しあわせかぞく 終編 (続く)
Added 2022-02-01 03:18:29 +0000 UTC本来の白井悠太少年にとっての「おじちゃん」とは、イコール「ねえちゃんの父親」の意に等しく、言わば「ねえちゃん」こと稲葉真綾の付属物に等しい存在であった。 そんなおじちゃんの優しげに細められた瞳が時々自分を舐めてくる目つきや、体に擦り付くように這い回る手の感触に、子供ながらに直感に刺さる何かが無いではなかった。 真綾の自分に対する視線や触れ方は悠太にとって「まるで本当のお姉ちゃんのよう」という表現がぴたりと当てはまり、直感的本能的にも好ましいものだ。 対して、耕助のことはこれが本当の父親のような存在などと直感的本能的に受け入れることは出来ないでいた。 悠太自身、その理由を明確に自覚しているわけではなく、何か直接的に害を被ったりした覚えもないが、真綾のように自分の母と耕助が夫婦になってくれたらいいのになどと無邪気に願う気持ちは悠太には無かった。 今まで通り、お母さんとねえちゃんと仲良く暮らしていきたい。 その為に不可欠だというのなら、おじちゃんがいても構わない。悠太にとってのおじちゃんとはその程度の存在だった。 そう。つい最近まで、そうであったはずだった。 それが今年の春ごろからだったろうか。 そんなおじちゃんからの誘いを抵抗無く受け入れたり、彼の部屋にお邪魔してゲームに興じたり、一緒の布団で眠るようになった。 かねてからあったはずのおじちゃんへの不信や違和感は全く働くことなく、流れのままにあれよあれよという間に真綾も不思議がるほどに、おじちゃんと親密になっていった。 その変化の様はまるで、外堀と内堀を何者かに強引に固められていくかのようだった。 おじちゃんは男の子のはずの自分の体を見たり触ったり、嗅いだり舐めたりがとても好きなようだった。 望まれるままに着衣を解き、上身だけでなく下着も脱いで男の子の恥ずかしいところを曝け出すと、おじちゃんはいつものようににんまりと目を細めてそのゴツゴツとした手でひどく楽しそうに自分のあちこちを弄んだ。 こうなることを本能的に忌避していたのではないだろうか。 なのに、どうして自分は抵抗しないのだろう。嫌な顔一つ見せることが出来ないのだろう。 そんな疑問をぼんやりと抱きながら、おじちゃんに対して悠太は自ら体を開き続けた。 しかし、心はどうであろうとおじちゃんがくれる体への刺激やそれによって覚える快感が、いつしか悠太にそういった疑問を抱く隙間すら与えなくなっていった。 その日も、悠太はおじちゃんに提案されるままに新しい遊びを始めていた。 真綾が何か用事で外出する日で、おじちゃんとのお留守番の予定が端から定められていた。 2人きりになるや、おじちゃんは悠太を自室のベッドに連れ込んで、裸になるように命じた悠太に布切れのようなもので目隠しをした。 その時点で今日は一体どんな遊びをするのだろう、とわくわくぞくぞくするのを感じた。 この頃には、悠太は今の自分が置かれた状況に疑問や恐怖を抱くことはなかったし、そんな自分を不思議に思う事すらなかった。 おじちゃんの手が自分を仰向けに寝かせ、腰の下に枕を敷いていく。 きっと、今のおじちゃんの目には無防備に晒されたおちんちんも、おしりの穴も丸見えになっていることだろう。 自分の男の子の裏側だけでなく、そこから下に下った袋や、そこからさらに下のぷくっと膨れたところにも、おじちゃんの目線が刺さってくるのが、見えていないのに感じられる。 脚を開かされると、お尻の穴に触れる外気がすーすーして落ち着かなかった。きっとそこも、昼間の電灯の下でおじちゃんにじっくりと見られているのだろう。 手持無沙汰で、思わず見えない自分のおちんちんを握ると、既に仄かに熱く張っているのに驚いた。 ここをいっぱい擦ると気持ちよくなれることを教えてくれたのもおじちゃんだった。こういう時すぐに擦っちゃいけない事も。 ガマンしなきゃ、と思えば思う程、おちんちんは固く震え、それを握る手を動かしたくなってしまうのだけれど。 悠太の吐息が荒くなったのを見計らったあたりで、おじちゃんは今日の遊びについて教えてくれた。 ふひゃ。 ただでさえ大気に露出して敏感さを増していた後ろの穴に、生暖かい何かが触れて揉んでくるのを感じた。 その動きの精緻ぶりからそれがおじちゃんの指である事は察したが、既に何かの滑りを帯びた指が心の準備もそこそこのうちにお尻の穴に侵入を始め、悠太はおおぅと喉奥からくぐもった声を上げた。 お尻の穴に何かを入れたり、そこを弄られて得も言われぬ感覚を得られるようになったのはいつからだろうか。 まして、おじちゃんの前にお尻の穴を晒すことに抵抗を覚えなくなったのは、いつの頃からだったか、もう思い出せなかった。 小児科の医師らしく、男児の腸の健康具合を試すかのように、おじちゃんの指の動きは中を傷つけないよう繊細でありながら丹念に少しずつ拡げていくように掻きまわしていく。 十分にこなれてきたとみるや、指の数も2本、3本と増えていき中で蠢く指の動きが激しくなる。 目が見えない分それだけ感覚も鋭敏になっているのか、おじちゃんの指の動きに合わせて悠太は赤ん坊がぐずるような声を上げながら、身を捩り、すっかり熱を帯びたおちんちんがその動きに合わせてぶらぶらと揺れていた。 ─── おじちゃんと悠太。 2人しかいないはずの部屋は言葉だけでなく、沢山の雑音ですぐに満たされていった。 「やっ…んうぅ……やうぅ…っ……んふ…っ…んふっ…!…んふっ…!!…」 ぐぶ、ぐぶ、ちゅ、と濡れた音と機械の振動音が混ざり合う音が、今は視界の利かない悠太の体を聴覚でも昂らせていく。 「こらこら、おちんちんは触っちゃダメだって言ってるだろ?どうだい?こいつは何のおもちゃか、わかるかなぁ?」 悠太の腕を取ると、おじちゃんの手はそのまま悠太の胸板やおなかの上を愛撫していく。 おじちゃんの提案した遊びは至ってシンプルなものだった。 悠太のお尻の穴に挿入しているオモチャが何であるかを当てる。ただそれだけ。 とはいっても、おじちゃんの所持している悠太用のおもちゃはもはや10本近くの数にも上る。 大きさや形、性状はそれぞれ違うがよく似ているものもあった。 全部当てられたら、大人向けじゃないほんとのおもちゃを買ってあげるよ。 そう唆されれば、ただのゲームの域を超えて、悠太もその気になるというものだった。 今おしりに挿入れらているのは、今まで挿入してきた中では中ぐらいの大きさになるか。 自分からお尻の穴に神経を集中して、自身の中奥を蹂躙しているおもちゃの動きや感触を探ろうと腐心していた。 その行為自体が、おじちゃんの目論見通りであることなど気づくことも無く。 「はふ…はふ…っ……きいろい……二つ、まわるやつ……っ…はいってるの…っ…」 「ははは、正解。ここまで7問全部正解だよ。すごいね、悠太くん。」 褒められると、悪い気はしなかった。 それに、答えにもある程度自信があった。 「きいろい二つまわるやつ」は、いわゆる回転系のおもちゃで、小さめのナス程度の大きさのバイブの、その先端と中心部が凸凹していて、その部分が電動で回転するという代物だ。 悠太はその回転の感触が好きではなく、コレクションの中ではあまり気に入ったものではなかった。 「それじゃあ、次の問題いくよ?これは何かな~?」 あまり得意ではない黄色のおもちゃを抜き出されたかと思えば、一息つく間もなく次の問題が挿入されていく。 そう時間がかかる間もなく、挿入されたもののサイズがさっきの黄色より数段大きいものであることは見えなくてもすぐに分かった。 「はぁ…っ…あっ…ああぁあぁ~~…っ…」 これまでよりもいっそう深いところまで挿入されながら肛中の壁を這いまわるように、柔っこい凹凸が蹂躙していく。瞬間、背筋にぞわぞわと電流が走り、総毛立った。 「ふふ、もっと力抜かなきゃ、全部挿入らないよ?スイッチも入れちゃうよ、ほら?」 言葉通り、おもちゃは全て挿入しきる前におじちゃんの手によって起動する。 「はひゃっ……やあうぅ…っ…う゛ぅぅぅぅ~~~~~~っ!!!!」 ブウウゥゥゥーーーっとけたたましい音を立てて振動するや、それに負けないくらいに元気な声を上げて身を強張らせた。 お尻の中の壁に吸い付いていたオモチャの凹凸が、振動の加勢を得て悠太を内側から狂おしく責め立ててくる 力を入れたくても最早それも叶わずにたやすくオモチャは根元まで挿入しきってしまった。 「うぐっ……ひっ…ぐっ…ひううぅっ…!!」 「どうだい?わかんなかったら、降参してもいいんだよ?」 おじちゃんの挑発めいた問いに、悠太は涙目になりながらも必死になって被りを振った。 めいいっぱい歯を食いしばらずにいられないほど耐えがたい感覚であるにもかかわらず、おちんちんはより一層硬く元気に張り詰めていたし、悠太がギブアップを口にすることも決してなかった。 本当の事を言えば、悠太にはすでに答えは分かっていた。 今挿入されているものの答えは「紫のイボイボのやつ」だ。 コレクションの中でもひときわサイズが大きく、まるで鬼の金棒のような形状をしたそれはトゲの代わりに大小無数のイボイボのゼリーが蠢いている。 もう既に何度も使われているそのオモチャは、コレクションの中で悠太が一番気に入っているものだった。 回転系ではなく、振動系であるところも悠太好みであったし、お尻の穴をその大きさでぐいっと拡げられてイボイボと振動のコラボで中を擦り上げるのがたまらない。 おちんちんをめいいっぱい擦る時と同じくらいか、それ以上にキモチイイ。 悠太がすぐに答えを言わないのは、もっともっと、出来るだけ長くこのオモチャを味わっていたいからだった。 そして、そんな悠太の内心など、おじちゃんはちゃんと分かっている。 「わかんないんだったら、悠太の負けかな。そろそろ答えを言ってあげようか?」 意地悪く言うおじちゃんに、悠太は目隠しの下でじっとりと睨め付けるように目を細めつつ、ぼそりと「紫のやつ」とだけ言った。 「正解正解。答えは悠太の大好きな紫のやつだよ。」 ぐぷ、ちゅ、と水音を立てて抜き出されていく感触に内心で名残惜しいものを感じながら、悠太は上の口でも下の口でも息を荒げていた。 さて、次の問題、と楽しそうなおじちゃんとは対照的に、悠太はそろそろ気怠くなっていた。 いくら気持ちがいいとは言っても、一度の絶頂も味わわされないまま延々と半端な性感だけを叩きこまれ、火照りっぱなしの体を重く感じ始めてくる。 こちらの答えを待つことも無く、再び悠太の両腿を抱えて拡げるおじちゃんの腕に、抵抗も無くされるがままに身を預けた。 次に入り口に宛がわれたおもちゃの感触に、悠太はこれまでにない違和感を感じた。 「あ、う………?」 違和感の正体に気づくこともないまま、他のと全く同じようにそのオモチャは挿入と共にむりむりとお尻を割り拡げ、中の肉壁を圧迫していく。 そのオモチャがこれまでの中でも相当に立派なサイズに属するものであることはすぐに察したが、それだけでなく、その挿入に何か有無を言わせない緊迫感を覚えた。 ローションをさぞかしたっぷりと纏わせたのだろう。 ぬちゅちゅ、と濡れた肉の音を立て、勢いよく挿入されたおもちゃを悠太のそこは巧みに受け入れていく。 「あうぅっ…ぬぬ゛…ぅっ…ぉ…ううぅ…っ…ふひ…ふーーっ…ふーーーっ…ふーーーーっ!!!!!!!」 「おっ…ほ……ははぁ……っ…ほぉら、もう少しで全部挿入っちゃうよ?このオモチャはなんだろうね?分かるかな?」 言うが早いか根元まで挿入しきると、それは「紫のイボイボ」でようやく到達出来るような深いところまでしっかりと届いて、そのまま奥の細まった窄まりをぐりぐりされると、悠太の喉からは甲高い悲鳴が上がった。 「はーーっ…はーーっ…あっ…あう…あぁん…っ…やぁ…なに…これぇ……っ…」 悩ましい声を上げて悶えながら、けれどこのオモチャは悠太にとってかなり好みの部類に入るものだ。 回転系ではない、というのもポイントだが、なによりサイズが悠太のまだ未熟な穴には充分すぎるほど大きい。 先っぽが太いだけでなく、そこから根元までが中太り気味の形状をしているのがまた悠太好みであった。 それがなんだか激しく抜き差しされると、敏感な肛門の口を何度も何度も押し拡げられて、その度に生まれる強烈な排泄感に羞恥を刺激された。 それが「キモチイイ」なのだとたやすく認めるには今の悠太はまだ幼すぎるが。 肛門の敏感な粘膜とおもちゃの触れる場所がひどく焼けるように熱かった。 その熱もまた無視できない刺激の一つとなって男児を苛めている。 「はんっ…やっ…あんっ…あんっ…あんっ…やっ…なんで…そんな…っ…いれたり…ぬいちゃりするのぉ…っ…!?」 「だって、こうした方が気持ちいいだろ?ほら、早く当てないと、おもちゃが買ってもらえないぞ?」 確かに言われた通り、不思議なオモチャの抽挿は悠太に異次元の悦楽を与えてくる。 それだけに、正解が見つけられない。 今までのどのオモチャとも同じように硬いのに、どこかゴムのような弾力をも感じて、激しい抽挿にも関わらず肉壁を傷めることもなく巧みに擦りあげてくる。 さらに、そのぶっとい先っぽでおちんちんの裏側のあたりを執拗に擦られると、まるでずっと我慢していたおしっこを今にも漏らしてしまうような、そんな絶頂寸前の感覚を何度も味わわされて、おかしくなりそうだった。 これでは到底、「おもちゃ当て」なんてある種のんきな事を続けてはいられなかった。 「あうあっ…あうぅっ…ひっ…ひいぃっ…ひぃっひぃっ!!!いんっ!!いんっ!!やっ…おぃちゃ…っ…ひょれ…やだぁっ!!!ばか…っ…ばかになっ…ひゅっ!!!」 身も世も無く泣き叫びながら、鼻汁を吹き、泡立った唾液を纏わせた舌を自身で甘噛みする。 幼い心身ではとても処理しきれない官能に咽ぶそんな悠太の姿に、おじちゃんは手を緩めるどころか鼻息荒く小刻みな抽挿を繰り返した。 「うんっ…?…ふふっ…おかしいなあ…?今の悠太なら気に入ってくれると思ったんだけどなぁ…ほら、もっとじっくり味わってみるかい…?」 いつの間にか両の脚は抱え上げられ、悠太の体はお尻の穴を天井に掲げるような体勢を強要されていた。 最早身を捩る自由すら与えられないまま、ただお尻の穴でいやらしい音楽を奏でるだけの器にされたようなものだ。 強烈すぎる後ろの刺激を少しでも紛らわそうと、悠太の手は自ずと教えに逆らってオチンチンを一心不乱に扱きたてる。その事を咎められる事も、もはや無かった。 「はぁ…はぁ…あん…っ…んんうぅ~~~っ!ふぅ、ふぅ、ひゅうっ…んんっ!んんっ!あうぅ…んっ」 前も後ろも可愛がられているうちに、純度の高まった肉体的快感と官能が悠太の小さな体を満たして、幼い頭も表情も蕩けていった。 心身ともに極まったところで、絶頂は不意に訪れた。 シーツや枕をめいっぱい掴み上げ、ぶるぶるぶるっと目に見えて律動すると、悠太は下肢から快感の火花が弾けたのを感じ、全身を駆け巡って脳天まで突き抜けてくるのにただ身を強張らせて耐えなければならなかった。 それは、後から続いた射精の快感がほんのオマケのようにしか感じられないほどの苛烈なものだった。 「ふぅ…っ…ふぅ…っ…ふぅ、ふぅっ…!!」 オモチャで気持ちよくなったのはこれが初めてではなかったが、今までのものとは格が違った。 これは単なるオモチャ遊びとは次元の違う別の行為であると、既に悠太も直感でわかっていた。 それは見えなくとも漏れ伝わってくる、おじちゃんの荒げた吐息やお尻を打ち付けてくる感触からも感じ取れる。 暗闇に慣れた瞳に軽く差し込んできた光の刺激を、滲んだ涙が和らげてくれる。 散々に喘ぎ散らしたせいか、両目を覆っていた目隠しがいつしか緩んで額の方へずれこんでいた。 それに乗じて両手で直接目隠しを引き上げると、目の前には悠太が漠然とイメージしていた通りの光景が広がっていた。 「あ゛、うぅ……っ…」 正解が分かっていても、思うように言葉を紡ぐことも体を自由に動かすことも出来ないでいるのは、オモチャが挿入されたまま、悠太の中で遊んでいるからだ。 久しぶりに、おじちゃんの笑顔を見た。 汗だくで、今の自分を見下ろして、相変わらずケダモノじみたでっぷりとしたお腹が醜く揺れる。 「いやぁ、外れちゃったなあ、目隠し。」 おじちゃんは笑顔こそ相変わらず保護者らしく優しいものであったが、口調はいたずらがバレた子供そのものだ。 その風船腹の下、おじちゃんの茂みの下で悠太とおじちゃんは二人で繋がっていた。 「でも、答えが言えなかったら、おもちゃ当ては悠太の負けだな、ははっ」 自分の中を侵しながら今も圧迫するおじちゃんのオモチャと、自分の入り口が交わっているのを初めて直に目にしながら悠太は言いたい事がいくつも出来た。 そんなの、初めて挿入れたんだから、分かるわけないじゃん。サギだ。 確かに、さっきからずっと自分の腰をがっちりと掴んだり、両脚を抱え込んでいたのは紛れもなくおじちゃんの両手で、その状態で只のオモチャを出し入れするなんて腕が三本以上無い限り、フツーのおもちゃで出来る事ではないが。 「はー、はー…っ…ふーっ……そんなん、ズルだもん…っ……あぅ、んっ……んっ…」 まだ絶頂の余韻の残っている悠太の体に今度は堂々とのしかかると、そのおじちゃんの腰の動きに自分がさっきまでどうやってオモチャで嬲られていたのかを。悠太は視覚でも理解することが出来た。 今度は自分の番とばかりに、ひたすら自身の快楽を貪るためだけに悠太の肉孔を使う男。 「はぁ…はぁ…でも、そんな事言って悠太、おじちゃんのこのオモチャかなり気に入ってる感じじゃないか?」 「あんっ…あっ…あっ…だ、て……おしり………ぬぷぬぷ………きもちい…っ……」 正体を知ってしまえば、性の知識に乏しい悠太にとって、挿入されるものがオモチャだろうと、生身の人間の器官だろうと、もはや何の思案も無くただ与えられる快楽に身を委ねる事が出来てしまう。 ゆさゆさと揺れるお腹のリズムに合わせて、自分好みのもので内壁を可愛がられると射精したばかりのおちんちんから残滓がぴゅるりと軽く噴き出した。 浅黒い肌をすっかりリンゴのように色づかせた頃。 おじちゃんがひと際深々と中を貫いて自分の中に征服の証を注ぎ込むのを、悠太は無抵抗に受け入れていた。 2人揃ってしばらくじっと肌を重ね合わせて快感の余韻に浸って。 やがて、おじちゃんのものをゆっくりと抜き出されていき、その間に受け止めきれなかった白濁の体液が隙間を塗って漏れ出てくるのが、おじちゃんの目を楽しませる。 一番太い切っ先を引き抜かれると、さっきまで咥え込んでいたのが嘘のように男児のそこは元の小さな窄まりに戻り、なおも白い涎の筋を垂らす。 そんな悠太の小さな尻たぶを撫で、愛らしい、今は白濁を含んだ菊穴を満足気に眺めているおじちゃんのその内心を、悠太には斟酌できなかった。 「新しいおもちゃ、気持ちよかっただろ?悠太。」 「ん……………。」 「じゃあ、こいつも悠太のコレクションにしようか。あはは。」 おじちゃんはそう言って未だ熱を帯びたまま逞しく反り返っている自身の邪悪なおもちゃを掴むと、悠太の見ている前で挑発的に扱きたてる。 そんな様を見せつけられると、悠太はうんうん、と頷く他は無かった。 当初の予定とは随分と違っていたが、悠太はおじちゃんとのゲームを経て新しい大人のおもちゃを手に入れていた。 そんな悠太自身が、おじちゃんの格好のおもちゃたり得ているという事を本人だけが気付くことも無く。 ─── ひどい悪夢から目を覚まし、傍に置いていた携帯の画面を見やると時刻は深夜の2時を示していた。 かつてなら規則正しい生活で体内リズムもバッチリ正常に刻んでいたはずの真綾だったが、耕助と悠太が新婚旅行に出かけるよりも少し以前から、時々こうして睡眠を妨げられる事が増えていた。 それでも、これほどダイレクトな悪夢を見ることはなかった。 淫夢というにはあまりにも心躍らず、ただひたすら生々しく見るに堪えない陰惨な光景だけを、まざまざと見せつけられる。 それも全ては父の裏の顔をデジタル越しとはいえとうとう実際に目にして知ってしまったせいだ。 あんなもの一気に見るべきではなかったのかもしれない。自分の精神的健康のためにも。 悠太との結婚の件があってから、父に対しては勿論薄暗い感情があったが、そこからさらに深い闇へ落ちてしまうことになろうとは。 かねてから、今の我が家のこの状況は例の神社での自分の祈りが原因ではという非科学的極まる、妄想と言ってもいいような確信を真綾は持っていた。 確かに妄想ではあるが、それを妄想というならこの数か月の間に自分達に起きた異変はなんだというのだろう。 何か神がかり的な力が働いたとでも言わなければ説明できない。 しかし。 しかしである。 もし仮に今のこの状況が真綾の妄想通り、何か不思議な力で運命を捻じ曲げられた結果だとしても、真綾が4人の幸せを願ったあの祈りとは無関係に父はそれ以前から少年に対して非社会的な欲望を抱いていた、さらに言えば、悠太と出会ったあの頃から父は悠太を如何わしい目で見ていたということが先日真綾が見つけたデータによって証明されてしまっていた。 その事実が他の何より真綾を絶望させた。 悠太が父の事を「きもちわるい」と感じていたという話とも整合性が合う。あの小さな悠太はこれまでたった一人で自分でもよくわからない不安を抱えていたのだ。 どうしてそれに気付いてあげることが出来なかったのか。 そして、そんな関係が、自分の祈りによってさらに歪に、強引に捻じ曲げられてしまったのだ、と考えるとそれもまた辻褄が合ってしまう。 今や真綾にとって父のイメージはかつての優しかった尊敬する父ではなく、男児に対する異常性欲を持つ変態親父に成り代わりつつある。 けれどそんな父に対して真綾の中に残った情が、一方で父を擁護してもいた。 自分さえ何もしなければ、父は内面はどうあれ自分にとっては優しく尊敬できる父親のままであったのではないのか。 むしろ、そうあろうとしてくれていたのではないだろうか。 だからこそ、自分の中の秘めるべきものを部屋の隠し棚に閉じ込めていたはずだ。 そんな父のパンドラの箱を、自分の祈りがデリカシーの欠片も無く、開いて引きずり出してしまった。 おそらくは「悠太を自分のものにして思う存分に自分の下卑た欲望をぶつけたい」という、父の秘めていた願いを叶えることによって。 見方を変えれば、父もまた自分の願いの被害者と言える。 はやく4人で家族になりたいという真綾の願い、悠太に生涯金の心配の無い生活をさせたいという菜穂の願い。 少なくとも、3人の望みはそれぞれ叶えられてしまっている。 そこで真綾はふと、それでは残る悠太はどうなのだろうと考えを巡らせた。 既に悠太の願いは叶えられているのか。 もし叶えられていないのであれば、悠太の望み次第ではこの状況を変えられはしないだろうか。 いや、そうだとしても、父の願いによって既に彼の虜となってしまっている悠太が現状を大きく変えようと願うとは考えにくい。 むしろ、今のこの状況そのものが4人の願いが同時に叶えられている状態であると見る方が妥当だろう。叶い方の歪さから考えて。 暗澹とした気持ちは一切浮上することも無く、今だ明けない夜の闇の中で、真綾はなんとか眠りの世界に戻ろうと布団をかぶった。 次もまた別の悪夢を見ることの無いように、一心に願いながら。