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【無料公開】2020.11★新ゲームSS(November / New game short story)

【2022/5/19追記】

5/19はボクシングの日という事で、1年半前に掲載した「JKボクサー凜香と復讐の地下リング」スピンオフシリーズの第1弾である「地下女子ボクサー凛香と真夜中のスパーリング ~凛香VSあきら~」を無料公開します!!


ゲーム本編の前日譚となっておりますので、まだ未読の方は是非見ていって下さいませ~。



以下、公開当時の本文となります。


【Added on 5/19/2022】

May 19 is Boxing Day (=the day a Japanese man became the first world boxing champion.), so we are releasing the first installment of the "High School Girl Boxer Rinka and the Underground Ring of Revenge" spin-off series, "Midnight Sparring with JK Boxer Rinka ~Rinka VS Akira~", which was published a year and a half ago, for free!


It is a prequel to the main game, so if you have not read it yet, please take a look~!



The following is the text as it was at the time of release.


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新作ゲーム発売前のスペシャル企画!

ボクシング部に所属するヒロインの凜香と友人のあきらが、夜の体育館でスパーリングをするワンシーンをSSにてお届けします。(ゲーム本編にはない、ナッツが主食様によるオリジナル描き下ろしシナリオです)

挿絵は差分含む全4枚、内1枚はFANBOX用の新規描き下ろし(あきら腹パン)です。ゲーム完成にはもう少し時間がかかりますが、ぜひこちらのSSにて雰囲気をお楽しみください。


A special project before the release of the new game!

I'll show you a scene of the heroine Rinka and her friend Akira, who belong to the boxing club, sparring in the school gym at night. (This is an original scenario drawn by Nuts ga syusyoku, which is not in the main game.)

A total of four illustrations, including differences, one of which is new for this FANBOX(belly punch to Akira). The game will take a little longer to complete, but you can read this short story and look forward to the release of the game :)


★For non-Japanese users★

Please take a moment to translate and read this short story on sites such as https://www.deepl.com/translator m(_ _)m

地下女子ボクサー凛香と真夜中のスパーリング ~凛香VSあきら~


「これで戸締まり完了、っと」


私立シャルム女学園内に存在する体育館。

女子ボクシング部が部室として使用しているそこで、部長である凛香は中に部員が残っていない事を確認した上で施錠を行っていた。


「あーちゃん、みんなもう帰ったわよ~」


手入れの行き届いている長い黒髪をなびかせながら、自分の他に唯一残っていたその女に声をかける。


「お疲れ様りっちゃん。……それじゃ、早速だけどはじめよっか♪」


時刻は既に夜の9時を越えており、体育館はおろか学園内にすら人気が存在しない。

そんな中、赤いスポーツブラに身を包みウォームアップを済ませたあきらはリングの上で微笑み------


「早く上がってきなよ。 こっちは早くりっちゃんをボコりたくてしょうがないんだからさ」


------親友をわざとらしく挑発した。


「……言ってくれるわねあーちゃん。 悪いけど、今日は私が勝たせて貰うわよ」


「ふふっ、そんなこと言っちゃって~。 この前アタシに失神KOさせられちゃったのはどこの誰だったかしら? あの時のだらしない顔を晒してたりっちゃん、と~っても可愛かったわよ♪」


「くぅっ! そうやっていい気になっていられるのも今の内なんだからね!!」


前回の対戦はあきらが凛香を失神KOで下してはいるが、女子ボクシング部の部長と副部長である彼女達の対戦成績は9勝9敗と全くの互角となっており、今宵もレフェリーすらいないリングでの決闘じみたスパーリングが行われようとしていた。


「準備は良いわねあーちゃん。 それじゃはじめるわよ」


「えぇ、いつでも良いわよりっちゃん。 今日もお互い全力で闘(や)り合いましょうね」


黒色のスポーツブラに身を包んだ凛香がリングに上がると、タイマー機能のついたゴングを打ち鳴らし、2人だけの特別な時間が始まった。



カーン!!







~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







「がひゅっ!!」


あきらの赤いグローブが凛香の頬肉を圧し潰すと同時、周囲に透明な飛沫が飛び散る。

汗や涎の混じり合ったそれは、スポットライトの光を反射し眩しく輝いていた。


「ぐはぁっ!!」


あきらが荒い呼吸でくぐもった声を上げる。

凛香の青いグローブがあきらの鍛えられた腹筋を貫き、そのまま内臓にまでダメージを届かせていた。


「や、やるわねりっちゃん……今のは中々効いたわよ」

「アレでダウンしないなんて……あーちゃんこそやるじゃない」


親友同士の夜の営みは既に3ラウンド目を迎えている。

実力が拮抗している事もあり、ここまでお互いに殴り殴られの一進一退の攻防が繰り広げられていた。


だが先程のボディで"効かされてしまった"あきらが接近戦での打ち合いから逃れるべく後退し、気づけばロープ際へと追い込まれてしまう。


「……やばっ」


「ヤキが回ったわねあーちゃん、それじゃ遠慮なくいくわよ!!」


当然そのチャンスを逃すほど凛香は甘くはなく、ロープ際に追い詰めた親友に対してラッシュを仕掛けていく。


「くっ、やっ、あぅっ、がぁっっ!!!」

(くっ……ガードの上からでも効かされちゃう……!!)


誰もいないリングに鈍い打撃音が連続して響き渡る。

亀の様に丸まり辛うじて全弾ガードして凌げてはいるものの、パンチ力のある凛香の猛攻の前にあきらは反撃の糸口を見いだせずにいた。


「そこっ!!」



ドスゥゥゥゥ!!


「っあっ……があぁっ……」


ガードの合間を縫って放たれたボディブロー。

勢いよく放たれた青い弾丸はあきらの腹を圧し潰し、深々とその体内を貪り尽くしていた。


「がっあっ……ああぁ…………」

(やば……りっちゃんのボディ……キツすぎるよぉ…………)


そのまま拳を引き抜き、ふらふらとよろめくあきらへ向けて追撃を放つべく拳を振り上げる凛香。


「これで……沈めぇ!!!」



バキャッッッ!!!

「っがふぅっっ!!!」


完全に決めるつもりで放った凛香の渾身の一撃はあきらに届く事はなく、逆にあきらの完璧なカウンターが彼女の顎に直撃していた。


「あぅ……ぁ…………らに……が…………」


教本にそのまま掲載できそうなレベルで完璧に凛香の顎を捉えた起死回生のカウンター。

その一撃で凛香の脳は完全に揺らされてしまっており、もはやろれつも回っておらず、彼女の視界にはぐにゃりと歪んだ景色が映るのみであった。


「ふふ、甘いわねりっちゃん。 そんな大振りしちゃダメじゃない。

 罰として、今からた~っぷりお仕置きしてあげるからね♪」


焦点の合っていない瞳をしていた対戦相手と体の位置を入れ替えると、そのままあきらはロープ際でふらついている親友に対して全力で拳を振るっていく。


「がうっ、ぐふっ、あぶぅっ、っぷぁっっ!!!」


フック、ボディ、ストレート、アッパー、、、

絶え間なく降り注ぐ拳の嵐が少女の身体を蹂躙する度に、リングに鈍い打撃音が響き渡り、黄色い嬌声が女の口から零れ落ちる。


「ほらほら~、少しは反撃してくれないとこのまま決めちゃうよ~♪」


「ぁぅ……ぁ……ぐひゅっ!!! っぐふぁっっ……」


時折煽るような台詞をのたまうライバルに言葉を返す事すら出来ず、凛香はただひたすらサンドバッグの様に殴られてうめき声をあげる事しか出来ない。


「ぁ……うぁ……ふぁぁ…………」


目の焦点は定まっておらず、口の端から涎を垂れ流し、もはや完全にグロッキーな状態になってしまった凛香。

当然、大振りな予備動作を伴って放たれた迫りくる次の拳を避けることは出来ない。


「っっがああぁぁぁっっ…………!!」


大きく振りかぶって放たれたあきらの右アッパーが棒立ちになっていた凛香の顎を真上に吹き飛ばす。

大量の唾液を伴いながら宙に舞ったマウスピースがリングに着地すると共に凛香は力なくリングに座り込み、このスパーで初めてのダウンを喫してしまう。





「ふふっ……だう~ん。 1……2…………」

虚ろな表情をした親友の姿を上から眺めながら、満足気な表情でカウントを数え始めるあきら。


「ぁ…………ぅ……うぁぁ……………………」

ロープに上半身を支えられた凛香は、時折小刻みに身体を震わせながら朦朧とした意識で口をぱくぱくとさせていた。


「3……4…………相変わらずいい表情でやられてくれるのね。可愛いわよりっちゃん♪」

恍惚とした表情でそう告げるあきら。

桃色に頬を染め上げ潤んだ瞳で対戦相手を見つめるその姿は、試合中のボクサーとは思えない程妖艶な雰囲気を醸し出していた。


「あっ、う……ぁぁ………………あっ、あぇ?」


通常の試合よりも遥かに長いダウンカウントが7を数え上げる頃、凛香が意識を取り戻す。


(やば……いま私、完全にノビちゃてた。

でも、あーちゃんには絶対に負けたくない! 早く立たなきゃ!!)


凛香はリングに落ちていたマウスピースを咥えると力の入らない身体を無理やり奮い立たせ、カウント9でギリギリ立ち上がる事に成功する。


「ぜぇ……はぁ……あ、貴女にだけは簡単に負けてあげる訳にはいかないんだから……

 これで勝っただなんて思わないでよね……勝負はこれからよ!!」


ロープに寄りかかり、がくがくと震える膝でなお、それでも強気に言葉を発していく凛香。

それを見て、表情に喜色を滲ませながら改めてファイティングポーズを取りつつ目の前の対戦相手に向き合うあきら。


「ふふっ、それでこそりっちゃんね。 良いわよ、今日はとことんやりましょうか」


その瞳は親友を見つめる物ではなく、獲物を狙う狩人の"それ"であった。








「それじゃ遠慮なく行くわよりっちゃん。 やぁっ!!」


足取りの覚束ない凛香とは異なり、軽快なステップインで近づいたあきらはそのまま右ストレートを放っていく。


「ぶへぁっ!!」


------が、反撃する力が残ってないと思われた凛香のカウンターがあきらの頬肉を圧し潰した。


(やった! 良いのが入った!! ここからは私のターンよ!!)


予想外の反撃を受けたあきら。意識の外からの攻撃によりそのダメージは深いかと思われたのだが、


「なぁにりっちゃん、このパンチは? そんなんじゃアタシは倒せないわよ」


「な……うそ…………」


先程の長時間に渡る蹂躙劇で凛香の体力は既に削り取られ尽くしており、もはや彼女にはマトモなパンチ力が残ってはいなかった。


「まぁアレだけ打たれたのだから当然よね。 それじゃ、今度はこっちの番ね。 また可愛がってあげるから、覚悟しなさい」


「え、ちょ……ぶふぅぅっっっ!!!」


その一発を皮切りに、再びラッシュに晒されてしまう凛香。


「あうっ、やっ、うぁっ……がぁっっ!!!」


赤いグローブが凛香の肉に突き刺さる度、リングに嬌声が漏れ、その声が更にあきらを勢いづかせる。


「ふふっ、可愛いわよりっちゃん。 まだまだ行くから、ちゃんと最後まで味わってよね」

(ボコられてる姿もステキね……流石はアタシの凛香)


瑞々しく汗で彩られた乙女の白い柔肌が次第に赤黒いあざで色付いていくが、反撃はおろかガードをする事すら叶わず、凛香はただひたすらあきらの拳で踊らされてしまっていた。


「あべっ、いやっ、おぼえ゙え゙え゙ぇ゙ぇ゙っ!!!」


通常の試合であれば既にタオルが投げられるかレフェリーストップがかかっているであろうその凄惨な蹂躙劇は、しかしながらセコンドはおろかレフェリーすらいないこの夜のリングにおいては止める者は存在しなかった。


数十秒以上たっぷり時間をかけて凛香の肉体を味わい尽くしたあきらが、試合を決めるべくフィニッシュブローの構えをとる。


「これで……終わりっ!!!」


(あ、あっぱーがくる……よけなきゃ…………)


薄れゆく意識の中でも辛うじてアッパーの予備動作を認識していた凛香ではあったのだが、痛めつけられた身体が動くはずもなく、



「がびゅっっっ!!!」



親友の拳で顎をかち上げられ、エビ反りにされた身体は高々と宙を舞い、リング中央で大の字ダウンを晒す事によってその動きがようやく止まった。


「はい、りっちゃん選手だう~ん。 1……2…………」

「う……ぁ……あっ……あっあぁ…………」


肩で息をしながらダウンカウントを数え上げるあきらに対して、身体中が脱力しきっており完全に意識が失われているとひと目で解る状態の凛香。


誰が見ても、もはやスパーリングの決着はついてしまっていた。


(これは流石にもう終わりかな? まぁアタシも限界が近かったし、丁度良いかもね)


「はぁ……5……はぁ……6…………7!!」


カウントが7を数えると同時に、凛香の身体がピクッと跳ねる。

それに続いてゆっくりとだが身体を起こし、カウントが10を数え終える前にファイティングポーズを構える事に成功した。


「あぅ……ぁ…………ま、まだ……やれる……わ………………」


立つのがやっとの状態ではあるがまだその瞳は死んではおらず、しっかりとした眼差しで対戦相手の女を見つめる凛香。


「へぇ、さっすがりっちゃん。 まだ立つんだね。……それじゃ、親友としてキッチリとどめを刺してあげるわ」


「あーちゃんには……まけな……い…………」


試合が再開されお互いの距離が近づいていくと、既にグロッキー状態の凛香が先に手を出していった。

残りの体力を全て込めた右ストレートがあきらの顔面に迫るが、


「ぐひゅぅぅぅっっ!!!」


スピードも遅く力も込められていないその拳があきらに届く事はなく、あきらの十八番であるクロスカウンターが凛香の整った顔面に突き刺さっていた。


「っあ……っぷぁ……ぅ……ぁ…………」


瞳がぐるんと上を向き腕が垂れ下がり、この一撃で凛香が失神してしまっている事はあきらも解ってはいるのだが、親愛なる友人にキッチリと止めを刺すべく、容赦なく追撃を加えていく。


「あ゙ぅっ……おえ゙え゙え゙っ…………」


みぞおちに深々と突き刺さったボディアッパー。

大量の唾液が口から溢れ落ち、マウスピースが顔を覗かせる。


「っがっ……あ゙あ゙っ…………」

お腹の痛みに震えるばかりで何も出来ない凛香に対し、


「可愛いわよ凛香……でももう少し頑張ってね。 …………これで、終わりにしてあげるから!!!!」


あきらはトドメの一撃と言わんばかりの渾身の右アッパーを放っていく!!


「っがっっはっっっ!!!!」


親友の顔面を容赦なく殴りつけたあきらはそのまま勢いよく拳を振り抜き------


ズダァァンッッ!!


------無二の親友を三度マットに沈めていった。






「っはぁ……はぁ……ダウンねりっちゃん。 カウント、数えるわよ。

 1…………2………………」


体力の限界が近づきつつあるあきらがカウントを数え上げていくが、


「ぁ…………うぁ…………ふぁぁ……………………」


完全に失神してしまっている凛香は時折ピクリと身体を震わせるだけで、気持ち良さそうな表情を浮かべたまま意識が戻る気配を見せない。


「5…………6………………」


身体中の力が抜け落ちてしまった凛香の肉体が小刻みに跳ねる度、形の良い乳房が汗で貼り付いたスポーツブラを伴いゆっくりと揺れていく。


「7…………8………………」


失神してだらしない表情を浮かべたままの凛香とは無関係に時計の針は進み続けており、終わりの時がすぐそこまで近づいていた。


「9………………10!!

 はい、のっくあうとぉ〜~」


気の抜けた声で勝利宣言を行うと同時に、あきらはボタンを押して試合終了を告げるゴングの鐘を打ち鳴らしていく。


カンカンカーン!!


「今日の所はアタシの勝ち、これで10勝9敗……遂にアタシの勝ち越しね♪」


「あっ……あぁ…………」


未だに失神してしまっている親友から返事が返ってくることはないと解ってはいるのだが、かまわず話しかけ、そのままゆっくりと敗者へ歩み寄るあきら。


しゃがみ込みながら右手のグローブを外し、そのまま凛香の顎を持ち上げると、ためらう事なく凛香の口元に自らの唇を落としていく。


「んっ……あぅ……うぁ…………」


意識のない凛香が気づいているはずはないのだが、それでも頬を染めてそのままお互いに舌を絡め合い、唾液を交換していく。


「ん……はっ……ちゅぱっ…………はぁっ……お~いひぃ♪」

恍惚とした表情を浮かべる勝者は愛しい親友の唇を十分に堪能した後に、ようやくその口づけから敗者を開放していく。


(流石にまだ付き合ってもいないのに、こんな事堂々と出来ないし……ごめんねりっちゃん)


親友に対しての罪悪感はあるものの、自身の内に湧き上がる感情の奔流を止める事が出来ないあきら。

この行為に初めて至ってしまったのは5回目の勝利の時。


(本当はちゃんと告白してお付き合いをしてから堂々と愛し合うべきなのは分かっているのだけれど……)


一応人並みの倫理観を持ち合わせているあきらは頭の中ではこんな事は早く辞めるべきだとは思ってはいるのだが、告白をしそれが万が一にも失敗し、この親友という居心地の良い関係性が壊れたらと思うとまだその勇気を出せずにいた。


だからこれは、凛香を失神KOした時にだけ味わえる勝利の美酒であり------


「今日の凛香もとってもステキだったわよ。 また闘(や)りましょうね♪」


------あきらが真夜中の体育館でスパーリングを行う一番の理由でもあった。






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