※今日から1週間は、お題箱の方に送っていただいたリクエストを消化させていただきます。
お待たせいたしましたが、どうぞお楽しみくださいm(__)m
──遠い遠い昔、遠く遠くの星で、旅に出た偉大な少女の話を君は知っているだろうか。
コロルという名のその少女は、とある星で強かに、けれど一人ぼっちで暮らしていた。
歩いて、食べて、たまに歌い、眠りについては、また起きる、つつがない暮らし。
過去についてはどうしても思い出せないので、日々を生きる中でそれについて考える時間は少なかった。
コロルはある時、天から降りる一本の細い糸を見つける。
それが、彼女の転機。そこから伝わってくるメロディを感じてしまったコロルは、もう今までの暮らしで満足できなくなった。
コロルは宇宙へと、遠い遠い空へと旅に出た。星の糸を伝って、空腹や落下の恐怖に怯えながらも、何処かの誰かを何時かに求めて。
辿り着いた先には誰もおらず、糸など見つけなければと思ったこともあった。
傷つき、心折れて、旅を辞めてまた、生きるだけの日々に戻ろうともした。
けれど、糸を再び見つけたコロルは、その先で孤独に震える己を幻視した。つつがない日々には、もう幸せはない
彼女は再び天へと旅立つ。メロディを伝い、誰かの意思を伝い、帰ることを知らない旅を、星々の合間で続けていく
彼女は今もどこかで、誰かを求めて、星をさ迷っているのだろうか
少しだけ……今、彼女が何をしているのか覗いてみることができる。
偉大なる星の航海者、只人のままで奇跡を揺り起こす少女は今──
「あっ♥ あぁっ♥ んあぁぁぁっ♥ 気持ち、いいよぉぉっ♥」
──コロルよりも随分と年上に見える女性に、秘所を舐められて腰をヘコつかせていた
※
──筑紫理子という女は、控えめにいっても悪人の要素が強く、外道やクズとまでは言わないまでも、好感の持てるタイプの人間ではなかった。
何しろ理子は、矯正のしようのない、二つの悪徳を抱えていた。一つだけだって、彼女の暮らす世界では生きにくくなるのにだ。
一つは、どうしようもない嘘つきであるということ。それも、自分の得になる嘘だけは吐くタイプの、計算高く“自分は嘘吐きである”という自覚があるタイプだ。
もう一つは、更にどうしようもなく……年端も行かない外見の少女に発情する、いわゆるペドフィリアであるということ。行為に及んでいないのは、単に彼女に力が無いからという、それ以上の理由はない。
金持ちでもなければ、特別な機械や薬品も作れない。専門的な知識もないし、嘘吐きの癖に話術も得意とまではいかない。
冒頭で「外道やクズとまでは言わない」と理子を評したが、それはあくまで「外道やクズと呼ばれるような行いを“まだ”やっていない」という意味に過ぎない。
そんな理子は「大学までは義務教育」などと宣いながら、特に学びたいことも将来の展望もないのに最高学府まで進み、遊ぶ時間欲しさに通ったのに性格と性癖のせいで友達もおらず、日々を暇に過ごしていた。
そんな理子が、よりにもよって天から降りてきている“糸”を見つけてしまったのは、どういう運命だったのだろうか。
「なにこれ? ヤカンズル? 茶袋?」
金も無いので散歩くらいしか暇つぶしの手段がない理子は、本当に何にもない原っぱ……綺麗な花も無ければ、絶景が見れるのではもないそこに、家には置いておけないタイプの少女相手に劣情をたたきつけるタイプの色本を遺棄するという、中学生男子みたいな真似をしていた。
風雨に晒されながらも、まだ朽ちていないかつてのお気に入りを足でめくっている最中に“糸”を見つけ、マニアックな妖怪の名前を口にしながら、適当に糸を引っ張る。
あるいは、それまでもこの糸に触れ、遠くの星の風のうなりを、そして風をまき旅を続ける少女の孤独を感じ、己の好きなメロディを送り返した者がいたかも知れない。
だが理子にそんな上等な感性はない為、本当にただ“妖怪だったら面白いな”という、自分が襲われる可能性も考えていない好奇心から糸を引いたのだ。
そして、実に運の悪いことに……もっとも“彼女”は絶対にそれを不運だなどと思わないだろうが……その強い引きを、まるで来訪者を恋ゆるように力の籠った引きを、感じ取る者が先に居た。
なけなしの力で糸を蹴り、吹き付ける熱も、纏わりつく氷も、自分の体を襲う重みも、ものともしない強い少女は、大地が確認できる場所まで降下してから、糸をつま弾く。
かつて彼女は最初の旅の際に、風と石が糸を撫でるばかりの、不毛の大地に絶望を感じたことがあった。
けれど、糸から感じたメロディを……糸の先の彼女が送った精いっぱいの演奏を、まるきり優れた感性の持ち合わせもない理子も、確かに感じ取ることができた。
そして、いつかのように突然の風に煽られ、今回はあまりの歓喜に油断していた彼女は──コロルは、地上へと落下した。
今度こそ、死んでしまうかもしれない。大きな血の塊を吐いて、動けなくなるかもしれない。
ようやく、ようやく何処かの誰かに出会えるのに……涙も凍るほどの速度で落ちていくコロルは、しかし結果として怪我すらしなかった。
彼女の体が恐ろしく頑強であるというのも勿論あるが、そこには理子が延々と捨て続けた結果、百を超える雑誌や単行本が積み上げられていたからだ。
コロルは糸から落ちたはずなのに、感じたこともないほどに柔らかな感触を覚えて、ふわりと大地に着地する。
自分の周りには、コロルの落下の勢いを和らげてくれた、自分と似通った背格好の少女の絵が散乱していた。
それらはことごとく、少女が大人の汚らしい欲望の餌食になっている絵なのだが、コロルは性的な知識をまるで持っていない。当たり前だ、コロルはずっと一人だったのだから。
コロルは、だから……理子が適当に欲望を廃棄していただけの原っぱを、こう解釈してしまった。
「私を……待って、くれてたの? 私のこと、想像して……どんな子だろうって期待して……ずっと、ずっと絵を描いて……待っていてくれたの? そんな大事な絵を……わた、私を助けるために……クッションに、してくれたの?」
奇跡としか言いようがないのだが、コロルの口にした言葉は、理子の理解できる言語……この地球の、それも都合よく日本語であった。あるいは、コロルと地球人の起源は同じなのやも知れない。
理子は、棒人間くらいしか絵は描けない。かつては自分の欲望を自足させるべく、絵筆をとったこともあったが、左右にキャラクターの顔を向けることができなくて、やめた。
そんな理子は、涙目で見上げてくるコロルを見つめながら……白と紫の混じった髪を揺らす、明らかに地球人類ではない相手へ向けて、ただ一言こう告げた。
「ようこそ、地球へ」
確かに直接的な嘘は吐いていないが、コロルの誤解を解こうともしない時点で、無罪とはとても言えない。
泣きながらフラフラと理子に抱き着き、コロルは生まれて初めての自分以外の人のぬくもりを感じる。
寒さを凌ぐ為だけの、獣の毛皮とまるで違う。張り付くような熱に、コロルは「わぁぁぁぁぁんっ!」と声を上げて泣いた。
コロルはこの瞬間、自分はこの人に会うために旅をしてきたのだと確信をした。運命の人と、遂に出会ったのだと。
理子はそんなコロルの髪に顔を埋めながら「うわ、すっごい雌くせぇ……ぜってぇ私の嫁にする」と思っていた。
※
「あっ……んっ、はぁぁ……♥ き、汚く、ない……? んっ♥ んんっ♥」
コロルを自分の住むアパートへと連れ帰った理子は、彼女の少し薄汚れているが可愛らしい服に染み付いた幼女臭を堪能した後、真っ裸にしてその腋を舐めていた。
コロルにも水浴びや体を拭くという知識はあるが、星の糸を手繰る途中にはそんな余裕はとてもない。彼女は体中から理子を発情させる匂いをむんむんと放っている。
理子に対して好感度は天井をブチ抜いており、なおかつ性的な知識が皆無。こんな愛らしい幼女を、理子が放置するはずもない。
歓迎のあいさつとして、旅の汚れを落としてあげたいという理子の提案を、コロルは「本当に優しい人なんだ」と良い方にのみ解釈し、その体を理子へと預けた。
ぴちゃぴちゃとわざと音を立てながら、甘くてしょっぱい腋、ミルクの匂いがほんのりする胸、少女臭が籠っている首筋など、丁寧に舐めまわす。
コロルの喉からは、赤い舌が触れるたびに切なげな喘ぎが漏れ、どうしてこの人の“歓迎”を受けると、おしっこをしたくなった時のような気持になるんだろうと首をかしげていた。
「あっ……そ、そこ、ダメ……♥ その、お、おしっこを……するところ、だから……♥」
「へえ……♥ コロルは、ここからおしっこしか出ないと思ってるんだ?」
「え……? んぁっ♥ あぁぁっ♥ あんっ、んんっ♥ な、なんで……♥ あうぅっ……♥ さ、触られると、びりびりするぅ……♥」
理子の人差し指の腹で、くちゅくちゅと割れ目を撫でられて、コロルは必死に理子に抱き着きながら膝を震わす。
時には自分と同じくらいの大きさの魚や、強い獣も仕留めてしまうコロルにとって、こんなに簡単に自分をやっつけてしまう理子は、なんて強い人なんだろうと尊敬の気持ちが湧いてくる。
「ほら、見て……♥ これは、おしっこかなぁ? とろとろしてて、なんだか少しだけ酸っぱい匂いがすると思わない……♥」
「すん、すん……んっ……♥ ほ、ほんとだ……これ、なぁに? 私、病気になっちゃったの……? やだよ、せっかくリコに会えたのに……! こわいっ!」
「違うよー♥ これはね、気持ちよくなると出てくるの……私のことが大好きだから、コロルはこぉこ……♥ おマ〇コから、えっちなおつゆを出しちゃうの♥ 理子、好きだよぉ♥ 理子、愛してるぅ♥ って、そういうサインなの♥ 会ったばっかりなのに、コロルは私が好きすぎだねぇ♥」
「好き……♥」
コロルには友情も、信愛も、恋も、他者との間に生まれる縁の全てが理解できない。
それは逆に言えば、理子と出会い彼女を好意的に受け止めてしまった時点で、コロルの本能の奥に眠る全ての良き印象が、理子に重ねられるということだ。
自分の為に、大切な絵を犠牲にしてくれた理子。失うことに怯えて、旅を止めようとした弱虫の自分と比べて、なんて逞しいんだろう。
少しは体が強いと思っていたのに、簡単に足が震えるくらいにコロルをやっつけて見せた理子。この星にはほかにも命がたくさんいるらしいけれど、きっと理子は星で一番強くて優しい命に違いない。
そう考えるほどに、コロルの中の“良き夢”はぐるんぐるんと形を変えて、理子という存在と全ての善きものをイコールで結んでいく。
コロルにとって理子は、友人であり、恋人であり、姉妹であり、母親であり、妻であり、そして神であった。好きにならない、はずがない。むしろ、好きでいていいのかと自分の身の程を疑ってしまうほどだ。
「す、好き……♥ 私、リコが、好きっ……♥ リコの為に、ここまで生きてきた……♥ リコの為に、旅してきたの……♥ リコのモノ……私は、ぜんぶリコのもの♥ リコの喜ぶこと、ぜんぶしてあげたい♥ リコの為なら、なんでもする♥ もう一度、星の海に旅立つのさえ怖くない♥」
「あははっ♥ 告白しながら、マン汁噴いちゃってる♥ 癖になっちゃったんだねぇ、コロルぅ……♥ くそエロ過ぎんだろ、このエイリアン……♥ ぜってぇ逃がしてやんない……♥ このまま快楽堕ちさせて、逃げ場なくしてやる……♥」
「あっ♥ あはぁぁぁっ♥ リコのこと、好き好きのおつゆ♥ 止まらないよぉぉ……♥ あっ♥ あぁぁっ♥ 私のなか、リコに触られてるぅ……♥ 自分の中身は、見たことないのにぃ……もう、ぜんぶリコの色に成っちゃうよぉぉ……♥」
エロ漫画からの知識である為、実際には膣を傷つけかねない乱暴な手マンを行う理子だが、宇宙の海を越えられるほど強いコロルからすれば、ただひたすらに気持ちいい行為だ。
なにしろ、相手は神にも等しい理子である、コロルの生きる理由である……そのすべての行いが、これまでの旅とコロルという生命への肯定と賛美と同意だ。
実際には理子に性戯を仕込まれ、淫乱ロリへと改造されているだけなのだが、コロルにとってはこれまでの人生が報われる瞬間であり、終わらない絶頂を幼い体にもたらす。
「ねえ、コロルぅ……ちゅーしようかぁ♥ キス、とってもふわふわで気持ちいいよぉ♥」
「きす……? 声を出すところを、くっつけるの……? それって、メロディを……んんっ♥ んむぅぅぅっ♥ んっ、んふぅぅぅ~っ♥」
じゅるるるっ♥ と舌を啜られ、唾液を飲まされながら飲まれて、淫らな音律がコロルの体に刻まれていく。
それはコロルが旅の指標にしていた、美しいメロディの数々とは比べ物にならないほどに淫猥だったが、同時にコロルの体に直接響き渡り、その体の一部となっていく。
「(このメロディ、気持ちいい……♥ リコのくれるもの、ぜんぶすてき……♥ リコは、私に幸せをくれる……幸せ……♥ これが、幸せぇ……♥ んっ、ふわふわする……空を、飛んでるみたいぃ……♥)」
「あはっ♥ トロ顔ロリ最高ぅ……♥ ほぉら……次はこぉこ……♥ おマ〇コ同士で、ちゅっちゅっしようねぇ……♥」
「あ、みゃぁぁぁぁぁぁっ♥ んあぁぁぁっ♥ ん、なぁぁぁぁぁっ♥ あはぁぁぁっ♥ あっ、あぁぁぁっ♥ んん、んふぅぅっ……あぁぁぁんっ♥ き、キスぅぅっ♥ おマ〇コキスっ♥ リコとのおマ〇コキスきもちいいよぉぉぉおぉっ♥ 幸せっ♥ 幸せぇぇっ♥ 好きっ♥ 好きぃぃぃぃっ♥」
「愛してるって言えっ♥ これが“愛してる”だって覚えろぉっ♥ 私のこと好きになれ♥ 私だけ愛するロリになれ、コロルっ♥ 言えっ♥ マンイキ決めながら愛してるってぇぇっ♥ 言わないと捨てるぞぉっ♥」
「やぁぁぁっ♥ 捨てないで♥ 捨てないでぇ♥ リコは私のすべて♥ すべてなのぉぉぉっ♥ 愛してるっ♥ 愛してますっ♥ リコを愛してるぅぅぅっ♥ あぁぁぁっ♥ おつゆ噴くぅぅぅっ♥ 気持ちよく、なるのぉぉぉぉ……リコの愛で飛ぶぅぅぅぅぅぅっ♥」
ぶしゃぁぁぁぁっ♥ と派手に愛液を噴き出しあい、生まれて初めての貝合わせで、永遠の愛を教え込まれたコロル。これはもう、一種の神秘体験である。
仮に理子よりもレズセックスが上手な輩とか、あるいはセックス自慢の男がコロルを抱いたところで、二度とこの印象は覆せない。
コロルの注ぐ理子への愛は、すなわち彼女の星の旅の重みを背負った深愛なのだ。快楽では覆せない。コロルは、恒久的に理子だけのオンナになった。
まだ甘え方もうまく知らないために、胸から湧き上がってくる愛しさのまま、コロルは理子に抱き着き、その胸に顔を埋めてすぴすぴと匂いを嗅いで見せる。
理子はその頭を優しくなでてやりながら、この少女がどれほど偉大な存在かをまるで理解することなく、都合の良い恋人ができたとほくそ笑んでいた。
※
──かくしてコロルはもう、旅をしていない。
水の星で出会った最愛の胸に抱かれ、歩いて、食べて、たまに歌を歌い、最愛に抱かれて獣のような喘ぎ声をあげながら眠る。
本来ならば、宇宙の歴史に残るほどの物凄い存在の少女が、どちらかと言えば邪悪寄りの、ただの人間に騙されて性奴にされ、無知につけこまれて消費されていることを、君は喜劇だと笑うだろうか、悲劇だと嘆くだろうか。
けれど、今のコロルには、巡る明日を共に迎える相手がいる。
「みて、リコ! これ、あげるー!」
水着に身を包んだコロルが、最愛に向かってヒトデを差し出す姿が幻視される。
水着姿を見たい、あわよくば砂浜でセックスになだれ込もうと考えているのは明らかだが、それでも最愛はコロルの知らない世界を教え続け、彼女の孤独を癒し続ける。
だからもう、コロルはこれ以上に何かを望むことはなく……それはやはり、幸福な結末なのだ。
役目を終えた空からの糸を伝い、コロルの奏でる淫らなメロディが宙へと拡がっていく──私はここにいる、何処かの誰かと共に何時かを過ごし続けるのだと。
今回の攻め役
※筑紫理子(つくじ りこ)
・大学生。致命的なレベルで利己的な嘘つきであり、しかもロリコンという二重苦を背負っている、特別な才能など何も持ち合わせない底辺よりの女性。見目はそこそこ整っているが、幼児を見つめて口元を緩めたりしている為、致命的なレベルで周囲からは敬遠されている。
・仕送りの半分ほどをおねロリものの成人向け漫画や同人誌に使ってしまうため、常に金欠。しかも飽きたら売るなりすればいいのに、何故か原っぱに遺棄するという不毛な行いをしていたが、結果的にこれがコロルの好感度を天元突破させる契機となった。
・人間の屑ではあるが、自分が手を出した相手には(独占欲混じりであるが)執着を抱き、捨てたり裏切ったりするのを嫌う。もっとも嘘は平気で吐くので、誠実とは程遠い。
・これは「自分が悪者になりたくない」という利己的な理由が大きいが、それでもロリが最悪育っても、なんとか付き合っていこうと悲壮な覚悟を決める程度の責任感はある……責任という言葉を辞書で引けと言いたくなるが。
・コロルから旅の話を聞いても「へー」としか思わない程度には感性が死んでいるが、そのお陰で私情を一切挟むことなく文章化することができたのもあり、“文才が無かったお陰で小説家となった”彼女の『スターストリングス』シリーズは、理子とコロルの二人暮らしを余裕で成立させるくらいにはヒット作となった。
屋根が高い
2023-04-29 11:41:30 +0000 UTCヨネザワ伍長
2023-04-29 11:21:05 +0000 UTC