※月二回更新の一回目です!!
*This is the first of two monthly updates!
デビュー以来無敗を誇る絶対女王のレイVS女子リーグ随一の腕力を誇るランキング2位のエリカの闘いになります。
挿絵は立ち絵や差分など含む全3枚、内1枚はFANBOX用の新規描き下ろしです!!
またSSは約6000文字となります。(pixiv換算で読了まで約12分です)
ちなみに月末更新の後編で決着予定です~。
■Content of the match
It will be a battle between Rei, the absolute queen who has been undefeated since her debut, and Erika, the No. 2 ranked player who boasts the strongest arm strength in the women's league.
There are a total of 3 illustrations including standing pictures and differences, one of which is newly drawn for this plan!
By the way, this match will be settled in the second part of this month's update~.
★最後にアンケートがあります。プラン内容の方針を決める要素になりますので、よければ皆さんのご意見を教えていただけると幸いです。
There is a survey at the end. This will be a factor in deciding the content, so if you would like to give us your opinion, please do so. (Japanese)
★For non-Japanese users★
Please take a moment to translate and read this short story on sites such as https://www.deepl.com/translator m(_ _)m
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Queen's Wall - Rei vs. Erika
---------------地下格闘技団体UBC特設会場---------------
「それでは只今よりUBC女子ボクシング、本日のメインイベントを執り行いたいと思います!!」
今宵行われるのは女子リーグの頂点に位置する女同士によるタイトルマッチ。
試合に対する期待感の高さからか、ゴングは未だ鳴っていないのにも関わらず会場は既に割れんばかりの歓声が巻き起こっていた。
「まずは青コーナー、UBC女子ボクシングリーグ現在2位。
”紅蓮の剛腕乙女”ことエリカ選手~~~~~~!!!」
女としての魅力を存分に湛えながらも、ボクサーとして鍛え上げられた肉体をもつ美女にスポットライトが当たる。
その瞳は、向かいのコーナーにいる女に真っ直ぐに注がれていた。
「続きまして赤コーナー……UBC女子ボクシングリーグ現チャンピオン、”女王”ことレイ選手~~~~~!!!」
恐ろしく整った顔立ちに一部の無駄もない引き締まった身体。
その美女は、全てを見透かす様な冷徹な瞳をもって挑戦者の視線に応えていた。
「今日はよろしくね、レイ。
あ、そうだ……昨日の一限行けなくてさ、後でノート見せてくんない?」
気さくな雰囲気でエリカが話しかけていく。
リングに上がれば倒すべき敵同士ではあるものの、アリサを含め三人は大学の同級生であり、気軽な友人関係を築いていた。
「別にいいけど……試合前にする話じゃないでしょそれ。
ってか、アリサに見せて貰えばいいじゃない……すぐ後にいるんだし」
エリカのセコンドについている女に目線を向けながらレイが言葉を返す。
「アイツに借りるとオマケで説教もついてくるからなぁ……ま、確かに今する話じゃないか」
そう言って軽く笑った後に一呼吸置くと、それまでの空気は一気に霧散していき、エリカはそのランキングに相応しい強者の雰囲気を漂わせていく。
「アンタとやるのは久しぶりだけど……今日こそはその澄ましたツラをボコボコにしてやるから。 この前みたく逃げ切れると思うんじゃないわよ」
長らく女王の座に位置しているレイに対してエリカは既に3回程試合を挑んでおり、そしてその全てで失神KO負けを喫してしまっている。
前回はエリカのスタミナが切れるまでアウトボクシングを徹底され、ガス欠を起こした4ラウンド目から滅多打ちにされてしまい、そのまま手も足も出ず試合を決められてしまっていた。
「へぇ……なら、今日は足を止めて殴り合うのも面白そうね。
エリカとのインファイトは中々刺激的だろうし」
普段無表情の王者の口元がほんの少しだけ緩む。
「その言葉……後悔させてやるからな」
より一層目つきを鋭くさせたエリカがそう吐き捨て、青コーナーへと足を進めていった。
カーン!!
「さぁ始まりましたタイトルマッチ!!
エリカ選手、今日こそはレイ選手の牙城を崩す事が出来るのかぁ!!?」
「ほら、早く来なさいエリカ……逃げたりなんて野暮な事はしないから、思う存分殴り合いましょう」
リング中央でガードすら構える事無く、王者は挑戦者を煽っていく。
いかに絶対的な強さを誇る女王とはいえ、女子リーグ随一の打撃力を誇るエリカを相手に真っ向から殴り合いを挑むのは無謀である。
にも関わらず、彼女はいつも通りの微笑を浮かべていた。
「へぇ、マジでやんだね…………それじゃ遠慮なくっ!!!」
レイの挑発に対して一切の躊躇なくその剛腕を振りかぶっていくエリカ。
そして、女子リーグ随一の破壊力を誇る一撃が女王の顔面へ突き刺さっていった。
「ぐひゅっ!!」
激しい衝撃音と共に炸裂したそれは、絹の様にきめ細やかな白い頬をぐにゃりと歪めていき、白いマウスピースが少しだけあらわになる。
「開始早々エリカ選手の右フックが直撃~~~!!
チャンピオン、これは効いてしまったかぁ!!?」
だが実況の予想とは裏腹に、一瞬の間をおいた後レイは一切のダメージを感じさせない様子で言葉を発していく。
「良い拳ね、鈍ってない様で安心したわ。…………それじゃ次は私の番!!」
その言葉と同時に拳を硬く握りしめると、王者は反撃のワンツーを繰り出していく。
「ぶっ、ぶひゅっっ!!!」
「チャンピオンの反撃~~~~!!
チャレンジャー、ガードすらままならずまともに貰ってしまいました!!」
挑戦者が反応する事すら出来ない速度で放たれたそれは二度の衝撃音をリングに響かせていき、エリカは醜い嬌声をあげさせられてしまう。
「っぁ……アンタこそ、相変わらずエグいパンチ打つじゃん…………」
自身の拳に匹敵する強打を受けてもなお、その整った顔に獰猛な笑みを浮かべているエリカ。
それを見て、レイも僅かに表情を緩ませていく。
そうしてリング中央、女子リーグのトップ二人によるノーガードでの殴り合いが始まっていった。
「お゙え゙っ……ぼひゅぅっっ…………」
見るもの全てを吸い込みそうな黒色のグローブが挑戦者の腹を連続で抉る。
エリカの鍛え上げられた腹筋を持ってしてなお受け止めきれないその威力に、女の口からは整った容姿にそぐわない鈍く情けない声が漏れていった。
「お゙っ……ぼぇ゙っ…………ま、まだまだっ!!」
瑞々しい唇の端から涎を垂れ流しにしていてもなお、瞳に強い闘志の炎を燃やし続けている挑戦者が反撃の拳を繰り出す。
「ぶひゅっっっ…………いいね、それじゃ次はこっち!!」
紅い大砲が王者の顔面を勢いよく弾き飛ばすも、その声色は試合開始前と一切変わらないままであり、レイは平然とした様子ですぐさま反撃の体勢に移っていく。
「がふっ、ぶぎゃっ……ぐひゅぅっっ!!!」
左右のフックで顔面を横に弾き飛ばされた直後にアッパーカットでの縦揺れ。
連続であらゆる方向に激しく脳を揺らされてしまった挑戦者は軽い脳震盪を起こしてしまい、腕がダラリと落ち、リング中央で無防備な姿を晒してしまう。
「あーっとチャレンジャー、またしても動きが止まってしまった~~~!!!
真っ向からの殴り合いはチャンピオンに軍配が上がったかぁ!!?」
試合開始から約1分半、激しい打ち合いは王者がその強さを見せつける結果になりつつあった。
一撃の破壊力ではエリカが上回っているものの、レイはそれを補って余りあるハンドスピードで拳を繰り出しており、エリカが一発打ち込む度に数発お返しを貰う展開となってしまっている。
「ぅ、ぁぁ……んぅっ…………」
その結果、インファイトを得意としている筈のエリカが完全に打ち負けてしまい、こうしてグロッキーな姿で対戦相手の目の前をふらふらする羽目になってしまっていた。
「あら、もう終わり……?
エリカ……貴女ならまだ出来るわよね」
いま手を出せば確実にダウンを奪える状況であるにも関わらず、王者はそれをせず挑戦者に乾いた声を投げかける。
その声が耳に届いたのか、エリカの身体がピクッと跳ね、目に光が戻っていった。
「ぁっ……っ、当然…………試合はまだこれから、よっ!!」
そして再び振るわれた紅蓮の剛腕が王者へと襲いかかる。
依然として回避はおろか防御する構えすら見せないレイの整った顔面に、激しい音を立ててグローブが突き刺さっていった。
「んぅっ……ふふっ、そう来なくっちゃね」
顔面に拳が突き刺さりながらなお、愉しげな声で王者は呟く。
そして鍛え上げた右拳を強く握りしめ、反撃の右ストレートを挑戦者の鼻っ面へと叩き込んでいった。
「ぶひゅぅぅぅっっっ………………」
漆黒の拳が勢いよく振り抜かれると同時に、衝撃を受けた頭部はピンポン玉の如く弾かれ、それに引きずられた挑戦者の身体が宙に投げ出される。
至近距離の殴り合いでは絶対的な強さを誇っていた乙女の肉体は、口から弱々しい声を漏らしながら、そのまま力無くキャンバスへと墜落していってしまった。
「エリカ選手、遂にダウンです!!!
得意のインファイトでも王者には届かないのか!!?」
「ぁっ……ぅ………………」
程よく筋肉の付いた、だが決して女性らしさを失っていない雌の肢体がピクピクと大の字で震えている。
意識はまだ残されているのか、瞳には僅かな光を浮かべていた。
(このアタシが打ち負けるなんて…………
レイの奴、殴り合いでもこんなに強いとか……マジで洒落にならないわね)
小細工なしの殴り合いで打ち負けたのは始めての経験であり、エリカは動揺を隠せずにいたのだが、そんな彼女の耳に親友の聞き慣れた声が届けられる。
「ちょっとエリカ、なに情けなくダウンしちゃってんのよ!!
アンタが殴り負ける訳ないでしょ、さっさと立ってレイをぶっ飛ばしなさい!!」
セコンドについているアリサが倒れ伏している親友に激を飛ばす。
先程完膚なきまでに打ち負けてしまいダウンさせられていてもなお、彼女はエリカの強さを信じており、その表情に一切陰りは見られない。
(…………ま、アイツもああ言ってる事だし。
もうちょっと頑張るとするかね)
親友に目線を向けると、それまでの硬い表情は消え去りエリカの口元に笑みが浮かんでいく。
そして、その視線はすぐにニュートラルコーナーに立つ王者へと向けられていった。
(それに……たとえレイが相手でも、アタシの戦場で負ける訳にはいかないから)
一度深呼吸した後にゆっくりと立ち上がり、エリカはファイティングポーズを取っていく。
レフェリーから受け取ったマウスピースを口に咥えると、試合が再開されていった。
「ボックス!!」
「流石ねエリカ……あれだけやられてもまだ殴り合ってくれるだなんて、嬉しいわ」
白い肌に薄く汗を浮かべてはいるものの、未だレイの表情は余裕に満ちている。
「はぁ……はぁ……純粋な殴り合いで負ける訳にはいかないんでね。
次こそ、その澄ましたツラをぶっ飛ばしてやるから覚悟しな」
息を切らしてはいるものの、確かな足取りで挑戦者はリング中央に足を進め、再び王者と至近距離の間合いに入る。
「またもやお互いノーガードでリング中央!!
再び殴り合いが始まってしまうのかぁ~~~!!?」
「先手は譲ってあげるから……来なさい、エリカ」
王者の言葉に特に動じる素振りも見せず、挑戦者は全力で身体に力を込めていく。
「随分と余裕ぶってくれるのね、レイ。
それじゃ遠慮せず…………やぁっっ!!!」
自身が最も得意とする小細工抜きでの殴り合いで負ける訳にはいかない。
そんな想いを込めて、エリカは無防備な腹筋へと渾身のボディアッパーを放っていった。
ボシュゥゥッッ!!!
「ごびゅっっっ……がっ、はぁっ…………」
先程までより明らかに威力の上がった一撃を受け、王者は大きく目を見開き口から嗚咽を漏らしていく。
「あーっとチャンピオン、一撃で動きが止まってしまったぁ!!!
これは効かされてしまったのかぁ!!?」
「がっっ……ひゅっ…………」
(エリカのパンチ、明らかに重くなって……)
ぷるぷると震えるだけの相手をただ見守る程エリカは甘くないため、大きく腕を振りかぶると、挑戦者は自慢の大砲を王者の顔面へと放っていく。
「ぶひゅぅぅぅっっっ!!!」
「エリカ選手の剛腕が火を吹いた~~~~!!
チャンピオンの体が弾き飛ばされていく~~~!!!」
「っぷぁっ……ぁ……ぅぁっ…………」
その余りの威力でレイは数歩ほど後退させられてしまい、気付けばロープを背にしてしまっていた。
意識が半ば朦朧としてしまっているのか、瞳に力はなく蕩けた表情を浮かべ、口からは声にならないうめきだけが零れ落ちている。
「へぇ……アンタ、そんな顔もするんだな。
それじゃ安心して……その澄ましたツラをボコボコにしてやるよ!!!」
そして涎と涙をだらしなく垂れ流し続けている王者へ向けて、挑戦者は無慈悲なラッシュを繰り出していった。
「んぐぅっ……がふぅっ……ぶひゅっっ!!!」
女子リーグ随一の火力を誇る紅蓮の剛腕が王者を蹂躙していく。
拳が炸裂する度にリング上に激しい衝撃音が響き、それと同時に女の身体が柔らかくその形を歪めていく。
「なんという事でしょうか、挑戦者の猛攻を前にチャンピオン手も足も出ない!!
完全なサンドバッグ状態にされてしまっているぞ~~~!!!!」
無敗を誇る絶対女王が滅多打ちにされてしまうというまさかの展開に、会場はどよめきを隠せないでいる。
だがそんな事はお構いなしにエリカのラッシュは続いてく。
「お゙ぇ゙っっ……あびゅっ……………ぶふぅぅぅっっ!!!」
観客を虜にする魅惑の美貌に容赦なく拳が突き立てられ、陶磁器の様に白い肌が徐々に紅く染められていく。
「がふぇっ……お゙っ……んぶぅっっ…………ぁ、んぁぁ…………」
トロンとした瞳には意思が宿っている様には到底思えず、彼女が挑戦者の拳で失神させられてしまっている事を如実に物語っていた。
「チャンピオン、反撃はおろか防御すら出来ずフルボッコにされてしまっております!! まさかの1ラウンドKOとなってしまうのかぁ~~~!!?」
「んぅ……ぁ…………」
ロープに背を預け、上ずった瞳で虚空を見つめるだけになってしまっている王者の腹筋へ、挑戦者の剛腕が勢いよく突き立てられていく。
「おぶううぅっっっ!!!」
強制的に身体をくの字に折り曲げられてしまい、顔が下へと向けられてしまう。
「これで………」
「お゙っ………あ゙っ………………」
大振りなアッパーカットの予備動作に挑戦者が入るものの、チャンピオンにはその姿すら見えていない。
「沈みなっっ!!!」
「がひゅっ……………………」
「チャンピオン、遂にダウ~~~~ン!!
これはまさかの展開になってしまったぁ!!!」
「がっ……ひゅっ…………」
リングに腕を絡め、キャンバスに尻もちをついてしまっている王者。
間抜けに開いた口と焦点の合わない瞳から、完全に失神してしまっている事が明らかであり、その肉体は弱々しく震えている。
「ぜぇっ……はぁっ……ただの殴り合いでっ……アタシに勝てるなんて思うなよ」
激しいラッシュで疲労しているエリカは、ニュートラルコーナーで息を切らせながらも満足気な表情を浮かべている。
「レイ選手動きません!!
このまま王座から転落してしまうのかぁ!!?」
(でも……この程度で勝てる程、甘い相手じゃないんだよなぁ)
エリカがそう思った瞬間、王者の身体がピクンと動き、瞳に意思の色が戻っていく。
そしてこの現状に対して動揺する様子を見せる事すら無く、ゆっくりと立ち上がっていき、カウント8でファイティングポーズを構えていった。
「まぁ、当然そうなるわな」
「おぉっと、チャンピオン立ち上がりました!! あれだけ打たれていたにも関わらず、その表情はまだ余裕があるように見られます!!」
「ボックス!!」
試合再開後、お互いの声が届く距離まで近づいた辺りで王者が愉しげな表情を浮かべ、自分を殴り倒した挑戦者に声をかけていく。
「私が意識を飛ばされるなんて、向こうの試合でもなかったわ。
貴女のパンチ、やっぱり良いわね…………最高よ」
「そりゃどうも。 それじゃ引き続き最高のパンチをぶち込んでやるから、覚悟しときなよ」
エリカが言葉を返した瞬間、会場に甲高い鐘の音が響く。
カーン!!!
「おーっとここでゴング!!
チャンピオン、ゴングに救われたか!!?」
青コーナーに戻ろうと踵を返したエリカの耳に、レイの蠱惑的な声が届けられる。
「えぇ……次のラウンドも期待してるわよ、エリカ」
Part2へ続く…………
Marcacis
2023-04-20 02:25:03 +0000 UTC