無限堕落の葵です!
今回は、本編に登場する陥人「無言纏い」について、そして陥人そのものについて少し紹介というか、説明ができたらなーと思います。
まず、このページ上部のカバー絵にも“手だけ”登場している陥人。
本編中では久野も見たことのない“新個体”という設定なので、名前すら登場しません。ですが、実はちゃんと名前がありました。
それが『無言纏い』です。行動そのまんまのネーミングですね。
最初に思いついた名前は『床濡らし』でした。なので、彼の体からは黒いオイルのようなものが常に染み出しています。
ではなぜ、この『無言纏い』をキービジュアルに選んだのか。
本編では描写していませんが、各陥人は人間を殺したあと、それぞれ異なる行動を取ります。
たとえば『音拾い』は、液状になるまで笑いながら人間の死体を拳で叩き潰します。
『影踏まず』は首や様々な個所を絞めて潰したりします。
ですが、この『無言纏い』はただ“触れるだけ”です
ほんのわずかに指先がかすめただけで、人間は発狂死してしまう。
人間と陥人との間にある“力の差”を、最も端的に表している存在だと思ったので、キービジュアルに登場させました。
ここからは、陥人という存在そのものについて、少し語らせてください。
本編が完成してからもずっと悩みながらも、最後まで修正しなかった一文があります。
それが久野の研究レポートに出てくる
『陥人はなぜ雲をはるかに超える高さから突然落下してくるのか』
ここで出てくるこの“陥人”という文字だけは、本当は“落ち人”と書きたかったんです。
でも、他言語翻訳などで混乱を招く恐れがあると判断し、“陥人”のままで行きました。
実は、現実世界で久野が“高橋さん”から話を聞くまでは、陥人は研究所では“落ち人”と呼ばれている設定でした。
空から突然落ちてくる、人間に似た存在だからです。
では、なぜ高橋さんの話を聞いて以降、“オチビト”の書き方が変わったのか。
それについては、もし続編が出せたら、そこでしっかりと説明したいと思っています。
久野が知ってしまった、“世界の大きな秘密”にも関わってくる話なので――
今回は『無言纏い』と陥人に付いて少しだけお話させていただきました。
それではこの辺で失礼いたします。
にわか 三級
2025-04-05 06:35:55 +0000 UTC