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妖精女王はもう帰らない~壊れた器、モルガンの末路

「──いひぃぃぃぃぃぃぃ~っ!?」


 喉から漏れる声は、王には相応しいと言えない嬌声と悲鳴と、絶望の混じりあったもの。

 妖精國を治めていたモルガン・ル・フェイは、様々な要因から失脚し、破滅し、虐殺された……はずだった。

 妖精という種が根本的に持ち合わす、絶望的なまでの“思慮の足らなさ”が生んだ悲劇の中で散ったはずの女王は……今、その豊かな胸を縄で拘束され、自らの自重を支える形で天井から吊るされていた


「あ、がっ……あぁぁっ! う、あぁぁぁっ……いひぃいっ! あぁぁぁぁっ!」

「ふ、ふふ、ふふふ……悲鳴が響き、その美しい顔が歪み、絶望と恐怖で醜く染まっていくたびに……自分の中に、目に見えない輝きが注ぎ込まれ、失ったものが補填されていくような、そんな心持ちになります……あなたはどうですか、ねえ? モルガン陛下……♥」


 風の氏族の長であり、人間に対しても慈悲深い態度を取る慈愛の妖精……しかし、その実態は単なる自己愛の化身であるオーロラは、モルガンに課される過酷な拷問を見つめながら、恥ずかしげもなく股間をいじる。

 モルガンという存在は、自身に注がれるはずだった愛情を目減りさせる……ただそれだけの理由を以て、モルガンを排除してみせたオーロラ。

 しかして、ならば憎い相手であるモルガンをこうしてなぶるだけなぶり、生かしておくのは何故なのか。


「んっ……♥ ちゅっ、じゅるるっ……♥ んちゅっ♥」

「んんん~っ……っ♥ んえぇぇっ……お、おえぇぇっ……♥」

「ひどい、吐くような真似をするだなんて……♥ まだまだ、私を愛する余裕が、心の中に無いようですね……♥」


 そう、オーロラはこう考えた。ただ殺してしまっては、モルガンに注がれた分の愛情がそのまま立ち消えてしまって“もったいない”。

 ならばモルガンの心を徹底的に壊し、空っぽにしてからオーロラを愛するように“再設定”すれば……薄汚い盗人女から、愛をしっかり回収できるだろうと。


「はぁ……はぁ……汚らわしい、自己憐憫の獣め……お、お前を受け入れる隙間など、私の心には……うまれな、ひぃぃぃっ!」


 オーロラの指が、モルガンの菊門をぐちぐちと刺激する。

 度重なる監禁の日々によって、まともに二足で立てる時間すらも与えられないモルガンのそこは、恥ずかしい毛がうっすらと生い茂り、むりっ……と肉が盛り上がる、いやらしくも情けない“性器”に変わりつつある。


「ふふっ……拷問に屈した者と耐えきった者、どちらが多いのかは知りません……ですが、屈する者が一定居るから、拷問は有効だとされている……♥」


 オーロラという女の癖のようなものだが、まるで愛を囁くような、一見親身な言葉と共に、部屋の中に幾人かの妖精が入ってくる。

 メリジューヌほど極端な性質ではないが、モルガンよりもオーロラを愛する妖精たち……要するに、考え無しの享楽主義者たちである。

 オーロラはその中で、汎人類史においてフェアリーと呼ばれるような、小型の個体を指さした。

 にっこりと笑って指名に応えたファアリーは、毛の生えたモルガンの尻に息を吹きかけたり、ぺちぺちと叩いたりと遊んで見せる。


「くぅぅっ……! こ、この程度の、屈辱……耐えきって見せ……んほぉぉぉぉぉぉぉっ♥」


 オーロラの手が伸ばされ、モルガンの尻へと触れる。

 そうして、まるで毛でもむしろうとしているかのように手を添えると……めりめりと菊門を左右に開き、腕でも入りそうなほどに割り開いてしまった。


「あ、がぁぁぁっ……!」

「あなた、女王陛下の中で遊んであげなさい♥」


 オーロラの発言の意味を理解し、いやいやと懸命に首を左右に振るモルガン。

 しかし、そんなことをしたところで、自重を支えている胸への痛みが増すばかり……そのそうやって痛みに悶えるたびに少しだけ閉じようとする尻穴の中へ、ファアリーはけたけたと笑いながら侵入していく。


「んぎょほぉぉぉっ……! ひぎっ、いっひぃぃぃぃぃ~!?」


 本来は排せつの為だけの器官へ、物が入ってくるというだけでもすさまじい異物感と痛みを感じるというのに、更に大きさが如何に小さいとは言え人間の子供程度のフェアリーが侵入するのである。

 モルガンは白目を剥き、口の端から泡をぶくぶくとたてながら、しかしあともに苦悶で身をよじることすらできない。

 ただでさえ長く伸びて変形してしまった乳房だけで、彼女の体は天井から支えられているのだ。ここに小さい体躯の持ち主とはいえ、新たな重量が加われば……当然、拘束は更に大きくギシリと音を立てる。


「いっ、ぎぃぃぃ……わ、わた、私、はぁぁぁ……!」


 あまたの挫折で、感性など擦り切れたのだと思っていた。

 しかし、今この場で与えられている痛みと屈辱は、ある種のみずみずしさすら感じさせて、モルガンへと襲い掛かってくる。

 無論そんなもので喜びや感謝など覚えるはずもないが、そこに隙間を作って己への愛を埋めてしまおうと企むオーロラの計画には、正直なところ説得力を感じてしまった。

 別の妖精が、小便を垂れ流すばかりとなっている秘所に、巨大なディルドを滑り込ませて押し当てる。

 モルガンの乳房は、女王の重さには一定まで耐えられるようになっていたが、新たな重量の追加に限界を迎え、体の中でぷちぷちと何かが千切れる感覚が伝わってくる。

 痛みと共に、少しずつ、少しずつ己の体が高度を下げていく。モルガンは、遂に悲鳴を上げた。


「いやぁぁぁぁっ! もう、もうやめてぇぇぇぇぇっ! やめてくださいぃぃっ! こんなこと、こんなことされる筋合いなんて……ぎょほぉっ♥ し、尻穴で暴れるなぁぁぁっ♥ わ、私は、こんな、目にあう為にぃぃ……♥」


 ──王になったのではない。

 かなった後はまるで砂上の如く価値を薄れさせたとしても、その支配と統治は渇望したものだった。その答えとして、この空虚な女による拷問が示されるのは、あまりにも悲惨すぎる。心の器が、絶叫を上げる。

 しかし、心の器の底に、ぽっかりと穴が空いているオーロラに、そんな言葉は届くはずもない。


「ひどい目にあうほど、ひどいことなどしていない……まったく、その通りです。これは因果応報ではなく……単なる、愛の悲劇ですから♥」


 ちょんっ♥ と軽く触れるように、オーロラの美しい指がモルガンの陰核をはじいてみせた。


「ぎあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥」


 魂が消え入るような悲鳴と共に、乳房が情けなくも更に伸び、前はディルドに、後ろは残酷な妖精、それぞれ蹂躙される形になる。

 これが、雄の妖精に犯されるようなものならば、それでも生命が生じることに何かの意味を見出せただろうが、この場にいるのは雌ばかり。

 完全に無意味、無価値、そんな拷問の中で、大きくモルガンの心に罅が入った。

 これが割れれば、心はもう形を保てない。モルガンは意思も感情もなく、ただオーロラに愛を返し、オーロラが十分と判断すれば破棄されるだろう。

 暴君と断罪された女王は、心身を完全に破壊され、愛の使徒の前に無様を尽くし崩れ落ちたのだった……。



 ──オーロラは、自身の完全勝利を確信し、また新たな愛が己に注がれることと、障害すらも糧にする自身の賢明さに、悦に入る。

 そんなオーロラの耳に、みしりと何かが軋む音がした。


「……?」


 カルデアの連中が、ここに気づくことはあり得ない。あの弱く愚かで小さな者たちは、オーロラを頭から味方だと信じ込んでいるからだ。

 ただ……何か、気配を感じた。妖精たちが、新たな拷問を用意してきたのだろうか。

 そうやってオーロラが、周囲の者たちを意識しきった仕草で首を傾げた瞬間……虚空が“割れた”。

 メリメリと、引き裂かれるように何もない空間が割れて、何か異常なものが溢れている世界が見えかかった気がしたが……“それ”はあっさりとこちら側に出てくると、その空間を何事もなく閉じてしまう。


「──失礼しました。こちらから、私の“妻”の声がしたもので……譲り受けても構いませんか?」


 それは、預言の子と外見だけは似ていた。

 金色の髪、青い瞳、怜悧でありながら優しさを感じさせる目……どこか、モルガンとも似ている。

 そして、彼女の股間には……ディルドが可愛く見えるような“性剣”が備わっていた。



「んっ……あっ……? おま、えは……?」

「おはようございます、姉上……いえ、この異聞帯だと姉上ではないのでしたっけ? まあ、どちらでもいいです……美しい人であるのは、変わりないので」


 女として汚されきった、胸肉は長く伸び切り、毛の処理も甘く、未だに尻穴も閉じずにパクパクと開閉しているモルガンを、その女は美しいと言い切った。

 ふとズラした視線の先、オーロラと妖精たちが股間と菊門からびゅるびゅると精液を噴いて痙攣している。

 特にオーロラは、真っ白に燃え尽きてしまったような、曰く形容しがたい顔をしていた。

 まるで、そう……無限に愛を受け止められると思っていたのに、ただ一人に注がれた愛で許容を超えてしまい“愛される自信がない”と思い込まされてしまったような……。


「ここのカルデアは優秀なので、その内に事態も納まることでしょう。オベロンは……私は、男には興味が無いので、特に何もする気はないです。姉上が望むなら、沙汰を下しましょうか?」


 自身を姉と呼ぶ騎士相手に、首を左右に振る。騎士は、何故か嬉しそうに笑って、首に口づけの痕を付けてきた。

 酸鼻を極める現場から、優しく抱かれて退場しながら、モルガンはきっと、姉としては扱われないのだろうなと、薄々感じ取っていた。

妖精女王はもう帰らない~壊れた器、モルガンの末路

Comments

悪意がないから、悪いことに歯止めが無いんですよね、オーロラ様…。 だが、そんな彼女であろうとも、真なる頂点捕食者の前では…。

屋根が高い

フェアリー形の妖精に直でアナルファックさせるとかオーロラ様はやっぱ狂ってる() そしてふたなりタグが無かったせいで完全に油断してたぜ(白目) もうビーストで良いんじゃないかなこの騎士王()

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