ナッツが主食です。
今回は全体公開のサンプル記事で、今月試合予定であるあきらさんの前回の闘いの模様をお届けします!!
闘技場の妖精(リング・フェアリー)ことアリサの速さについて行けず、ボコボコにされてしまう彼女の勇姿を是非お楽しみ下さいませ~。
「ぶひゅっ、あぶぅっ、ぶへぁぁぁっっ…………」
「あきら選手、遂に捕まってしまったぁ~~~~~!!
顔面が左右に弾かれていく~~~~!!!」
殴られた衝撃で口から勢いよく唾液が飛散し、リングに水音を立てて落ちていく。
左右のフックを貰って脳を揺らされてしまったものの、あきらの意識は未だ鮮明に保たれており、この状況を打開する方法を模索していた。
(これはやばいっ……ガード上げないと!!)
これ以上の追撃を防ぐべく即座に顔の前まで防御を上げるあきら。
だが次の瞬間、少女の腹部に耐え難い痛みが衝撃と共に奔っていった。
「お゙あ゙あ゙っっ………」
「ガードが上がった所でリバーブロ~~~~~!!!
あきら選手たまらず悶絶してしまったぁ!!!!」
的確に肝臓を狙い打ったその拳を受けて、少女はたった一撃で行動不能に陥ってしまう。
マウスピースの零れ落ちてしまった口はだらしなく開かれたままになっており、粘度の高い唾液が垂れ流しになってしまっていた。
「お゙っ……あ゙ゔっ…………」
(やばっ、これっ……滅茶苦茶効かされっ……)
瞳に大粒の涙を浮かべながら、痛むお腹を抑えてぷるぷると身体を震わせるあきら。
そんな無様な対戦相手の姿を見て、女は笑顔で言葉をかけていった。
「それじゃ、次は顔面行くから……歯ぁ食いしばりなさい!!」
そして腕を大きく振りかぶった直後、あきらへ向けて大振りの右ストレートを放っていく。
(やばっ……でも、これはチャンス……ここでカウンターを決めるしかない!!)
動揺していたのは一瞬。
逆境にも関わらずJKボクサーは即座に自分のやるべき事を把握し、痛む身体を無理やり動かして得意のカウンターを放っていった。
「くぅっ…………やぁっっ!!!」
(このタイミング……これなら決まる!!)
自身の経験から必中を確信した一撃を放った事により、あきらは口元に笑みを浮かべていく。
―――――――だが少女は知らなかった。
アリサは相手を置き去りにするフットワークと高速の連撃を生み出すハンドスピードに目が行きがちだが、その強さの源泉は類稀なる運動神経とその動きを可能にする動体視力にある。
故に、カウンターも得意としていた事を。
「…………えっ?」
(アリサさんの動きが一瞬止まって、拳の軌道が……って、これはマズい!!)
妖精の様に美しい女の微笑みを見てあきらは自分がハメられた事を悟るも、既に放たれた拳は止める事が出来ず、アリサのカウンターが眼前に迫りくるのをただ見ていることしか出来なかった。
「ぐびゅぅぅぅっっ!!!!」
「あきら選手、得意のカウンターを狙うも失敗!!
逆にカウンターを貰って吹っ飛ばされてしまったぁ!!!」
体ごと吹き飛ばされ背後にあるロープを揺らした直後、そのまま糸の切れた人形の様に少女の肉体は力なく沈んでいってしまう。
「ざまぁみなさい…………この雑魚女」
だらしなく開かれた唇に大粒の涙を浮かべた虚ろな瞳。
その少女の意識が失われてしまっているのは誰の目にも明らかだった。
ここまで閲覧頂きありがとうございます!
二人の闘いは下記から読めますので、もし良ければ是非~。




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