「──お姉さん、病院から今出て来たよねぇ? 白衣の天使ってやつぅ?」
「いいねいいね、美人な上に頭いーんだ? 俺らのおつむも治療してよ。オムツプレイでもいいよ? ぎゃははははっ!」
……そういえば、高校生の頃から自分は男運が悪かったなと、神崎有希子は困った顔で絡んできた不良たちを見上げていた。
地球を守るための“暗殺”を任された3年E組での日々から7年、看護師になる為の日々となってからの激務の関係で、あの頃の技術はすっかり錆びついている。そもそも有希子はサポートに回ることが多かったので、そこまで対人の技術に自信がない。
それでも、如何にも人生を舐めていそうな不良くらいなら何とかなるか……と覚悟を決め欠けていた時、有希子と不良たちの間に、ふらりと影が割り込んできた。
「あ……? なに、混ざりたいって? おいおい、女の子増えちゃったよ」
「もしかして、俺らモテ期? お姉さんと同年代で、ちょうどバランスばっちり……」
「──」
ぱぁんっと、いきなり少女は掌を手近な少年の耳へと叩きつける。
元クラスメイトの潮田渚が得意としていた暗殺術、掌の空気爆弾……あれを耳に叩きつけたような感じだった。
「らりるれっ……らに、るんっ……」
少年がひっくり返り、もう一人が青い顔をする。
その眼に向かって掌が打ち付けられて、顔を抑えながら少年は悶え苦しむ。
「行きましょう、お姉さん」
「あ……えぇ」
看護師としては二人の症状が少し気になったが、流石に自分に絡んできた相手の体調までは気遣えない。
少女に手を引かれるように距離を離しながら、有希子は確認するように問いかける。
「もしかして、医療を目指してる子?」
「……わかるんですか?」
高校時代の有希子よりも少し長い黒髪を揺らして、清楚で優しそうな顔つきにの少女が、口調に僅かな驚きを混ぜる。
顔立ちだけ見ていると、あの徹底的かつ瞬間的な暴力の行使と、イメージが繋がらないかも知れない。
「あそこまで徹底して急所を狙える人は、私の経験上、3種類しかいない。1つはそこを狙うのが日常になっている暗殺者で、1つはそこを狙っても死なないと確信できるお医者さんや研究者。暗殺者には……見えないから」
「暗殺者の知り合いなんて、いるんですか? あと1種類は?」
「現実と空想の区別がつかないタイプの、ゲーマーね」
最後の台詞で、有希子の物言いがジョークだと思ったのだろう。少女が表情をほころばせる。
まさか有希子が、知り合いどころか暗殺者から教育を受けたことすらあるとは、少女は想像もしないだろう。
「助けてくれて、ありがとう。私は、神崎有希子」
「お姉さんなら、自分だけでも助かりそうだったでしたけど。辻上眞弓、無事でよかったです」
少女……眞弓は微笑むと、想像していたよりも幼いように見えた。
この時は、眞弓は本当に“少し過激”なだけでの善良な少女に見えていた……。
※
「──神崎さんのお家、行ってみたいです。私の家は、ゲーム機が少ないので……」
助けてもらった後、ゲーマー同士であると知ったことから、有希子は眞弓と急速に仲良くなっていった。
眞弓は医学部に所属している大学生で、とんでもない天才や異形の資質を持つ者を見てきた有希子でも驚く程の……それこそ並ぶ者がいるとすれば浅野理事長くらいではと思えるくらいに、あらゆるスペックが高かった。勉強だけでなく運動能力も、全盛期の有希子を遥かに超えている。
そんな彼女が、ゲームにおいては有希子に敵わず、勝てるまで必死に挑んでくる姿は非常に可愛げがあり、また負けん気の強さに反して心優しく気遣いもでき、激務で心をすり減らす有希子にとっての癒しとなっていた。
そんな年下の友人に心を惹かれ始めていた有希子は、特に悩むことなく眞弓を自分の部屋に招き入れた。
暗殺と教育を組み合わせた、異常な空間に身を置いていた有希子をしても、眞弓の性質を見抜けなかったのは已む無い部分はある……ただ、彼女は自分の性質については省みるべきだった。
彼女は、高校時代の劇においてすら……想われる相手に、恵まれないのだ。
「い゛っ♥ あっ、あっ、あ゛ぁぁぁぁっ♥ あんっ♥ あぁぁっ♥ ひぐっ、んはぁぁぁぁぁっ♥」
「んっ……! 有希子さん、処女だったんですよね……うれしい、すごくモテそうなのに♥ 私の為に、これまで大事にしてきてくれたんですね♥」
「なにを、言って……んぎゅぅぅぅぅっ♥ く、あぁぁぁっ♥ あぁぁぁ~っ♥ こ、こじあけないでぇぇぇっ……♥ わ、私のそこ……おちんちんで開かないでぇぇぇ~っ♥」
部屋に招き入れた瞬間、本性を露わにした眞弓に押し倒された有希子は、美しくもしなやかな少女によって、その体を貪られていた。
ぱちゅっ、ぱちゅっ、ぱちゅんっ♥ と水音を立てて打ち込まれるのは、眞弓の股間に生えている立派な肉竿。医療従事者である有希子は、眞弓がいわゆる半陰陽──ふたなりであることを、今さらになって気付く。
ふたなりの精液は同性を発情させ、性欲は常に旺盛で通常の男性よりも遥かに逞しい精力を持つことが多い……医大で学んだそれらの知識を思いだしたのも、組み伏せられて挿入された後。
恋愛関係に対して達観していた有希子は、その処女を圧倒的な快感と共に奪い去られ、クソ甘い匂いのする眞弓の胸に顔を挟まれながら犯され続けることしかできない。
「んむぅぅぅっ……♥ すぅぅ、はぁぁ……んへぇぇ……♥」
「私の胸の匂い、好きですか……♥ 隣でゲームしてる時も、自然とすんすんしちゃってましたもんね♥ 匂いフェチレズの有希子さん、可愛い♥」
「わ、私は、匂いフェチなんかじゃ……あっ、あはぁぁっ♥ ま、ましてや、レズ、なんてぇ……ああぁぁっ♥ すごっ、すごいぃぃぃぃっ♥ おちんちん、すごいぃぃぃっ♥」
どれだけ否定しても、初めてのセックスとは思えない下品な喘ぎが喉からは迸り、胸の間にたまる汗を夢中でぴちゃぴちゃと舐めて、むわぁ……と蒸れる谷間で鼻を鳴らすばかり。
拘束を受けた時の回避方法や、縄抜けの類だって勉強したはずなのに、少しも浮かんでこないし、思い浮かんでもきっと敵わなかっただろう。
「くちゅくちゅ……れぇぇ……♥ 今日だけで、有希子さんには私の匂いを全部覚えてもらいますから……♥ もう、涼しい顔で隣でゲームなんてできませんよ♥ 私と顔を合わせた時点で、えっちな腰ヘコしちゃいますからね♥」
「あっ、あぁぁっ♥ そ、そんなこと、しなっ……はうぅぅっ♥ な、なにしっ……んへぇぇぇぇぇっ♥ ほぉぉぉぉぉぉっ♥ や、やめっ……ふあぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥」
口の中にたっぷりと唾液を溜めた眞弓は、はむりと有希子の鼻を口に含むと、じゅるじゅると鼻フェラをキメて見せる。下の口から未知の快楽を仕込まれ、嗅覚を全て眞弓に支配される。
完全に途中からは眞弓に掌握されてしまった有希子は、ベッドの上で解剖前の蛙の様に腹を見せて痙攣し、精液でボテったそこをひくひくと揺らして失神してしまった。
ぶしゅぅぅぅっ……♥ とザーメンを逆流させている有希子に意識は無かったので、眞弓がボテった腹に優しく口づけ「ありがとう、地球を守ってくれて……♥」と囁いたのを、彼女が知ることはない。
※
「──警察に訴えるわ。そうなる前に、自分から自首して欲しいの」
レズレイプされたとは言え、親しく付き合っていたのも事実。有希子の中で、優しい癒しだった頃の眞弓の記憶も残っている。
それ故に有希子は、問答無用で警察に突き出すのではなく、こうして改めて少女を呼び出し、自主を懇願していた。
警察どころか、その上層部にも有希子はコネがある為、やろうと思えば如何に完璧な眞弓であろうと逃げ場を無くすことは可能だ。だからこそ、彼女の生きる場所を完全に奪ってしまうようなことはしたくなかった。
「へぇ……♥ 有希子さんは、私が堀の向こうに行ってしまっても、平気なんですか?」
「なっ……何を、言って……♥ あっ……♥」
その体を抱き寄せられて、胸の合間に顔を埋められてしまうと、すんすんと匂いを嗅ぐのが止められない。
先に眞弓が宣言していた通りに、腰も勝手にヘコついてしまい、彼女の体に魅了されてしまっているとでも言うようだ。
「大体、どうして自分の部屋に呼び出したんですか♥ 前、ここでレイプされたんだって自覚あります? こんなの告白と一緒じゃないですか……私にお嫁入りしたいって言ってるんでしょ♥ ふたなりチ〇ポに夢中になっちゃったんでしょ♥ 有希子さん、そういうのに弱そうですもんねぇ……♥」
「か、勝手なことばかり言わないで……♥ 私は、そういう選択をするのは……んんっ♥ 慣れて、いるんだからぁ……あっ♥」
口では抵抗しながらも、有希子はひたすらに眞弓の体臭を嗅ぎ、その両手はしっかりと背中に回されてしまっている。
眞弓がむにむにと有希子の尻を触るのをとめることもできず、甘い声が喉からは漏れ始めていた。
「まあ、有希子さんのこと大好きなので……♥ どうしてもって言うのなら、ここで関係を切ってもいいですよ?」
「え……?」
「ふふ、なんですか、その顔は? まるで意外なことを言われたみたいな顔をして♥ 自分の要求が通るんですから、万々歳ですよね……♥」
口ではそういいながらも、眞弓は有希子の尻を割り裂いて、むちぃぃっ……♥ といやらしく撫で回し続ける。
自首を迫っていたはずなのに、今の有希子は少女の胸の谷間から、鼻をひくひくさせてうるんだ瞳で上目遣いをしてしまっていた。
「私はいいんですよ? 有希子さんの他にも10人くらいはセックスする相手、いますし……♥ その人たちは、私が大事にしてあげたから、みんな優しくよしよししてくれるんです♥」
「な、なにを、いけしゃーしゃーと……♥ そ、そんなの浮気じゃない……♥ そうよ、浮気よ……♥」
「浮気ね……関係はもう切れちゃうんだし、いいじゃないですか♥ もう2度と会わないんですよ、私たちは……♥ でもね、有希子さん……本当に、自分との関係が終わってもいいんですかぁ?」
眞弓の肉竿が、ぐりっと下着の上から有希子の秘所を押す。それだけで、潮吹きして下着がダメになるのが分かった。
眞弓が自分で勃起してくれている……その事実が、有希子の頭をダメにする。流されやすい性格を捉えて、彼女に台無しへの道を歩ませる。
「い、いやっ……! いやよ、いやなの……! 眞弓を手放すなんて、できないっ……!」
有希子は実際には自首を引き合いにして、自分が主導権を握りなおして眞弓を“モノ”にしようとしていた、自分の卑怯な本音に気付いてしまった。
それは他ならぬ眞弓自身に歪められた性質と好意なのだが、有希子は気付かずにその場で服を脱いで畳み……脱ぎ捨てるのは、眞弓に無作法を指摘されそうで怖かった……その場で涎を垂らしているマ〇コを突き出すようにして、ふたなり少女に甘えたガニ股媚をキメてしまう。
「ほぉぉっ♥ ごめんなさいっ♥ 私がっ♥ 私が悪かったからぁぁっ♥ おマ〇コして♥ これからも看護師マ〇コぱこぱこしていいからぁ♥ ううん、違うっ♥ 私がしてほしいの♥ もう、眞弓がいない日々なんてストレスで狂っちゃうのぉぉっ♥」
「あはははっ♥ 有希子さん、可愛すぎでしょ♥ こんなドスケベな媚び踊りしたら、どんな悪い男も萎えて離れていっちゃうよ……♥ 有希子さんを受け入れてあげるのは、つまり私だけってワケ……♥」
眞弓が雌チ〇ポを露わにすると、そこは有希子へ最初に挿入した時よりも遥かにビキついて勃起しており、思わずむしゃぶりつくように奉仕をしてしまう。
口をウマの様に伸ばしてじゅるずずずっ♥ じゅぽっ、じゅぽぉぉっ♥ と濃厚バキュームフェラ。それは有希子自身の体が選択したドスケベ行為であり、本能が選択したメス媚びだった。
「ちゅぼぼぼっ……♥ じゅるるるるっ♥ じゅっぽっ♥ じゅぽぽぽっ♥ ずるぅぅぅっ……じゅずずずずっ♥ じゅぼぉぉぉぉっ♥ んむぅぅぅぅぅぅっ……♥ ごきゅっ、ごくんっ……ずるるるるるっ♥ ぶはぁぁぁぁっ……精液、おいしっ……んごげぇぇぇぇぇぇぇぷっ♥」
喉からせりあがる、精液臭いげっぷ。
下品なフェラ顔と合わせて、自分の好みに有希子が変わりつつあるのを、眞弓は本当に愛し気に見つめていた……。
※
──有希子は看護師としての勤務を終えると、ウィッグを外して金髪に染めた髪を露わにし、耳にじゃらじゃらと無数のピアスを装着すると、腕に彫った眞弓への永遠の愛を誓う痛いタトゥーを露わにして、完全に“台無し”になった下品な姿で眞弓の元へ向かう。
向かうと言っても、彼女は有希子の部屋に住み着いている為、戻れば何時だってセックスができるのだ。
「ねえ、有希子さん……♥ 私、有希子さんのお友達にも興味があるなぁ……誰か、可愛い子とかいないの♥」
「ちゅぱっ、れろぉっ……♥ 私だけじゃ我慢できないなんて……本当に元気ね、眞弓♥ わかったわ、誰か紹介してあげる……♥」
有希子は眞弓の為ならば、もっとも輝いていた時間……元3年E組の仲間すら差し出すことを躊躇せず、微笑んで見せていた……。
今回の攻め役
※辻上眞弓(つじがみ まゆみ)
・医学部に通う大学生。すべての面でパーフェクトな存在であり、超人揃いの暗殺教室世界でも、トップレベルの殺し屋たちや浅野理事長のような総合力の怪物でしか太刀打ちできないレベル。超能力の類では無いのだが、優秀過ぎるが故に「相手の一番弱い部分が見える」という特異な目を持ち合わせている為、視界内に入ればほぼ負けが確定する異能者の領域にまで入っている。
・実は3年E組の戦いについても知っており(当時は小学生)、その優秀さ故に防衛庁の情報にアクセスした結果、殺せんせーを巡るあれこれを知ってしまい、そのスペックを以てしても手出しの出来ない世界があることを思い知らされ、地球ごと迎える死の恐怖に震えあがっていた時期があった。
・そのため、地球を救ってくれた3年E組の元生徒たちに対してはとてつもなく深いリスペクトを抱いており、有希子に近づいたのも実は素性を知った上でのことである。顔が一番好みだったらしく、そもそも医学部も接触を狙って受講している。まあ、遭遇はそれらと何の関係もない形になったが。
・ちなみに作中で語っていた「10人くらいいるセックスの相手」はいずれもハイスペ故に殺せんせー絡みの情報を知って、死の恐怖に囚われてしまった(元)天才少女たちであり、有希子がハーレム入りした後はほぼ“姫”のような扱いになった。
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2023-07-14 08:37:03 +0000 UTC邪バレンスタイン
2023-07-14 08:04:05 +0000 UTC