※月2回更新の1回目です!!
*This is the first of two monthly updates!
JKリーグ対女子リーグ対抗戦の第2試合はあきらVSアリサ。
あきらは以前アリサとほぼ互角の実力を持つエリカ相手に惨敗を喫してしまっているのだが、下馬評を覆しJKリーグの連敗を防ぐ事が出来るのか!?
的な内容で試合の序盤戦までをお送りしております~。
挿絵は立ち絵や差分など含む全5枚、内1枚はFANBOX用の新規描き下ろしです!!
またSSは約7700文字となります。(pixiv換算で読了まで約15分です)
ちなみにこの試合はPart4まで続く予定で、来月末の更新で完結予定です。
■Content of the match
Akira and Arisa will fight in the second match of the high school girls' league VS the womens' league.
Akira has previously suffered a disastrous defeat against Erika, who is almost as good as Arisa, but will Akira be able to overturn her reputation and prevent the JK League from losing again?
This is the first part of the match.
There are a total of 5 illustrations including standing pictures and differences, one of which is newly drawn for this plan!
Incidentally, this match will continue until Part 4, which will be completed with an update at the end of next month.
★最後にアンケートがあります。プラン内容の方針を決める要素になりますので、よければ皆さんのご意見を教えていただけると幸いです。
There is a survey at the end. This will be a factor in deciding the content, so if you would like to give us your opinion, please do so. (Japanese)
★For non-Japanese users★
Please take a moment to translate and read this short story on sites such as https://www.deepl.com/translator m(_ _)m
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League Match 2nd game - Akira vs. Arisa
※JK=Jyoshi Kousei=High school girl
(あ……フックがくる……カウンター、合わせない……と…………)
虚ろな目を浮かべている少女は迎撃体勢を取ろうとするものの既に身体は言うことを聞いてくれず、分かり切った攻撃を何の抵抗も出来ずその顔面で受け入れてしまう。
「ぶっふぇぇぇっっ…………」
口から大量の飛沫が飛散し、マウスピースはもこっと口元から顔を覗かせる。
そして一撃で泳いでしまった少女の身体へと、容赦ないラッシュが繰り出されていった。
「ぶべっ……ごひゅぅ……がふっ……んばぁっ…………」
「これは……容赦ない滅多打ち~~~~~!!!
あきら選手、何とか立ち上がったものの何も出来ずフルボッコにされてしまっております!! まるでボコボコにされる為だけに立ち上がって来たかの様な展開になってしまったぁ!!!」
最初のフックで既に失神してしまっているあきらには、エリカの無慈悲なラッシュを止める手立ては残されておらず、ただ打たれるがままになってしまっている。
「あーちゃん起きて!! 反撃して、あーちゃん!!!」
涙声で叫ぶ親友の声ももはやあきらの耳には届いておらず、殴られる度に左右へと身体を揺らし情けない声をあげる事しか彼女には許されていない。
「ぶべっ……お゙あ゙っ……ごひゅっ……ぶふぅぅぅっっ…………」
完全に意思が抜け落ちた瞳にダラリと垂れ下がったグローブ。
そこにいるのはもはやボクサーではなく、一人の哀れな少女だった。
「これでっ……終わりっ!!!」
「ぶひゅっ…………」
上から打ち下ろされた右ストレートがあきらの頬を撃ち抜くと、少女の肉体は激しくキャンバスへと叩きつけられ、一度バウンドした後にリングに大の字を描いていく。
「あ゙っ…………ぁ……………………」
そしてレフェリーによってあっさりと10カウントが数え上げられ、試合が終了していった。
ゴングの音が鳴らされた辺りであきらは動画の再生を止めた。
見ていたのは自身が惨敗を喫してしまった苦い敗北の記録。
初めて女子リーグの選手と試合をしたものの、圧倒的な実力差を見せつけられてしまい、試合中盤以降は一方的に蹂躙された結果3ラウンドで失神KO負け。
挙句の果てにはそのままメディカルポットに入れられるまで意識が戻らなかったという、完膚なきまでの惨敗だった。
「今度試合するアリサさんって、あのエリカさんのライバルなんだよね……アタシ、勝てるのかな?」
深夜の孤独がそうさせるのか、らしくない弱音が口から漏れてしまう。
「それでも……勝つしかない。 勝たなきゃアタシは…………」
愛しい親友の姿を脳裏に浮かべながら、少女はじっと、己の拳を見つめていた。
------------------私立シャルム女学園、練習場------------------
「ふっ、やぁっっ!!」
黒い長髪を靡かせながら少女がワンツーを放つも対戦相手はその拳を巧みに躱していき、火照った表情で親友を煽っていく。
「遅いわりっちゃん、そんなパンチじゃ今のアタシは捕まえられないわよ!!」
あきらはアリサとの試合に備え、ここ2ヶ月程はスピード重視の特訓を積んできていた。
以前よりもボクシングに費やす時間と熱量が増えた事もあり、その成果はJKリーグ現王者である凛香とのスパーリングでも遺憾なく発揮されていた。
「ほらそこっ!!」
黒髪の乙女の連撃を再び躱した直後、緋色の瞳が見開かれ、お返しとばかりに鋭い連打を放っていく。
「んぶっ、あふぅ……ぶひゅっ!!!」
打撃音と同時に整った顔面が左右に弾け飛び、口からは唾液の飛沫が撒き散らされていく。
素早いコンビネーションを浴びてしまった凛香は体制を崩してしまい、その隙を突いて少女は追撃の拳を放っていった。
「がひゅっ……お゙あ゙っ…………んびゅっっっ!!!」
凛香の嬌声がリングに響き渡る中、自らの拳で踊り狂う愛しい親友に向けてあきらは興奮した様子で声をかけていく。
「ほらほらチャンピオンさん、ランキング4位相手に情けないわよ!!」
その煽りが起爆剤となったのか、殴られているだけだった凛香の身体に再び力が戻り、反撃の右ストレートを放っていく。
「くぅっ……このぉっっ!!!」
だが不安定な体勢から無理やり放たれたその一撃は、あきらの十八番であるカウンターの格好の的となってしまっていた。
「ぐひゅぅっっ!!!!」
「凛香部長ダウンッ!!! …………1…………2………………」
「ん…………ぅ……んぁぁ………………」
虚ろな瞳を浮かべて口をパクパクさせている地下女子ボクシングの現王者。
あきらがニュートラルコーナーに移動した事を確認した後に、ボクシング部の後輩がダウンカウントを数えあげていく。
(何とかダウン取れたけど、りっちゃんの事だからどうせ立ってくるわよね……)
あきらの予想通りカウントが5を数えた辺りで凛香の身体が動き出し、地に足をつけ起き上がろうとしていたのだが――――
カーン!!!
スパーリングの終了を告げる鐘の音がリングに響いていった。
「さっきのスパーは良いようにやられちゃったわ……
あーちゃん、エリカさんとの試合からかなり強くなったわよね」
クールダウンの為ベンチに腰掛けながら、凛香は先程まで殴り合いを演じていた親友へと話しかけていく。
「ふふっ……ありがと。 まぁ、親友としてチャンピオンである貴女に置いていかれるのは嫌だしね、練習にも熱が入るってものよ」
笑顔でその声に応じたあきらに対して、凛香も笑顔で言葉を返していく。
「これなら今度の対抗戦も大丈夫そうね♪
いつもの様にセコンドについてあげるから……試合、頑張ってね!」
---------------地下格闘技団体UBC特設会場---------------
試合が始まる寸前の、緊張感が高まりつつある地下リング。
赤コーナーでは飄々とした態度の美女が腐れ縁の親友へと軽口を叩いていた。
「アタシが楽勝で勝った相手に……まさか負けるなんて事はねーよな、アリサ?」
「ふんっ、当然でしょ……アンタこそ、ちゃんとセコンドとして働きなさいよね」
向かい側にある青コーナーでは、黒髪の少女が試合を控えた親友へと向けて優しげな言葉をかけていく。
「厳しい相手だとは思うけど……諦めなければきっと勝機はあるはずだから、頑張ってねあーちゃん!」
「えぇ、ありがとりっちゃん♪ …………アタシが闘うとこ、ちゃんと見ててよね」
「大変長らくお待たせしました!! それでは本日のメインイベント……JKリーグ対女子リーグ対抗戦の第2試合を開始いたします!!」
緊張感が弾け、薄暗い会場内が一気に熱気で包まれていく。
そんな舞台の中、艷やかな茶髪をポニーテールで纏めた少女へとスポットライトが当てられていった。
「まずは青コーナー……JKリーグ随一のカウンターの名手。
強敵が相手ですが、第1試合の黒星を取り戻す事が出来るのか!?
JKボクシングリーグ現在4位…………あきら~~~~~~~!!!!」
若干のあどけなさを残しつつも凛とした表情は見る者に強い意志を感じさせていく。
年齢にそぐわない大きく白い乳房が、シャドーで身体を動かす度にその存在を激しく主張していた。
「続きまして赤コーナー……UBC女子ボクシングリーグ現在4位。
果たして今日の相手は彼女を捕まえる事が出来るのか!??
闘技場の妖精(リング・フェアリー)ことアリサ~~~~~~!!!」
闘う人間とは思えない程に白い柔肌がライトに照らされていく。
やや華奢な体つきではあるものの、その胸部には対戦相手と同様にたっぷりと女の魅力が詰め込まれており、ライトブルーの瞳が彼女の顔に華やかさとある種の神秘性を与えていた。
「JKリーグと女子リーグの対抗戦は今回が第2試合になるのですが……前回のルイ選手対マリナ選手の一方的な結果の影響からか、中々お目にかかれないレベルで賭けのオッズが偏っております!!」
両リーグの5位同士がぶつかり合った対抗戦の第1試合。
JKリーグの代表として闘ったルイは、殆ど良い所なく滅多打ちにされ2ラウンド持たずに失神KO負けを喫してしまっていた。
それでリーグ間の”格付け”が決まったかの如く、観客達はこぞって女子リーグの代表であるアリサの勝利へとベットしている。
それに加えあきらも以前女子リーグの選手であるエリカと闘った際に惨敗を喫してしまっており、そのエリカとほぼ互角の実力を持つアリサが相手ではまともな試合にすらならないのではないかと、一部の観客達の間で噂されていた。
「あきら選手はこの圧倒的な下馬評を覆し、見事JKリーグに初勝利をもたらす事が出来るのか!? 注目の一戦です!!!」
(そりゃそうよね……あれから多少強くなったとはいえ、アタシが手も足も出なかったあのエリカさんと同格の相手なんだし)
そんな実況の声を、少女は冷めた表情で耳にしていた。
(でも……アタシは勝たなきゃいけないんだ。
格上相手に勝たなきゃいけないのだから……小細工でも何でもしてやるわ!!)
そして強い意志を秘めた紅い瞳を開き、目の前にいる蒼い瞳をした女へと声をかけていった。
「今日の相手が貴女で良かったです……エリカさんには正直まだ勝てる自信がないんですけど、そのエリカさんに無様にKOされちゃってた貴女なら……アタシでも勝てるかなって♪」
少女らしい明るい笑顔で、しかし言葉の節々に棘を滲ませながら、あきらは妖精の様に美しい女を煽っていく。
「はぁ? アンタ何ふざけた事言って……」
苛立ちを隠さない表情を浮かべ文句を口にするアリサだが、その言葉を遮ってあきらは再び口を開いていく。
「っていうか、アタシより年上のクセに貧相な身体しちゃって……リングの妖精っていうより、リングの羽虫って感じですよね♪」
笑顔で続けざまに放たれる言葉の弾丸。
普段こうした挑発的な言動をとらない少女のあからさまな言い様に会場はどよめきを見せるも、アリサの低い沸点は既に臨界点を迎えていた。
「あったまきた…………雑魚の癖に調子に乗りやがって。
アンタ、1ラウンドでKOしてあげるから……覚悟しなさいよ!!」
白い頬に朱色を浮かべて赤コーナーへと踵を返していくアリサ。
そんな対戦相手の背中を、少女は苦笑いを浮かべながら見つめていた。
(煽り耐性が低い選手だって聞いてたから取り敢えず煽ってみたけど……予想以上の効果ね。 これで少しでも冷静さを失ってくれると良いんだけど…………)
そうして、リーグ対抗戦第2試合の開始を告げるゴングの鐘が地下リングに響いていった。
カーン!!!
(まずはアリサさんの速さに少しでもなれないと……って!!)
落ち着いて相手の出方を伺おうとしていたあきらに対して、アリサが急加速して一気に詰め寄っていく。
そして間合いに入ると同時、少女の整った顔面へ向けて躊躇なく左を放っていった。
「シッ!!」
(いきなり来た…………けど、ちゃんと目で追える!!)
妖精から繰り出される素早い拳をしっかりとその目で捉えたあきらは、ガードを上げてアリサの攻撃を防ぐと、反撃の左ジャブを放っていった。
「っっ……お返しよ!!」
正確に相手の顔面を狙ったその拳はあっさりと回避されてしまったものの、あきらは確かな手応えを感じていた。
(これならいける……アタシでも付いていけるわ!!)
アリサの圧倒的な速さに対抗するべくあきらは2ヶ月前からひたすら速度重視の特訓を積んでおり、その成果が存分に発揮されていた。
「試合開始から素早いジャブの応酬だ~~~~~!!
アリサ選手もですが、あきら選手も引けを取っておりません!!!」
リング中央で激しい左の差し合いが展開されていくも、お互いにクリーンヒットを許さない。
グローブ同士がぶつかりあう革の弾ける音と、シューズがキャンバスを踏みしめる甲高い音だけがリングに響いていた。
(なにこの女…………アイツと闘った時とはまるで別人じゃない!!)
予想を遥かに上回る動きを見せる対戦相手を前にして、アリサは動揺を隠せない。
そして何度目か分からない左をパリングされたと同時に、バックステップで相手と距離を取っていった。
「どうやらまるっきり雑魚って訳じゃないみたいね……ちょっとだけ見直したわ」
激しい運動をこなした直後とは思えない程の涼しい顔で、アリサは対戦相手に向けて賛辞の言葉を送っていく。
「言ったでしょ……貴女になら勝てるって」
額に汗を浮かべつつも、あくまでも余裕のある態度であきらはそう返した。
「へぇ……なら、ちょっとだけペース上げてくわよ!!」
その言葉と同時に、女は再び急加速で少女へと詰め寄っていく。
先程よりもより疾くより鋭く、妖精はその二つ名に恥じない速度でリングを駆け抜けていく。
(やばっ、はやっ……)
試合直後のそれよりも更に速さを増した踏み込みにあきらは対応出来ず、完全に相手の姿を見失ってしまっている。
そして気が付けば、妖精の空色の拳が少女の美しい顔面に叩き込まれていった。
「ぶひゅっ!!」
「あーーっと遂に均衡が崩れてしまったぁ!!
ファーストヒットはアリサ選手です!!」
さしたる威力の込められていない一撃ではあるもの、的確に顔面にヒットした一撃であきらは視界を遮られてしまい、精神的な動揺も相まって追撃に対する備えが出来ないでいる。
「まだまだ行くわよ!!」
そしてそんな少女を更に追い詰めるべく、妖精の舞いが披露されていった。
「あっ、んっ、ぶふぅっっ!!!」
息もつかせぬ三連打が小気味いい音を奏でながら少女の顔面を弾いていく。
「っぁ……このぉっ!!」
あきらが反撃にコンパクトな左ジャブを放つものの、その拳は相手の身体を掠める事すらなく軽く避けられてしまい、拳を引き戻す前にまたしても蒼い弾丸が飛来する。
「ぷふぅっ、んぅっ、がぁっ……」
「目にも止まらぬジャブの嵐が襲いかかっていく~~~!!!
あきら選手、アリサ選手のスピードに全くついていけてません!!」
(だめっ……全然追いつける気がしない!! 一体どうすれば…………)
あきらが必死で思考を巡らせていくが、その瞬間にもアリサの攻撃が顔面へと直撃していき、あきらは口から情けない声を出させられてしまう。
「ぶひゅっ、あぅっ……んんぅっっ!!!」
刺すような痛みが絶え間なく襲いかかり、あきらの集中力を乱していく。
一撃でダウンを奪う程の強打ではないにせよ、そのダメージは着実に少女の身体を蝕んでおり、幾度となく叩かれた顔面には既にうっすらと紅い化粧が施されてしまっていた。
(このままじゃ不味い……今は取り敢えずこの場を凌ぐ事だけ考えないと!!)
気づけばロープを背にしてしまったあきらはこのままでは嬲り殺しにされるだけだと判断し、ピーカブースタイルで防御を固めていった。
「へぇ、そういう事しちゃうんだ……なら遠慮なくボコっても良いって事よね!!」
厚い守りを固めた対戦相手を見てサディスティックな笑みを浮かべたアリサは、ガードの上からお構いなしに拳を叩きつけていく。
「んぅっ、くっ……んんっ!!!」
「あきら選手防戦一方~~~!!
妖精の猛攻を前に手も足も出ないか~~~~~!!?」
亀の様に丸まりただ耐え忍ぶ少女の肉体を、女は容赦なく殴りつけていく。
決して軽くはない拳の数々が固めた防御に突き刺さる度、少女の身体が後ろへと押し付けられていき、その白い背中にロープがめり込んでいった。
「うっ……つぅっ……はぁ……はぁ……んぅっ!!」
「ガード崩れかけてるけど……いつまでもつのか、なっ!!」
愉しげな笑みを浮かべながら妖精はその拳を振るっていく。
アリサの指摘通りあきらの防御は徐々にその形を保つ事が難しくなっており、決壊は時間の問題だった。
そして――――――
「そこっ!!!」
「あんっっ!!」
(しまった、ガードが弾き飛ばされた!!)
守る為の両腕を弾かれて無防備になる少女の肉体。
そして紅い瞳を見開いて何の対応も出来ないでいる対戦相手の顔面へと、妖精の猛攻が炸裂していった。
「ぶひゅっ、あぶぅっ、ぶへぁぁぁっっ…………」
「あきら選手、遂に捕まってしまったぁ~~~~~!!
顔面が左右に弾かれていく~~~~!!!」
殴られた衝撃で口から勢いよく唾液が飛散し、リングに水音を立てて落ちていく。
左右のフックを貰って脳を揺らされてしまったものの、あきらの意識は未だ鮮明に保たれており、この状況を打開する方法を模索していた。
(これはやばいっ……ガード上げないと!!)
これ以上の追撃を防ぐべく即座に顔の前まで防御を上げるあきら。
だが次の瞬間、少女の腹部に耐え難い痛みが衝撃と共に奔っていった。
「お゙あ゙あ゙っっ………」
「ガードが上がった所でリバーブロ~~~~~!!!
あきら選手たまらず悶絶してしまったぁ!!!!」
的確に肝臓を狙い打ったその拳を受けて、少女はたった一撃で行動不能に陥ってしまう。
マウスピースの零れ落ちてしまった口はだらしなく開かれたままになっており、粘度の高い唾液が垂れ流しになってしまっていた。
「お゙っ……あ゙ゔっ…………」
(やばっ、これっ……滅茶苦茶効かされっ……)
瞳に大粒の涙を浮かべながら、痛むお腹を抑えてぷるぷると身体を震わせるあきら。
そんな無様な対戦相手の姿を見て、女は笑顔で言葉をかけていった。
「それじゃ、次は顔面行くから……歯ぁ食いしばりなさい!!」
そして腕を大きく振りかぶった直後、あきらへ向けて大振りの右ストレートを放っていく。
(やばっ……でも、これはチャンス……ここでカウンターを決めるしかない!!)
動揺していたのは一瞬。
逆境にも関わらずJKボクサーは即座に自分のやるべき事を把握し、痛む身体を無理やり動かして得意のカウンターを放っていった。
「くぅっ…………やぁっっ!!!」
(このタイミング……これなら決まる!!)
自身の経験から必中を確信した一撃を放った事により、あきらは口元に笑みを浮かべていく。
―――――――だが少女は知らなかった。
アリサは相手を置き去りにするフットワークと高速の連撃を生み出すハンドスピードに目が行きがちだが、その強さの源泉は類稀なる運動神経とその動きを可能にする動体視力にある。
故に、カウンターも得意としていた事を。
「…………えっ?」
(アリサさんの動きが一瞬止まって、拳の軌道が……って、これはマズい!!)
妖精の様に美しい女の微笑みを見てあきらは自分がハメられた事を悟るも、既に放たれた拳は止める事が出来ず、アリサのカウンターが眼前に迫りくるのをただ見ていることしか出来なかった。
「ぐびゅぅぅぅっっ!!!!」
「あきら選手、得意のカウンターを狙うも失敗!!
逆にカウンターを貰って吹っ飛ばされてしまったぁ!!!」
体ごと吹き飛ばされ背後にあるロープを揺らした直後、そのまま糸の切れた人形の様に少女の肉体は力なく沈んでいってしまう。
「ざまぁみなさい…………この雑魚女」
だらしなく開かれた唇に大粒の涙を浮かべた虚ろな瞳。
その少女の意識が失われてしまっているのは誰の目にも明らかだった。
「リーグ対抗戦第2試合~あきらVSアリサ~Part2」へ続く…………
ナッツが主食
2023-07-16 08:13:41 +0000 UTCナッツが主食
2023-07-16 08:12:10 +0000 UTCナッツが主食
2023-07-16 08:11:45 +0000 UTCナッツが主食
2023-07-16 08:09:43 +0000 UTCきのこ
2023-07-16 02:26:28 +0000 UTC細氷
2023-07-15 08:43:28 +0000 UTCSHADOW
2023-07-15 04:49:04 +0000 UTCMarcacis
2023-07-15 04:34:46 +0000 UTC