フォロワーの皆さんこんにちは。支援者の皆さん、いつもお腹いっぱい食べさせてくれてありがとうございます。黄土みきとです。支援者の皆さんに、目下制作中の漫画『夏の胸懐』32-43ページを公開しています。1-31ページは全体公開をしています。お手数ですが過去の投稿をご参照いただければとおもいます。 32-43ページの清書を終え、44-46ページのラフを制作しました。ちょっと悩みましたが、44-46ページは(おそらくpixivのサンプルでは公開せずに)FANBOX限定で全体公開しようとおもいます。ついに終わりが見えました。本当に長かったです。数えてみたら、作りはじめてから9か月経っていました。本当に感無量です。…実は、18ページ目はまだ描き残した状態のままです。妙な具合に残してしまったので、モチベーションが変な感じになっています。とりあえず18ページのラフも完成させた後、喜び勇んで清書しようとおもいます。GW中に完成…させたいですが、中間研究報告とかいうなにがしかがあるのであまり期待しないでいただきたいです。そういうのを考えると本当に頭が痛くなります。最近、プライベートの時間ではそういうことを一切考えないようにしています。 静謐さ、というのを創作のテーマの一つに掲げているということは今までも時々申し上げてきたとおりですが、それに沿うようにいろいろ考えながら作っております。46ページ目では、エアコンの駆動音と時計の秒針、そして心臓の鼓動の音のみが聞こえるような場面であることが伝わればいいなとおもいます。 本シリーズでは「『好き』と伝える」という行為の描写の禁止を自らに課しています。恋、愛、欲望、理性、惻隠の情、理想、現実、期待、心配などあらゆる情動、機微というものを、その「静謐さ」の中から汲み取っていただきたいと考えております。ここらへんは、まあ創作者の理想のようなものです。 一応本作品はR-18漫画なので、32-43ページの本番シーンが主眼にはなってくるのですが、私にとってセックスシーンはこまの軸のようなもので、それを中心としてそれ以外のシーンが旋回し、はじめて全体の模様を成すものだと考えています。 以前も同じような内容を書いたかもしれませんが、男性向けR-18作品は包丁のようなものだとおもいます。包丁は切れ味がよければよいほど評価が高くなり、料理の時にのみ使用され、料理している人に与えるととても喜ばれますが、料理が終わるとしまわれて興味が向けられなくなります。男性向けR-18作品は、男性にとって抜ければ抜けるほど評価が高くなり、自慰の時にのみ使用され、自慰している人に与えるととても喜ばれますが、自慰が終わるとしまわれて興味が向けられなくなります。だからといって私は男性向け作品を貶しているわけではありません。ただ、それらの作品群はどうしても、芸術作品というよりも包丁と同じ「道具」にカテゴライズされる傾向があるということが言いたかったのです。本作品は、道具と作品の間で逡巡している中途半端な漫画にはなってしまっているのですが、その間にあるなにものかになりたかったという理想を汲み取っていただけたら非常にうれしいです。 そんなところです。いやなことはプライベートの時間に極力、できるならば一切考えないことにしました。愚痴で不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。最近司馬遼太郎から阿川弘之に乗り換えました。『暗い波濤』ですごい泣いています。山本周五郎の『樅ノ木は残った』も手元にあるのでいつか読みたいですが、昔『雲の墓標』で衝撃を受けた身としては、阿川弘之の著作をあさることになるかもしれません。古本屋にいかなければです。
高見沢後彦
2021-04-25 20:04:03 +0000 UTC