【School Girl Domination ~巨乳JKが地下女子レスラーになった理由~】で活躍した地下女子レスラーである渚紗(ナギサ)とカンナがボクシングで闘うお話となっております!!
強い女がボコボコにされてアレしてる姿が見たい……そんな(性癖に)素直な気持ちを元に作られた回です。
※嘔吐描写があるので苦手な方はご注意下さい。
挿絵は立ち絵や過去絵の差分等含む全4枚、内1枚はFANBOX用の新規描き下ろしです!!
SSは約10000文字となっております。
It's a boxing match between Nagisa and Kanna, two underground female wrestlers who were active in ”School Girl Domination ~Why a Big-Breasted High School Girl Became an Underground Wrestler~”!
I want to see a strong woman being beaten to a pulp. ...... This episode was created based on such honest feelings (of sexuality).
*There is a description of vomiting, so please be careful if you don't like it.
There are a total of four illustrations including standing pictures and differences, one of which is newly drawn for this plan!
★最後にアンケートがあります。プラン内容の方針を決める要素になりますので、よければ皆さんのご意見を教えていただけると幸いです。
There is a questionnaire at the end. This will be a factor in deciding the content, so if you would like to give us your opinion, please do so. (Japanese)
★For non-Japanese users★
Please take a moment to translate and read this short story on sites such as https://www.deepl.com/translator m(_ _)m
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[windows]
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High School Girl Wrestler Nagisa and First Boxing - Nagisa VS Kanna
※JK=Jyoshi Kousei=High school girl
非合法の地下格闘技団体【Underground Beauty Colosseum】、通称UBC。
そこではボクシング・プロレス・MMA、更には媚薬を用いたバトルファックに至るまでルールを問わず、しかしいずれも見目麗しい美女達による過激な闘いが繰り広げられている。
そしてとある週末の夜、都内某所にあるUBCの特設地下会場にて二人の女がリングの上で向かい合っていた。
「それではこれより、本日のメインイベントを開始致します!!!」
「まずは青コーナー、5勝1敗、先日行われた媚薬マッチでの借りを返す事が出来るのか!!? 巨乳JKレスラーのナギ~~~サ~~~~~~!!!」
にこやかな表情で観客へ向けて手を振るナギサ。
地下リングでの試合は既に7試合目を数えるまでになっており、その蠱惑的な肉体と愛くるしい顔立ちから人気レスラーの仲間入りを果たしていた。
「続きまして赤コーナーは19勝2敗、UBC女子プロレスランキング第3位。 関節技のお姉様ことカン~~~ナ~~~~~!!」
先程に勝るとも劣らない大きな歓声が会場を包む。
慣れないボクシンググローブを手に嵌めコーナーに身を預けた彼女は、向かいにいる女をじっと見つめ舌なめずりをしていた。
「前回行われた媚薬マッチではカンナ選手にイかされまくり、無残にも絶頂失神KO負けを喫してしまったナギサ選手…………」
「果たして彼女はその雪辱を果たす事が出来るのかぁ!!?」
「ちょっ!!?」
会場の巨大スクリーンに前回カンナと闘った時の映像が流されてしまい、ナギサは動揺を隠せない。
「また両選手は本来レスラーであるのですが、本日は3分12Rのボクシングマッチとなっております!!」
”素人同士の本能がぶつかり合う激しい殴り合いが見たい”という観客の声に応えて開催される運びとなったレスラー同士のボクシングマッチ。
「これまで数々の名勝負を見せてくれたこの二人、果たして本日はどの様な試合が展開されるのでしょうか!!?」
実況の煽りが一段落ついた所で二人はリング中央に歩み寄っていく。
ナギサの顔を見るや満面の笑みを浮かべたカンナが先に口を開いた。
「はぁいナギサちゃん♪
今日も貴女の情けない姿を見れると思ったらお姉さん嬉しいわぁ♡」
「むぅ……前回の屈辱、アタシ忘れてませんから!
今日は覚悟してくださいね!!」
カンナの放つ”強者のオーラ”に気圧される事なく強気に言葉を返していくナギサ。
しかも根拠の無い発言ではなく、彼女にはちゃんと勝算があった。
(今日はアタシの得意な打撃戦だし、関節技メインのカンナさんは不利のはず……)
「へぇ……楽しみにしてるわよ。 精々頑張ってね、ナギサちゃん♪」
そんなナギサの考えを知ってか知らずか、カンナは一切余裕を崩すことなく笑みを浮かべたまま赤コーナーへと戻っていった。
「くっ、馬鹿にして…………今日は絶対に負けないんだから!!」
そして、ボクシングマッチの開始を告げるゴングが会場内に鳴り響いていく。
カーン!!
「お゙っ、ぼぇ゙ぇ゙っ…………」
ナギサの赤いグローブがカンナの程よく鍛えられた腹筋にめり込んでいくと、女の口からはその美貌にそぐわない鈍い声が漏れていく。
「またしてもナギサの拳がカンナのボディを貫いた~~~~!!」
試合は現在3R目に突入している。
元々打撃を得意とするナギサが序盤から完全に試合の主導権を握っており、関節技を得意とするものの打撃系が苦手なカンナは苦戦を強いられていた。
「ゔっ゙……あ゙あ゙っ゙…………」
既に数え切れない程拳を打ち込まれてしまったカンナの腹筋には、至る所に赤黒いあざのデコレーションが描かれている。
(駄目、お腹っ……効かされちゃって…………)
大きく見開かれた瞳には大粒の涙を浮かべ、膝はガクガクと震えてしまっていた。
「ふふっ……カンナさん、今とっても良い表情(かお)してるよ♪」
至近距離で試合相手の表情を眺めていたナギサがその拳を引き抜くと、支えを失ったカンナの肉体は力なく崩れ落ちてしまう。
「またもやダウンしてしまったぁ~~!!
カンナ選手、この試合三度目のダウンです!!!」
「あぅっ……がっ……ぁ……あぁ…………」
口からもごもごとマウスピースを覗かせ、痛みを少しでも軽減するべくお腹に手を当てるカンナ。
時折小刻みに身体を震わせるその女からは、試合開始前の不敵な態度は既に失われてしまっていた。
「流石にボクシングでは分が悪すぎるのか~~~!!?」
「あれあれ~、試合前あれだけ大口叩いてたのにま~たダウンしちゃうとか……
恥ずかしくないんですか~~~?」
汗で塗れた身体から健康的な色香を漂わせている少女が心底楽しそうな笑顔で煽るも、カンナはボディの痛みに打ち震えるのみで言葉を返すことが出来ない。
「うぅ……ぁ……あぅ…………」
(お腹……かなりまずいわね…………でも、これ位で負ける訳にはいかないわ!!)
プライドの高いカンナにとって、たとえ自分の苦手なボクシングマッチだとしても簡単に負ける事は許されない。
特に試合相手が自身がライバルと認めるナギサという事もあり、その思いはより一層強まっていた。
「おーーーっとカンナ選手、カウント8で立ち上がったぁ!!」
荒い呼吸ながらもなんとかファイティングポーズを構えたカンナ。
それを見たレフェリーが試合を再開させていく。
「ファイッ!!」
「やるわねカンナさん……そうこなくっちゃ!!」
これまでの猛攻で息が上がってしまっているナギサだが、まだまだ余力は残されている為ノータイムで試合相手の元へとステップを踏み込んでいく。
「やぁっ!!」
放たれるは教科書どおりのジャブ。
本職のボクサーには遠く及ばない技量ではあるものの、しっかりとスピードの乗ったその連撃を前に、カンナは防御を固める事しか出来ずにいた。
「んっ、あっ……くぅっ…………」
「こっちがガラ空きだよ、カンナさん♪」
そして無防備になっていた相手のボディへと、ナギサは右拳を下から振り抜いていく。
「うげぇぇっ……」
弱りきった腹筋ではその威力を軽減する事は叶わず、腹部の痛みに耐えかねて思わずガードの手を下げてしまうカンナ。
それがナギサの思惑通りだとも知らずに。
「今度はこっち!!」
「ぶひゅぅぅっっ!!!」
紅いグローブが女の整った顔面を弾き飛ばす。
醜くひしゃげた口元からは大量の唾液が吹き散り、閉じられた目元からは大量の涙が流れ落ちていた。
「ナギサの華麗なコンビネーションが冴え渡る~~~~!!!
レスラーとは思えないこの技術、一体いつの間に身に付けていたのかぁ!!?」
(凛香ちゃんに色々教えてもらって正解だったかも……)
同じ学校・同じ地下格闘技団体に所属しているナギサと凛香。
何かと接点が多い彼女達は親交を深めており、この日の為にナギサは彼女からボクシングのレクチャーを受けていたのだった。
「が……あぁ……ぁ…………」
フックで完全に体勢を崩され今にもダウンしそうになってしまっているカンナ。
その瞳は焦点を失ってしまっており、彼女に刻まれたダメージの深さを如実に物語っていた。
「カンナ選手、完全にグロッキーだ~~~~!!」
「あはっ……この試合、貰ったかも?」
嘲る様なナギサの呟きが耳に入ったのか、カンナの瞳に再び光が灯る。
「このっ……舐めんじゃ、ないわよっ!!」
そしてカンナは今までの恨みを晴らすべく、体勢を整えると同時に全体重を乗せた大振りの右ストレートを繰り出していった。
破壊力はともかく予備動作も狙いも分かりきったその一撃は、ナギサにとって軽々と回避出来る代物であったのだが--------
「そんな大振り当たるわけ…………えっ!?」
カンナに足を踏まれて身動きが取れなくなってしまっており、その驚きも相まって大振りの拳をその顔面で受け止める事になってしまった。
「ぶはぁぁっっっ!!!」
「カンナ選手、起死回生のストレートが炸裂したぁ~~~!!!
ナギサ選手の顔面が弾け飛んでいく~~~!!」
「んぁっ、ぅぁ…………」
カンナの全体重を乗せた一撃で顔面だけでなく体ごと吹き飛ばされてしまったナギサは、そのままロープ付近まで後退を余儀なくされてしまう。
(足踏むのって反則じゃ……それより、今のでかなり効かされちゃってる
…………ここは逃げて時間を稼がないと)
故意に何度も足を踏むのは反則行為となるのだが、ここのルールでは一度や二度では特に問題視されず、それ故レフェリーによる注意なども行われる事はなかった。
「ふふっ……次、いくわよ?」
気付けばすぐ目の前までカンナが迫ってきている。
ロープを背にしているナギサは横に逃れようとするものの、再び足を踏まれてしまい脱出する事が出来なかった。
「えっ!? また…………」
「そ~~れっ!!!」
足元に完全に注意を向けられてしまっているナギサには、襲いくるアッパーカットに反応する事が出来ない。
「あびゅっっっ!!!」
「カンナ選手のアッパーカットが直撃ぃ~~~~!!
これはキツい一発をお見舞いされてしまったかぁ!!?」
「ぅ……ぁ、んぁぁ………………」
アッパーで顎をかち上げられ脳を高速で揺らされた結果、意識が半分混濁してしまっている様子のナギサ。
動きの止まった哀れな少女は、目の前の女にとって格好の獲物でしかなかった。
「それじゃ行くわよナギサちゃん……た~っぷり、味わいなさい♪」
その言葉を皮切りに、カンナによる拳の嵐が少女の身体に襲いかかっていく。
「がうっ、ぐふっ、あぶぅっ、ごひゅぅぅっ!!!」
付け焼き刃の防御技術ではカンナの猛攻を防ぐ事は叶わず、ナギサはロープ際で滅多打ちにされてしまっていた。
グローブが瑞々しい肉体に突き刺さる度に周囲には汗や涙が飛び散り、少女の口からは醜い嬌声が漏れてしまっている。
「カンナ選手猛ラ~~ッシュ!! 気持ち良いくらいにパンチが当たっていくぅ!!!
ナギサ、全く反応出来ておりません!!」
「ナギサちゃん、しっかりして!! ちゃんとガードするのよ!!!」
リングの下では少女のセコンドに付いている珠緒が激を飛ばすも、肝心のナギサは変わらずただ拳を受け入れるのみである。
「んぁっ……こぷっ……ぷはぁ…………」
叩きつけられた拳の数が二桁を優に超えた辺りで、ナギサの零す声から力強さが失われつつある事に、目の前にいるカンナだけが気付いていた。
「かふっ…………」
そして鋭い右フックが無防備な下顎を貫いたと同時に、ナギサの瞳から完全に生気が失われてしまう。
「ナギサ選手、完全に棒立ちになってしまった~~~~!!
果たしてまだ意識は残っているのかぁ!!?」
「ん……ぁ…………ぅぁ……」
「それそれ、その顔が見たかったのよ♪」
頬を朱に染めて息を弾ませながら、興奮とも発情とも取れる淫靡な笑みを浮かべてカンナは心底満足気な声を出す。
「うぅ…………」
対するナギサは虚ろな瞳で完全に脱力しきってしまっている。
うわ言を呟きながら前のめりに体勢を崩しており、そのままダウンを喫してしまうと思われたのだが--------
「がびゅっっっ!!!」
黒いグローブが無防備な顔面に突き刺さっていった。
「カンナ選手の右ストレート一閃!!!
ナギサ選手、力なく吹っ飛ばされてしまったぁ~~~!!」
ロープに揺らされて艶かしく動く肢体からは完全に生気が抜け落ちてしまっており、彼女の深刻な状況をこれ以上ない位に分かりやすく観客へと示している。
このままレフェリーによるダウンカウントが始まると誰もが思った中、カンナが仰向けに寝転がっている女の元へと近づき、その胸を踏みつけていった!!
そして愉しげな様子で口を開いていく。
「わん……つー……すりー…………かんかんかーん♪」
「んぁっ……あぁ………………」
「ねぇ貴女、今日がボクシングで良かったわねぇ。
…………プロレスだったら、これで終わってたわよ?」
勝ち誇った表情で眼下にいる対戦相手にそう語りかけたカンナだったが、レフェリーから注意が入り、渋々といった表情で胸から足をどけてニュートラルコーナーへと向かう。
「ダウンッ!! 1……2……3…………」
「ナギサ選手、この試合初のダウンです!!
しかしダメージは甚大!! ここから立ち上がる事は出来るのかぁ!!?」
「ぅ、ぁ……んぅ…………」
ピクピクと身体を跳ねさせているナギサには未だ意識を取り戻す様子は見られない。
「4……5……6…………」
「おきて!! 起きてよナギサちゃん!!!」
「あ、ぅ…………」
動きの見られなかったナギサだったが親友からの悲痛な叫び声が耳に届いたのか、目に光が戻り、立ち上がろうと身体に力を込め始めていた。
「全く……相変わらず打たれ強さだけは一級品よね貴女。
そのまま寝ててもよかったのに…………」
カウント9で立ち上がった少女に対して、カンナが呆れた様子で声をかけていく。
「はぁ……はぁ……まだっ、負けないん……だからぁっ…………」
ダメージが抜けきっていないため足元が少し覚束ない様子ではあるが、その瞳にはしっかりと闘志が灯されている。
その様子を見て、レフェリーが試合を再開させていった。
「BOXッ!!」
「おねーさんは大人気ないので……容赦なく畳み掛けさせてもらうわね♪」
ロープ際から動けないでいるナギサへ向けて一気に踏み込んでいき、カンナはそのまま大振りのストレートを放つ構えを取った。
(さっきのストレートが来る……ガードしなきゃ!!)
形勢逆転のきっかけとなった一打が再び放たれると考えたナギサは瞬時に顔面付近にガードを固めていく、が--------
「んぶぅっっ!!!」
カンナから放たれたのはボディアッパーだった。黒いグローブが自身の腹に深く突き刺さってようやく、ナギサはその事実に気がついた。
「こ~んな簡単なフェイントに引っかかっちゃうなんて……本当に可愛いわね♡」
「お゙っ……ぼぇ゙っ…………」
ダメージが抜けきってない上に無防備な腹筋にボディアッパーを貰ってしまった結果、ナギサは一撃で悶絶させられてしまう。
「それじゃ、さっきの続き……しよっか♪」
そう告げると同時に笑顔で拳を振り上げるカンナ。
そして、再びの蹂躙劇が幕を開けていった。
「んぐっ、ぶへっ、んがっ、ばひゅっっ!!!」
「ナギサ選手、またしても滅多打ちにされてしまっている~~~~~!!
このままカンナ選手のワンサイドゲームとなってしまうのかぁ!!?」
「あうっ、ぶぐぅっ、っがはぁっっ!!!」
少女の若い肉体を黒い弾丸が絶え間なく撃ち抜いていき、その度にリングに無様な声が漏れ出てしまう。
「ふふっ……たまにはボクシングも悪くないわね。 ねぇ、貴女もそう思わない?」
上機嫌な声で対戦相手の女にそう問いかけるカンナだったが、既に半分意識を失ってしまっているナギサには、その問いに答える事が出来ない。
「はぇ……? ん、ぁっ…………」
「返事くらい……しなさいよっ!!」
言葉とは裏腹に愉悦の表情を浮かべながら、カンナは無防備な顔面へと右ストレートと突き立てていった!!
「ぶぎゃっっっ!!!」
「可愛いお返事ありがとね♡ …………それじゃ、まだまだ行くわよ」
満足気な表情を浮かべたカンナは、一息つくと再び弱りきった少女へと猛攻撃を仕掛けていく!!
「あっ……うっ……かひゅ…………んぁぁ………………」
”表”であれば既に試合が止められているであろう程の一方的な蹂躙劇。
余りの惨状にレフェリーがスタンディングダウンを取るか悩み始めた頃--------
カーン!!
長かった第3ラウンドの終了を告げるゴングの鐘が鳴り響いていった。
「ここでゴング!! ナギサ選手、完全にゴングに救われましたぁ!!!」
「んぁ……ぁ……うぅぅ…………」
ゴングが鳴ると同時に踵を返し赤コーナーへと歩みを進めていったカンナに対して、完全に意識が飛んでしまっているナギサは微動だにせず、ロープに身体を預けたままになっていた。
それを見かねたレフェリーが、ナギサの身体を揺すりながら声をかけていく。
「ナギサ……大丈夫? ラウンドはもう終わってるわよ」
身体を揺すられて意識を取り戻したナギサ。
「ふぇ……? は、はひ……ま、まらやれましゅ………………」
だが自身の置かれている状況を把握する事が出来ず、弱々しくファイティングポーズを構えながら試合続行の意思を示す言葉を呟いていた。
「ナギサちゃん!!!」
そこにセコンドである珠緒が割って入り、レフェリーへ会釈した後にナギサに肩を貸して青コーナーへと重たい足取りを進めていった。
インターバルも終盤に差し掛かる頃には、珠緒の献身的な介抱のお陰でナギサは僅かばかりではあるが体力に余裕が戻ってきていた。
「今のラウンド、結構な勢いでボコられちゃってたけど……まだ闘えそう?」
「えぇ……お陰様で多少は回復してきたし、なんとか次のラウンドも闘えるわ!!
レスラーは打たれ強いんだから!!」
「なら安心したわ。 正直かなり厳しい状況だけど…………
私はナギサちゃんの勝利を信じてるからね!!」
「任せて! 最高にカッコいいアタシの姿を見せてあげるわ!!」
「ふふっ……それじゃいってらっしゃい、ナギサちゃん」
カーン!!
「さぁ始まりました第4ラウンド!!
ナギサ選手の身体がどれだけ回復しているのかに注目が集まります!!」
(珠緒ちゃんの前ではカッコつけたけど……実際問題、結構ヤバいわね)
リング中央まで足を進めたナギサだったが、滅多打ちにされたダメージが未だ抜けきっておらず、防御の為の腕を上げるだけで殆ど精一杯の状況だった。
「あら、来ないの? …………それなら私から行かせてもらうわね!!」
攻勢に出てこないナギサの姿を見たカンナは、容赦なく拳を繰り出していく!!
「くっ……んっ、やぁっ……!!」
それに対してナギサは亀の様にガードを固めてひたすら耐え忍ぶ事を選択した。
「カンナ選手、ラウンド開始早々激しい攻撃を繰り出していく~~~!!
苦悶の表情でそれを防ぐナギサ選手、果たしてどこまで耐えられるのか~~!?」
「守ってるだけじゃ勝てないわよ! ほらほら!!!」
息を切らせながらも、決して笑みを崩さずにガードの上から殴り続けるカンナ。
「んぁっ、つぅ……くぅぅっ!!」
カンナの思い切りのいい攻撃は、ガードの上からでも着実にダメージを与え続けていた。
(確かに……このままじゃ”また”負けちゃう)
拳の嵐を防ぎながらナギサの脳裏に過ぎったのは、以前2回程カンナに敗北した時の自分の姿。
(この前の試合も失神KOさせられちゃったし……今日は絶対に負けたくない!!)
勝利への決意を新たにしたナギサは、この状況を打開するべく必死に思考を重ねる。
(このラッシュの”圧”はアタシじゃカウンターとか出来そうにない……なら………)
そして取るべき方針を固めたナギサは、被弾覚悟で相手にダメージを与えるべく、右腕を引き絞っていき--------
「ぶぎゃぁっっっ!!!」
「ごひゅぅっっっ!!!」
ナギサの頬がフックで弾き飛ばされると同時にカンナの腹筋を紅いグローブが貫いており、ナギサの目論見通りの結果となった。
「あ、相打ち~~~!! ナギサ、無理やりカンナを殴りに行ったぁ!!!」
(き、効ぃたぁ……でも、まだまだこれから!!)
頭を弾き飛ばされながらも一矢報いる事に成功したナギサは、次弾を放つべく再び右拳を引き絞る。
「お゙っ……がっ……あ゙ゔぅ゙っ…………!」
(だめ、お腹は……もう……限界、なの…………)
先のラウンドの終盤では優勢に見えたカンナだったが、実際は既に3回ダウンを喫してしまっており、打ち込まれた拳の数もナギサより遥かに多い。
特に重点的に攻められた腹部のダメージは甚大であり、今の一撃で限界を迎えつつあった。
「カンナ選手悶絶~~~~!!
今のボディで完全に効かされてしまったかぁ~~~!!?」
(でも……負ける訳にはいかない……手を、出さないと…………)
痛みに打ち震えながらも何とか気力を振り絞り、ナギサの拳に合わせて再び黒のグローブを振るっていく!!
「くぅっ……」
「お゙゙え゙゙え゙゙ぇ゙゙ぇ゙゙ぇ゙゙っっっ!!!!!」
「再びの相打ち~~!! これは激しい殴り合いの様相を呈して来ましたぁ!!!」
先程の再現の様にナギサの頬にフックがめり込み、カンナの腹にボディアッパーが突き刺さる。
「っがっ……あ゙゙っ……お゙あ゙゙ぁ゙゙ぁ゙゙っっ…………」
だが先程とは異なり、両者の受けたダメージには大きな差が生じてしまっている事が、観客の目には明らかだった。
「カンナ動けない~~~~!!
彼女の腹筋は既に限界を迎えてしまっているのか~~~~!!?」
(あっ……だめっ、きちゃう…………てを……手を、ださない……と…………)
全身に脂汗をかきながら涙目で迫りくる対戦相手の姿を見つめるカンナ。
だが目の前の女と打ち合うべく必死に伸ばしたその拳は、もはや攻撃と呼べる代物ではなく--------
「ごひゅぅぅぅぅっっ!!!」
それ故三度目の相打ちとはならず、ナギサの拳が一方的にカンナの腹へと打ち込まれていった。
「ナギサ選手のボディアッパーが再びカンナ選手の腹を貫いたぁ!!」
唇から派手に飛沫が舞い、口元のマウスピースはこんもりと盛り上がっている。
カンナの受けたダメージが甚大である事がありありと見て取れた。
「殴り合いを制したのはナギサ選手です!!
カンナ選手、完全に打ち負けてしまったぁ~~~~!!!」
「お゙゙あ゙っ……あ゙っ……あ゙ぁぁ…………」
ガクガクと膝を震わせながら、それでもダウンする事はなく立ち続けるカンナ。
痛みでビクビクと身体が跳ねる度に汗や涎や涙といった体液が周囲に飛び散り、リング中央には蠱惑的な色香を湛えた空間が形成されていた。
そして形だけのファイティングポーズを構えているその女へ向けて、ナギサは容赦なく力の込められた拳を繰り出していく!!
「んぶぅっ……あがっ……ぼっ、え゙え゙ぇ゙っっ…………」
「これはエゲツない!!
ナギサ選手、執拗にボディを狙って拳を打ち込んでいく~~~~!!!」
徹底的な腹攻めで完全に身体が「く」の字に曲がってしまったカンナ。
(ぁ……だめ…………がーど、さげない……と…………)
辛うじて残された意識で重い腕を動かし、防御する位置を下げていくも--------
「あぐっ……ぶひゅぅぅぅっっ!!!」
それを見透かした様なタイミングで顔面へと拳が飛んできて、女の顔は左右に弾き飛ばされてしまう。
地下リングの中でも高い人気を誇るその美貌はすっかり腫れ上がってしまっており、もはや見る影もなくなっていた。
「がびゅっっっ!!!」
そして間断なく打ち込まれたアッパーカットが彼女の頭を真上に跳ね上げる。
「カンナ選手が滅多打ちだぁ~~~~~!!
果たして彼女に逆転の術は残されているのかぁ!!?」
頭が跳ね上がると同時、彼女の瞳孔がぐるんと勢いよく上ずってしまうのを見たナギサは、カンナの意識がトんでしまった事を確信していた。
「がっ……ぅぅ…………」
力を失った雌の肉体は重力に従い前のめりに崩れ落ちる、が--------
「ごぷぅぅぅっっっ!!!」
女の肉体にこの試合何度目か分からないボディアッパーが突き刺さっていった。
「強~~~烈なボディが決まってしまったぁ!!!!
カンナ、ナギサの拳で身体を支えられてしまっております!!」
「っが……んんっ、ぁ…………」
猛烈な痛みで無理やり意識を覚醒させられてしまったカンナだが、反撃はおろか、まともに思考する事さえ出来ない。
「良い表情だねカンナさん♪ …………それじゃ、おやすみなさい」
腫れ上がった顔で、満足気にそう呟いたと同時にナギサは深く埋まっていた拳を引き抜く。
再び意識を失ってしまったカンナは糸の切れた人形の如く、力なくキャンバスに沈んでいった。
「カンナ選手ダウ~~~~ン!!!
この試合4度目のダウンです! 流石にこれは決まってしまったかぁ!!?」
「んがっ……あ゙っ……んあ゙ぁ゙゙っ…………」
虚ろな表情で舌を突き出しながら倒れ伏しているカンナ。
そして積み重なった内蔵へのダメージが頂点に達した結果、本人の意思とは無関係に身体の奥底から”ある欲求”が湧き出してきてしまう。
「お゙っ……ぼっ……お゙え゙え゙え゙え゙え゙っっっ!!!」
「な、なんと……カンナ選手、嘔吐してしまったぁ!!!」
「ごぽっ……お゙え゙っ……んがぁっ…………」
ビクビクと激しく身体を痙攣させながら、口からは絶え間なく敗北の証を垂れ流し続けてしまっているカンナ。
「ふふっ、その惨めな姿……お似合いだよ、カンナさん♡」
ニュートラルコーナーでは、満身創痍の身体をした少女がこの上なく上機嫌な表情を浮かべている。
「8…………9……………………10!! ウィナー、ナギサ!!!」
カンカンカーン!!!
「ん゙゙ぁ゙゙っ…………ゔぅ゙゙ぅ゙っ……………………」
試合終了のゴングが鳴らされても依然カンナの意識が戻る事はなく、その焦点の失われた瞳から涙を流すのみであった。
ナッツが主食
2022-02-26 09:59:29 +0000 UTCMaster-TuT
2022-02-24 22:38:17 +0000 UTC