──そこに集められた少女たちに向けられたのは、これまでの彼女たちの人生において、ほぼ経験のないものであった。
感嘆の声でも無ければ、畏怖の悲鳴でもない。理解できない物への憤りでもなければ、ある種の崇敬を込めた祈りでもない。
……溜息。
“想像以上に想像以下だった”と、そう見下すような吐息が吐き出されていた。
「ダメね、あらゆる発明を可能とするという天才だと聞いていたから、少しは期待していたのだけれど……所詮は核エネルギー留まり。ホイポイカプセルの原理すら理解できないようだわ」
「だ、だって! そんなの魔法の領域だよ!」
「こっちも正直、期待外れのバーゲンセールだったよ。とんでもない剣術だって聞いていたから、めだかちゃんみたいに“星を破壊できる”くらいだと思っていたら、精々が主力戦車程度。ジャンプ漫画のインフレ舐めんなよ?」
「ぐっ……訳の分からぬ言葉で謂われなき非難を……おへぇっ♥」
元居た世界において、あらゆる発明分野を席巻した大天才である大星林檎、紛争地帯に置いて剣術のみで無双の調停を行って見せた一条葵……異世界に転生してもなお、その力をむしろ封印する方向で動いていたほどの才覚の持ち主たる高校生たち。
しかし、突如として襲撃してきた謎めいた集団は、そんな彼女たちをして想定を遥かに上回る怪物たちであり、21号と番号めいた名前で呼ばれる女博士は林檎以上の天才ぶりを見せていたし、安心院なじみと対戦した葵は刀を素手でへし折られ、今は柄を尻穴に捻じ込まれている最中だった。
「おらっ、お前の番だぜ、ニンジャちゃん? 根性みせてくれよなぁ!」
「そ、そんな……なんで!?」
猿飛佐助の子孫である忍者少女、猿飛忍は眼帯の怪しい女・生志摩妄に気にいられ「自分とのギャンブルで勝てたら自由にしてやってもいい」とロシアンルーレットを迫られていた。
得意の忍術を使用し、弾丸を最後の6発目にセットしなおし、更に先手を取って妄の負けを確定させたはずが、妄はその場で“4回”引き金を引き、忍に向かって銃を滑らせてきた。元死にたがりで、今は死に魅せられながら最愛の女の為に生きることに執着する妄……その異常さを忍は見誤ってしまったのだ。
「──忍さん、安心してください。仮に多少脳が欠けてしまっても、私ならすぐに蘇生できます」
そんな絶望的な状況で、味方に「潔く負けて“一旦”死ね」と、妄にも負けないほどの狂気を露わにする少女の姿があった。
薄い金色の髪を、緑のリボンを使って2つ編みにした白衣の美少女……この謎の集団の襲撃を前にして、只1人狼狽える様子を見せていない彼女は、神崎桂音。もっともメンバーの中で大人びていることから、サブリーダーとしての役割も果たすことが多い才女。元居た世界における肩書は、世界最高の医者というものだ。
「あ、私、知ってます! 紛争地域で医療行為に従事してる、天才的なお医者さんがいるって……間近で見るといっそう美人さんですね!?」
これまで異世界相手でも、常に圧倒していた超人高校生たちが次々と見下され呆れられる中、集団の中でももっとも“普通”である泉京香だけは、桂音の姿を見てきゃっきゃと歓声をあげて見せる。
もっとも、この集団は全員が生まれ育った“世界”が異なっている為、妄が「知ってる?」と聞いたのを21号が肩をすくめてみせており、京香もアイドル相手に“はしゃいで”いるような様子で、彼女の女房役を務めるエリナ・ペンドルトンにやんわりと止められているが。
当然だが、桂音としては例え蘇生が可能だとしても、友人が傷つくことを許容できるわけではない。
この恐ろしいバーサーカー集団を相手に正面からの勝利がほぼ不可能となってしまった今、自分達の“価値”を示すことだけが生き残る術である。この場に姿が見えない3人も既に“失望”されているとすれば、可能性があるのは桂音ただ1人……そのデモンストレーションの為の、苦肉の策だ。
忍もそのことを理解しているので、友人の腕を信じて覚悟を決め、拳銃へと手を伸ばそうとする。
だが、そんな彼女たちに向かい、あまりにも無慈悲な声が響いた。
「でも、どんな医者でも赤さんの方が上じゃね?」
「僕も似たようなことは出来るとは言え、直々に目をかけた1人だからね。医療行為なんて“手間”が必要な時点で、彼女より上ってことはまず無さそうだなぁ」
……赤青黄。なじみや妄たちの“主人”と協力関係にある少女は、異様に伸びた右手の爪──《5本の病爪》にあらゆるウィルスや疫病を操り、身体状況を変化させる力を秘めている。その力たるや、やろうと思えばそもそも“マンモス校単位で病気を一切発生させない”ということすら可能なものだ。
桂音は件の“赤衣の天使”の能力を知るはずもない為、その言葉で絶望することはない。しかし、忍の動揺を抑えることは出来ず……自分の“一旦の死”がまったくの徒労かも知れないという可能性は、彼女の手をガチガチと恐怖で震わせて、拳銃を取り落とす寸前まで追いやるには十分であった。
「(いけません、このままでは……!)」
「でも、赤さんって葉子さんのお嫁さんですよね? そんなに気安く頼っていいものなんでしょうか……だったら、うちにも医療関係の人とか居た方が良くないですか?」
桂音を救ったのは、またも京香であった。京香は超人高校生たちすら凡人以下の扱いをする、超異能集団の中にって何にもできない女性だが、雑誌編集業務の技能やファッションセンス以外はむしろ常人以下の疑惑があるが、不思議と他人に発言を聞かせる力がある。
妄が「まあ、そうかもなぁ」と呟くと、何となく桂音の再評価の空気が広がっていく。エリナは看護師だがその知識は19世紀のものだし、なじみは確かに赤と同じことは出来るがそれは“スキル”によるものであって彼女に知識や技術がある訳ではない。21号も生体科学には通じているが、医療が専門ではない。
もっとも、妄が同意したのは“治療役がいれば、もっと死ぬギリギリまで自分の体を痛めつけられるのでは?”というろくでもない欲望によるものだが、桂音にそこまで見抜けと言うのは酷だろう。
どちらにしろ、超人高校生たちの最後の希望として桂音が認められたのを待っていたかのように、ずるりと林檎のPCから這い出して来るものがあった。マネジメントAIであるクマウサがものすごい絶叫をあげている辺り、本当に“電子世界”から這い出てきたらしい。
びたんと床に叩きつけられた後、ぐぐぐと体を起こしたそれは……異相の女だった。
ボロボロの巫女服を纏った、異様な長身の女性の姿。バサバサに傷んだ髪は膝まで伸びて、猫背の姿勢で立っている姿は、ステレオタイプの幽霊のようにも、それから何処か致命的に逸脱しているようにも見えた。
PCの画面には“貞絵”という文字が浮かび上がっており、その文字に押されたクマウサが悶絶している。
「ああ、貞絵様……アタシたちの神……♥」
「偉大なる貞絵様……僕の救世主……♥」
「貞絵様、私たちはあなたの賛美者です……♥」
先までの狂的な様子を急激に顰めさせ、なじみや妄だけでなく比較的まともに振る舞っていたエリナや京香すら“殉教者”の目にして一心に祈らせる……それはまるで、邪教の神を崇拝する信徒たちのように見える。
ただ1人、貞絵と対等に接している様子の21号が「この子が、自分の価値を示したいと言っているの」と桂音の方を指し示した。
ぐりゅんっ! と貞絵の頭が異様な角度で回転し、林檎の喉から「ひあぁぁっ……!」と悲鳴があがった。
しかし、見つめられた方の桂音は、悲鳴以上にごくんと唾を呑みこむ衝撃を受けていた。これほどに悍ましく、不穏な空気を全身に纏っているのに、髪の合間から覗いた貞絵の顔は美しかった。
とても整って、澄んだ綺麗な目をしている。超人高校生たちの中では、もっとも狂人としての性質が強い桂音は、いずれ“神の不具合”を医療技術で修正し、己自身が“完璧な人間の再創造主”として神に至ろうと考えていたりする。そんな桂音が志向する“神の面”に、貞絵の顔は最も近しいと感じられた。
「──あなたのことを、知りたいわ」
桂音の喉からは、自然とそんな言葉が漏れていた。貞絵は、そんな桂音の言葉を聞いているのかいないのか、彼女の体を小脇に抱えると、ゆらゆらとこの場を遠ざかっていく。
林檎たちの胸には、何故かとてつもなく嫌な予感……不安が広がりつつあった。
まるで、もう2度と桂音と会えなくなってしまうような……あるいは、彼女が致命的に変わり果ててしまうような、そんな予感がしたのだ。
しかし、そんな彼女たちにも妄の「よーし、じゃあお前ら全員、アタシとギャンブルしようぜー」という声が響き、友を気遣うよりも目の前の死線を潜ることを迫られるのだった。
※
「──んごぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥」
まだ辛うじて酸素が尽きておらず、思考できる脳の一部が「豚の悲鳴のようだわ」と、冷静に自身の断末魔を分析する。
貞絵に抱えられて、仲間たちから少し離れた荒野まで連れて来られた桂音は、そこでポンと地面に下ろされ……直後“自分の声”を聞いた。
「──しぃぃぃたいぃぃぃぃあらぁぁぁぁいぃぃぃぃぃぃ」
「……!? 死体、洗い……?」
医療従事者である桂音は、当然ながらその都市伝説を知っていた。
大学の医学部では、解剖実習用の遺体をホルマリンのプールに漬けていて、その遺体を洗ったり浮いてくると棒で突いて沈めるというようなアルバイトがある……そんな怪しい噂。
確かに遺体解剖実習は医学部及び歯学部では必ず行われるカリキュラムであるが、保存体制などが実態と大きく異なる点から、大江健三郎の小説『死者の奢り』の“死体運びのバイト”がモデルであるとか、葬儀の際に行われる湯灌(死体の洗浄)が誤解されたものではないかともされる。
しかし……声の終わりと共に突如として桂音の目の前に現れたのは、間違いなくホルマリンの有害な匂いが立ち込めるプール施設であり、窓どころか出入り口すらないそこで、貞絵と2人きりになっていた。そう、2人きり……プールの中に、死体は見当たらない。
魔法文化と比べてもなお、あまりにも異様で常識や物理法則を超えた現象だった。
その探求を行う暇もなく、桂音は固い床へと貞絵に押し倒され、その豊かに実った爆乳が顔へ押し付けられる。
それこそ死体めいた悪臭がするのだとてっきり思っていたのだが、ものすごく甘い……柑橘類を思わせる爽やかな体臭が鼻腔の中を埋め尽くしていく。
驚きながらも、その甘さに引かれて更に匂いを吸い込もうとするが……それは叶わなかった。
「(んんっ……♥ ん、ぐぅぅぅっ……♥ ま、まさか、これは……♥ む、胸で……おっぱいで、窒息を……♥)」
ぎゅぅぅ……とまるで愛しい相手を抱きしめるように、万力めいた力を込めて抱きしめ、己の胸へと桂音の顔を押し込んでいく貞絵。それは一切の呼吸を許さない、愛の檻。
しなやかで細い貞絵の指が、桂音の秘所へとじゅぶぶっ……と入り込んでいく。既に窒息で全身の制御を失いつつある桂音のそこは、弛緩してしまったように指を受け入れ、それでいて挿入された後はきゅうきゅうと締め付けて勝手に桂音の体に快感を伝えてくる。
……そして、制御を完全に失っている体は、豚のような悲鳴を上げるという、貴重な酸素の最も無駄な使い方を実行した果て、甘い胸の中で最後の痙攣が始まった。
「(い、や……死んで、しまう……わ、私、は……この、技術で……世界、をぉ……おほぉっ……♥)」
最後の最後に野望を思い浮かべようにも、まともな思考は叶わないまま、ぱたりと桂音の手は力を失い、おっぱいの甘い匂いに包まれたまま、だらしない半開きの口と伸び切った鼻の下を晒し、美人を台無しにされながら桂音は死んだ。
酸欠によって脳を破壊する過程も含めれば、恐らくは桂音がもう1人居たとしても、蘇生を諦めることだろう。完全な死を迎え、尊厳を破壊しつくされた少女の物謂わぬ体を、貞絵は片手で軽々と持ち上げる。
そうして、ぽいっとまるで空き缶でも投げ捨てるように、桂音をホルマリンプールへ投げ込んでしまった。
ざばぁぁんっと派手に水しぶきならぬホルマリンしぶきが上がり、桂音の体が完全に沈み込む。
「……ぶわはぁぁっっ!? な、なんっ……何が起きて……おごほっ……はっ!?」
意識が1度途切れたことを想いだし、桂音は自分が何をされたのかを理解する。そして、これから何をされるのかも。
「(わ、私を殺して……その度に蘇生させて……!?)」
当然、ホルマリンに人間の蘇生効果などありはしない。しかし、自身に起こった現象を説明するには、そう評すしかない。
悍ましい可能性へと思い至り、心は深く戦慄しているのに……桂音のホルマリンに塗れた秘所は、じゅわぁっ……♥ と酸っぱい愛液を漏らし始めていた。
※
──そして、地獄ならぬ淫獄めいた“処刑”が桂音を襲った。
「んむぅぅぅぅぅぅっ♥ んあっ、んじゅるるるるるるるっ♥ じゅぼ、じゅぼぼぼぼぼぼっ♥ おっ……イグっ……んはぁぁぁぁぁっ……おぎっ、へぇぇぇっ……♥」
まずは深く深くキスをされ、息継ぎを許されずに唾液を注がれ、舌を啜り出してベロフェラされ、口内を徹底的に甘くて柔らかい舌で蹂躙された。
貞絵の舌は蛇のように伸ばせるようで、食堂を超えて内臓の中をぴちゃぴちゃと愛撫されているのまで感じた。
体の中まで貞絵によって愛し抜かれ、支配された末にキスでイキ死にをキメる。
そして、ホルマリンへと投げ飛ばされ、蘇生した。
「ごぼぼぼぼぼぼっ♥ んげおぉぉぉぉぉぉぉっ♥ ごきゅっ、ごきゅごきゅごきゅっ♥ も、のべなっ……んぎゅぅぅぅぅっ♥ おいじぃぃぃぃぃっ♥ やべてぇぇぇっ♥ おいちいおじっこ飲ませないでぇぇぇぇぇぇ……♥」
胸に負けないほどクッソ甘い匂いがする太腿で首を拘束され、股間に顔を埋めながら小水を飲まされもした。
これまで様々な薬物、その派生としての“毒物としての酒”などを味わってきたことはあったが、これほどの甘露な液体を味わったことはなかった。
幾らでも飲めてしまう、恥ずかしい蜜……しかし、注がれ続ければ他のものを吸い込めなくなる。
女の小便で溺れ死ぬという、考えうる限り最も間抜けで悲惨な死に様を晒した後、桂音は一応ゴキリと首もおられ、それからプールに投げ飛ばされた。
「ふんすっ、ふぅぅっ♥ ふぅぅぅっ……♥ すんすんっ……んへぇっ♥ あり得ない♥ 人体の構造上、こんな甘くて♥ 素敵で♥ 脳みそとろかしゅような匂いがするなんてぇぇ♥ 腋♥ 腋甘ぁぁっ♥ 腋汗おいしっ♥ んぐっ、ごぎゅっ♥」
他の個所とは明らかに異なる、濃く甘い匂いの溜まった腋に顔を挟まれたりもした。
あまりにも脳を蕩かし女を狂わせる匂いを浴びるように吸い込んでしまった結果、桂音は腰をヘコつかせながらぷしゅっ♥ ぴしゅっ♥ と愛液を振りまき、腋汗を飢えた犬のような舌遣いで舐め取り続けた。
力強く挟まれて頭を粉砕されるとか、また酸欠失神パターンとか、腋汗を飲まされ過ぎて腎不全とかいろいろと死のパターンを、どこかウキウキしながら想定した桂音だが、彼女に降りかかったのは並の無様では無かった。
「はっ……おはっ……うぎぎぎぎっ……がっ……んぱっ、んぱぁぁっ……!」
夢中になって腋を嗅ぎ続け、腋臭の摂取という行為が主目的になってしまった結果、なんと桂音は呼吸の仕方を忘れてしまったのだ。
女の腋に顔を埋めたまま、仮にも医療従事者が、生命の根幹である呼吸を忘却し、自ら窒息して崩れ落ちる様は、人間として最底辺の死にざまであったが、カエルのように手足を曲げてひっくり返った桂音の顔には、満面の幸福そうな笑みが浮かんでいた。
そして、ホルマリンプールへ。
……幾度繰り返しただろう。幾度異常な快感の中でイキ死んだだろう。
子宮を通り越して、卵巣まで手を突っ込まれてぷにぷにと指で揉まれたこともあった。興奮しすぎて頭の血管が切れて死んだ。
貞絵の膣の中に無理やり体を捻じ込まれて、赤ん坊サイズまで圧縮されて“出産”されたりもした。気持ち良すぎて死産だった。
ひたすら数十時間にわたってクンニされ、脱水症状を起こして崩れ落ちたこともあった。最後のおもらしは“死ぬほど”気持ちよかった。
「(ああ……ああ♥ 理解しました♥ 私は理解しました♥)」
何度目かの蘇生を遂げた後、生と死の価値観を完全に瓦解された桂音の目には、爛々と狂信が浮かんでいた。それは、なじみたちが浮かべていたのとまったく同じ性質のものだった。
「貞絵、様……貞絵様ぁ♥ わ、私はすべてを理解しました♥ 生も死も、貴女様の前では何の意味もない♥ 私は人間を、神の失敗作だと思い込んでおりました♥ なんという傲慢♥ 人間は人間です♥ 猿の派生です♥ 神とは造物主に非ず♥ 生死を超越した貴女こそが……私の唯一神ですぅ♥」
貞絵の目の前で、桂音は頭の後ろで手を組んで、腰をヘコつかせて無様踊りでマン媚びする。自分の積み重ねてきた日々も、チンケな才能も、異世界での行動の数々すら、もはや何の意味も意義も感じなかった。桂音にとって意味のあるもの、それは“唯一神”貞絵が与えてくれる生死を超えた快楽だけである。
そうして信仰を確認した貞絵は、これまでの死を予感させる抱擁ではなく、どこまでも優しく桂音を抱きしめて見せた。
「あぁぁぁ~……貞絵様ぁ♥ 貞絵様ぁぁ~……♥」
まるで聖母の胸に甘える予言者のように、桂音が貞絵に甘える姿は、宗教画の如き荘厳さを何処かに湛えていた。
※
──とある飛行機が、滞りなく目的地へと装着し、世界最高峰の才能を持った少年たちが降りてくる。
「──んっ……やはり、どれだけ広く場所をとっても、そもそも密室内だと体が緊張はするものだな」
「はっ、よく言うぜ。なんなら自転車乗った回数より飛行機の方が多いんじゃないか?」
「流石に自転車の方が“一桁は”回数が多い……すまない、妙なことを聞くが、これで全員だったか?」
「なんだそりゃ。そりゃあCAは1人1人についちゃいたが、俺らは“ずっと3人”だろ?」
「飛行機の中で、消失マジックが起きたってことかな。それで、僕たちはそれを忘れちゃってるとか……あはは、ないない。記憶を弄るなんて、マジックの域を超えてるよ」
「そう、だな。そうだった。妙なことを言って悪い。久しぶりの再会だ、無駄な時間はここまでにしよう──」
そうして超人男子高校生たちは、彼らにとっては非日常である、誰もが享受する日常……友との逢瀬の時間へ戻っていく。
彼らが消えてしまった4人の少女を思い出すことは、永遠に無い──。
※
「よしっと、これでお前らの臓器は2セット分はアタシのモノになったなぁ。超人様なんだろ? 気合で内臓増やせよぉ」
妄の狂笑を聞きながら、林檎たちは恐怖の張り付いた表情を浮かべていた。
完全に狂っている妄を相手にしたギャンブルで、命を2回分賭けて敗北してしまった少女たちは、その全身の臓器を2回提供することを迫られるに至っていた。
反故にしようにも、妄だけなら葵だけでなく忍でも倒せるだろうが、なじみが背後でにらみを利かせている。妄を殺し、京香かエリナを人質にとっても、その間になじみがこちらを2人は殺すことだろう……既に、そんな勇気は折られてしまっている。
「安心してください、そんなことをする必要はありません」
「──桂音殿!」
最後の希望の帰還を告げる声に、少女たちは一斉に桂音の方を振り向く。
そこには──「ほぉぉっ♥ おほぉぉっ♥」と腰を振りたくりながら、マ〇コを突き出してダブルピースを決める桂音の姿があった。
「貴女たちがイキり倒した役立たず高校生から♥ 貞絵様の礎となれるように♥ 私が改造してあげますからねぇ……♥ うふふふっ♥ 大丈夫です♥ 死んでしまっても貞絵様が生き返らせて下さるからぁ♥ 私の医療技術はすべて、貞絵様の為にぃぃぃっ♥ さあ……まずは脳をキレイキレイにしましょうねぇぇぇぇっ……♥」
異世界でも余裕を以て生還できていたはずの天才高校生たち。
その人格と尊厳が抹殺され、都合のいいレズ便器に改造される断末魔が荒野に響き渡った……。
【怪異枠 貞絵(さだえ)】
※初登場エピソード
『怪異に敗北レズレされる女科学者~人造人間21号強制同性再婚』(https://fallen02side.fanbox.cc/posts/5046170)
※個性(?)《怪異》
様々な都市伝説、現代怪談、ネットロアなどに登場する怪異たちの特徴を自身に反映することができる。この際、相対している者の声で怪異の名前が世界に宣言される。
基本的に物理攻撃は一切通用せず、『ドラゴンボール』の世界の気弾(それも魔神ブウ編以降の敵が放つもの)すらも無視して、ひたひたと近づいてくる。
科学体系が歪な進化を遂げているヒロアカ世界の出身者なので、見た目に反して最新テクノロジーを掌握するのも得意。
※ボロボロの巫女服を纏った、異様な長身の、女性の姿をした怪異。手入れされていない髪の毛を膕(膝裏)まで伸ばし、猫背気味に前へばさりと投げ出していることが多い。髪の合間から覗く顔は整っていて、澄んだ綺麗な目をしている。
※とかく不気味な存在で、一応の意思の疎通はできるのだが、襲う対象は20歳以下に限定しているなど、余人には理解できない理の下で動いている。
※人造人間21号(善)の要望を聞いてくれたりと、意外と優しいところもあるらしい。その際の愛撫は優しくなるなど、女性に対して支配欲や恐れさせたいだけでなく、きちんと愛情(めいたもの)も持ち合わせているようだ。
※現在のネームド妻帯ヒロイン
『ドラゴンボール ファイターズヒストリー』より
・人造人間21号(善人格。正妻)
・人造人間21号(悪人格。現在、調教中)
『賭ケグルイ』より
・生死の境で遊ぶ者 生志摩妄
『めだかボックス』より
・究極のチート 安心院なじみ
『ジョジョの奇妙な冒険』より
・堕落した聖母 エリナ・ペンドルトン
・爛漫な編集者 泉京香
『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』
・狂気の天才医師 神崎桂音←New!
・稀代の発明者 大星林檎(改造済)←New!
・剛腕の大剣豪 一条葵(改造済)←New!
・忍術者の末裔 猿飛忍(改造済)←New!
※こんなプレイが売りだよ!
・圧倒的な理不尽で以て、相手の心と体を壊す。
・怪異の拡大解釈によって、多彩なプレイに対応(ふたなり化も可能だが、葉子もいるため若干自重)。
・長身を生かした圧迫や窒息などのパワープレイ。
・素直な相手には優しいことから、純愛異種姦も可能。
屋根が高い
2023-06-02 19:59:40 +0000 UTCdekoi
2023-06-02 18:33:22 +0000 UTC屋根が高い
2023-05-30 08:54:49 +0000 UTCDr.クロ
2023-05-30 08:49:56 +0000 UTC屋根が高い
2023-05-29 09:23:26 +0000 UTCソウシップ
2023-05-29 09:19:29 +0000 UTC