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ねっきぃ (Necky)
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【第二話】華狐学園のマクリちゃんの苦悩

あと、衣装を取って分かったけども、マクリちゃんの呼吸が肩で息をするくらい激しいことが分かった。さらに、時折腰がヒクっと動いたり、小刻みにイヤイヤって動いたりするのも見てて分かった。  なんだろ。。。マクリちゃん、とっても苦しそう。。。 「あ、あの・・。マクリちゃん?なんだかとっても苦しそうなんだけども・・・。だ、大丈夫??」 本当に息苦しい感じがしたから、私は結構心配そうにマクリちゃんに尋ねた。 『舞ちゃん、優しいんだね~!ありがとっ♪わたしは全然平気だよ!なんたってお人形さんなんだから♪』 そのグラマラスなモフモフしたボディと可愛らしいマクリのマスクに加えて、まるで本当に会話しているかのような、流れるような完璧な演技・・・マクリちゃんを見慣れている私でもドキドキするような仕草だった。あ、そうそう、マクリちゃんは私のことを“舞(まい)ちゃん”、松野さんのことを“彩(さい)ちゃん”って呼ぶんだよね。 そんなマクリちゃんだけど、次に発した言葉が私にとってちょっと衝撃的だったんだ。 『でもね、舞ちゃん・・・。私は全然平気なんだけどね。もしも、私の中に誰かが入っていたとするとね、きっと苦しくて苦しくて、今すぐにマスクを引き剥がして楽になりたいって思ってると思うんだ。すっごく苦しくて泣きながら耐えて演技したり、何度も何度もその場でうずくまりたい衝動に駆られたり、きっと大変を通り越していると思うなぁ~♪まぁ、あくまで“もしも“の話なんだけどね♪・・・さーてとっ♪彩ちゃん遅いなぁー!下着姿のままじゃ恥ずかしいわよ・・・。・・・・あら?もうこんな時間?2ステ目の時間大丈夫かしら?』 「・・・」 『お~い!舞ちゃーん!私の話聞いてるぅ~?しっかりしてよね~もぉ。』 「・・・あ、わぁ。ごめんなさい。えーっと、2ステ開始まであと30分くらいですかね・・?もうそろそろ衣装スタンバイしないとですね!」 さっきのマクリちゃんの言葉が忘れられない・・・、しかもなんだか心臓がバクバクする。 ホンネというか、私の中ってこんなにも大変なんだよ・・だれか気付いて!と叫んでるようにも聞こえた。。 そんな会話が終わったところで、ようやく松野さんが私たちの3人だけの楽屋に戻ってきた。 「あったよ~!この制服な衣装♪いかにもアイドルって感じで可愛いよね~!2ステ目もがんばろーね!あ、そういえば、マクリちゃんだけいつも別室で着替えてるけど、誰かに着付けてもらってるの?」 『うんうん♪この衣装とっても可愛いよね!私もお気に入りなんだ~!でもちょっと胸のところ締め付けきついのよね私。 あ!アハハ・・!えーっとえっと~、着付けだけど、実はマネージャーさんにいつも手伝ってもらってるんだよね♪今日はえっと・・・時間も無いし、舞ちゃん、着付けおねがいできるかしら?』 え、専属マネージャー!? この私の所属しているショーチームは、ミュージックシングス株式会社、通称MT社ってところなんだけども、華狐学園のアニメからグッズの企画・販売、そしてイベント系のプロデュースまで行っているサブカルの総合会社みたいな大企業だ。 着ぐるみのアルバイトとはいえ、アイドルのように私たちを扱ってくれているMT社をすごく信頼しているし、何よりアルバイト代も高いから文句無しなんだよね!でも、流石はマクリちゃん!本当にアイドルのような扱いを受けてるんだ・・・。凄いなぁ・・・。 と思いつつも、着付けの指名を受けた私。 ・・・なんだか松野さんの視線が若干怖いんだけど・・(笑)どうしたんだろ。 「・・あ・・えっと、松野さん?私マクリちゃんにキレイに衣装を着付けられる自信ないから、、、着付けお願いしちゃってもいいです・・?」 「えー!?新崎さん指名されたんだから、着付ければいいでしょ~!?」 ・・・やっぱりなんだか松野さん怒ってる?笑 「そ、そう・・よね!すみません!じゃあマクリちゃん、おいでー着付けるよ~」 そう私はマクリちゃんに告げると、チョコチョコと可愛らしく私のところに寄ってきた。・・ホントに一つ一つの動作がカワイイなぁ。 『それじゃあ、着付けよろしくお願いします!』 こうして私はマクリちゃんに制服の衣装を着つけていったわけで。 モフモフして真っ白でぴっちりとシワの無いグラマラスなボディ。女の私でもやっぱりなんだかドキドキしちゃうなぁ・・。尻尾もふわふわしてて気持ちよさそう。まぁ私の着ぐるみも相当手触り抜群だし、尻尾もモフモフしてるんだけどね! あと、確かにマクリちゃんは胸がかなり大きくて、この衣装だとパツパツ気味で少しエロティックな感じがする笑。窮屈そうだけど、ダンスやグリーティングには支障は無いかな。 スカートとシャツとネクタイと着付けていって、最後にVネックニットカーディガンの前のボタンを留めていた、その時だった。 んぁ・・・ そんな声がマクリちゃんから聞こえたかと思うと、ビクビクっと震えてそのままうずくまってしまった。 「わ!!マクリちゃん!大丈夫!?」 心配そうにマクリちゃんを見つめる私。そんなときに限って松野さんはトイレかどこかに行っていないんだから! 『・・はは~!ごめんなさい。ちょっとバランス崩しちゃっただけ。きにしないで~!』 「そ、そうは言っても、息もすごく上がってるし・・。2ステ目やめておいた方が・・」 『ううん、本当に大丈夫だから!心配してくれてありがとう♪ちょっとだけバランス崩しただけなんだから、ねっ!』 そう言って、私にクルクル回って、華狐シスターズの最後の決めポーズをキメてくれた。キビキビかつ柔和な所作で、動きだけ見るとトップダンサーのような手練れた感じ。 「マクリちゃんがそう言うなら・・・。でもでも、本当に無理しないでね!今日は気温も高くて湿度も高いんだから。熱中症になってからじゃ遅いんだからね!」 「おーい!新崎さん、マクリちゃん!2ステまであと15分だぞー!大丈夫??」 マクリちゃんと私が会話をしているときに、松野さんが私たちに知らせてくれた。別室に行って既に着替えてきたのか、ボディの上から衣装をしっかり着こんで、あとは頭を被るだけの状態だった。 『えぇ、私は大丈夫ですわ!でも舞ちゃんは・・・急いだほうがよさそうね(笑』 わわ!確かにヤバいかも・・・早く着替えなきゃ!! ******************************** 「2ステ目、お疲れ様でした!これ、差し入れのドリンクです!飲んでください!それじゃぁ私はこれで失礼します!」 そうイベント関係者のバイト君が労いの言葉とたくさんのスポドリをくれたところで、控室には私たち3人、いや3匹だけになり、今日のイベントは終了した。 「あづいぃ・・もうヘトヘトで死んじゃうよー・・・。てか毎回毎回、握手会の列切り遅すぎるってココのスタッフ!今度MT社の人にいってやるんだから!」 ヘトヘトと言いつつも、元気に怒る元気の残っている松野さんは、ミコトの頭にある首隠しを胴体から取り出して、器用な手さばきで頭を外した。相変わらず汗びっしょりで、今回もポタポタと床に汗がこぼれおちていた。 「ふぅ~!暑かったぁ。。。この暑さで良く私たち40分近く稼働できましたよね。握手会もキツかったけど、最後のダンスは歯を食いしばって頑張りましたもん。」 そう私は言いつつ、せっせとレンカの着ぐるみを脱いでいった。とんでもなく汗をかいていて、衣装の制服にも薄っすらと汗ジミがあるくらい着ぐるみが湿気を帯びていた。 ・・・っと、そんな私のことよりマクリちゃん、大丈夫かな・・・?こころなしか、最後のダンスも動きが鈍くて、握手会もキビキビさが全然なかったような・・。今も肩で息してる感じだし・・・言葉も発しないし・・・。 「マークリぃ~ちゃーん!お疲れ様でしたーん♪」 頭だけ取って、胴体はミコトのままの松野さんは、いきなりマクリちゃんに後ろから覆いかぶさるようにガバっと抱き着いたと思えば、制服の上からムニュムニュっと大きなモフモフした胸を揉みだした。ミコトのモフモフした手つきがなんかヤラシイ感じ・・・。 ビクっと反応したマクリちゃん。イヤイヤとしながらやめてよと抵抗しているが、力無い感じだった。おまけにヒクっと大きくブルっとしたかと思うと、その場にペタンと座ってしまった。 「ちょ、ちょっと松野さん!マクリちゃんなんだか様子オカシイですって!」 そう私が言うと、マクリちゃんがようやく反応してきた。 『ううー!もう彩ちゃん~!変な事しないでよぉー!私も暑くてヘトヘトなんですからね!舞ちゃん♪わたしは平気だから安心して!』 そういうマクリちゃんだが、キビキビした演技は無く、首を傾げたり、中途半端に小さな動きしかせず、おまけに肩で息している状況には変わりなかった。 「ホラホラ、マクリちゃんは全然大丈夫な感じですよーレンカ姫♪こんなモフモフの着ぐるみを私たちみたいに一度も脱がずにこんな炎天下で過ごせるなんて・・・絶対中に仕組みがあるはずだわ!マクリちゃんは私たちと違って、中はクーラーで涼しくてきっと快適なはずなんですわ!」 松野さん、やっぱりマクリちゃんの中が気になって仕方ないのかな? 「そんなことないと思いますよ!さっき1ステ目の時の巫女衣装なんて、首周りや背中湿ってたし・・・それに制服だって、脇の下少し変色してるみたいだし、絶対中の人は暑くて暑くて、本当に大変なんだと思いま・・」 『ちょっとちょっと!やめてよ私のことで争わないでよ!さっきから何なんです?私はお人形さんで中に人なんていませんからね!それに、私だって皆さんと同じように汗くらいかきますわ!』 流石マクリちゃん、この場であってもちゃんとキャラ設定崩さないあたりプロ根性って感じだけども(笑) 「もぉーー!そういう私たちとちょっと違う感じの、なんか嫌なの!所詮着ぐるみでしょ!?私たちだって暑い中必死に耐えて今ようやく解放されたのに、マクリちゃんは開放もされず、ずっと暑い中に閉じ込められっぱなしで、なんか特別扱いなんか受けちゃってさー!あなただけ特別扱いってなんか納得できないって言うか・・・」 『おやおや?彩ちゃんは私の中のことがとっても気になって仕方ないのかしら♪わたしの中が暑くて苦しくて、それでも中々出られない私の中の環境になんだかうらやましいって思っちゃったりしてる・・?』 ・・・マクリちゃんの言ってることが私にはなんだか理解できないけども・・、でもなんていうか、、、フェチズムって言うのかな・・。なんかグッとくるものがこみあげてくる感じがする。。。 松野さんはその言葉を受けて、顔を赤らめて、なんだか居心地が悪そうにソワソワしていた。 「そ、そんなことって、そんなことないんだから!もういいわよ・・・。 って!あぁあ!もうこんな時間じゃん。次のバイトに遅れちゃうよ・・!」 本当にバイトなのか、居心地の悪くなったこの場から去りたいのか分からないけども、松野さんはその場ですべての衣装を物凄い勢いで脱いでいって、いそいそと自分の下着や普段着に着替えていった。 「ゴメン新崎さん、ミコトの衣装とミコトちゃんをちょっと片付けておいて!今度お礼するからさ!ごめんねー!」 っと言って、ものすごいスピードで控室兼楽屋から立ち去って行った。・・・終了報告をディレクターさんにしなくちゃいけないのに・・・んもぅ。 『彩ちゃんったら、また今日もすぐにいなくなったったわ。相変わらず忙しい方よね~♪ふぅー!確かに2ステ目は疲れたわねー。ちょっと休憩休憩~』 マクリちゃんはそう言うと、近くにあったソファーに腰かけて、座りながら衣装の制服を脱ぎだした。モフモフした手で非常にやりにくそうなのも、なんだか見ててほほえましい。 一方で、床に脱ぎ捨てられたミコトの着ぐるみと衣装を片付けようとした私。私も早く汗で濡れた下着替えないと・・・風邪ひいちゃうなー。 っと、松野さんが身に付けていたミコトの下半身側の衣装を持ち上げたその時だった。 ・・・カチんと音を立てて床に何か落ちた。ピンク色で薬のカプセルをふたまわりくらい大きくしたプラスチックの何か。 ・・・何か、では無くて、、私だってこれくらい見たことあるわよ!明らかにローターってものだと思う。 「え・・え?」 まさか松野さん・・・ミコトの着ぐるみを身に付けながら、ローターも一緒に仕込んでたの・・?でも何のために・・? 『フフッ♪実はそのピンク色の、私の物よ。』 え……!? その衝撃的な言葉に何も言葉が出てこない私。 『実は先週、彩ちゃんのカバンの近くに、そのピンク色のローターとリモコンをこっそり私と気付かれないように置いてあげたの♪そしたら・・・フフッ♪しっかり使ってくれて楽しんでくれてるみたいね♪』 「え?マクリちゃんが・・・?でもなんで・・?」 『やっぱり気になっちゃう?私気づいちゃったのよね♪今日で舞ちゃんも気づいちゃったかもしれないけどさ・・・。彩ちゃんって着ぐるみフェチなんだと思うの♪女の子には珍しいとおもうんだけどね、着ぐるみ自体や中の人が羨ましくて性的な興奮を覚えちゃう人のこと♪』 「・・・着ぐるみフェチ・・?松野さんは着ぐるみの私たちを見て興奮しているってこと?」 『そうとも考えられるんだけど、たぶん自分が着ぐるみに詰め込まれていることに興奮するタイプなんじゃないかなーって思うの。だから、自分よりも息苦しそうで密閉性の高そうな私に嫉妬してたんだと思うなぁ~♪でも私は着ぐるみなんかじゃないんだけどね♫可愛い彩ちゃん♪』 『彩ちゃんはそのローターでミコトちゃんの中で興奮して気持ち良くなってちゃってたんだね、きっと♪蒸し暑くて息苦しいミコトちゃんの中でローターに責められながら・・・なんとエッチなことでしょうか!きゃぁ~笑』 冗談交じりで衣装を脱ぎながら語りかけてくるマクリちゃん。 ・・・着ぐるみフェチ・・・。着ぐるみに性的な興奮を感じちゃうってこと・・?そんな人が居るなんて意外……、しかもそれが松野さんだなんて・・・。でも本当なのかな?マクリちゃんの勝手な想像ってこともあり得るし・・・。 でもなんだろこのソワソワした感じ・・・。この話を聞いてて・・・なんだろ・・・なんだか変な感じがする。 マクリちゃんは制服の衣装を全て脱いで、ブラとTバックみたいなパンツだけになった。 モフモフしていてやっぱり可愛らしくて、それでいてセクシーな感じに思わず見とれてしまう私。 チョコチョコっと歩いていったマクリちゃんは、楽屋出入り口のドアのカギをロックしたかと思うと、私に衝撃的な言葉を投げかけてきた。 『よしっと♪フフッ♪舞ちゃんとマクリの二人だけの空間だね♪ ところでね、舞ちゃん!お願いがあるの・・。もう辛くて辛くて仕方なくて・・・。 あのね・・・今すぐ私をイかせてほしいの・・・。』


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