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秋刀魚
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ニコとアンビーが滞納しまくった利子を今回も身体で支払う話



「あッ……ほ、ホント奇遇ねッ! じゃあプロキシッ、邪兎屋は忙し────」


 軽く手を振って近付いた僕に気付いた瞬間、ニコは脱兎の如く逃げの姿勢を取った。僕はその逃げ先を塞ぐように一歩踏み込みながら、声のトーンを一つ落として、明後日の方を向こうとするニコと視線を合わせながら言った。


「……先々月の利子」


「ギクぅッ!」


 ニコはウソみたいな大声を出して、コメディ映画めいて大袈裟に飛び跳ねた。


「まあ、僕も鬼じゃあないから、今月分くらいは期日を過ぎても待つつもりさ。来月の返済日に纏めて返してくれればそれでも構わないし。でも先々月分は、もう流石にね」


「ぐぅ……ッ、でもッ! 例の件で稼ぎそびれてから邪兎屋はずっと財政難よ! ソデを振ったって1ディニーぽっち出てこないわ!」


 自信を持って言える事ではないだろうに、ニコは何故か自信満々に腰に手を当てて、その大きな胸を張って宣言した。張った胸さえも、交渉材料の一つだったかのように。


「────だから、[[rb:いつもの > ・・・・]]でいい?」


「勿論、そのつもりだよ。今更ニコに現金での返済なんて期待していないからね」


「んッ♡ なんですってぇ!?」


 僕はニコの、ムッチムチのデカ尻を揉みしだきながらそう答えた。


◁ ▶︎


「ふゥ゛〜〜〜〜ッ♡♡♡ ジャンクなお肉の旨味が全身に染み渡るわ〜〜〜〜ッ!!」


 僕ら御用達の格安ホテルに入った途端、ニコは抱えていた袋からハンバーガーを一つ取り出して頬張りながら言った。ここ数日ロクにご飯を食べてないと言うから、ホテルに入る前にハンバーガーチェーンでテイクアウトしたのだ。雰囲気なんてあったものじゃないが、ニコとは大抵いつもこんな具合だ。


「ここんとこ1週間、廃棄弁当、それもオーガニック野菜弁当しか口にしてなくって……もう全身が野菜になっちゃうんじゃないかって感じだったのよ! 助かったわ、プロキシ」


 チーズ&チーズバーガーを10個、単品で。きっとコレが終わったらアジトに持って帰って、他の社員と山分けにするんだろう。当然支払いは僕のサイフからだけど。……この分はこっそり借金にツケておこう。まあ、ずっとこの調子なら当分返ってこないだろうけど。


「せめて僕らの分くらい別で注文して、向こうで食べても良かったんじゃないか? 部屋にかなり香ばしい匂いが充満してる」


 こうも鼻腔を擽られると、流石の僕でも性欲より食欲だ。朝ご飯を食べずに出たのもあって実はそれなりにお腹が空いている。ニコの抱えていた袋から自分の分、バーガーを一つとポテト、それからコーラを取り出して、僕もニコに倣って思い切り喰らいついた。


「そういえばニコは自分の食べる分、セットにしなくてよかったのかい?」


「あんたのから少し横取りすればいいでしょ? それに飲み物だったら備え付けウォーターサーバーがあるし」


 いつの間に取ったのか、ニコはもう僕のポテトを咥えていた。決して卑猥な意味ではなく。僕の、そう僕のポテトを。ポテト。


「なに笑ってんのよ。何か付いてる?」


「いや、なんでもないよ」


「それじゃ先シャワー浴びてくるから、そこで脱いで待ってなさい!」


 世界で一番素直なことで有名な僕は、とりあえず言われた通り全部脱いで、肌寒くなってしまったので少し古い型のエアコンをつけて、薄い壁越しに聞こえてくるシャワーの音をBGMにしながらポテトを咥えて待っていた。

 暫くして、シャワーの音が止んだ。それからドライヤーの音が聞こえて、脱衣所の方からニコが出てきた。

 サイズの合っておらずパッツパツな黒無地の下着。きっとセールとかで売れ残っていた少し小さなサイズを無理矢理着けているのだろう。大きければオーバーサイズファッションに、小さければ伸ばして使えばいいじゃない、いかにもニコの考えそうなことだ。あんな食生活でどうやって維持しているのか分からないムチムチ豊満な乳と尻が下着からすっかりハミ出てしまっている。ともすればだらしなく見えてしまいそうなものなのに、妙に卑猥なシルエットになっている。きっとあの、意味の分からないくらい綺麗に引き締まった腰が原因だろう。美人はどんな服を着ても美人というが本当にそうだと思う。目の前のニコが証拠だ。

 ニコ、常々思うが性格はともかく顔と身体は一級品なんだから、モデルでもやればもう少し暮らしがラクに────。


「なによ固まっちゃって。あたしの美しさに見惚れちゃった?」


「ああ……うん、そんなところだよ」


「そう素直に肯定されるとなんだか調子狂うわね。いつまでもポテト咥えてないで早くベッドに行きなさいよ」


 咥えていたポテトを飲み込んでベッドに寝転がると、僕に跨ってベッドの上に立ったニコが目の前で身体を見せつけるみたいに下着を脱ぎ始めた。ブルンッ♡ と、窮屈な下着から解き放たれた肉が派手に揺れた。


「……今脱ぐなら、シャワーの後に下着を身に付ける必要はなかったんじゃないかい?」


「あんたは目の前で脱いであげた方が興奮するタイプでしょ? ほら」


「流石。なんでもお見通しだ」


 ニコが指差した通り、このナマ脱衣ショーのおかげで僕の[[rb:ポ > ・]][[rb:テ > ・]][[rb:ト > ・]]はすっかりガチガチになっていた。いや、そんなに細いつもりはないんだけど。


「あんたはそのままじっとしてなさい。キチンと利息分、ごほーししてあげるわ!」


 ニコがそう言って、僕の逸物を一気に奥まで咥え込む。口約束は何一つ守らないニコの口先だけど、ことコレに於いては、ニコの喉は右に出る者の居ない名器だ。


「ッ、ォ゛オ゛ッ♡♡♡ ジュぞッ、ぐぽッ、じゅるッ、ォ゛お゛ほッ♡♡♡♡」


 両手を伸ばしてカラフルなネイルで僕の乳首をカリカリと捏ねながら、口先だけじゃなく喉奥までキチンと使った奉仕。


「〜〜〜〜ッ、プはぁッ♡♡」


 いや違う。コレはまだ奉仕じゃない。これから始まる奉仕の、その準備だ。単に、喉奥まで使ってチンポ全体に唾液ローションを塗り広げただけ。ニコがチンポから口を離して、顔をこちらに────。


「────待ッ、今そのままキスは流石にッ」


 ニコの口がそのまま、先の爪弾きで勃たされた乳首にしゃぶりついた。そして多分、ニコの掌が僕のチンポに手を添えた。どうして多分かといえば、見えないからだ。僕の胸に顔を埋めたニコのデカチチが、なんということか、カーテンめいて僕の視界を埋め尽くしている。


「しないわよ、あたしだって逆の立場なら普通にヤだし……んッ、ちゅぱ……ッ♡♡」


「〜〜〜〜ッ!」


 ニコの手が、亀頭に触れた。柔らかい手のひらが亀頭を包んで、ゆっくり動き始める。唾液とカウパーの混ざり合った天然ローションで、敏感なところを容赦なく、けれど決して痛くはしない絶妙な力加減で弄んで、そうやって下半身にばかり向く意識を不意打ち乳首甘噛みが叩き戻す。上手い、上手いんだが、どうしてここまで上手くなれたかと考えると、どうせ金の工面なんかで他の不特定多数と“シて”いたとするのが妥当か。そう思うと、この上手さを素直には喜べなくなる。


「んッ、ちゅ……ッ♡ プロキシ、あんた余計なこと考えてるでしょ。……そりゃあ、金持ちおじさん相手にクチで稼いだりしたこともあるケド。おまんこ使わせてるのは今も昔もあんただけよ、プロキシ」


「相変わらず口が達者だ」


 そんなに顔に出ていただろうか。これではまるで読心術だ。そんな事を考えている間にも亀頭コキがどんどん激しくなって、余計な事を考える余裕が没収されていく。


「どうせ一回くらいじゃ萎えないんでしょ? この後すぐおまんこもシてあげるから、さっさとあたしのおててに情けなく射精しちゃいなさ〜いッ、プロキシっ♡♡」


 さっさと出せと強請るみたいにニコの手がペースを上げて、それに合わせていよいよ精子が上がってくるのが分かる。


「[[rb:射 > で]]────ッ」


「だ〜〜めッ♡♡♡」


 射精の瞬間、ニコの細指にチンポの根元を締め上げられた。ドクドクと脈打つような射精感はあった。あったが、肝心のモノが一滴も打ち出されていない。煮え繰り返るみたいにグツグツと、本来ならば無駄撃ちされていたはずのそれが金玉の中で出口を求めて暴れている。


「あんたのその顔見てたら気が変わったわ。今日は無駄撃ちさせない♡ 全部おまんこで受け止めたげる。光栄に思いなさい!」


 ニコがデカい胸を張って言う。


「…………の前に、ちょっと手、洗ってきてもいいわよね? それに口も。それともこんなガマン汁まみれの手で触られたい?」


 続けてそう言ってベッドから飛び降りたニコは、鼻歌混じりで脱衣所に消えた。こういう振る舞い仕草の、妙な色気の無さにニコらしさを感じて安心感さえ覚える。


◁ ▶︎


「ンッ、お゛ォ゛オ゛オ゛〜〜ッ♡♡♡ やっぱ凄ッ、あんたのがここまでッ、みえる?」


 寝転がったままの僕の上、騎乗位の形でニコが腰を落とした。ニコの薄い腹に、くっきりと形が浮かび上がっている。心底幸せそうな顔で逸物の一番根元まで咥え込んで、亀頭が降りてきた子宮口と熱々ディープキスするくらいのぴったりフィット。膣壁全体がチンポを責め上げて射精を誘っている。先のもあって我慢は限界寸前、このまま一気に動かれたら、もう一擦りだって耐えられないかもしれない。その辺の安いオナホールならともかく相手はニコの名器だ、きっと次の一突きがトドメになる。ニコもそれをよく理解しているのか、ゆっくり、焦らすみたいに腰を持ち上げていく。


「ふふ、今のあんたの顔、写真に撮って待ち受けにしてあげたいくらいよ」


「撮影は事務所を通してもらわないと」


 余裕の無い頭で最後にいつも通りの軽口をなんとか吐き出した。それから、僕にトドメを刺すためニコが思い切り腰を沈めた。


「おッほォ゛オ゛オ゛〜〜〜〜〜ッ♡♡♡♡♡ やっべッ♡ 効ッくゥ゛う゛う゛〜〜〜ッ♡♡ ンふッ、ンん゛ッ、くッ♡♡♡ お゛ォ゛ほッ、オ゛ォ゛オ゛オ゛〜〜〜〜〜ッ♡♡♡♡」


 恋人のように指を絡めながら、恐らく僕とニコは同時に絶頂を迎えた。溜め込んだ分か、なかなか射精感が止まらず、ドクドクとずっとニコの子宮に注ぎ込む快楽が頭を埋め尽くす。浸る間もなくニコの顔が近付いてきて、僕らは目を閉じて唇を重ね合った。出し残しがあるみたいに、ニコの膣収縮に当てられて、絶頂の余韻を浴びながら何度も精液が逸物を迫り上がっていく。身体がニコを孕ませたがっている。僕らは指を解いて、背中に腕を回して、一番奥で繋がったまま抱き合った。子宮とチンポでキスをして、舌を絡めてキスをして、互いに甘美な絶頂感に身を委ねて、ただそれだけに時間を浪費して、互いの身体を贅沢に味わい尽くした。それから僕は不意に、衝動的に、ニコの身体に覆い被さるように、抱き寄せながら乗り上げた。勢いで逸物が抜けて、拍子にニコが驚いたような喘鳴を上げる。余韻に任せて1分近く子宮とディープキスしたままトロトロと吐精を続けて尚、僕の逸物はまだこの子宮に注ぎ足りないと主張して、むしろ硬さを増していた。


「ンひッ♡ ちょっとプロキシっ、今日はあたしが奉ッんォ゛オ゛オ゛〜〜〜ッ!?♡♡♡ ちょッ、待ッ、お゛ォ゛おッ!?♡ 奥ッおくイグッい゛ィ、い゛ッ♡♡♡♡ オ゛ぉおッ、待ッ、まッ、ォ゛おッ、ひょ、お゛ッ♡♡♡ いぐッ♡ 奥ッ、ォ゛おッ、イっぎゅゥ゛う゛う゛〜〜〜〜〜〜〜ッ♡♡♡♡♡♡」


 両頬に手を添えて、顔を逸らさないように見つめ合いながら、腰を叩きつけて当てがった逸物を一気に捩じ込んだ。ニコの慌てたような表情が一瞬で崩れて、瞳孔が上に跳ねて、舌を出して、大きな乳が派手に揺れて、ニコはいかにもなアホ面を晒してイキ狂っている。たまには向こうのペースに任せて弄ばれてみるのも楽しいものだが、やはりというか、いざ挿入となると“こう”でないといけない。これを向こうに任せると勝手に子宮でイキまくって腰を止めたりするから良くないし、自分のペースでブチ犯す方が僕の性に合っているらしい。


「待っ、まッ♡ ォ゛おほッ♡♡♡ ぷろきひッ、イっでッ、イッでりゃからッ♡♡ とめへッ、止ッ、ォ゛オ゛オ゛ーーーーッ♡♡♡♡ むりッ、今ダメッ、ぉ゛ほオ゛〜〜〜ッ♡♡♡ いぎゅッ、いぐからッ♡♡ あんッ、た、ちょォ゛おッ、ほッ、オ゛ーーーッ♡ お゛ッ、ちょっとッ、ンぎょほォ゛ッ!?♡♡♡♡♡ ほォ゛オ゛〜〜ッ♡ いくッ、イクぅ゛ッ♡♡♡ ぷろきひッ、ほんろッ、ォ゛オ゛ーーッ♡♡ 待へッ、ひょ、ォ゛オ゛〜ッ♡♡♡♡」


 ────どちゅッ♡♡


 ────どちゅッッ♡♡♡


 水音、あるいは肉のぶつかり合う音。防音の効いた部屋に派手に響かせながら、僕は何度もニコのマゾ穴を掘り返して、腰を打ち付けた。対面で抱き合いながら、何度も腰を持ち上げ、落とす。これが単にニコを気持ち良くしてあげようという「セックス」なら、きっと“こう”はしなかったろう。ニコをオナホール扱いして、加減も技術も何もかも無視。ただ僕自身がそうしたいように腰を振った。

 僕は大抵、こうして人を抱くとき、無意識に相手を気持ち良くしてあげようと気遣ってしまう癖があるらしい。奉仕気質というか、なんというか。でもたまに、そういう僕にだって疲れてしまう時だってある。


「こういうことを言うのはまったく気が引けるんだけれど、こういう時、ニコは加減をしなくていいから好きだよ」


「言ってくれるわンひょほォ゛ッ!?!?♡♡ ちょっろッ、話じてる途中でしょォ゛おッ止めッいまッオ゛ォお゛オ゛ッ♡♡♡♡ おひょッ、ォ゛お〜〜ッ♡♡♡ あ゛ーそこッ、そこすきッ♡ やッば、ォ゛おんッ♡♡ んギゅゥ゛う゛う゛〜〜〜〜ッ♡♡♡♡♡ イっぐ、いくッ、オ゛ッほォ゛ーッ♡ すきっ、すッ、ふ、ゥ゛うッ♡♡ オ゛ほォ゛〜〜ッ♡」


 ────どちゅッッ♡♡♡


 ────どちゅッッッ♡♡♡♡


 そういう遠慮、気遣いが、ニコには要らないのが良い。決して悪い意味ではなくて、最近知り合った皆と違い、僕らはお互いの距離感、求めるところをよく理解しているから。僕がどうして欲しいのかニコの身体も、頭も、よく理解していて、僕がまさにそうして欲しいと思った通りに子宮とおまんこが締まる。

 僕は何も考えずに、ただ腰を打ちつけるだけでいい。自分が気持ちよくなる為の腰の振り方も、相手を気持ち良くさせる為のチンポの擦り付け方も、ニコを抱いている間だけは考えなくていい。どんな雑な腰振りでも簡単にアクメしまくる圧倒的な感度と、チンポを気持ち良くすることに特化した心地よい締め付け。雄を悦ばせる為だけに生まれた天性の生オナホであるに違いない。


「ちょッ、ろ゛ォ゛ほッ♡♡♡ ォ゛ッひょオ゛お゛〜〜〜ッ♡♡ オ゛ーーッ♡ 待っへッ、にッ、抜いでッ♡♡♡ オ゛ッ♡♡ むり無理ッ、いクッ、イぎひッ♡ ォ゛ほッ、イッぐゥ゛〜〜ッ♡♡ もッ、ぉ゛おッ、もうッ、射精した、でしょッ、ォ゛おッ♡♡♡♡ 抜いッ、ぬ、いへッ♡ 今ッ、いまヤバいからッ、イキっ、イ゛〜〜〜ッ♡♡ おッ、ほッ♡ イキッ、ぱれ゛ッずっろォ゛おッ、お、おまんこッ、ォ゛オ゛〜〜〜〜ッ♡♡♡♡♡ いぐッ、イクッ、イぎゅゥ゛〜〜〜〜〜ッ♡♡♡♡」


 二度、三度と射精して、それでも一向に萎える気配はない。まだ気にする時間ではないが、部屋料金のこともある。僕は身体を休ませる暇も惜しく、抜かずにニコを犯し続けた。


「オ゛ッひょオ゛ぉ゛オ゛オ゛〜〜ッ♡♡♡ お゛ッ待ッ、タンマっ♡ 電話ッ、で、んンふッ♡♡ ちょっとッ、ォ゛お゛オ゛ッ♡ アンッ、ビーにッ、ィい゛ッ♡♡ でんッ、わ、電話ッ、すりゅ、からッ♡ オ゛ぉ゛ほッ♡♡♡ オ゛ォ゛オ゛オ゛〜〜〜〜ッ♡♡♡♡ ぷろきしッ、待ッ、待ってッ、止めッ♡ お゛ほォ゛オ゛ーーーーーーッ♡♡♡ 子宮イグッ♡ オ゛ほォ゛ーーーーーーーーーーッ♡♡♡♡」


◁ ▶︎


 アジトで待機中だったアンビーの携帯電話が小気味良い映画挿入歌を奏でた。それは邪兎屋のボス、ニコ・デマラからの連絡を示す着信音だ。ニコから電話が掛かってくるのは相当に珍しい。実際、暫く前に着信音を変えてからこれが初めての着信だ。大抵の連絡はノックノックの邪兎屋グループメッセージで済ませているし、敢えて電話で連絡を取ることはほとんど無いと言っていい。

 そんな着信音の示すところは、即ちエマージェンシー。メッセージに既読が付くまでゆっくり待つ余裕もアジトに顔を出して直接伝える余裕もない、本物の緊急事態だ。アンビーは整備を済ませて並べていた戦闘装備を一瞬にして背負いながら、通話開始を押した。


『オ゛ォ゛おッほォ゛ーーーッ♡♡♡♡ あ゛ッ、アンビーッ、聞こえるッ!?♡♡♡ お゛ォ゛ろッ、りゃひッ♡♡ ィ、いつものッ、利子のッ返済ッ……なンッ、だけどッ、ォ゛おッ♡♡♡♡ 今日ッ、ぷろきひッ、特に、性欲ヤバくて……ッ♡♡ このままだとあたしッ、イキ潰されッへォ゛おッ!?♡♡♡ とッ、とにかくッ♡ ンぎゥ゛うーーーーーーーッ♡♡♡ いつもッ、いつものホテルッ、19号室ッ!!♡♡ カギはッ空いてりゃから゛ッ♡♡♡ んォ゛お゛ッオ゛オ゛オ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーッ♡♡♡♡♡』


「………………分かった。猫又はどうする?」


 アンビーは露骨にテンションを落として答えた。これから命を賭して世界を救おうという場面で流れる、映画のラストに相応しい壮大な劇中歌だったというのに、舞い込んできたのは簡単な業務。これでは全く締まらない。


『ォ゛オ゛ほォ゛〜〜ッ♡♡♡ 急ぎッ、なるべく急ぎれ゛ッ♡♡ 近くにゃッ、居ないなら゛ッ、探さなくでも良いから゛ッ!!♡♡ なるべく早ッ、ンん゛ンぅ゛〜〜〜ッ♡♡♡』


「……分かった。すぐに向かう」


 別に、毎月恒例になりつつあるこの任務が嫌いなわけではない。単に着信音を変えて初めての[[rb:緊急出動 > エマージェンシー]]がコレというのがガッカリだっただけで。事実、久々にプロキシの“アレ”を拝めるとあってアジトを飛び出したアンビーの足取りは軽い。公共交通機関を乗り継いで、指定されたホテルの入口を抜け、アンビーは連絡を受けてからたったの数十分で19号室の扉を開いた。


「遅かったねアンビー。この通りニコは気絶しちゃって、待ってたんだ」


 伸びているニコの横でベッドに座っている銀髪で全裸のイケメンが、プロキシ先生。伝説のプロキシ『パエトーン』の後方支援担当で、邪兎屋のホロウレイダー稼業には欠かせない業務提携先。けれどニコの放漫経営のせいで、邪兎屋は彼に借金、というより報酬未払いを何件も抱えてしまっている。彼に見放されたら最後、邪兎屋はいよいよお終いだ。

 だから、そうならないよう定期的に、払えないお金の代わりに身体を差し出す。

 事この瞬間に於いて、邪兎屋の命運はこのプロキシ先生の気分一つで左右されると言っていい。事実とは若干ばかり異なっているが、少なくともアンビーはそう認識している。


「お待たせ、プロキシ先生」


 戦闘用装備を下ろし、羽織を脱ぎ、ベルトを外してスカートを落とす。それぞれ軽く畳んで隅に纏めて、それから下着を脱ぐ。数分としないうちにアンビーはほとんど裸の姿となった。ニーハイ、いや厳密にはオーバーニーとでも言うべきなのだろうか、肉厚な太腿に食い込む靴下の類いだけを残して。


 ゆっくりと膝をつき、ベッドに腰掛けるプロキシ先生の足元で正座の姿勢。それだけに留まらず、ゆっくりとそのまま頭を下げ、旧都に伝わる座式の最敬礼「土下座」の姿勢を取った。ニコ曰く、コレが現金による利子返済を果たせなかった謝罪の意味も兼ねた、正しい礼儀作法なのだという。


「オ゛オ゛ーーーーーーーーーッ♡♡♡♡♡ 待ッ、ぷろきしセンセッ、ォ゛おほッ♡♡♡ イグッ♡ クるッ、く、ォ゛お〜〜ッ♡♡♡♡ すきッ♡♡ もっとおくッ、奥ッ、オ゛ッ、オ゛ぉ゛オ゛〜〜ッ♡♡♡ お゛ッ♡ オ゛ほッ、お゛お゛オ゛ッ♡♡ オ゛〜ッ♡♡♡」


 数十分もしないうちに、アンビーはベッドの上でへばって潮を噴き散らかした。アンビーがへばればニコを、ニコがへばればアンビーを、プロキシは交互に抱いた。


「あ゛ォ゛おッ……アンビーッ、来てくれッたにょォ゛オ゛オ゛ーーーーーーッ!?♡♡♡♡ 待っへ、プロキシッ、まだォ゛オッ♡ オッ、ォ゛お゛オ゛オ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ♡♡♡♡♡♡ おまんこイギュっ、いぐイグッいぐッ♡♡♡♡ あんッ、た、容赦無さすぎッ、ンお゛ほォ゛オ゛ーーーーーーーーッ♡♡ いぐッ、イギぅ゛う゛ーーーーーーーーーーーーーーーーッ♡♡♡♡♡♡♡」


「待ッ、まだッ、プロキシへんせっ、まだ息がッ、ィ、イキッ♡♡♡♡ オ゛ッ、オ゛ぉ゛ほォ゛オ゛ッ♡♡♡ ちくびッ、乳首はダメっ、今ダメッ♡♡ オ゛ッほォ゛オ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ♡♡♡♡♡♡♡♡ 乳首イグッ、乳首抓られで子宮イグッ♡♡♡ ポルチオッ、オ゛ぉ゛ほッ、子宮突かれでイっでりゅ゛ッ、イって゛るのに゛ッ♡♡♡♡♡ オ゛ォ゛ほッ♡ オ゛ォ゛ォ゛ーーーーーーーーーーーーーーーッ♡♡♡♡♡♡」


「オ゛ぉ゛オ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ♡♡♡♡♡ お゛ッ、プロキシっ、まだッ、まだ余韻でッ、さっぎの余韻でッあくめッ、イキ続けでりゅ゛ッ♡♡ おまんこッ、オ゛ぉオ゛ッ、イぐッ、奥いぐッ♡♡♡ いっでるッ♡ 無理いぐッ♡♡ オ゛ォ゛ッひょオ゛オ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ♡♡♡♡♡♡」


「イグッ、イグイグッ♡ イ゛ッぎゅう゛ゥ゛ゥ゛〜〜〜〜〜〜ッ♡♡♡♡♡ ぷろきひセンセっ、せんせッ、お゛ほォ゛オ゛ーーーッ♡♡ まッへ、ちょッ、お゛ォ゛オっ♡ 待ッ、イっぎゅゥ゛う゛〜〜〜ッ♡♡♡♡ ゆるじッ、許じて゛ッ♡ ちょッ少しッ、休ま゛せッ、ほッ、ほォ゛オ゛〜〜〜〜〜〜ッ♡♡♡♡♡♡」


 その後も数時間、部屋には二人の嬌声が交互に響き続けた。結局3時間の「休憩」では全く足りず、延長を重ねてキッチリ5時間、プロキシは二人を犯し倒した。


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