ご覧いただきありがとうございます。栞です。
一か月ほど前、情報収集をしていたある日、こんな記事を見つけました。
このなかでは、イラスト最速上達法として
「アニメーターのイラストを
30分で一発描きで模写する」
という方法が紹介されています。
そしてこの練習を行うメリットとして、
・デッサン力がつく
・認識力があがる
この2点がおもに挙げられています。
ここでいう「デッサン力」とは、「体のバランスがとれていて、塗りが簡素な状態でも十分に魅力的な線画が描ける力」と説明されています。
イラストレーターとして商業面でも活躍されている方だし、
練習内容も楽しそうだったので今回実際にやってみました。
内容は少しだけアレンジして、清書はボールペンですることにしました。
見栄えの点と、絶対に消せないようにするためですね。
もちろん道中で消しゴムは使いません。
さあ初日です。
一発描きなんてホントにできるんかという気持ちと、緊張とが入り混じった気分でした。
足の位置を迷いまくっているのと、お尻のボリュームをミスっているのを除けば割とうまくやれているように見えます。なまじ上手くいったので翌日が怖くなったのを覚えています。
2日目
顔の比率が大きくなると一気に難易度が上がります。顔は少しの崩れが違和感に大きく寄与するパーツですからね。でも折れずに続けます。
3日目
・目と目を直線でつないだり
・目印となる点から垂直に直線を下ろしたり
といった工夫が見られはじめます。
この直線というのが大事です。
曲線はコントロールがしにくい
→引くたびに違う線になる
→アタリとして不適切
というロジックです。
参考:1分10秒~5分40秒にこの話がでてきます
このペースで載せていくと重くなってしまうので最後の2枚だけお見せします。
30日目
31日目
線の迷いとか崩れがだいぶ軽減されたのではないでしょうか。
ひとえに観る力の向上に帰結するものと思われます。
残りはここに置いておきます。
ちなみに1度も30分の枠に収まりませんでした。
これけっこう性格出ると思います。
先ほどの記事の中では
1. デッサン力がつく
2. 認識力があがる
というメリットが挙げられていました。
ひとつひとつ見ていきます。
1. デッサン力がつく
=「体のバランスがとれていて、塗りが簡素な状態でも十分に魅力的な線画が描ける力」がつく
正直、疑念が残ります。
模写をするときはもとの絵を二次元的な図形と捉えたテクニックを多用します。
しかし、実際に人体を描く時には三次元の意識は欠かせません。
模写を続けてもデッサン力がつかないとは言いませんが、やや遠回りに感じます。
2. 認識力があがる
おおいに実感しました。
模写の本質は観る力の向上ともいわれますしね。
手足の長さや角度、顔のパーツの大きさなどを捉える力は模写で確実に向上すると思いますよ。普段絵を描く時に用意する参考資料の有用性が高まる、とも言いかえられます。
このほか、個人的に感じたメリットも3つ紹介します。
3. 自分のクセがわかる
毎日続けていると、毎度同じようなミスをしていることに気が付きます。
たとえば、私の場合は
・顔の輪郭が横に長くなる
・それに伴って目と目を離しがち
・脚が長くなる
といったミスが多く見られました。
でも本来ミスに気付かないことがミスなのであって、気づいてしまえばそれに気を払いながら描くまでですね。
4. はじめに簡単なかたちでとらえる習慣がつく
もとの絵のシルエットを四角形、五角形のような簡単なかたちにまず置きかえることで後の工程が安定することに気が付きました。
この全体のシルエットさえ大きく外さなければ一目見て「バランスが崩れた絵」とは認識されづらいようです。
参考:2分40秒~3分30秒をご覧ください!
5. 模写のハードルが下がった
「30分もらえればなにかひとつ覚えられる」という事実はなかなかに心強いですし、自信にもつながります。
そこまで時間がなくとも、参考資料の概形をパパっと追うことができるとかなりフットワークが軽くなりますよね。
「制限時間内に一枚仕上げなくてはならない」と聞くとプレッシャーに感じるかもしれません。
ええ、実際そうです。
開始1分前になると指の体操に精をだしたり、目を閉じてリラックスに努めてみたりと一人で完結するはずなのに異様に緊張しだすんです。
でもそれも始まるまでのこと。
描きはじめると頭と手をフルに使っている感覚が心地よいですよ。
絵描きの方は、少しハードなメニューですが試されてみてはいかがでしょうか。
ボールペン模写で得た具体的な知見や時間配分などものちのち公開する予定です。
皆さんの模写のコツもぜひ教えて下さいね。
イラストの情報共有は大歓迎です。
それでは。