「おっ……ぎょおぉぉっ……♥ ぶげっ……か、はぁぁぁっ……♥」
みしりっ、みしりっ、ぐぎっ♥
みちっ、みちっ、むちぃぃっ♥
生志摩妄の首が、柔らかいもので締め上げられ、圧迫され、異音を立ててへしゃげていく。
失ったはずの左目からも、赤い血の涙がこぼれ落ちており、幻肢痛ならぬ幻眼痛を彼女の脳内に伝えていた。
死と痛みに取り憑かれ、強いものに支配されたい、敗北して傷つきたいという欲望に駆られている妄は、崇拝に近い感情を抱く蛇喰夢子から絶縁以来久しぶりに声掛けを受け、最近になって百花王学園に現われた謎の3人組へと挑むメンバーとして招集された。
夢子に頼られるのも最高だったが、妄を何よりも興奮させたのは、3人の中の1人……いや、人といってもいいか怪しいほどの、異相の女の存在だった。
ボロボロの巫女服を纏った、異様な長身。手入れされていない髪の毛は、猫背気味に前へばさりと投げ出されて膝まで届き、まるでホラー映画の登場人物のような印象を受ける。
人によっては失笑してしまうような姿かも知れないが、妄はその姿に最高に興奮した。本物の“死”の気配を感じたからだ。
実際に、貞絵と呼ばれているその女とのギャンブルは、他の2人のそれとは違い、意識不明に陥ったもの、心臓発作で病院に運ばれたもの、中には発狂したものすらいると言われている。
他の2人の対戦相手が決まった時、妄は迷うことなく貞絵に接触した。まるで恋する乙女のように、前に立つだけで興奮が抑えきれなかった。
「はぁ……はぁ……♥ お前、いいよ♥ ものすごく濃い、死の匂いがする……♥ たまんない♥ さあ、ギャンブルしようぜ! アタシとお前、どちらかが果てるまで止まないギャンブルだ!」
そう妄が声をかけても、貞絵は特に反応しない。首を少し傾けたようで、髪の合間から妙に整った顔と、澄んだ瞳が露わになっていたが、それは妄に反応したのか、それとも貞絵の世話役らしいツートンカラーの眼鏡の女を見ているのかの区別がつかない。
たいていの痛みや苦しみは経験しつくした妄だが、無視だけは気持ちよくないし、耐えられない。
妄は“21号”とけったいな呼び方を他からされていた眼鏡女に向けて、自前の拳銃を構える。
「おいおいおいおい、理不尽の化身みたいな外見しておいて、無視は無いだろぉ? こっちが何もしなくてもブチ殺しにくるのが、お前らみたいなクリーチャーの花形だろうが? こうやって、大事な相手の命を握られたらどうだぁ? そういうのたまにあるもんなぁ、特定の相手だけ守ろうとする化け物!」
「……銃を下げて。そんなもの、私には効かないから脅しにならないわ」
「はぁ? なに、バトル漫画の主人公みたいに、弾でも弾いて見せるって? それはそれで見てみたいな……?」
ふと視線をズラすと、貞絵の澄んだ目と妄の視線がかち合った。
澄んだ目というと、当然ながら人間は勝手にそこへ、清浄で美麗であることを見い出す訳だが、貞絵の目は違っていた。底なし沼が透明で、それでもそこが見えないような……そういうある種、宇宙的な恐怖が目の中には宿っていた。
「お前……」
珍しく妄が、言葉を使った交渉に切り替えようとしたその時には、もう彼女は貞絵に目を付けられてしまっていた。
大きくて広い手が伸ばされて、ぐしゃりと拳銃ごと妄の腕の捻り潰す。
金属と肉片が交じり合う感覚に、ぷしゃぁぁっ♥ と思わず愛液を噴いた時、耳元で妄の声で……自分自身の声音で間延びした声が響いた。
「──じゅかいむらぁぁぁぁぁぁ」
妄の頭が鷲掴みにされ、貞絵の股間へと押し付けられる。
むわっ……♥ と巫女服越しでも分かるほどの濃い雌臭に、体が反応するよりも早く太ももに挟み込まれ……冒頭に至る。
「(あっ……あぁぁっ……♥ こ、れぇぇ……♥ すげっ、えぇぇ……♥ マン臭嗅がされながら、首潰されるの……やべっ……♥ 息……いぎっ……さんそ、たんねぇのに……鼻で嗅ぐの、優先しちまうぅぅ……♥ あっ……折れる……アタシの首、折れるぅぅぅっ……♥)」
交渉も利かない、突然反応して動き出す、死の化身。
ギャンブルを介する暇もなく、ぶち殺されかかっていることに、右腕の日が付いたような痛みと共に無限の快楽が襲ってくる。
たった一度しか経験できない、至高の痛みが最高の形で訪れようとしている……もう妄の体は自由意志を放棄しており、股間からは失禁混じりの愛液が噴き出し、足はバタバタと虫のようにもがいているのが分かった。
「(おっ……逝く……イグッ……♥)」
最後のアクメを決めた瞬間、脳が既に快楽を処理できるだけの酸素を得ていなかったことから、妄の体は完全に動きを停止する。それでも、みちみちと圧力はかかり続け……やがて、太腿で切断された妄の首は、満面の笑みのまま貞絵の股下で跳ねた。
※
「──はっ!?」
目が覚めた。
たった一度しか体験できないはずの、死の快感を味わったはずなのに。
意識はもう無かったが、首が柔らかいもので押し切られて切断されるという、未曽有の間隔だって味わった記憶がある。
それなのに……妄の首はきちんとつながっていたし、それどころか粉砕されたはずの手も傷一つなく無事だ。
一瞬、死後の世界とやらかとも思ったが、呼吸をしていることや、心臓の鼓動が聞こえることから、やはり違っているように思われる。
「てか、ここどこだ? 百花王学園じゃないよな……?」
妄が目を覚ましたのは、廃材としか思えない木片を積み上げて、何とか家の形にしているような粗末な建造物の中だった。家具と言えるようなものは何もなく、妄が寝ていたのだって、顔を埋めたら匂いがしそうなムシロの上だ。
「どうなってんだよ……貞絵はどこいった?」
妄がそう口にした瞬間、まるで返答するかのように。
朽ちかけた家屋を粉砕しながら貞絵の大きな手が伸びてきて、妄の頭を強く掴み、吊り上げながら引きずり出した。
「ぐげぇぇぇっ!?」
咄嗟のことで妙な悲鳴が漏れたが、貞絵に吊られながら周囲を見回すと、そこが緑の生い茂る森のような場所であり、無数のロープが輪を作って木の枝から揺れていた。
「な、なんだこりゃ……まるで、樹海みたいな……樹海?」
あの間延びした声。もしかして“樹海村”と言っていたのか?
樹海村というのは確か有名な都市伝説で、富士の樹海に自殺者たちの作った呪われた村があるとかいう話だ。妄は死にたがりではあっても、自殺は気持ちよくなれないので、特に興味も湧かず詳しく調べたことは無いが。
貞絵はぶらぶらと妄を揺らしながら、手近なロープにその首を引っかけると、妄を首吊り状態にして手を離した。
「ぐえぇぇぇぇっ♥ おっ……おほぉぉぉっ……♥ ま、ましゃ、かぁぁっ……♥」
貞絵は実に器用な手つきで、決して妄に力をかけないように……つまりは一瞬でも首が楽になることがないように、最新の注意を払いながら服を脱がせ、死の恐怖と快楽で乳首とクリストリスがガン勃ちしているのを、その指で弄り始めた。
掌が大ききだけあって指も長いのだが、細かい作業は決して不得手でもないようで、妄の体はこまやかな愛撫によって快楽を仕込まれ……同時に、彼女の“処刑”は執行され続けていく。
「いぎぃぃぃぃっ……♥ おっ、ぎょほぉぉぉぉぉっ♥ ぷ、ぷぎっ……あ、へぇぇぇぇっ……♥」
絶頂して喘ぎ声を漏らすほどに、死へのカウントダウンは進んでいき、それが妄の性癖と合わさって、死に欠ければ死にかけるほどに敏感に、気持ちよくなっていくのだ。
「ひ、ぎぃぃぃっ……♥ あがっ、ががが……おほぉぉぉっ……び、げぇぇぇっ……♥」
決して貞絵は「ぐい」と体を下へ引っ張るとか、妄を直接殺めようとしたりはしない。
けれど、じわじわと覚え込まされる広くて大きな手の暖かさと、それがくれる快楽自体が、生命終焉のの先触れであり……妄は片方しかない目で涙を流しながら、白い泡を吹きだし、絶頂と共に2度と目覚めない眠りに落ちた。
最後の瞬間、視界が捉えたのは足元で骨だけになっている死体が、百花王学園の制服を纏い、目元に眼帯をつけていたこと。
ああ、このロープは自分の為にかかっていたのだと、妄は理解した。
※
「えっ、はっ……?」
妄は、2度と目覚めないはずの暗黒の底から、3度目の覚醒を果たす。
見回せば、そこは廃材で作り上げられた粗末な建物の中。それが先に寝かされていた場所なのか、それとも別の建物なのかすら分からない。
「ま、まさか、これって……!?」
ようやく自分が巻き込まれている、尋常ならざる現象を理解する妄だが、今回は貞絵は既に建物の中に潜んでいた。
のそりとその体が妄にのしかかり、はぁぁぁ……と冷たい息が吹きかけられる。
死臭でもするかと思ったのに、匂いはどこか柑橘系の果実のような匂いがして……妄の体を、強制的に同性相手に発情するものへと、作り替えていくかのようだった。
※
──それから妄の、延々と貞絵によって“逝かされ”続ける日々が始まった。
貞絵は様々な手段で妄に快楽を与え、しかしそれらはすべて死に直結するものであり、最終的に妄は至高のアクメをキメながら死んでいくことになり……そして、また蘇る。
己の性癖的に、そのうち“死”にも飽きてくるかと思ったのだが、痛みや拷問の類とは根本的に“絶対の消失”の感覚は違っており、幾度繰り返しても慣れることはなかった。
それこそ「どうせ次も生き返るから」と思ったその瞬間に、永遠の死を迎えて二度と目覚めないという、底意地の悪い展開もあり得るような気がする……体験してきた“死”は、そういう根源的な恐怖に繋がっていた。
「あっ♥ あぁぁぁっ♥ や、やぁぁっ♥ もっ、イケなっ……これ以上、イケないぃぃぃっ♥ あ、あだまっ♥ あだまがやげるぅぅぅぅっ♥ マ〇コいじるのやべでぇぇぇぇっ♥ やべでったらぁぁぁぁっ♥ んむぅぅぅぅぅっ……お、ごぉぉぉっ……♥」
ある時は、延々とマ〇コと乳首を弄られ続け、アクメが止まらなくなって死んだ。
気持ち良すぎて、心臓が耐えきれなくなって、脳のニューロンがぶちぶち死んでいく感覚が、快感と共に伝えられていく。体が壊れていくだけでなく、目に見えた細胞まで死んでいく……それが快楽によって可視化されており、アクメ死を決める時のキスで絶望的なまでの甘さを感じた。
「いぎぃぃぃぃっ♥ おっ、おぐぅぅぅぅっ♥ おぐ、届いてるぅぅぅぅっ♥ ひぃぃぃぃっ♥ 引き金引くのやべでぇぇぇぇっ♥ かちっ、かちってされる度に……イクの止まらないぃぃぃぃっ♥ い、逝くの想像して、イキ潮を止まんねぇよぉぉぉっ♥」
ある時は、拳銃をマ〇コに捻じ込まれて、バイブ代わりに使いながらロシアンルーレットを仕掛けられた。
子宮口に銃先が触れる度に、かちっ、かちっと引き金がゆっくりと引かれ、赤ちゃんの部屋吹き飛ばされる恐怖に絶頂が止まらなくなる。
結局、最後は外で木が倒れた音を発砲と勘違いし、妄は撃たれてもいないのにショック死した。
「ふふっ、どう♥ 少しずつ、こうやって……あーむ♥ はむっ♥ 体が欠けるように食べられていくのは♥ 戦闘力はゴミに毛が生えた程度だけれど、才能のある奴は味がいいみたいね♥ あむっ、んくっ……♥ こういうのだったら協力してやるから、どんどん呼び出しなさいよ♥」
ある時は桃色の肌を持った魔人のような女が表れて、妄の体をお菓子に変えてしまった。妄が拳銃を向けたメガネの女と少し似ている気がしたが、性格は全然真逆で邪悪そのものだった。
ウェハースに変えられた妄は少しずつ齧り取られ、手足を失って、頭を無くしても何故か意識は消滅しない。
訳の分からないナメクジのような形に変えられながら、恐怖と快感の絶叫を上げた辺りで、真っ二つに割かれて腑の底に収められた。
「おっ♥ おぉぉっ♥ も、やめてぇぇぇ……しきゅ、子宮、飛び出すぅぅっ……♥ ほぎょっ♥ ぷぉぉぉぉっ♥ な、殴られるの、気持ちいいぃぃっ♥ 気持ちいい、けどぉぉっ♥ 子宮ばっか狙うのはやめてぇぇぇぇっ♥ ふんぎぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥」
ある時は首ではなく手をロープで拘束されて、ひたすらにサンドバッグ代わりにポルチオ刺激を食らい続けた。
痛みや苦しみよりも先に襲ってくる快感。自分自身の性癖が……痛みや死や支配を望む性状が、快感によって刷新されてしまうような恐怖。
ただ死ぬのではなく、2度と生志摩妄に戻れなくなりそうで、その時になって初めて妄は「ころしゃないでぇぇぇぇぇっ♥」と小便を撒き散らしながら絶叫した。
そして、何度目かの蘇生で。
妄は目が覚めると同時に、貞絵が室内にいるパターンなのを確認してから、手早く服を脱ぎ、けれど決して貞絵の不興を買わないようにと丁寧に畳み、下着を一番上に置いた状態で自身の左側に置くと、深々と全裸で土下座した。
「貞絵様ぁ……♥ アタシの、神……アタシが、本当に出会った女神様ぁ……♥ あ、アタシは、改心しましたぁ……死を乱雑に扱い、快楽のつまのようにしていた、愚かなアタシはもういません♥ 死にたくない♥ 死は、気持ちいいけれど選びたくない♥ でも、興奮してしまう……あなた様に、目覚めさせていただいたんですぅ……♥」
妄が「あなた」という呼称を使う相手は、誰一人いなかった。いつか殺されたいと願った桃喰綺羅莉も、女神のように崇拝した蛇喰夢子も「お前」や「あんた」留まりだった。
「だ、だから……何度でもデスアクメ♥ 死ぬ瞬間の至高の快楽を与えて下さる、あなた様は私の神です……♥ あ、アタシの生は、あなたの気まぐれで捻り潰されるもの……もう二度と、アタシは自分の命を粗末にしませんからぁ……どうか、あなたの為にアタシの命を使い潰してください♥」
異常者からの、誠心誠意の告白。
それを貞絵は聞き届けると……そっと妄の体を抱き上げ、自分の豊かな胸に押し付けるようにして背中を撫でた。
いつの間にか周囲は、百花王学園に戻っている。妄の体には傷一つなく、脱いだはずの制服も身にまとっており、ただ拳銃だけがぐしゃぐしゃに潰されて転がっていた。
「えへへ……♥ 貞絵様ぁ……♥ 人に命を預けるのって、気持ちいいなぁ……♥ ゆめこにも、後で謝らないとなぁ♥ きっと、今のアタシなら夢子とも仲良くやれると思うんだ……♥」
※
──こうして、百花王学園から様々な意味で風雲を起こしていた3人の女生徒が消えた。
もっとも、そのことが大きな問題になることは無かった……連れ去られたのは3人だけだが、堕とされた人数はもっと多く……彼女たちはもう、私欲に満ちたギャンブルではなく、偉大な自分たちの支配者へ捧げつくすことだけを喜びにする、レズ嫁と化していたのだから……。
【怪異枠 貞絵(さだえ)】
※初登場エピソード
『怪異に敗北レズレされる女科学者~人造人間21号強制同性再婚』(https://fallen02side.fanbox.cc/posts/5046170)
※個性(?)《怪異》
様々な都市伝説、現代怪談、ネットロアなどに登場する怪異たちの特徴を自身に反映することができる。この際、相対している者の声で怪異の名前が世界に宣言される。
基本的に物理攻撃は一切通用せず、『ドラゴンボール』の世界の気弾(それも魔神ブウ編以降の敵が放つもの)すらも無視して、ひたひたと近づいてくる。
科学体系が歪な進化を遂げているヒロアカ世界の出身者なので、見た目に反して最新テクノロジーを掌握するのも得意。
※ボロボロの巫女服を纏った、異様な長身の、女性の姿をした怪異。手入れされていない髪の毛を膕(膝裏)まで伸ばし、猫背気味に前へばさりと投げ出していることが多い。髪の合間から覗く顔は整っていて、澄んだ綺麗な目をしている。
※とかく不気味な存在で、一応の意思の疎通はできるのだが、襲う対象は20歳以下に限定しているなど、余人には理解できない理の下で動いている。
※人造人間21号(善)の要望を聞いてくれたりと、意外と優しいところもあるらしい。その際の愛撫は優しくなるなど、女性に対して支配欲や恐れさせたいだけでなく、きちんと愛情(めいたもの)も持ち合わせているようだ。
※現在のネームド妻帯ヒロイン
『ドラゴンボール ファイターズヒストリー』より
・人造人間21号(善人格。正妻)
・人造人間21号(悪人格。現在、調教中)
『賭ケグルイ』より
・生死の境で遊ぶ者 生志摩妄←New!
※こんなプレイが売りだよ!
・圧倒的な理不尽で以て、相手の心と体を壊す。
・怪異の拡大解釈によって、多彩なプレイに対応(ふたなり化も可能だが、葉子もいるため若干自重)。
・長身を生かした圧迫や窒息などのパワープレイ。
・素直な相手には優しいことから、純愛異種姦も可能。
屋根が高い
2023-05-08 12:40:27 +0000 UTCdekoi
2023-05-08 12:08:32 +0000 UTC