──魔王たる少女・まおぅが「なんだかおかしいな」と周囲の変化を感じたのは、猫耳の獣人である“にゃん”が消えた時だった。
担任であるドライアドも、副担任であるバンシーも、そのことをまるで気にする様子が無い。特にバンシーは、異様な様子で“にゃん”のことを気にしていたはずなのに、説明も言及も何も無かった
続いてマンティコアが、アルミラージが消え、まおぅはこの辺りで「男の子がいなくなっているのかな?」と気付く。
まおぅが「父とも母とも思ってくれていいのだよ?」と宣言し、我が子として甘やかしていた人間・ヤマダが、ちょうど異世界に帰ってしまったこともあって、彼女は寂しさを強く感じていた。
そこにクラスメイトたちの失踪である。まおぅはぎゅっと傍らの少女……ウノを抱きしめて、噛んで含むように言い含める。
「いいかい、ウノ。君は女の子だから、危険はすくないかも知れないけれど、それでもしばらくの間、まおぅからはなれてはいけないよ? これ以上、ともだちがへってしまうのは、さびしくて泣いてしまいそうになるからね」
「わかってるって、まおぅ様。むしろ、言われなくたってくっつくから!」
「わぁっ。君は、ヤマダと違って、さびしいのを隠さないんだね……よしよし」
まおぅに撫でられて素直に喜びを示す、そんなウノとの出会いは、寂しさからヤマダを見つけた場所に幾度も通ってしまって、彼のことを懐かしんでいる時だった。
彼女はどうやら、ヤマダと同じ人間であるようで、まるで誰かから“かいしんの一撃”と受けたようにぼろぼろになっており、まおぅは回復魔法が得意でないのもあって、慌てて彼女を連れて学園へ戻った。
新たな人間の出現に、学園側は少しだけザワめいていたが、体調が回復したウノはいつの間にかクラスに生徒として所属しており、まおぅの傍にぴったりとくっつくようになった。
まおぅはヤマダロスで寂しさを抱えていたこともあり、ウノを大いに可愛がって“二人目”の子供として大切に扱ったが、不思議とヤマダの時のようにバンシーが絡んでくることはなかった。
その内に、男の子ばかりがクラスから姿を消すようになり、担任に聞いても「お前たちは気にしなくていいぞ」と言われてしまうだけ。
居なくなってしまった者も心配だが、まおぅはまず新しい我が子を守って見せると、気合十分な様子であった。
「うっ……まおぅ様、ごめん。また、あれして欲しいんだけれど……」
「あ、あれかい? あれは、その、少し恥ずかしいから、まおぅと君が二人きりの場所で……」
「ごめん、もう持ちそうにない。お願い、まおぅ様ぁ……まおぅ様しか頼れないよぉ……」
「ああ、こんなうるんだ瞳で私を頼って……わ、わかった。わかったよ」
まおぅはチラッとドライアドとバンシーの方を見るが、二人は「ここでしなさい」と軽い口調で言ってくる。
特に元人間だったというバンシーは「人間の雌が幼い頃には、仕方ないことなのよ」と、積極的にウノに“あれ”をするように進めてくる。
ヤマダとのちょっとしたやり取りにすら、時に感情的・攻撃的になっていたバンシーの態度としては明らかにおかしいのだが、まおぅは悪意というものを思考の前提にしないので、その不審に気づかない。
「そ、その、みんなせめて、あまり見ないでくれるかな……さあ、おいで、ウノ……♥」
「いただきまぁす♥ あむっ、じゅるるるっ♥」
「んっ♥ あぁぁっ……う、くぅぅっ……♥」
魔王であることを示すマントを開いて、上着をまくり上げて未成熟な胸を露わにすると、まおぅの桜色の乳首に、ウノが吸い付いてくる。
子供の内の人間の雌は、母親の乳房を吸わないと死んでしまうのだと、まおぅにウノは申告していた。バンシーもが本当のことだと追随したのもあり、まおぅはその出鱈目を頭から信じている。
ウノはヤマダよりも更に幼い26歳だという。きっと親元を離れて寂しかろうと、まおぅはその頭を優しく撫で上げてやる。
「んむっ……かりっ♥」
「ひゃぁぁっ……♥ か、噛むのはいけないよ、ウノ……♥ や、やさしく、吸ってくれないと……んんっ♥」
「ダメ……? まおぅ様、私のこと嫌いになる……?」
「そ、そんなことはないよ♥ まおぅは、君のことが大好きで……んひゃぁぁぁっ♥ そ、そっちは、吸ってなっ……ひぐぅぅぅっ♥」
ウノは調子に乗って、小さな乳首をはぐはぐと噛んでは舌で弄び、指で吸っていない方の乳首をくりくりと触ったり、果ては指でぎゅぅぅっ……♥ と押しつぶしたりする。
魔物たちは人間よりも遥かに頑丈で、特に統率者である魔王は幼くとも非常に強靭だ。ウノに噛まれても潰されても、傷などつく様子もないが、それでも未知の刺激が幼い体の中で荒れ狂う。
サキュバスなど、性の知識が僅かにある者たちは、まおぅの痴態に頬を赤らめ、そうでない種族も“何か”が目覚めそうになってもじもじとしている。
教師たちだけは、まるで頓着せずに授業を進めており、むしろウノのことを目立たないようにと配慮している節すらあった。
「んむっ……はぁ、満足♥ まおぅ様、すきー♥」
「はっ……んはっ……ま、満足してくれたなら、それでいいん、あひゅっ♥」
「ここをさっきまで吸ってたのかー♥」
無邪気なフリをしながら、ウノはさっきまで噛んでいた乳首を爪でカリカリと掻いてみせ、まおぅが顔を赤らめながら股をこすり合わせる姿を目撃し、満足げに笑う。
まったく以て……すべては、ウノに都合がいいように進んでいた。
※
「あっ♥ あぁっ♥ んくっ♥ ふぅぅっ♥」
「ほら、ほら♥ まおぅ様、頑張って♥ まおぅ様は強い子でしょ♥ 私のお母さんなんでしょ♥」
「そ、そうだとも……が、がんばるよ……♥ だ、だから、少しだけ休ませ……んひぃぃっ♥ あっ、あぁーっ♥」
まおぅの部屋では、本来はバンシーの分体が従者として、彼女の世話をしていたのだが、現在はバンシーが「ウノのお世話を優先すべき」と言い出した為、二人は同じ部屋で過ごしている。
夜になると、まおぅはウノの膝の間に座らされて、毎晩のように“とっくん”をしていた。
内容は、まおぅの乳首をウノが後ろからつまんで、ぐいぐいと引っ張って伸ばすというもの……よりウノが乳首を“吸いやすく”するための特訓だ。
「まおぅ様にはこれくらいじゃ足りないよね♥ どんどんイクよー♥」
「まっ、まって、きゅうけ……ふんぎゅっ♥ あうぅぅっ……♥ おっ、おぉぉぉっ……♥」
喉からは普段は出さないような、ウェアウルフの遠吠えめいた声が漏れ、まおぅはそれを聞かれることが、なんだかひどく恥ずかしいと感じてします。
けれど我が子の世話をするならば、恥ずかしい想いや歯がゆい思いなど当然のことだと、まおぅは懸命に耐えていた……その背後でウノが、まおぅのつむじに鼻を押し付けて嗅ぎながら、どんな表情をしているかも気付かずに。
「はぁ、はぁ……ど、どうかな……♥ 最初の頃に比べれば、ここも……少し大きくなって、ウノにも吸いやすいんじゃないだろうか♥」
「ん、そうかもねー。まおぅ様も、可愛い声が出るようになってきたし……♥」
「こ、こら……からかうんじゃありません♥ わたしのことは、どうでもいいだろう、もう……♥」
くりっ♥ くりゅっ♥ と引っ張るのをやめた乳首を弄っていたウノだが、やがてその口元に浮かぶ笑みが性悪なものに変わり、まおぅの耳元で囁くようにこう告げる。
「ねえ、まおぅ様……ここ♥ まおぅ様の美味しい乳首……♥ アクセサリとか、つけてみない?」
「え……こ、ここに付ける装飾なんて、あるのかな? 角飾りとかなら、まおぅも幾つか持っているけど」
「例えば、これとか……?」
ウノが指に摘まんでゆらゆらと揺らしているのは、あまり趣味のよくない金色の、大きめのリングだった。ぐいと引っ張ると一部が左右に開くようになっている。
それを見て、まおぅは「やっぱりこの子も幼いんだな」と苦笑する。
「ウノ、それは付ける場所がないよ。まおぅのここには、通すための穴がないだろう?」
「うん、だから……開けようかなと思って」
「え?」
いつの間にか、ウノの手には細い針が握られていた。
そこには猫の獣人を名乗っていたが、実は勇者としてこの世界に召喚された人間である“にゃん”の魂から、バンシーが取り出した勇者の因子が宿っており……魔王の強い体でも貫くことができる。
そんな事情は知らないものの、まおぅも流石にさっと表情を暗くして、我が子の暴走を止めようとする。
「ウノ、それはダメだよ。まおぅの体が傷ついてしまう。他者を傷つけることを、平気になってしまうのは、よくないことだ」
「平気じゃないよ! まおぅ様のことを思って……こうやって、いつもリングを通しておけば、毎晩“とっくん”しなくても、自然に乳首が垂れていくんじゃないかなぁって、思ったから……」
「ウ、ウノ……まおぅを思って言ってくれたんだね、君は優しい子だ。でも、やっぱりその……は、針は流石に怖い……」
まおぅはあっさりと半分言いくるめられてしまったが、それでも子供らしさを今度は前に出して断ろうとする。
しかし、ウノは既にこの幼い魔王が、どうやって迫られれば断れないかを学習している……彼女はヤマダよりも、はるかに邪悪な存在なのだから。
「大丈夫、まおぅ様は強いから、これくらいの針なんて、どうってことないって♥ みたいなぁ~、まおぅ様の格好いいところ、みたいなぁ~♥ ウノ、みたいなぁ~♥」
「うぅ、ウノ……そ、そんな憧れの目で見られたら……♥」
「それに、針は嫌って言ってもいいなら、私だって精霊を作る時に我慢したのに……次からは断ってもいいってこと? まおぅ様のこと、忘れちゃうかも……」
「そ、それはダメだ! わ、わかった、やるよ……」
まおぅ達の通う学園で使われている装置は、言語の翻訳を可能とする代わりに、記憶を少しずつ侵食していく。それを保護するために、魔力を抽出して精霊を生み出し、記憶を保持してもらうのだが……それは注射形式で行われる。
我が子が注射を嫌がるようになっては一大事と、まおぅはその薄い胸を張りながら、ぷくぅ……と膨れるようになってしまった乳首を、ウノに預ける。
ウノはれろぉっ……と針を舐めてみせると──まおぅの敏感になっている先端へ、針を突き通した。
「はきゅぅぅぅぅぅぅっ♥ あっ、ひぃぃぃぃ~っ♥ うひぃぃぃぃ~っ♥ いぎっ、いぃぃぃぃぃ~っ♥」
「はい、再生する前にピアスを通して……♥ これで、まおぅ様の乳首は“これが正しい”って覚えちゃったね♥ 回復魔法を使っても、この形に戻るんだよ……♥」
「まっ、まっへぇ……待って、ほしい……♥ これ、だめ……ら、らめぇ……とめっ、とまっ……♥」
「はい、じゃあ次はこっち♥」
「んきゃぁぁぁぁぁぁぁっ♥ おあぁぁぁぁぁぁぁ~っ♥」
ただでさえ“とっくん”で神経がそこに集まったような、敏感な状態にされた状態での針刺し。痛みと快感と熱が混ざり合い、それらをまだ上手に処理できない、まおぅの幼い脳髄を焼いていく。
痛いはずなのに気持ちがいい、恥ずかしいはずなのに熱くなってしまう……世の中をある程度は単純に見ている子供からすれば、その感覚はあまりにも新鮮で鮮烈だった。
俗悪な金色の我が左右に通されて、軽くそれを打ち合わせるとキィン……という音が響く。
それを嬉しそうにウノは聞くと、まおぅの体の抱き着いて感謝を述べた。
「ありがとう、まおぅ様! やっぱり、まおぅ様は最高だよ♥」
「はっ、はひっ……♥ そ、それは、よかったぁ……す、すまない、トイレに……トイレに、いかせてほしっ……♥」
「ええ、どうしてぇ?」
ふざけた口調でくっつきながら、ウノは片方の輪を強めに真下に引いてみる。
「あぎっ♥ ひゃぁぁぁぁぁ~っ♥ み、見ないでぇぇっ♥ ウノ、見てはダメだよぉぉぉぉっ♥ あぁぁぁっ♥ ウノの前でおしっこ、おしっこ零してしまうぅぅぅっ♥」
じょぼぼぼっ♥ ぷしゅぅぅぅぅっ♥
未成熟だった体が、乳首ピアスの異常な刺激で目覚めてしまい、まおぅは小水と潮の混じったもの、ベッドの上にまき散らしてしまう。
恥ずかしそうに涙をじわぁっ……と浮かべる幼い魔王に、ウノは「泣かないで、まおぅ様? 私は気にしないし、掃除も手伝うよ」と、まるで孝行娘のように彼女は語り掛けていた。
※
「んぁっ……あぁっ♥ ふっ、うぅぅんっ……♥ これ、おさえられなっ……ん、きゅぅぅぅっ……♥」
授業中にも関わらず、まおぅは胸をはだけさせられて、ウノから乳首を弄ばれていた。金色のピアスが揺れる乳首は、同年代の子供たちよりもずっと恥ずかしい形になってしまっていて、まおぅは羞恥で顔を真っ赤にする。
クラスメイトたちも最近は、まおぅの痴態をはっきりと性的にみるようになってきて、中には疑似授乳でこっそりと自慰めいたことをする者すらいた。
ドライアドとバンシーは、相変わらず何も注意などしない。ただ、まおぅの方を時おり羨ましそうに見ていることもあり、もしかしたらウノの母親に彼女たちもなりたかったのかと思った。
「まおぅ様のここ、すぐに濡れるようになってきたね♥ まおぅ様は私に触られると、すぐにマン汁噴くんだもん……♥」
「は、恥ずかしいことを、言ってはダメだよ……あっ♥ ふぅぅんっ♥ とまらなっ……きゅぅぅっ♥」
あの日のおもらし以来、まおぅの乳首を吸う際には、股間を触りながらするのが当然になっていた。人間の雌は、こうやって股間から出るおしっこや、透明なお汁の匂いを嗅ぐと、より気持ちが落ち着くのだという。
あまりウノは落ち着いている様子はなく、ピアスを強めに引いてきたり、地区部だけではなく腋を舐めたり軽く噛んできたりと、むしろ興奮しているように見えることもある。
まおぅは優しいので、これは自分が幼くて完璧にウノを満足させてやれないからだと思い込み、せめてものと彼女にされるがままとなっている。
結果的に、まおぅは幼い体でありながら、先代の魔王よりも体の開発は進んでいるという、非常に歪な状態になってしまっていた。
「まおぅ様、またえっちなおつゆ出すんでしょ♥ イッて♥ イクっていうの♥ えっちなジュースを噴く時は、イクぅって叫ぶのが人間の礼儀なんだよ♥ まおぅ様、やって♥ イクって言って♥ 言え♥」
「あぁっ♥ み、耳を噛みながら、囁くのはダメぇぇ……んぎゅっ♥ イクっ♥ イクぅぅぅ~♥ ウノに触られて、イッてしまうよぉっ……♥」
つぷっ……とウノの指が入った刺激で、まおぅは絶頂へと達してしまう。
イクことを覚えてしまった彼女にとって、もう乳首やあそこを弄られること、みんなに恥ずかしい姿を見られることは、ウノの為にしているばかりではなくなりつつあった。
「(ウノにふれられていると、ヤマダやともだちがいなくなってしまった、さびしい気もちがすこしだけ楽になる……ウノは、もしかしたら私の気もちをなぐさめるために、異世界から来てくれたのかも知れない……)」
まおぅは純粋なのでそう思っているが、実際にはバンシーやドライアド、学園長はもっと“エグい”手段でとっくに堕とされており、サキュバスを始めとしたクラスメイトたちにも手を出しまくっていることを、彼女は当然知らないままだ。
──まおぅのそんな優しい想いを踏み躙るように、ウノはいよいよトドメを刺しにかかる。
「まおぅ様、私、元いた世界に帰ることにしたから」
「え……」
ヤマダと違い、まるで帰りたがる様子を見せていなかったウノの告白に、まおぅは大いに狼狽える。
彼女を我が子と呼んだ時から、ヤマダのように別れが来ることは、分かっていた。人間と魔物は寿命が違い過ぎる。魔物の中では短命のものすら八百年は生きることを思うと、あまりにも人は短命だ。
「そ、そうか……とても、さびしいけれど……わ、私はこれでも、我が子を送り出すのは二回目なんだ。笑顔で、君を見送れるようにがんばるよ……そ、それで、急に帰ると言い出したのは、どうしてなんだい?」
「私、向こうの世界に大事な人を置いて来てるんだよね。だから、やっぱり帰らなきゃかなーって」
「……大事なひと」
それは、まおぅのようにウノの為に授乳をしてあげたり、わざわざ子供乳首にピアスを通したり、みんなの前で手マンをされるのを受け入れたり、そういう相手だろうか。
ウノが自分以外に甘えている姿を妄想し、温厚な彼女には非常に珍しく、まおぅは苛立ったような顔をする。
「き、君の大切な相手を悪く言いたくはないけれど、わ、私よりも君を思ってくれるのかい? だって、君はここに来たとき、ぼろぼろで……」
「そうなんですよねー、だから、悩んでるところもあって。まおぅ様の方がどう考えても、私のこと大事にしてくれるからなぁ」
「だ、だったら、ここで暮らせばいいんじゃないかな? わたしは、君が大きくなるまで、ちゃんとお世話をするよ!」
まおぅの口調には、彼女らしからぬ焦りが滲み、必死に自分がウノにとって有益な存在だとアピールしている。
けれど、ウノは……内心は狂ったように哄笑を上げているのだが……困ったように微笑んで見せた。
「でも、まおぅ様はあくまで保護者だから。恋人にはなれないですよねぇ……ねぇ?」
覗き込むような、ウノの視線。
気付いていた。これまでの行いが、親にするものではないのは、薄々と感じ取っていた。
それでも、ウノはもう、まおぅにとって手放せる存在ではなくなっている。
「な、なる! 君が望みなら、まおぅはウノの恋人になるよ! だ、だから、これからもいっぱい、まおぅを気持ちよくしてほしい♥ イクのも、たくさんさせてほしい♥ もう、ウノからはなれて暮らせないんだ……お願いだよぉ♥」
「ふぅん……♥ そうなんだぁ……まおぅ様、人間の雌と番う時は、相手に絶対的な忠誠を誓わないといけないんだよ? いいのかなぁ、魔王ともあろうものが、人間に忠誠なんて誓っちゃって」
流石にその言葉には、まおぅもひと時、思い止まる。
ヤマダが偶然、古代の防衛装置を復活させてしまった件で、まおぅは“魔王”という種族が、人間との悲しい争いの中で生まれた統率者だと知った。
そんな魔王が、大好きなウノとはいえ……彼女の家来になってしまうのは、何かまずい気がしたのだ。
「これまでなんて相手にならないくらい、恥ずかしくって、気持ちいいことしてあげるけどねぇ……♥ これまでは、まおぅ様は保護者だから、いっぱい我慢してたんだよ? イキ過ぎて、狂っちゃうようなこともあるんだから……♥」
「はぁー……♥ はぁー……♥ そ、そんなに……♥」
「もし、まおぅ様が私の恋人になってくれるって言うなら……そこで裸踊りして♥ そうしてくれたら、まおぅ様は私の家来、子分、下っ端……奴隷として、お嫁さんにしてあげる♥ できないないなら、帰るぅ♥」
さっと背中を向けるフリをウノがした瞬間、まおぅの中でヤマダを失ってから燻り続けていた孤独への恐怖と、純粋故に快感をどこまでも求めてしまう幼い淫蕩さの、両方に火がついてしまった。
まおぅはもどかしげに自分の服を脱ぎ捨て、魔王の証のマントを投げ捨てて、へこ♥ へこ♥ と恥ずかしい裸踊りを披露し始めた。キィン……キィン……と、ピアス同士がぶつかりあって涼やかな音を出す。
「な、なりゅっ♥ なりたい♥ なるよ♥ まおぅはウノの♥ 家来に♥ 奴隷に♥ お嫁さんになるぅ♥ ま、前に、イクって言えって命令された時♥ ほんとうはすごくドキドキして、いつもより気もちよかったんだ♥ わ、私に、もっと命令してほしぃ♥ まおぅを、さびしくしないでぇ♥」
「くすっ……マジで裸踊りしてるよ、この幼女……♥ 可愛すぎる……異世界マジ最高……私の奴隷嫁にする……♥」
軽くクリストリスを指で押しつぶしてやり、まおぅが「きゃひぃぃぃっ♥」とマン汁を噴くのを見届けてから、ウノは口調を激変させ、何度もまおぅの秘所を指でぺちぺちと殴打する。
「ひっ♥ ひぃぃんっ♥ イクっ♥ イクぅぅぅっ♥」
「何回イク気だぁ~♥ 自分が気持ちよくしてもらうことにだけ、慣れてるんだから♥ ほら、奴隷になったんだから容赦しないからね♥ 私のおマ〇コにも挨拶するの♥ 誓いのキス、ここにしなさい♥やれ♥」
「あぁぁ……命令されるの、気もちいい……♥ ウノ、やっぱり君はぁ♥ まおぅを救うために、この世界に来てくれたんだねぇ……♥ これからも一生、君を大好きだって……誓います♥」
まおぅのそれとは随分と形も色も違う、ウノの股間にキスをしながら、ぽろぽろと感動の涙を流す。
そんな様子を満足げに確認すると、ウノはその場でずんっと腰を下ろし、まおぅの小さな顔を自分のマ〇コで押しつぶして、顔面騎乗するとじょぼじょぼと小便をその顔へひっかけた。
「(ごぼぼぼっ♥ んぼぉぉぉっ……♥ あったかい……♥)」
小便を呑まされながら、まおぅは潮と小水の混ざった粘っこい液体を、しょろろ……と噴き出していた。
ウノの手には、あの日の針が握られている。尿道に新たなピアスが施されるのも、遠くない未来のことだった……。
「そうそう──こっちでは、結婚する相手に名前を明かすんだっけ。私はね……本当は、匂宮っていうの」
「んむっ……ちゅぴっ♥ あむぅ……嬉しい……ウノの、本当の名前……れろっ、れちゅっ……♥ まおぅの、名前は──♥」
※
「──小学校教師、謎の失踪か……確か、担当してたクラスで生徒同士の刃傷沙汰が起きて、そのショックで姿消してた人だっけ。話を聞こうと、匿っていた知人女性を尋ねたら、その時には姿が消えていた……」
山田は電車に揺られながら、ネットニュースに目を通している。
その知人女性というのが、彼が異世界に迷い込んだ時のルームメイトから「別れた妻へ可能なら届けてほしい」と手紙を託された相手だった。
結局、警察の捜査も多分入るだろうということで、話はお流れになったのだが、まさかこんな形でまた名前を見ることになるとは思わなかった。
「(もしかしたら、この女の人も異世界に行ったのかな……大変だっただろうし、向こうで彼女たちに……まおぅ様たちに会えたら、癒されて欲しいもんだ……)」
仕事は今日も激務で、楽しいことも心癒されることも、一つとして無い日が続いていく。
けれど、見知らぬ他人を気遣う余裕くらいは出来たのは、きっとあの優しい異世界での日々のお陰だろうと、山田は思う。
……その世界の象徴である少女が、人間のマゾロリ奴隷に堕ちてしまったことを知らないで済むだけ、この世界にもまだ優しさは残されていると言えるかも知れない。
今回の攻め役
※ウノ(匂宮 雨乃。におうのみや あめの)
・元小学校教師。生粋のロリコンであり、性格破綻者。自分が担当するクラスの好みの少女たちを囲って、ロリ百合ハーレムを築いていたが、嫉妬をした男子生徒がカッターナイフを振り回したことから、責任追及を逃れて雲隠れした。
・逃亡先で“にゃん”の別れた妻と偶然出会い、彼女にかくまわれる形となる。ロリコンのウノにとっては、初めて好みから大きく離れる女性に恋情を抱くも、警察が現場に乗り込んできた際、乱闘の末に異世界へ転移する。手を出されていた少女たちへの配慮から、この辺りの詳細も現状は報道されていない。
・本来はもう少し穏当というか、落ち着いた性癖の持ち主だったのだが、警察が来たのは“にゃん”の妻が通報したからだと思い込んでおり、支配欲が暴走している状態でドストライクなまおぅと出会ってしまったことから、本編のように狂った行動を取るようになった。
・まおぅが確実に引き留めてくるとは思っていたようだが、もしも帰還ルートに入った場合、彼女は“大事な人”に何をしようとしていたのか、それは永遠の謎であるし、まおぅがいる限り実行されることも無いだろう。
屋根が高い
2023-01-13 12:04:48 +0000 UTC火落ち
2023-01-13 11:57:57 +0000 UTC