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魔神に食べ物を要求したら無限供給されて肥満化する話

仕事帰り、疲れた身体を引きずりながら自宅に向かって歩いていた。 そんなときだった。 道路に金色のランプが落ちていた。 よく童話に出てくるような魔法のランプのようなランプだ。 「…なんで拾っちゃったんだろう」 私は何故か家に持って帰ってきてしまった。 私はテーブルの上に置いたランプをまじまじと見つめる。 とても綺麗なランプだ。 そして、触ってみるととても暖かい。 「あれやってみるかぁ…」 ランプでお馴染みのアレである。 私はランプを擦ってみた。 ぼふっ! ランプの中から煙が出てきて私の前に現れたのは……。 猫耳をつけた可愛らしい女性だった。 女性はキョロキョロと周りを見渡すと私の方を向く。 そして一言。 「ここはどこですか?」 「…ここは私の家です。もしかしてあなたはランプの魔神? ……いや、でもこの世界に魔神なんて居ないはず。じゃあやっぱりこれは夢なのかしら」 「夢ではありませんよ。あたしがランプの魔神です。ここへ来る前は別の世界で働いていました」 「……別の世界!?」 「そうですよー。あたしはランプから出てくると願い事を叶えることができます。さぁ、あなたの願いを教えてください!」 私は考える。 この子の言っていることが本当なら私は願いをかなえることができるはずだ。 でも、一体どんな願いをすればいいのか分からない。 私が考えていると魔神は言った。 「何でも構いませんよ。お金持ちになりたいとか世界征服したいとか……あとは異性と結婚したいとかもできますよ」 私はしばらく考え 込んでしまう。 どうせなら一生叶わないと思っていたことをお願いしようかな……。 「それでは願い事を決めましたか?」 「えぇ、決まったわ」 私は言う。 「それはですね……」 「それは?」 「みんなが食べ物に困らない世界にして欲しいです!そしてその世界を私に見せて欲しいのです!」 「なるほど……。わかりました。それではすぐに始めましょう」 「え、もうできるんですか?」 「はい、すぐに終わりますよ」 魔神がそういうと部屋中が光に包まれていく。 眩しくて目を瞑ってしまった。 目を開けるとそこには見たことのない景色が広がっていた。 「すごい……本当に食べ物がいっぱいある」 テーブルの上に様々な料理が置かれていた。 どれも美味しそうだ。 私は椅子に座って目の前にあるパンを手に取る。 一口食べてみると今まで食べたことがないくらい美味しかった。 まるで高級レストランで出されるような味だ。 「こんな美味しいものが食べられるなんて幸せ……」 次にスープを口に運ぶ。これもまた絶品だった。 「なんだか体がポカポカする……おいしいだけじゃないみたいね」 気がつくと体の疲れが取れていた。 私は次々に運ばれてくる食事を食べていった。 満腹になった私は 「ふぅ……もう食べられないわ」 お腹をさすりながら言う。 すると魔神はニッコリと微笑みながら言った。 「どうですか?満足しましたか?」 「えぇ、とても満足よ」 私がそう答えると魔神は私に聞いてきた。 「あなたの願いは叶えられました。……ですがこれで本当に良かったんですか?」 「……どういうこと?」 私は首を傾げる。 「あなたの願いが叶えられたことによってこの世界はもう食べ物に困ることは無くなりました。それはとても素晴らしいことです」 「ならいいじゃない」 その時だった。 ドサッ!! 台所の方で音がした。 私は台所に目をやると冷蔵庫のドアが開き、 中から果物やお菓子など、食べ物があふれ出していた。 「あなたの仕業ね!どうなってるの!?早く止めなさい!」 「ごめんなさい。でもこれはあなたの願いが叶えられた結果なのです」 魔神は淡々をそう告げる。 「そんなこと言われても……あの食べ物ってずっと増え続けるの?」 「ええ、他の家の冷蔵庫も同じ状態ですよ。それに倉庫や工場も、あと果物の収穫量もどんどん増えていくでしょう」 魔神は続けてこう言った。 「あなたの願いが叶えられたことでこの世界には食べ物がありふれています。これでもう飢える心配はありません」 「……本当に?本当に大丈夫なの?」 「はい、もちろんです」 私の頭の中には某作品の無限増殖する食べ物が浮かんできた。 「それって無限に食べ物が増えていくってこと?」 「はい、そうです」 「世界中が食べ物で覆い尽くされない…?」 「そうなりますね」 「ど、どうしよう……」 私は頭を抱える。 まさかこんなことになるとは思ってもいなかったのだ。 その時付けっぱなしだったテレビからニュースが聞こえてきた。 『昨晩から世界中で食べ物が突然増える現象が発生しています。原因は未だ判明していません』 どうやら世界中で食べ物が増え続けているらしい。 TVでは果樹園が果物であふれかえったり、 食料を備蓄する倉庫が増殖した食べ物で破裂したりと大騒ぎになっているらしい。 このままでは地球上が食べ物で覆い尽くされかねない。 私は頭を抱えながら魔神に問いかける。 「ねぇ、これってもしかして……」 「はい、あなたのせいですね」 私は再度頭を抱えた。 そんな私に魔神は優しく語りかけてくる。 「大丈夫ですよー。この世界なら食べ物に困ることはもうありませんから」 「そうじゃなくて!早く止めてよ!」 「できません。一度かなえた願いは取り消すことができないのです」 「そんな……」 私は絶望に打ちひしがれる。 そんな私に魔神はこう言った。 「それじゃああたしはそろそろ戻りますね」 「待ってよ!…ねぇ追加の願いならかなえられるの?」 「ええ、それはできますが」 「ならお願い。大量の食べ物をなんとかして!」 「なるほど……。わかりました。それではすぐに始めましょう」 魔神がそういうと部屋中が光に包まれていく。 光が収まったときだった。 ぐぅ~ぐぎゅるぎゅる… 私のお腹からもの凄く大きな音がなった。 まるで大型動物の鳴き声のようだ。 家の外からも同じような音がする。 そして凄まじい空腹感に襲われてしまう。 「ちょっと!お腹がすごく空いてるんだけど」 私は魔神に抗議する。 しかし魔神は答えることなくこう告げる。 「どうやらあなたの願いが叶えられたようですね。おめでとうございます」 「ありがとう……ってそんなわけないじゃない!食べ物をなんとかしてって言ったでしょ!?」 「ですから食べ物を処理するためあなたを空腹にしました。」 「そんなことしたら大変なことに…あああぁもう!」 私は空腹に耐えかね冷蔵庫からあふれ出した食べ物を口に運んでいく。 もの凄く美味しい。 「あぁ……美味しい……」 リンゴを一口かじると口の中に甘みが広がっていく。 マンゴーを一口食べると口の中がトロピカルな香りに包まれる。 「幸せ……」 私は夢中になって食べ続けた。 数時間が経ち、 私のお腹はまるで妊娠したかのように膨れ上がってしまった。 しかし、満腹感は全くない。 むしろもっと食べたいと思ってしまうほどだった。 「…これ…いつになったら収まるの…?」 「ずっとですよ?あなたは一生食べ物に困ることはありません」 魔神は淡々と告げる。 「そんな……こんなのって……」 私は絶望に打ちひしがれた。 もう何も考えたくない。 しかし、空腹感は容赦なく襲ってくる。 私は無意識に食べ物を口に運んでいた。 「あぁ……美味しい……」 食べ物がどれも美味しいのが幸いだった。 私は一心不乱に食べ続ける。 その頃街では…… 街の至る所で人々が大食いを始めていた。 「もっと……もっと食べたい……」 「あぁ……美味しい……」 食べ物が店からあふれ出し、 街の住人たちはそれを我先にと食べていく。 そしてまた食べ物があふれ出し……の繰り返しだった。 あるカフェでは学園帰りの女性達が、 ケーキを大食いしていた。 「もぐもぐ…(なんで急にお腹が空いてきたんだろう)」 「もぐもぐ……(おいしいけどこのままじゃデブになっちゃう!)」 「むしゃむしゃ…(おいしい…おいしい♡)」 全員破裂しそうなほどのお腹を 膨らませ、 一心不乱にケーキを食べていく。 制服のスカートがはち切れそうだ。 お腹が膨れ上がったことで、 制服はめくれ上がり、お腹が見えてしまっている。 「もぐもぐ……(太っちゃう♡)」 「むしゃむしゃ……(もうだめ……♡)」 「むしゃむしゃ…(おいしい…♡)」 そして、全員が同時に……。 「げぇぇっぷ!!」 大きなゲップをした。 その衝撃によって制服は限界を迎え、 全員の制服が弾け飛んでしまう。 しかしそんなことは気にせずに食べ続けた。 もう彼女たちの頭の中にあるのは食べ物を食べることだけだったのだから……。 あるレストランでは大食いのプロの女性たちが、 ハンバーグを大食いしていた。 「バクバク!(このお店は最高級のお肉を使っているから美味しいわね♡)」 「ガツガツ!!(あぁ……もっと食べたいわ♡)」 元々、大食いをして賞金稼ぎをしている彼女達は、 今まで食べたことがないような高級食材を食べまくり、 そのあまりの美味しさと空腹で我を忘れてしまっていた。 そして…… 「バクバク!(あぁ……もうだめ……♡)」 「ガツガツ!!(最高♡)」 全員同時に……。 「げぇぇっぷ!!」 大きなゲップをした。 さらにお腹が膨れ上がり、 まるでバランスボールのような大きさになってしまった。 「げぇぇっぷ!!(あぁ……苦しい♡)」 「げぇっぷ!!(最高♡)」 それでも彼女達は食べ続けた。 もう彼女たちの頭の中にあるのは食べ物を食べることだけだったのだから……。 数日後… 私の体重は200kgを突破した。 もう動けない。 腕はぶよぶよとした脂肪が付き、 二の腕からは袖のように脂肪が垂れている。 頬も丸く膨れ上がり、顎の下には二重三重に脂肪がついていた。 お腹も大きく膨らみまるで妊娠しているかのようだ。 胸も大きくなりすぎて前に突き出てしまい、 ブラジャーをしていないと乳首が見えてしまうほどだ。 お尻は大きく垂れ下がり歩くのも一苦労だ。 そんな私の姿を見て魔神は言った。 「あらあら……随分太っちゃいましたね」 「……誰のせいだと思ってるのよ…」 私は恨めしげに言う。 しかし、それでもお腹が空いてくるのだ。 私はなんとかして食べ物を食べようとするが、もう動くことができない。 そんなときだった……いつの間にか姿を消していた 魔神が再び現れたのだ。 「お疲れ様ですー」 「……あぁ……やっと来てくれた……」 私は安堵すると同時に絶望した。 もう私にはどうすることもできないのだから……。 「どうやらかなり太ってしまったようですね」 「お願い……助けてよ……」 「わかりました!あなたの願いを叶えましょう!」 そう言うと魔神は周囲にある料理を手に持つと スプーンで食べさせてくれた。 「はい、あーん」 私は言われるままに口を開ける。 すると口の中に食べ物が入ってきた。 「もぐもぐ……美味しい……」 「そうでしょう!もっと食べてください!」 「私以外の人にも同じようにして…あと生活の面倒も見てあげて…」 「はい!分かりました!」 魔神の分身が街に溢れ、人々の食事の補助をし始めた。 「ほら、皆さん!どんどん食べてください!」 「お腹いっぱいになるまで食べさせてあげますよ」 魔神の分身たちは次々と食べ物を与えていく。 「あぁ……幸せ……」 「もっと食べたい!」 「太ってもいいからもっと食べさせて!」 人々は魔神の分身に群がり、大量の食べ物を平らげていく。 そんな様子をTVを通して私は見ていた。 私は思った。 もう一生この状態でもいいかもしれないと……。 平和な世の中になるのだから……。 そして、さらに数ヶ月が経ち…… 私の体重は500kgを突破してしまった。 手足は脂肪に埋もれ殆ど動かすことが出来ない。 胸は垂れて地面に着きそうだ。 お腹も大きくなりすぎて前に突き出て床に広がっている。 お尻も大きくなりすぎて床に着きそうだ。 顔は脂肪が付きすぎてパンパンだ。 そんな私を魔神はじっと見つめてきた。 「あぁ……こんなに太ってしまって……」 「……うるさいわね」 私は文句を言った。 「なら新しい願いをどうぞ」 「そうね……」 私は考えた。 「ねぇ、あなたのとっておきの食べ物を出してくれない?」 「分かりました!」 すると空中からチューブが伸びてきた。 よく見ると何もない空間から伸びているが気にしないことにした。 「…なにこれ…!?」 「これはすごくおいしい液体ですよ~」 よく見るとチューブの先端から液体が垂れている。 凄く甘い香りがする。 「飲ませて…!飲ませてぇ!!」 私は重く、脂肪の塊と化した身体を揺さぶらせながら魔神に懇願する。 「分かりました!」 魔神はそういうとチューブを私の口に近づけてきた。 私は垂れてくる液体を舌でぺろぺろと舐める。 「おいしい…甘い・・・!焦らさないで口に入れてぇ!!」 私は必死に懇願する。 「仕方ないですねー」 魔神はそういうとチューブを私の口に押し込んだ。 「んぐぅ!!」 口の中に甘い味が広がっていく。 そして、その液体は私の身体の中に染み込んでいった。 私の身体はより肥え、太っていき、 さらに肥え太っていく。 私は太る快感と液体の美味しさで絶頂に達してしまった。 「イクゥウウッッ!!!」 ブクブクッ!! 私の身体はさらに肥大化していく。 もう身動き一つできないほど太ってしまったが、私は幸せだった……。 それからどれぐらいの時が経ったのだろうか。 気がつくと私は空中に浮かんでいた。 「…ぶふぅ…どうなってるの…」 今まで以上に体が動かしづらい。 動かせるのは指と目ぐらいだろうか。 だが体はもの凄く軽い。 「気づいたんですね!」 「どうなって…ぶふぅ…るの…?」 「少々長くなりますが…」 魔神によると人類は肥満化しすぎで 地球の陸地に収まりきらなくったため、 巨大な宇宙ステーションを大量に作り、 そこに移住させたらしい。 人類は宇宙ステーションの中で生活しているそうだ。 「ぶふぅ……良かった…これでもっと太れる…」 「そうだ!今のあなたの姿を見せてあげますね!」 魔神がそういうと目の前に鏡が現れた。 私はその鏡を見て驚愕した。 「ぶふぅ……これが私なの……?」 もう私の身体は人のそれではない。 全身は脂肪で覆われており、手足は完全に埋もれてしまっている。 体型は無重力なこともあってか、球体に近い物になり、 まるでアドバルーン、 というより大きさ的にはガスタンクとでも言うべきだろうか。 胸だけは独立して形状を保っていてアドバルーンほどの大きさとなっていた。 「ぶふぅ……もっと太りたい……」 私は太った身体を見ても太りたい意欲は変らなかった。 魔神はそんな私を見て言った。 「はい!わかりました!」 そんなやり取りをしながら私たちの関係は続いていくのだった……。


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