「こら~! またあなたたちは、そんな破廉恥な格好して! 胸元を隠して、スカートを長くなさい!」
「あ、きたきた、古手川さんだ。相変わらず女の子がえっちな格好してると飛んでくるね」
「本当はレズなんじゃないの~? 古手川さんになら、スカートの中身、見せてもいいよ?」
風紀委員の古手川唯の言葉に、ギャルグループはへらへらしながら応対する。
誠意のまるで感じられない言葉に、唯は怒り狂って彼女たちを拘束し、ガミガミと説教を始めた。
「この学校には結城くんや校長みたいな、隙あらば破廉恥行為をする人が溢れているんだから! あなたたちみたいな綺麗な女の子は、まずは自分を守ることを考えなくてはいけないの!」
「えへへ、綺麗とか言われちゃった。古手川さん、見る目あるじゃん」
「そういう割には、古手川さんも時どき結城くんとイチャついてない?」
「わ、私が指導中に、茶々をいれないの! いい? あしたも制服がそのままで! 髪の色も黒に戻っていないなら! こちらで用意した制服に着替えてもらいますからね!」
ギャルグループは「はーい」と、びっくりするほどやる気のない返事をすると、破廉恥の化身である結城リトがトラブルを起こしている方に走って行ってしまう。
ムチムチの胸を振り乱し、顔を埋めたくなる尻を揺らして走る姿を、ギャルたちはしばらく凝視していたが……やがて全員でハイタッチして『いぇー!』と歓声を上げた。
「今日も古手川さんとお話できちゃったぜい!」
「説教最高……あの胸を下から見れる至福……」
「胸、見られちゃった……古手川さんにチラ見♥」
「明日は着替えさせられちゃうんでしょ!?」
「え、なに、そういうサービスですか♥」
……このギャルグループ、実は全員がレズビアンであり、唯にくびったけだったりする。
元はそこまで派手派手しいグループでも無かったのだが、ちょっとしたことで唯から注意されたのを『接点ができた!』と喜び、それがエスカレートする内にギャル軍団になってしまった経緯があったりする。
図らずも自身が風紀を乱してしまった形の唯、しかし、彼女たちとて頭から今の状況を喜べるわけではない。
「はぁ……虚しい……」
「ちょっ、ちょっと、ガチ目のため息やめなよ……」
「明日は古手川さんの手でお着換えだよ? プレミアム体験だよ?」
「でもさぁ……それが繰り返される度に、あたしたち、古手川さんに嫌われてるよね」
「ぐはぁっ!?」
一人の指摘で、グループ全員にダメージが広がる。
最初こそ好きな娘にイジワルしてしまう小学生ムーブ的な楽しさがあったが、最近の唯からは心からの失望や呆れが感じ取れる。唯の性格から見捨てられることは無いにしても、決して好感度が高いとは言えない。
「ち、違うし! 古手川さんは、本気で人のこと嫌ったりしないし!」
「そうそう、ちょっと周りより扱いが悪いだけで、接点が増えればプラマイゼロ!」
「……ゼロじゃん。永遠に足踏みじゃん」
「はぁぁ……古手川さんと仲良くなりたい……」
むき出しの欲望の叫びに、さっきまでの興奮はすっかりと成りを顰め、ため息と悲しみがグループ内に伝播していく。
なお端から見ると、悪名高いギャルグループが剣呑な空気を放っているように見え、ますます周囲との壁を作り、唯に『あいつらを何とかしてくれ』という意見が寄せられる悪循環が起きている。
「──困ってるみたいだね」
「あ、西連寺さん!」
「それに籾岡さんも!」
周りの恐れるギャルグループにも、まるで頓着せず話しかける二人の少女。
唯の風紀チェックを免れてから、身を寄せ合って腕を組み合う百合カップル、西連寺春菜と籾岡里紗の姿がそこにはあった。
風紀委員の監視を綺麗に逃れ、イチャつくその姿に、ギャルたちは少なからずリスペクトを抱いていた。
「古手川さんと、もっと進んだ関係になりたいんだよね?」
「だったら、あたしと春菜が結ばれることになったこれ、貸してあげてもいいよ」
そう言って里紗が手渡してきたのは、ペンライトのような形をした奇妙な道具だった。ボタンを押すと、ちかちかと青色の光が灯る。
「なに、これ? デビルークさんのアイテムっぽいけど……」
「それを使うと、その人が持ってる常識を、丸まる反転させちゃうんだよ♥」
「そうそう、あたしはこれを使って『女の子は女の子と付き合うもの』って春菜に思い込ませたんだから♥」
「さらっと籾岡さんが怖いこと言ってる!?」
「もう、まだ気にしてるの? その『女の子』の中から、里紗を選んだのは私なんだから……♥」
「春菜ぁ……じゃあ、あたしたちは保健室に行くから」
「やる気だ! オンナオオカミの目をしてらっしゃる!」
御門先生も常識を改変されてしまっており、保健室を二人のヤリ部屋として提供しているのだと語ると、二人は頬を擦り付けながら消えていった。
後に残されたのは、モノホンの強さに圧倒されるギャルたちと、怪しい青色ペンライトだけ。
「……どうする、これ?」
「……反転させるとか言ってたよね。つまり、古手川さんの好感度が一瞬でMAXに?」
「え、マジで? マン媚び踊りしてって言ったら、してくれるの!?」
「あんた、性癖マニアックすぎるよ……」
「古手川さんを、あたしたちの共同性処理便女に……」
「ねぇ、もしかしてうちのグループって、ヤバい奴多い?」
突如もたらされた希望のアイテムを前に、これまで鬱屈してきた唯への好意と性衝動を赤裸々にし始めるギャルたち。
そんな彼女たちの元へ、何時ものようにリトを取り逃がした唯が、不機嫌そうに近づいてくる。
「あなたたち、まだ教室に行ってないの? ……それは、なに? 授業に関係ないものを学校に持ってきちゃダメでしょう!」
「わっ、こっち来た! 怒り顔がキュートすぎる!」
「えぇい、やっちゃえ、やっちゃえ!」
感情が乱れているのもあって、隙だらけの唯はあっさりと目前でペンライトを点滅させられ、その目が一瞬だけ“とろん……”と蕩ける。
ギャルたちは俄かに盛り上がり、それぞれに“女の子が惚れそうな格好いいポーズ”を取るが、端から見るとジョジョ立ちにしか見えなかった。
「……なんですか、その珍妙なポーズは?」
「え? あれ……古手川さん、あたしたちのこと、好きじゃないの?」
「あのね、日々のことを思ってちょうだい。自分の言うことを聞いてくれない人たちを、普通ならどう思う?」
「あ、あるぅぇぇぇぇ?」
「な、なんで? はっ!? まさか古手川さんはツンデレ!?」
「つまり、あたしたちは元からあった好意を不意にしてしまったと!?」
「も、もう一回! リセットってもう一回見せればいいのかな!?」
わちゃわちゃと慌てるギャルたちへ、はぁぁ……と大きくため息を吐くと、唯は「来なさい」と問答無用で告げる。
ギャルたちはしゅんとしょげ返ると「はい……」と力なく答えて、彼女の後ろをついていく。
この時、背中しか見えていないギャルたちは……唯がふぅー♥ んふぅー♥ と興奮して鼻を鳴らしているのに気づかなかった。
※
「んふっ……ふっ♥ れろっ、れるっ……♥ んっ、ちゅるっ……♥ 蒸れて、破廉恥な匂いがする、とっても良いおマ〇コよ♥ ようやく、私の指導が利いてきたのね♥」
「うぅ……♥ 古手川さんのクンニ、すっご……♥ 舐めなれてるんじゃないの、このレズ顔風紀委員♥」
「はむっ、んじゅっ……♥ あ、あなたたちが初めてよ♥ 一生懸命なだけ……あぁっ♥ 両手の指がおマ〇コにきゅうきゅう締められるの、気持ちいいわ……♥」
「ダブル手マンとかスケベ過ぎるぅ……♥」
「もっと奥、カリカリしてぇ……♥」
連れ込まれた風紀指導室には誰もおらず、その場で唯はギャルグループを前にレズ乱交をおっぱじめた。
このペンライト、確かに常識を改変してしまうものなのだが、自由自在にできるわけでなく、その時に一番強く意識しているものが選択されるのだ。
例えば、里紗は結城リトへの恋愛相談を受けている時にこれを使い、まんまと春菜をレズ堕ちさせて学園一の幸せカップルに収まったが、ギャルたちは適当にこれを使用してしまった。
結果、唯が『この人たちは、何度見ても破廉恥な格好で困ったものだわ』と思っている時に装置は作用してしまい……『女の子が私の前で破廉恥な格好をするのはよいこと=女同士でイチャつくのが風紀を正す道』と改変されたのだった。
それならば唯に構われたくて、段々と破廉恥な格好をするようになったギャルたちはむしろ優等生扱いで、指導されないんじゃないかとう意見もあるだろうが、この装置は記憶を改変するものではない。
里紗が春菜とイチャイチャカップルになれたのは、元から二人に強固な絆があったからである。同じように、唯には『今朝の段階まで、私の指導を受け入れなかった』という記憶はあるので、こうして身を張った風紀指導が始まったのだ。
「ね、ねぇ、古手川さぁん♥ あたし、ま、マン媚び踊りが下手くそなんだよねぇ♥ 女同士で破廉恥って言ったら、マン媚びダンスだよね♥ マン媚び見せて♥ お手本見せてよ♥ 見せろ♥」
「マン媚び……も、勿論よ♥ みんな、更生に前向きになってきたわね♥ しっか、見ておきなさい……♥」
口ではそう言いながらも、先に触れた通り、唯は別に記憶が生えてきたわけではないので、マン媚びダンスと言われても分からない。
だが、それが女が女に媚びる踊りだということは理解しており、ならば弱い個所を同性に晒すのがスタンダードだろうと思いつく。
唯は普段は絶対にやらない蟹股の姿勢になり、頭の後ろで両手を組むと、まぶしい笑顔を赤らめたままで「んほおぉっ♥ ふっ、ほぉぉぉっ♥ おマ〇コ♥ おマ〇コしてぇ♥ 風紀委員と破廉恥してぇ♥」と腰へこする。
ぴしゅっ♥ ぷちゅっ♥ とマン汁を軽く吹きながら、むわっ……♥ と腋汗の匂いを漂わせる唯に、ギャルたちの理性がことごとく吹っ飛んだ。
「じゅるるるっ♥ れるっ、れるぅっ♥ 古手川さんの媚び媚びマ〇コ、美味しいいよぉ♥ 男に触らせたら駄目だからね♥ 風紀委員なんだからぁっ♥」
「ひぅぅっ♥ じゅるじゅる音させて、とっても素敵よぉ♥ も、もちろん♥ 男の子といやらしい行為をするなんて、風紀委員には許されないわ……はぉっ♥」
「おっぱい美味しい……あたし、これからは三食ぜんぶ、古手川さんの乳舐めて過ごすわ♥」
「じゃあ、あたしはもう片方のおっぱいもぉらい♥ んっ、やわらかぁ……♥」
「おっ♥ おっ♥ おぉぉっ♥ おマ〇コ舐め舐めされながら、胸ぇぇっ……♥ ぐすっ……嬉しいわ♥ わたし、指導を続けてきたよかったぁ♥ あなたたちと、気持ちが通じた気がして……んぎぃっ♥」
胸と秘所、重要な性感帯が独占されても、唯の体は全身が破廉恥の塊だ。
ある者は腋に顔を埋め、ある者は首筋に何度も痕を残し、またある者は尻に顔を埋めてふがふがと鼻を鳴らす。
「んひゃぁぁぁぁっ♥ 全身♥ わたしの全身、破廉恥に愛されちゃってるのぉぉっ♥ 素敵、素敵よ、みんなぁ♥ 私たちは、風紀を愛する仲間なのよぉ♥ おぉんっ♥ マ〇コと腋マ〇コすごいぃっ♥ ケツマン濡れるぅぅっ♥」
「ほら、古手川さん、キスしよ♥ 問題児にギャルとラブラブキスしよぉ♥」
「あっ……き、キスは、ちょっと……んむぅぅぅっ♥ じゅるるるっ♥ ちゅぞぞぞぞぞっ♥ じゅぞっ♥ ほぉぉっ……ベロフェラぁ……♥ こ、こんな破廉恥なキスされたら、好きなっちゃうぅぅ♥ あなたたちのこと好きになるぅぅっ♥」
ありとあらゆる柔らかい個所、感じる部位を徹底的に攻め抜かれ、唯はギャルたちの体に埋もれるように蕩けた目を向け、遂に好意を口にする。
何度もイッて、地面でひくひく痙攣する唯に、ギャルたちはトドメとして一斉に潮吹きをぶっかける。
「おほぉぉぉぉっ♥ ま、マーキングぅぅ……♥ ふほっ♥ マン臭きっつ♥ ほ、他の風紀委員にバレちゃう♥ 指導してたギャルのみんなに、破廉恥行為の末に占有されちゃったってバレちゃうぅぅっ……♥」
「そうだよ、古手川さんはあたしたちのだからね♥」
「あたしたちへの指導が終わるまで、他の女の子に破廉恥行為しちゃ駄目だから♥」
「それ、浮気だからね? 浮気は破廉恥じゃなくて、普通に悪いことだから。でしょ?」
「そ、その通りよぉ……じゅるるっ♥ あみゅっ、ごくんっ♥ 浮気は、駄目だわ……♥」
「だから、これからもあたしたちだけ相手にしてね、古手川さん♥」
「もっともっと、あたしたちに夢中にしてあげるからねぇ♥」
グループ全員のマン汁漬けにされた制服が、唯に押し付けられる。
ぐしょぐしょの淫臭が漂うそれを、唯は着なおしていくが……その都度に匂いで噎せて軽イキしてしまい、ギャルたちから新たな愛撫が始まるのだった。
結局、その日は授業をまるまるサボって風紀指導室に籠っていたが、唯の心には満足感が漂っていた。
※
「こらっ、ちゃんと制服は着なさい! 心の乱れが服装にも出るのよ!」
翌日、相変わらず唯は風紀委員として、男子たちの服装の乱れなどを取り締まっていた。
彼女の中で変わらず通常の指導対象なのは男子だけな為、女子たちはほぼスルーなのが僅かに周囲をザワつかせているが、元々この学校の問題児はほとんどが男性なので何も問題はない。
「おはよー、古手川さーん♥」
「見てみてぇ♥ 今日は見せパン履いてきちゃったぁ♥」
「ブラも、ほら♥ 古手川さんにはすぐ見せられちゃうんだよぉ♥」
「んふっ……♥ よ、よくできていますね、これからも励むように!」
「えー、それだけぇー?」
いつも以上に卑猥な格好をして、唯を取り囲むギャルたちが好き勝手叫ぶ。
唯はふぅ……と熱っぽいため息を吐くと、ギャルたちを振り返った。
「我慢が利かないのは、性欲のせいです……♥ 後で、解消してあげるから、ね……♥」
そう言って涎を啜る古手川の姿は、完全にレズセックスの快楽に溺れる人生終了痴女だが……本人だけは自分を、気高い風紀の守護者だと信じているのだった。
今回の攻め役
※白ギャル軍団
・元々はギャルでもなんでもなく、同性の女の子に淡い想いを抱く娘たちの、自助集団のようなものだった、メンバー同士の仲はいいが、恋愛的な興味からは離れている為、グループ内にカップルはいない。
・唯にちょっとしたことで指導された際に、グループまるごと彼女に惚れ込んでしまい、以降は構ってほしいばかりに素行が悪化。いつの間にかリトや校長並に目の敵とされるようになってしまった(そりゃそうだ過ぎる)。
・セックスは彼女たちも初めてだったが、相互オナニーはグループ内でよくやっていた為、指使いは全員が巧みで、唯をドロドロに蕩かした。
・七人メンバーなのだが、そのうちの五人が特殊性癖持ち。マン媚びダンスや便女宣言などを、唯にしてもらって遊んでいる。
・ちなみに、この世界では春菜と里紗が付き合っているが、実は更に美柑と“金色の闇”も付き合っている(トランスを使って“突き合って”もいる)。唯も堕ちたし、リトのハーレムが外的要因で瓦解寸前である。
屋根が高い
2023-01-14 18:58:11 +0000 UTCまりね
2023-01-14 18:43:00 +0000 UTC