その鏡の中に映っている俺は、俺とは思えない姿をしていた。

 そもそも全身黒づくめのラバースーツ状態なので当たり前なのだが、それを差し引いても俺自身にも俺には見えない。

 全体的に中肉中背の一般男性という感じで、メタボ腹もラバースーツに押し込められてすっきりした見た目になっているし、だらしない贅肉がついているはずの手足も、普通程度に矯正されている。

 某国民的探偵コミックでいうところの、全身黒塗りの犯人、というような感じだろうか。

 目の部分は薄い膜のようになっていて、中から外はちょっと翳っている程度に見えているが、外からは薄っすらとしか見えないように調整されている。

 女性側はより濃くなっているため、外からはのっぺりとしているように見えるし、中からは薄っすらとしか見えないようになっているのだとか。

 ゆえに女性側は手探りに近い形でしか動けないので、男性側がリードしてあげなければならない。

 その優位性がとても良い。必然性も相成って気分よく振る舞える。

(さて……まずは……)

 俺は店から出されている指示書通りにプレイを始めた。

 この指示書というのも、恐らくは各人の振る舞いを画一的にして、個人の特定をしにくいようにするためのものなのだろう。

 迷うことなく動くことが出来るので、これもありがたい要素だ。

 俺と女性は向かい合って立っている。

 女性は両手を体の横に揃えた棒立ちであり、あまり体を動かさないようにしていた。

 それでもこちらがそちらを見ていることくらいはわかるのか、じっと視線を向けているともじもじと足を動かし、膝同士を擦り合わせるような動きをし始める。

 表情なんて一切見えないが、その振る舞いだけで恥じらいの感情が伝わって来た。

 それでも腕で体を隠そうとしたりしないのは、向こうも向こうで役割に徹するように言われているのだろう。

 そんな彼女の背後に回り込んだ俺は、ラバースーツに覆われた彼女の体に手を這わせていく。

「……っ」

 ピクっ、と女性の体が反応した。その動きを手のひらで感じつつ、乳房に手を移動させ、揉みしだくように動かした。

 俺の手と彼女の胸が擦れ合い、ギュムギュムとラバー特有の音が響く。

 ラバーが体と擦れ合う感触がとても気持ちいい。それにラバー越しでも彼女の体の柔らかさが伝わって来ていた。

(実際にこの体型ってわけじゃないんだろうが……そんなこと関係ないくらい気持ちいいな……!)

 柔らかい体の感触が手のひら越しに伝わってくる。

 ラバーに包まれた乳房は実に揉みがいがあり、柔らかさだけでなくしっかりとした弾力も感じた。

(うぉ……この絶妙な感覚……ずっと揉んでても飽きないぜ……!)

 俺はさらに大きく手を動かして、ラバーに包まれた彼女の乳房を堪能する。

 彼女はしきりに体をくねらせ、刺激に耐えていた。

 俺はそんな彼女の体に回した腕に力を込め、体を密着させる。

 ラバースーツを纏った体同士が擦れ合い、気持ちよさを生み出す。

 そして何より、俺のラバーに包まれたペニスも、彼女に押し付けられた。

 俺のペニスもラバーに覆われている。ただしその大きさは本来の俺のものよりかなり大きくなっていた。

 体型を矯正する一環で、そのペニスも少しサイズが変えられているのだ。

 元々の俺のペニスは、平均サイズより少し小さいくらいだったのか、結構ぶ厚めのラバーが覆っている。

 ただ、ぴったり張り付いているので、そこまで感覚が鈍っている感じはしない。むしろ、ラバーに触れる感覚がそのままペニスに反映されているかのようで、非常にいい感覚だった。

「ん……っ」

 俺は思わず呻きながら、ラバーに包まれたペニスを彼女の腰に擦り付ける。

 ラバー同士が擦れ合い、敏感なペニスにものすごい快感が走った。

(くぅう……っ! や、やばい、これ……んっ、出、出ちまう……ッ)

 俺はラバー越しに伝わってくる女性の体温の心地よさに、早くも出してしまいかけた。

 それをぐっと堪える。こんなところで出してしまうのは勿体なさすぎるからだ。

 バキバキに勃起しているこっちのペニスの状態は彼女にも伝わっているのか、彼女は体を震わせ、腰を捩るように動かす。

 気持ちよさに悶えているようで、指先から伝わってくる速い鼓動の感触もそうだと感じさせる。

 俺はますます興奮する気持ちを抑えながら、手をさらに下へと這わせていった。

 お腹のラインを摩りながら手を降ろしていく。すっきりとしたこのラインも実に素晴らしい。

 少し深く触れてみると、強い弾力で指先が押し返された。

(……はー。なんつーか、どこもかしこも気持ちよすぎだろ……!)

 俺はそう思わざるを得なかった。体同士を擦れ合わせる度に気持ちよく感じるところが増えていく。

 そう思っているのは俺だけではなかったようだ。

 俺が後ろから抱きしめる形になっている彼女もまた、その体を俺に預けるようにして、押し付けて来た。

(う、ぉ……ッ!)

 ペニスが彼女のお尻に押されて、お尻の間に挟むようにして刺激される。

 挟み込まれるようにして擦り上げられ、危うく射精してしまうところだったが何とか耐えた。

 擦られる度に、その体の柔らかさとじわじわ伝わってくる体温を感じ、ペニスが暴発寸前まで昂らされる。

(ふーっ……! これはもう、さっさとやるしかない……!)

 このままだと本当にヤバいと思った俺は、下に動かしていった手で彼女の穴の具合を確かめる。

 その前に、その穴の上に存在するクリトリスの突起が指先に感じられた。

 そこに触れた途端、俺の腕の中にいる彼女の体が大きく跳ねる。

 クリトリスはかなり敏感になっている様子で、激しい反応を示していた。

(にしても、大きすぎる気がするな……チンコと同じで、わざとサイズアップしてるのか?)

 クリトリスには豆という表現があるが、まさにそんな感じだ。ぷっくりとした、明らかに大きな感触が指先に返ってくる。

 そこを指先で擦ると、ラバーの抵抗力でかなり強い刺激になる。

 もしもこの豆が本当に大きさのクリトリスだったとしたら、こうやって擦った時に体を震わせるだけで済むとは思えない。腰砕けになっておかしくないだろう。

 フェイクというよりは、ペニス同様サイズ調節の関係でそうなっているに違いない。

(まあ、本物じゃなければ、多少乱暴に扱っても……)

 そう思いつつ、俺は親指と人差し指でそのクリトリスを摘まんだ。

 ますます彼女の体の動きが激しくなり、かなり強烈な快感を覚えている様子が見られた。

 そんあ彼女にさらに楽しんでもらうべく、俺は片手でクリトリスを弄りながら、もう片方の手で彼女の股間の穴に指を指し込む。

 彼女の股間は上の口同様、内側のかなり深いところまでラバーに覆われている様子だった。

 まるでコンドームに包まれているかのように、内壁の襞の一つ一つが薄いラバーによって覆われている。

 俺はその中にまで指を入れようとしたが、ただでさえ狭い上に、ラバースーツ同士の摩擦力が災いして、ちっとも奥に指を入れることが出来ない。

 ギチギチ、ギュムギュムと無駄な摩擦と刺激が生まれ、彼女の動きもかなり激しくなる。

 ただそれは気持ちいい反応ではなく、ラバーが強く擦れる感触が不快なのだろう。

(さて、どうしたものか……待てよ?)

 そこでふと、思い出したことがあった。

 事前に準備されていた道具の中に、うってつけの道具があることを。


 その道具とは――潤滑油として使える、特殊なローションだ。


つづく

Comments

ありがとうございます! ラバースーツの着用感は大事に書きたいと思います^w^

夜空さくら

面白い話ですね。裸の体にラバースーツが張り付いて、触られる感覚が想像できます。 :)

Furude-san


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