──20XX年。
地球に数多存在したすべての悪の組織、人類の敵性存在は壊滅した。だが、それは世界の平和には繋がらなかった……。
それを成し遂げた超常の力を持つ異界の乙女の集団『瑠璃宮(ルリイエ)』は、地球人が単体で己を守ることの敵わない弱き種族であると断じ、完全なる管理の下での生活を強要して来たのである。
それぞれの悪の組織、妖魔や淫獣、ゆらぎといった異形と戦ってきた者たちは、ここに遂に結束。
瑠璃宮が目指す理想郷を否定する、人類の抵抗と尊厳の守護者……理想郷を越える者たち(EX- Ἀρκαδία)──エクスカディアを名乗る戦士たちの、地球最後の抵抗が幕を開けた!
※
「──おらおら、さっさと歩くッス! ちんたらしてたら、日が暮れちゃうッスよ!」
「きゃぁっ! ら、乱暴はやめてよ!」
天界より遣われた姫騎士──神騎としての力を、人間でありながら持つ神騎キリエルこと報生キリカは、自身のことを乱暴に引っ張る『瑠璃宮』の下級戦士・泥符倭暗(ディープ・ワン)の少女に抗議の声を上げる。
「キリカさんの言う通りです。あなたたち『瑠璃宮』は侵略者ではあっても、私たち地球の民に礼儀を尽くしているのではなかったのですか?」
「うぐっ……だって、アタシのこと散々にボテくり回した相手だし……ッス」
「ヨークさん、これはあなたが悪いです。キリエルさんに謝ってください」
「……ごめんッス」
こちらは正真正銘、天使の神騎である神騎エクシールこと エリス・エクシリアの言葉に、二人を連行している泥符倭暗の内、メイド服を纏った冷厳な印象の少女の方が注意を促し、ヨークと呼ばれた巨大なナックルを装備した方の少女が、渋々と謝罪した。
正直なところ、交戦した果てに敗れて捕まるまで、エリスとキリカは『瑠璃宮』自体を無機的な侵略者か、サディスティックな破壊者だと考えていた。
二人の“主”に当たる央堂継彦こと魔王エイダムだけは「あいつらにはあいつらなりの秩序があり、正義があるんだろう」と考察していたが、そちらが当たっていたらしい。
「ですが、エリス様、キリカ様、お二方は私こと精命卿サトラ様配下であるクォンと、こちらのヨークさんに敗北したのです。捕虜であるという、己の立場は弁えてもらわねばなりません」
「精命卿、サトラ……そういうことですか」
「……情報収集に常にいそしむのは、戦士として正しい姿勢です。評価しましょう」
「無視されたからって涙目にならなくていいじゃないッスか、クォン」
「泣いてなどいません。私を泣かせたら大したものです」
メイドのクォンの目元が美しい涙で煌めているのに気付き、今度はキリカが「なんかごめん」と謝罪の言葉を口にした。なんとも……緩い空気が流れていた。
瑠璃宮に敗北して囚われるというのは、現在エリスやキリカが身を置いている組織・エクスカディアにおいては“尊厳の死”と同義と考えられており、見る影もない程に体も精神も作り替えられて、かつての仲間を瑠璃宮に献上するべく襲い掛かり、愛した男を残酷な手段で殺めるのが常と考えられている。
その数少ない例外こそ、精命卿サトラとその配下に囚われる場合である。
サトラは瑠璃宮の最高幹部連である応龍渡腕(オールド・ワン)の一柱であり、その実力は「狂っている」「エクスカディアでも特に戦闘特化の者が、最低でも十人以上でかかるべき」「その際も撤退を優先」とされる実力者だ。
しかし同時に他の応龍渡腕と違い、強さに関係なく人類をリスペクトしている面があることで広く知られており、何なら瑠璃宮の組織図や構成員などの大半の情報はサトラから得た……残念ながらエクスカディアは劣勢であり、応龍渡腕と戦闘して無事に帰還したものは少ない……というほどだ。
その為、敵幹部というよりは“中立勢力”と扱う向きすらあり、捕えても無事に返してもらえることがほとんどであるとされる。しかし、瑠璃宮の方針に異を唱えたり、侵略を止めたりする様子はないため、味方と扱うことはやはり出来ない相手だ。
クォンが警告めいたことを口にしているのも、主の“緩さ”を理解してのものだろう……エリスとキリカの主も時どき素っ頓狂な──魔王的な──行動をとるため、なんだか共感まで覚えてしまう。
そんな精命卿サトラは……エリスたちを前にしての第一声は、まさかの怒声であった。
「こらー。見てないと思ったでしょ、私が。ウトウトしてると思ったでしょ? 見てたよ、キリカちゃんにひどいことしたの」
……身長2mを超す、どどめ色と言おうか、濁った灰色の髪の巨女は、キリカの為に部下に向かってぷりぷりと怒って見せた。
なんとも緊張感のない眠そうな表情で、怒声にも覇気が無いのだが、怒られているヨークは真っ青である。
「ひぃーっ!? も、ももも、申し訳ないッス! で、でもあれは、ボッコボコやられて腹が立ってたんで……」
「喧嘩になったら、全力尽くすのは当然でしょー。そういうので恨みっこは無し。少なくとも、私は嫌い。もうしたら、嫌だよ?」
「あうぅぅ……も、申し訳ないッス」
すっかり小さくなったヨークの様子に、サトラは機嫌を直したようで、その目がとろんと眠そうに垂れ始めた。ホッとクォンが緊張を解いた気配がする辺り、なんとも緩く見える態度なのだが、やはり瑠璃宮の構成員的には恐ろしいのだろうか。
「反省したなら、よろしい。ふわぁぁ……怒ったら、眠くなってきた……」
「あの、サトラ卿……可能なら、私たちを解放してほしいのですが」
「んぁ? ああ、ごめんねぇ。わざわざ来てもらっちゃって。ほら、私の権限で逃がしたってならないと、怒る子もいるから。面倒だけど、付き合ってください、はい」
何処までも緩い様子のサトラに、エリスはそこまでの悪感情は無いが、こういう性質だからこそ不真面目さを嫌う者もエクスカディアにはいる。
キリカのその一人で、何とも複雑な表情をしているが、解放される可能性を潰す気は無いので黙っていた。
「ああ……そだ、その前に。クォンちゃん、ヨークちゃん。ティスちゃんと一緒に、なんだっけ……アトラク=ナクア?」
「それは呪編蟲アトナ様の本名です。戦略防衛学園アタラクシア、でしょうか?」
「そうそう、それ。そこに行ってきて。あそこはエクスカディアでも過激な人が多いらしいから、気を付けてねぇ」
目の前で行われる、新たな侵略の計画。
クォンとヨークはそれぞれ「仰せのままに」「任して合点ッス!」と部屋を出て行ってしまい、これを阻止するには一刻も早く解放されて、エクスカディア本部とアタラクシアに一報を入れるしかない。
焦れて険しい表情になっている二人に向き直り、サトラが「それじゃあ……」と呟いたところで──その目が、スッと細まった。
「おぉー……もしかして二人は、エッチしたことある? 互いに」
「なっ、なななな……!?」
「ど、どうしてそのことを!?」
それというのも、神騎として悪魔の集団"ウォーグリム"や堕天使の軍団と戦っていた頃、元々はエリスの上司であった天使長アズエルが堕天したアゼルに敗北し、囚われて調教され……互いに雌チ〇ポを生やされて絡まされた一件である。
その頃はまだ瑠璃宮が襲来すらしていなかったはずなのに、何故そのことをサトラが知っているのか……先まで眠そうだった瞳の奥には、怪しい熱が宿り始めていた。
「ふーん……へー……気持ちよかった? エッチするの」
「そ、それは……キリカさんが、とても可愛かった、ですから」
「ちょっ、ちょっとエリスさん、真面目に答えないでいいから! このセクハラ侵略者! さっさと私たちを解放してよ!」
「ごめんねぇ、それは出来なくなったみたい」
予想外の言葉に驚愕するエリスとキリカは、拘束していたクォンとヨークがいなくなったことで、咄嗟に神騎の姿に変身する。
配下の泥符倭暗たちにすら……連戦に次ぐ連戦で消耗していたとはいえ……敗北したのに、応龍渡腕であるサトラに一矢報いることさえできるのか。警戒する二人に向けて、サトラは軽く……ちょうど下腹部の辺りを指さしてみせて、それだけだ。
それだけで……二人の股間からは、とんでもない爆根が生えた。
「んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥」
「はへぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ♥」
生えた拍子に軽く射精してしまい、互いの体に頭から精子をぶっかけてしまう。
アゼルに生やされたチ〇ポとは、大きさも感度も違いすぎ、互いの匂いが混ざる精子を被った瞬間に、心の中にきゅんきゅんきゅんと相手への愛しさが湧き上がってしまう。
「な、何故、こんなぁぁ……ほぉぉっ♥ キリエルがエッチに見えて、すんげっ♥ あ、ああぁ……わ、私ともあろうものが、こんな下品な言葉使いをぉ……♥」
「ふぅー♥ んふぅー♥ エクシール、エロいよぉぉ♥ パコりたい♥ マンパコしたいぃっ♥ うあぁぁっ♥ 頭の中が、男の子の欲望でいっぱいになってるぅっ♥」
「ふたなり女子の恋は、私、全力で応援しちゃうんだよねぇ……さあ二人とも、思う存分、幸せになろうねぇ」
サトラは確かに穏健派の応龍渡腕なのだが……ただ一つ、凶悪な性癖を有している。
それは、ふたなりの女子やふたなり経験のある女子がいると、何が何でも結ばせようとすることだ。
その為ならば快楽ザコザコ爆根も生やすし、互いに精神操作の類すらもたらしたりする……サトラも、まぎれもなく侵略者・瑠璃宮の幹部であるのは変わらないのである。
「ふぅぅぅっ……♥ き、キリエルぅぅぅ♥ こ、これ、マンパコしたらまずいです♥ 絶対に、悪い快楽覚えちゃうぅぅっ……♥ キリエルのこと大好きになって♥ 継彦のこと忘れてキリエルだけ好き好きになって♥ 一生腕の中に閉じ込めて終身刑からの出産刑に架しちゃいますぅぅぅっ♥」
「ほへぇぇぇっ……♥ エクシールに孕ませ終身刑、たまんねっ……♥ はっ……!? そ、そんなことになったら、センパイを忘れちゃうじゃないぃ……んへっ♥ んへぇぇっ……♥ そ、挿入禁止♥ 孕ませラブラブおセックスは禁止しないとぉぉ♥ で、でもぉ♥ チ〇ポ切ないぃぃっ♥」
爆根が伝えてくる快楽に震え、腰が勝手にヘコついてしまうエクシールとキリエルの二大神騎。腰ヘコだけでも軽く空気を裂くごとに快感が高まり、射精で発散しなければ、近く理性が消し飛ぶのは避けられない事態であった。
しかし、挿入すればただ相手を孕ますばかりの獣に変わり果ててしまうのは必定……そこで二人が選んだのは、挿入せずして性器に快楽を与える方法……すなわち雌チ〇ポ同士を擦り合わせて快感を得ることである。
一言で言い表すなら、兜合わせであった。
「んおぉぉぉっ♥ キリエルチ〇ポが裏筋にぃぃっ♥ 敏感なところにずりゅずりゅ触れてますぅぅぅっ♥ あったかくて♥ 吹き出すお汁でぬるついてぇ♥ あへぇぇっ♥ 好きっ♥ キリエルのこと愛しちゃうっ♥ ただでさえ尊敬できる同胞なのに♥ 恋愛感情プラスされちゃうぅっ♥」
「へ、変なこと言わないでぇぇ……♥ わ、私の方が、エクシールのこと好きなんだから♥ そ、尊敬してるし、エッチな見た目だし♥ 実はあのふたなりエッチの後♥ 時どきエクシールに乱暴にパコられる妄想でヌイてるんだからねぇ♥ はへぇぇぇぇっ♥ 出るっ♥ 射精すぅぅっ♥」
互いの性欲を抑える為に行った兜合わせだったが、効果は完全に逆……互いへの好意を語り合いながら腰ヘコしてしまい、ますます相手のチ〇ポに魅せられて……しかも、もっとも敏感な箇所に白いのかけっこするという、大自爆をかましてしまった。
二人は先に射精してイッたあと、ほこほこザー汁を雌チ〇ポにぶっかけられることで追いイキして「いぎゅぅぅぅぅぅぅぅっ♥」「く、くるっちゃふぅぅぅぅぅぅぅっ♥」と絶叫し、そして……その叫びで理性を排泄してしまったように、後は互いのマ〇コにチ〇ポぶちこみ、ラブラブ孕み嫁にすることしか考えなくなった。
「お゛ほぉぉぉぉぉっ♥ キリエルマ〇コすげっ♥ すごすぎますぅぅぅっ♥ ま、前に挿れた時とチ〇ポ違うからか♥ 気持ちよさが段違いすぎまずぅぅぅぅっ♥ 好きぃぃっ♥ キリエルのこと好き好きマ〇コになるっ♥ 結婚してください、キリエル♥ 私の嫁になって♥ 孕め♥ 孕めオラァァァァッ♥」
「ひゃおぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥ オラつきエクシール格好良すぎるよぉぉぉぉぉっ♥ こんなの拒否できないっ♥ マ〇コが求婚しちゃうっ♥ 子宮で愛情示しちゃうぅぅぅっ♥ 結婚承諾ぅぅぅぅぅっ♥ エクシールの激強雌チ〇ポでマリッジ孕ませ確定♥ 孕むぅぅぅぅぅぅぅぅっ♥ う゛あぁぁぁぁぁっ♥」
理性を無くしたような咆哮と共に叩きつけられる腰。子宮を貫いて白い腹に浮き出るチ〇ポの形。むちむちの太ももを抱えるように好き好き求婚ピストンがさく裂し、お嫁マ〇コは娶られ承認。フィーバー状態で排卵開始である。
「お゛ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥ 一気に孕むっ♥ 大量受精確定ぃぃぃぃぃっ♥ あぁぁぁぁぁっ♥ 卵子がエクシールのつよつよせーしに食い荒らされてるぅぅぅっ♥ 私、捕食されてるっ♥ エクシールのマ〇コ便姫嫁就任んんんっ♥ これからは一生エクシールのチ〇ポれて暮らすぅぅぅっ♥ 24時間孕みたいのぉっ♥」
「このっ♥ このぉぉぉっ♥ 淫乱ドスケベ神騎がぁぁぁっ♥ 人間が変身とか格好良すぎて生意気なんですよ♥ 惚れるぞコラッ♥ そんなに私を魅了して誘惑してぇぇぇっ♥ さては堕天使の使徒でしょ、この素敵マ〇コっ♥ 赤ちゃん着床ザー汁シャワーで浄化されやがりなさいぃぃぃぃぃっ♥ あいじてるぅぅぅぅっ♥」
「んへぇぇぇぇぇぇっ……確実に三人以上は孕んでるよぉぉぉっ……♥」
ザー汁がぶびゅぶびゅと噴き出し、一瞬にしてキリエルの胎が臨月近くまで膨らんだ。強靭な神騎であるキリエルならではの精液ボテ……そして、内部では急速成長が起こっている。サトラ由来のふたなりチ〇ポで孕んだ場合、出産までに必要な時間は実に15分。最高に時短設定なのだ。
「お゛っ♥ お゛♥ お゛っ♥ エクシールの子供産むっ♥ 妊娠即日出産キメるぅぅぅぅぅっ♥ ほぎょぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥ じゅっさんあぐめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ♥ ぴぎへぇっぇぇぇぇぇぇぇぇっ♥」
ダブルピースで出産した五人の赤ん坊たちは、ちょうどエクシールとキリエルの良いところを足したような美少女赤子たちであり、当然ながら股間には立派なおちんちんが付いている。出産直後の時点で、その大きさは継彦に匹敵するほどだ。
サトラは“生命”を司る応龍渡腕である為、誕生した赤ん坊は完全な病毒対策が施された状態で、灰色の軟泥状の揺りかごに乗せられて、きゃっきゃっと泣くことすらなくはしゃぎだす。
その間にも、神騎の超回復が出産のダメージを消し去っていく。一般的に産後の状態は交通事故にあって全治三か月に匹敵すると言われるが、神騎にとってはかすり傷を通り越してかゆみ止めが必要なレベルだ。
「ふぅ、ふぅぅぅっ……孕ますっ♥ 私の最愛のエクシール♥ 次は私のことも産んでぇぇぇぇっ♥ マ〇コぶち込んで赤ん坊仕込むっ♥ 確実に私よりも多くっ♥ 六人は産ませるからなぁぁぁっ♥ ラブラブ多産DVでわからせてやる♥ 私の方がエクシールのこと好きなんだ♥ 愛情大きいもぉぉぉんっ♥」
「きゃはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥ キリエルのがちがち雌チ〇ポ挿入されてぇぇぇっ♥ ところてん射精がどまらいのぉぉぉぉぉぉっ♥ 精液どっぴゅんしながら赤ちゃん孕むぅぅぅぅぅぅっ♥ 雄の快楽と雌の喜び♥ 同時に教えてくれるキリエルからもう離れられませんんんっ♥ 一生尽くすのぉぉぉぉぉっ♥」
挿入し、精液をひり出しあいながら孕ませ、出産し、またぶち込む。その繰り返し。
何度でも繰り返される大量出産アクメに、サトラは実にご満悦。神騎たちのラブラブ孕ませレイプを眺め、のほほんと「またいいことしてしまった」と呟くのであった……。
※
──エクスカディア上層部が、エクシールとキリエルを死亡扱いとしたことに意を唱えた魔王エイダムこと央堂継彦は、今回の侵攻の指揮官が恐らくは精命卿サトラであると推理し、腹心の悪魔ベゼルに命じて時間を稼がせ、単身でサトラの本拠地へと乗り込んでいた。
サトラは基本的に拠点とする異様な角度の入り混じった住居に、多くても三人程度しか泥符倭暗を置かないことで有名である。
彼女の配下と思わしい泥符倭暗たちが三人、日本フロートに所在する戦略防衛学園アタラクシアに攻め込んだという情報を元アゼルことアズエルから入手した継彦は、恐れることなく歩を進めていく。
そんな彼が最奥で見たもの……それは最愛の神騎たちが、自分をはるかに超える爆根を生やされ、二人にそっくりの赤ん坊100人以上に囲まれつつ、更に互いを孕ませてボテ腹で腰ヘコ射精している場面だった。
その奥では、サトラが興味深げに継彦のことを見ている。
「お゛ひっ♥ いひひひひっ♥ 今さら何の用ですかぁ、継彦ぉっ♥ 私は、キリエルと結婚するんです♥ サトラ様はその為の手段を与えてくださいましたぁぁ……♥ あなたの粗チンなんかには、もう用は無いんですよぉっ♥ おらっ、負けろっ♥ 私たちがぶりゅぶりゅ射精しながら子供ひり出す姿にEDになりなさいっ♥」
「センパイ、最愛のヒロイン同士で寝取り合って捨てられる気分はどうですかぁ♥ センパイの雑魚せーしじゃ孕まなかったのに♥ 最愛のエクシールザーメンだと赤ちゃん50人以上孕んで産んだんですぅぅっ♥ 男なんて劣等種がふたなりに敵うわけないでしょ♥ 絶望して負け射精しろっ♥ なっさけない顔見せろぉぉっ♥」
『あ゛ぁぁぁぁぁぁぁっ♥ またあぐめぇぇぇぇぇぇっ♥ ラブラブ出産キメるぅぅぅぅぅぅっ♥』
まったく同じタイミングで、エクシールが四人、キリエルが六人の子供を一斉にひり出し、ぼびゅるるるるるっ♥ と天井に届くほどの大量射精を決めた。
灰色の揺りかごで赤ん坊たちをキャッチしながら、サトラは継彦を見つめている。
……継彦の股間は、明らかにMAX勃起を迎えていた。
「へ……?」
「ふっ……正直、前の時は物足りなかったんだ……二人とも、俺に好意が残ってたからな。『ああっ♥ 見ないでぇぇぇっ♥』シチュもいいが、一度は体験したかったんだ……NTRシチュの王道! 粗チン弄り! こいつは“クる”ぜ!」
「あ、あのー、センパイ……? もしかして、興奮してます……?」
「むしろ、なんでエロゲライターを目指している俺が、ふたなりNTR大量出産アクメで引くと思ってるんだ。そんなんじゃ原画任せられないぞ」
継彦のあまりにもあまりな発言に、エクシールもキリエルも雌チ〇ポをへにょんと倒して呆気に取られている。
そんな中、サトラだけは……継彦の言葉に大声をあげて笑っており「あはははっ! 負けた、負けた!」とものすごくうれしそうに叫んで見せた。
「こ、このぉぉぉぉっ……何処まで魔王的なんですかぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「センパイの、おたんちんっ! 馬鹿あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
最初は呆気に取られていた二人だが、やがて発作的にその“魔王仕草”への怒りが爆発し、それはサトラの精神操作さえも……サトラ由来の“力”が股間に生えているのもあって……乗り越えてみせる。
そうして、怒りのままに伸ばした手を、力強く継彦が受け止める。
魔力──それは“明日を変えようとする力”であり、無限のエナジー……諦めこそが、人と世界を殺す。
例え恋人同士がサカりあって自分を貶そうが……そこには絶望だけではなく、必ず抜け穴があるのだ。少なくとも、継彦の世界はそう出来ている。
「後で、思いっきりお説教です!」
「今日という今日は、許さないんだからぁっ!」
エクシールとキリエルは、応龍渡腕の力さえも取り込んだ超昂神騎をも超えた超昂神騎──“超昂旧神騎”としての覚醒を遂げる。
それは、遠い昔に瑠璃宮を遥か次元の彼方へ放逐した“二つ”の究極の力の片割れ……“匂宮──”と呼ばれる、瑠璃宮たちの根源となった最強生物の力の再臨だった。
その速度、破壊力、そしてあふれ出る“明日を呼ぶ朱い太陽の力”は、応龍渡腕にも匹敵するものだ。
ほとんど抵抗もできずに打たれるままのサトラは「こ、これはたまらない……退却! 退却ー!」と叫んで、頭を抱えて逃げ出していった。
……この時、世界中で侵攻を行っていた瑠璃宮の怪姫たちが一斉に“虚空城・亜座途法徒”へと撤退していき、世界中から同時観測されていた黒鉄の城は、その姿を完全に消し去った。
──人類が、瑠璃宮を相手に真の自由を勝ち取ったのだ。
「やったな、二人とも! 世界は救われたぞ!」
「ほ、本当に……? は、はぁぁ……すごく、疲れました……」
「し、信じられない……私たちが、応龍渡腕を倒したなんて……」
……敢えて訂正はしなかったが、継彦はそれに関しては「どうだろうなぁ」と考えているところがあった。
サトラは明らかに、手を抜いているように見えた。それ以上に、戦い始める前に満たされているかの様子も。実際、エリスとキリカの子供たちを保護している揺りかごが、そのままで保たれている……赤ん坊を人質にすることだって、できたはずなのに。
もちろん、超昂旧神騎の力はサトラにとっても想定外のものだっただろうし、撤退の材料になったことは疑いようがないが。
「あの、継彦……ところでこれ、どうしましょうか?」
「ん? いや、俺は俺よりデカいチ〇ポが嫁に生えてるくらい、気にしないぞ?」
「いや、センパイはそうだろうけど……この、赤ちゃん」
実に100人を超える赤ん坊たちは、今はすやすやと眠っているが、その全員が超昂旧神騎……超昂神騎と応龍渡腕の力の因子を受け継いでいる、覚醒の可能性を秘めた娘たちなのだ。
とりあえず継彦は、エロゲのシナリオなら月何本で養育費が払えるかを、本気で計算し始めていた……。
※
「──どうして撤退したんだい、サトラ」
「ぷー……」
「怒っていないから、言ってごらん。君のお嫁さんにも、話せない?」
「……決め手は、魔王エイダムかなぁ。あの子、本気で自分より“雄としても上”の女の子を前に“それがなんだ?”って言える強さがあった。あれこそが……宇宙にあふれる危機の数々、アンチスパイラルや宇宙怪獣、ビヨンダーや根源的邪悪招来体を滅ぼす力の根源……あの子たちは、私たちの領域に踏み出したんだよ」
「そうだね。私たちは愛されなかった、彼女たちは愛された……あの星の新しい神話の神として、あの三人は語られていくだろう……おいで、だっこしてあげる」
「むいー……今日は、このまま寝るね。おやすみなさい、“ホルス”──」
「おやすみ、私の、ウボ=サトゥラ……次の世界も、強く優しい場所だといいね。そう言えば……三人ほど、泥符倭暗が帰還していないようだけど──」
今回の攻め(?)役
※サトラ(精命卿ウボ=サトゥラ)
・平行世界を渡る“偉大なる旅団”瑠璃宮の最高幹部連“応龍渡腕”の一柱。2m近い長身を誇る、いつも眠そうにしている“どどめ色”の髪色をした巨女。ちなみに2m近い身長は“その世界で大きい”というイメージによって可変する為、例えば『ワンピース』の世界とかに行くと20mくらいの身長になるらしい。ふたなりだが、それを使う場面は滅多にない。
・その正体は“生命”、“発生”、“陰陽”を司る“第一世代”の瑠璃宮の生き残りであり、現在の瑠璃宮のほとんどの応龍渡腕の父にして母。真名はウボ=サトゥラ。魔物娘や魔王との戦争を経験した上で生き延びている、瑠璃宮屈指の実力者。
・これまで登場した応龍渡腕で、第一世代なのは今回名前だけ登場した“ホルス”を除けば、ウタウタイたちと共に平和を築いた“無尽后”ツァトゥグアのみ(ナイン・トル……もといナイアルラトホテップは、魔物娘側の裏切り者“鵺”なのでノーカウント)。
・“第二世代”の応龍渡腕たち(の多く)を“ホルス”と共に生み出した“瑠璃宮の創造主”であり、争いを嫌う性格は「魔物娘や──と、もう一生分殴り合ったから」「喧嘩なんて一番弱い者を決める為にやること」だからとか。
・また、だらだらと侵略自体はやめずに居座るのは、人間の自治を認めつつ“宇宙の敵”を自分たちが迎え撃つ体制を築こうとしているからで、実は“100%人類側に立っている”珍しい応龍渡腕でもある。
・遠い昔、──を参考にして創造された際に“愛されなかった”経験から、ふたなり娘の幸福に関して暴走してしまうという性癖が生まれた。人類の強さを戦闘力ではなく「自分よりも強大で理不尽なものが存在することを受け止め、なお諦めない」ことにあると見ており、今回の継彦の姿にそれを見たのが撤退の主な理由である。
・ちなみに、あのままエリクシールとキリエルと戦闘が続行したらどうなったのか? については「さぁ? 私、喧嘩嫌いだからねぇ」とごまかされてしまった。
屋根が高い
2023-10-09 08:49:45 +0000 UTCとろがけ
2023-10-09 08:36:20 +0000 UTC屋根が高い
2023-10-07 10:40:50 +0000 UTCソウシップ
2023-10-07 09:41:42 +0000 UTC