今回は直エロの無いピンチ回です。
この後、なんやかんやあって勇者くんは魔王の寵愛を受け嫁ぐことになります。
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長い旅路の末、魔王の元へとたどり着いた勇者。
配下へと誘う魔王の勧誘にも耳を貸さず、勇者は魔王へと斬りかかる。
「魔王! 覚悟!?」
「くくく、交渉は決裂か……いや、もうちょい話を聞いてくれても」
魔王は勇者の剣を受け止めるが、交渉の失敗に心底がっかりした様子で、あまり闘争心を感じない。
対して勇者は一気呵成とばかりに、攻撃の手を緩めようとしなかった。
刃を受け止め魔王の注意が逸れたのを確認すると、勇者はガードの空いた魔王に魔法を放つべく魔力を左手に籠めた。
魔王を葬るべく習得した神聖魔法を至近距離で叩きこみ一気に勝負をつけようという心づもりだ。
「この距離なら防ぎようがないだろ!」
「むぅ、こうなれば致し方ない……」
真剣に戦う意思を表に出さなかった魔王だったが、流石に勇者の渾身の一手に危機感を覚えたようだ。
勇者の剣を跳ね除け、返す刀で勇者へと斬りかかる。
「しま……ッ、ああああああああぁぁッ!!!?!」
魔王の切り上げた刃は赤い軌跡を残しながら勇者へと直撃し、魔法を放つ間もなくその体は弾き飛ばされる。
薄暗い魔王の間に金属が砕ける破壊音と勇者の叫び声が響き渡った。
「ま、まさか一撃でこんな……ッ!?」
魔王の一撃は勇者の剣を圧し折り、更には鎧や衣服までも切り裂いてしまった。
その威力はすさまじく、勇者の殆どの装備は一太刀の元に剥ぎ取られてしまう。
しかし、加減があったのか勇者の体に刃が届くことはなく、剣圧による吹き飛ばしと、折れた剣先が肩を掠めた傷程度のダメージしかないようだ。
「まるで子供扱いじゃないか……ここまで魔王が強かったなんて……」
「……」
あまりの実力差と装備を一瞬で破壊された事実に精神的ダメージを負ったか、勇者はがくりと膝を付きうずくまる。
勝負は決したか、すっかり戦意喪失した様子の勇者を他所に、その姿を見下ろし魔王は不気味な沈黙を保っていた。
しかし、とどめを刺そうというのか、魔王は無言のままに勇者へと歩み寄っていく。
「くあああぁッ、もう辛抱貯まらんッ!?」
「えぇ!? な、なんでぇ……ッ!???」
あろうことか裸体を晒す勇者に興奮した魔王は、その滾りきった肉棒を見せつけるように露出させた。
想定外の事態且つ魔王のイチモツのあまりの迫力に思わず赤面して狼狽してしまう勇者。
理性のタガが吹っ飛びつつある魔王は、ブラブラとその肉棒を揺らしながら、荒い呼吸を隠さずに無防備な勇者へとのっしのっし歩を進める。
果たして、魔王に敗北を喫した勇者の運命は――!
その2へ続く