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ラスボス王女と主人公王女はふたなり騎士の為にチン媚び奉仕します。

 ──あるいはそれは、お母様の“本物の”予知能力であれば、事態を察知して回避できたかもしれない。

 けれど、それまで非常に薄い関係……それこそ一部の希少な植物の流通くらいしか交易すらなかった国──リリダーク王国が攻め込んでくるなど、私は勿論フリージア王国の誰一人として予測しなかったし、こんな展開はゲームに……「君と一筋の光を」の中にも、一切無かったのだ。


「ぐ、ぁ……」

「お、親父……ぐぅ……」

「ロデリック騎士団長! アーサー!」


 “傷無しの騎士”と呼ばれた騎士団長ロデリックが、その息子のアーサーが、全身を傷だらけにされた上で少女騎士たちに蹴り転がされる。リリダーク王国はフリージアと違い、軍務や政はすべて女性が担当しているのだ……けれど、ここまで圧倒的に強かったなんて、私──プライド・ロイヤル・アイビーの知識には無い。

 私ことプライドは転生者……“キミヒカ”のプレイヤーが、最強のラスボス外道王女に生まれ変わった存在。

 いずれやって来る断罪の時までに、少しでも王国と周囲の人々を良き方向に導こうとしていた私にとって、想定外から訪れた危難は大いに動揺を呼んでいた。

 私が発狂せずに済んでいるのは、腕を掴んで小さく「お姉様……」と私を頼ってくれている、妹にしてこの世界の“主人公”ティアラ・ロイヤル・アイビーの温もりがあるからだ。彼女を勇気づけるように身を寄せ、私は懸命に頭を巡らせている。


「ねえ、言った通りでしょう? こいつに通らないのは刃だけ……鈍器や銃なら敵にもならないってね。けれど、少しだけ残念だわぁ。異能者が生まれ来るフリージア王国、夢にまで見た此の国の軍隊が、この程度というのは拍子抜けね」


 動揺の原因は、もう一つある。本来ならばフリージア王国の王族が座るべき玉座には、足を組んだ紅の髪の女が見せつけるように鎮座していることだった。

 リリダーク王国の女王、クラン・テズール。キミヒカの外伝作品「紅き華の祈り」で登場する“メインヒロイン”。その容貌は私……プライドと瓜二つだ。

 複数シリーズに展開しているキミヒカの中でもとびきりの異色作であり、一作目において姉でありラスボスのプライドを処刑したことから、ティアラが心を病み国をステイルに任せて放浪の旅に出るというIF展開……その果てに辿り着いたリリダーク王国で姉そっくりの女王と恋に落ちるという、唯一のGL作品である。

 ティアラの“シリーズ通して好感が持てる”と言われる愛らしさと善良さが生み出した作品で、マニアックな人気がある外伝……けれど、クランは間違ってもこんな恐ろしいことを実行する女性ではないし、弄るような物言いもしない。仲良くなりたいと祈り続けたプライドのIF……ティアラが惚れ込む聖女のような人物だ。

 本来なら……いいや、これではまるで──。


「(まるで、ラスボスとしてのプライド・ロイヤル・アイビーじゃない……!)」

「ふふふ、本当に私と同じ顔なのね……いいわぁ、素敵。私は私が大好きよ、女という時点で優良種ではあるけれど。そちらの妹も素敵ね……我が属国の女王に相応しい美貌だわ」

「ぞ、属国になど、なるものですか! このような無法の侵略、諸国からの反発を招きます!」


 私が懸命に声を張り上げるのを、クランはまるで子犬が吠えているのを見るように、目を細めてみせる。

 それから、ひどく性質の悪い笑み……私の知るプライドそのものの笑みだ……を浮かべて、語り始めた。


「ずっと、この国が欲しかったの。幼い頃に夢を見たわ──この国の女王として、栄華の限りを尽くす夢よ。リリダーク王国も素晴らしいけれど、能力者たちを手玉に取り、気に入らない相手を苛め抜き、無法を尽くす……最高の夢。我が国の戦力として能力者を加えるついでに、絶対に支配したいと夢見ていた!」

「……!?」


 クランが「無論、生かすのは女だけね」と引き笑いするのを見つめながら、私は恐ろしい可能性に辿り着いていた。

 私は八歳で前世の記憶を思い出し、運命を変える為に動き出した……キミヒカをプレイしていた、それなりに幸せだった現代日本の記憶はもう大分と薄れてしまっているけれど。

 ……この魂が現代日本からプライドに宿ったものだとするならば、本来のプライドの魂は何処へ行ってしまったのだろうか?

 クランの語る“夢”の内容が、あまりにもゲーム内におけるプライドの行いと合致しており、私の体はガタガタと震えだす。ティアラが逆に抱きしめて、私を慰めてくれるほどだ。


「それに、他の国が介入してくる隙など与えないわ。あなたたちは、嬉々としてこの国を売り渡すのだから……ユスティーツ騎士団長、前へ」

「はっ、女王陛下」


 薄く光沢のある灰色の髪を揺らし、ティアラにすら匹敵するほどの美しい容姿の姫騎士が歩み出てくる。

 その名前に、私は覚えがあった……ユスティーツ・リクトフェア。専用のグラフィックは無いのだが「紅き華の祈り」で常にティアラの味方をしてくれる、リリダーク王国最強の騎士だ。ロデリックやアーサーの惨状を見るに、その実力は彼らをも上回るものと考えられる。


「プライド王女、ティアラ王女、あなたたち、この場でこのユスティーツと婚約なさい?」

「なっ……!?」

「そ、そんなこと、簡単に決める訳には……」


 突然の提案に戸惑う私たち姉妹に、クランは悍ましい言葉を紡ぎ続ける。

 本当に……血と惨劇と嗚咽が好きでたまらないという調子で。


「断るならば、こちらの騎士団長を処刑するわ」

「……殺さば、殺せ! 仕えるべき貴人の質に取られてまで、生を選ぶ卑しさなど無い!」

「おお、怖い。やはり男は劣等種ね……そうねえ、この国の女性たちに大きな岩を運ばせるの。それでみんなで団結して……この男の上に、ぽいっ! 直々にこの国の象徴的な男を殺したことで、きっと団結が深まるわぁ。お前、そういう虫けらみたいな死に方が似合う顔してるものね?」


 そんなことになれば、多くの女性がひどい心の傷を負うことになるだろう。それを糊塗する為に、リリダークのやり方に染まってしまう人もいるかも知れない。何よりも、それはロデリック団長の……私が“予知能力”で回避した、無惨な最後の再現になってしまっている。

 私は「やめてっ!」と悲鳴のような制止を叫び、そして、ティアラの意見を聞く前に決断を下してしまった。


「わ、わかりました……婚約を、します……だから、どうかこれ以上は! ああ、ティアラ、ごめんなさい……」

「だ、大丈夫です、お姉様。お姉様と一緒なら、どんなことにでも耐えられます……」

「あっはっは! 尊いわねぇ、姉妹の絆。安心なさい、ユスティーツ騎士団長は当国最強の戦士にして、史上最強と言われる“女殺し”。どのような女も彼女と一晩を過ごせば、腰をヘコつかせて愛撫を乞う“リリダークの女”になれるわぁ‥‥‥それでは、婚約記念にさっそく今夜、初夜と参りましょう!」


 高笑いを挙げるクラン、絶望の表情を浮かべる私たち。

 ユスティーツだけが、感情の窺えない端正な顔立ちを真っすぐ虚空に向けていた。



 ──私がプライドに生まれ変わった結果、プライドはクランとして転生し、リリダーク王国を地獄のような女尊男卑国家に変えてしまった。

 そのことにこれまででも最大級の罪悪感を覚える私だったが、それはそれとしてクランたちの計画を実行させるわけにはいかない。

 寝台の上に座り、ティアラと手をそっと重ね合いながら、私たちは改めて覚悟を決めなおしあう。


「どのような理不尽にも、決して負けるものですか……ティアラ、一緒に戦ってくれる?」

「はい、お姉様……こんな時なのに、私は少しだけうれしいです。お姉様が、私を“戦場”に連れて行ってくれるのは、初めてですから」

「ティアラ……」


 本当ならば、多くの男性に愛されて、彼らに癒しを返すことになる光の子。女同士の関係も、自分で選んで深めていく権利があったはずなのに。

 せめて姉として、そして悲劇を招いてしまった元凶として、ティアラを守り抜こう。

 そう心に決めた直後、ユスティーツが寝室に入ってきた。

 ……それにしても、顔がいい。悍ましい女尊男卑思想の尖兵の癖に、スチルが無かったのがもったいない程の美形だ。

 リリダークの戦士たちは、ぴっちりとしたレオタードや水着のような布地を軽鎧の下に付けているのが普通だが、彼女だけはパーツを減らしているとはいえ全身鎧を纏っており、底知れぬ実力を感じさせる。


「プライド・ロイヤル・アイビー女王、ティアラ・ロイヤル・アイビー女王、本来ならばお目通りしていただくことですら光栄な貴人に、このような俗の関係を強要することを、まずは謝罪させていただきます」

「少しでも謝意があるのならば、過つ道を行く主に忠臣として提言するか、せめて非道の行いを自ら悔いる気概は見せてくれないかしら?」

「それは出来ません。私はリリダーク王国の騎士……案ずるべきは、母国の未来と栄華です。お二方には申し訳ありませんが、今宵を以て私に惚れ込んでいただき、御子を孕んでいただきます」


 ティアラが怯えたように、私に縋り付いてくる。リリダーク王国には特別な果実が根付いており、これを用いることで女性同士の性交でも子供を成すことが出来るのだ……この段階のティアラは、そのことを知らない。

 けれど、私には勝算がある……「紅き華の祈り」のBADエンドで明らかになるのだが、この植物を用いた妊娠はある種のウィルスを媒介するもので、アーサーの“全ての病を癒す能力”によって“治療”が可能なのだ。BADエンドだと“治療”されたティアラは、再びフリージア王国へ戻ることになる。

 恐らくクランは、女同士の子を妊娠してしまった絶望で、私たちが従うようになると思っているのだろうが、アーサーの能力が知られていないなら反撃のチャンスはあるのだ。その為には、この行為に耐えなければいけないが……。

 ユスティーツが鎧を外していく。鍛えられ搾られた体に、ある種の配列の良さを感じさせる脂肪がバランスよく貯えられ、まるで美術品のような裸身が露わになっていく。ふわりと鼻腔に香るのは、鎧の中で密封されていた汗の匂いだ……そんな気は無いはずなのに、怪しい魅力に私もティアラも目が離せない。

 今度は下履きが外されていく。男女の行為ならまだしも、女性同士ならそこまで恥じ入るようなものでもない……そう、思い込んでいた。


「きゃあぁぁ……♥」

「ほ、えぇぇ……♥」


 私たちの喉から、同時に間抜けな歓声が漏れた。そう、歓声……明らかにそこには、驚愕と羞恥と同程度の歓びが含有している。

 ユスティーツの下半身には、女性には備わっていないはずの器官があった。男性器……ご丁寧に大きな睾丸まで備わっている。

 女装、ではない。睾丸の裏側に、女性器が備わっているのも確認できたからだ。


「両性具有……」

「お気に召したようで、何よりです」

「お、お気に召した、なんて……ほぉぉっ……♥ すんすん……んへっ……♥ そ、そんなことは、無いわ……♥」

「はふぅぅ……♥ こ、こんな……あ、あなたの格好いいおちんちんになんて、私と姉様は負けません……んぅっ♥」


 口では賢明に抵抗するが、爆根ふたなりの魅了能力は凄まじかった。

 私の元居た世界……キミヒカの発売されていた現代社会では、ふたなりの女性の同性への魅了能力は、異性の数倍だと言われていた。どうやらそれは、キミヒカ世界でも変わらないらしい。

 こんなのいけない、これはアーサーの能力でも対処できない、彼女とエッチしてはいけないし、赤ちゃん仕込まれてもいけない……分かっているのに、鼻の下を伸ばして夢中でチン嗅ぎするのが止まらない。


「ふふ、気高い貴人はこの程度ではむしゃぶりついて頂けないと見える……ですが、その場合はこのままの肉竿をお二人の膣に打ち込むことになってしまいます。そうなれば、姉君・妹君は苦悶することになってしまうのでは?」

「そ、それは……そう、ね……そう、これはティアラの為なのよ♥ だから、私がおフェラしたいわけじゃないの、本当よ……♥ はぁー……んはぁー……♥ 匂い、すごっ……甘ぁっ……♥ お菓子みたいな匂いがするわ……♥ はむ、じゅるるるっ♥ じゅぼっ、じゅぼぼっ♥ じゅるるるるっ♥」

「お、お姉様、私の為に……わ、私もプライドお姉様を、助けられるなら……はぁぁっ♥ 逞しくて、それでいて優しい匂いぃ……♥ 他の男の人と、全然違う……汗臭い体臭と違う、お花みたいな匂いがして……ぺろっ、ぴちゃっ……♥ あっ……舌が、痺れてしまいそう……ちゅるっ、じゅっ♥」


 口車に乗せられた訳ではないけれど、私とティアラは気付けばユスティーツの肉竿に舌を這わせ、先端を唇に咥えて込んで、扱きあげていた。転生前にも経験は無かったはずなのに、夢中になって“奉仕”するのが止まらない……キスよりも先に知ってしまったおちんちんの味に、問答無用で愛しい気持ちが湧いてくる。


「(だ、ダメよ、こんなのはまやかし……この人は、女尊男卑なんて恐ろしい思想を掲げる尖兵なのよ……私とティアラが堕ちてしまったら、誰がフリージア王国を守るの……ちょ、ちょっと顔が良くて、おちんちん大きくて、先走りが美味しいだけのふたなり女子なんて、好きになるもんですか♥)」

「上手ですよ、プライド女王。高貴な口元が馬のように伸びて、私を求めてくれていることに喜びが隠せません」

「(んひぃぃぃっ……あ、頭撫でるのダメぇぇ……♥ お、お母様に愛されずに育ったから♥ 優しくされると好きになっちゃうのぉぉっ……♥ やっ、やぁぁ……可愛いティアラの前で、妹の前でいやらしい顔見られたくない♥ 裏切者だって、軽蔑されてしまうわ♥)」

「ぴちゃっ、じゅるるる……♥ あぁぁ……ごめんなさい、お姉様ぁぁ……♥ これが、おちんちんの付いた女性の魅力♥ 私、ユスティーツ様のこと、好きになってしまいそうですぅ……♥ おちんちん、おちんちんっ♥ お姉様と一緒に舐めるの気持ちいいんですぅ♥」

「だ、ダメよ、ティアラ、正気に戻ってぇ……♥ んぶぅぅぅぅぅぅっ♥」


 私の口の中に大量の精液が放たれて、飲み切れなくて鼻から逆流して溢れ出す。

 そうなると、鼻腔も精液の匂いで完全に満たされてしまって、甘い匂いに脳を焼かれて……一発で、恋に堕ちてしまった。これまで懸命に悲劇の回避に駆け回ってきたのもあるけれど、どんなイケメンにも心を動かされることはなかったのに。おちんちんの付いた女性に、恋する気持ちが止まらない。


「(ああ、どうしてリリダーク王国にあなたは産まれてきたの……? あなたがフリージア王国の民ならば、私は喜んでこの秘奥を差し出したのに……♥)」

「お、お姉様……♥ この姿勢、恥ずかしいですぅ……♥」

「え……きゃ、きゃぁぁぁっ♥」


 無意識に私は自分で自分の大事なところを開いてユスティーツに見せつけてしまっており、ティアラも隣で私を真似ていた。

 間違いだ、ついうっかりだ……そう訂正しようにも、ティアラが「お姉様の唇……精液に濡れて、甘い……♥」と口内を舐め回してくるので、恥ずかしいのと気持ち良いので余裕がなかった。

 ユスティーツは気付けば、ティアラの上にぎしっとのしかかっている。ティアラの目は完全に恋する乙女のもので、ちろっと可愛らしい赤い舌を出したまま、みちみちと音がしてしまいそうなほどに処女を湛えた秘所を突き出してしまっている。

 守らないと、ティアラを……けれど、どうすればいいの?

 そう迷う私へ、ユスティーツが囁きかけてきた。


「ティアラ様は初めて、なのでしょう? あまり長引かせては、それだけ苦しんでしまいます……子授けの射精は直ちに終わるように、お手伝いをして頂いてもいいですか?」

「あっ……♥」


 そっと手を取られ、私はユスティーツのおマ〇コが見える位置に招かれる。

 思わず涎を零してしまうほど興奮する私の顔が……ゆっくりと、ユスティーツの睾丸に埋められた。


「(ふんほぉぉぉぉぉぉっ♥ 臭ぁぁぁぁぁぁっ♥ あみゃぁぁぁぁぁぁぁっ♥ 甘臭過ぎるぅぅぅぅぅぅぅっ♥ わ、私の頭、焼けてしまうのぉぉぉぉぉっ♥ 馬鹿になるっ♥ ユスティーツの匂い覚えてバカになるぅぅぅっ♥ 好きぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥)」

「あはぁぁぁぁぁぁぁっ♥ こ、これが、女の人のおちんちん……♥ んふぅぅっ♥ あっ、あぁぁっ♥ お姉様、ごめんなさいっ♥ ごめんなさいっ、お姉様ぁぁぁっ♥ おちんちんいいのっ♥ このおちんちん、気持ちよすぎるのぉぉぉっ♥ ダメ、ダメっ♥ 好きになっちゃうっ♥ そんなのダメぇぇぇぇっ♥」

「何がダメなんですか、ティアラ王女♥ こんなにも私の肉棒を♥ 処女の癖に根元まで飲み込んでおいて♥ まだ私を好きじゃないつもりなんですか♥ 舐めるな♥ 舐めるな♥ とっくにあなたは、あなたの体は私に惚れ込んでいるんですよ♥ おらっ♥ 好きって言えっ♥ 言わないとセックスやめますよ♥」

「やぁぁぁっ♥ セックス、セックスやめないでくださいっ♥ 言います、言いますぅぅっ♥ あぁぁっ♥ 好きですっ♥ ユスティーツ様のおちんちんに♥ 一目惚れしてしまいました♥ おちんちんだけじゃないです♥ 顔も声も好きぃぃっ♥ 愛してしまって、もう逆らえませんっ♥ あぁっ♥ お姉様、ごめんなさいぃぃっ♥」


 セックス中は途端にオラつき始めるユスティーツによって、完全にティアラは堕とされてしまった。

 私はティアラを守るべき姉の立場にも関わらず、ティアラがハメられていることに興奮してしまい、ユスティーツの濃厚なキンタマ臭に惚れこんで、オラつく姿をぽぉーっと見守ることしか出来ない。


「私の子を孕みたいですか? ふたなりは、妊娠能力もとても高いんです♥ 膣内射精をしたら、確実に孕みますよ♥ 夢見心地でアヘってる場合か♥ ちゃんと答えろ♥ 子供欲しいって言え♥ 自分の口で、敵国の女騎士のハメ穴になるって宣言しなさい♥ ラブラブ妊娠承認しろ♥」

「は、はいぃぃっ……♥ 子供、産みますぅぅっ♥ 欲しいですっ♥ ユスティーツ様の赤ちゃんが欲しいの♥ 産ませてください♥ 何でもしますっ♥ ユスティーツ様の命令、なんでも従いますから♥ どうかお子を孕む権利をくださいぃっ♥ あぁぁぁっ♥ 愛してますぅぅぅぅっ♥」


 私の顔を覆う激臭キンタマが躍動し、その中身がティアラに注がれたのが分かった。ティアラの声は一見すればか細い叫びに思えたが、実際には人の可聴域を超えていたのだろう。

 キンタマから顔を外されて、新鮮だけど味気ない空気を吸わされていた私の眼前に、ユスティーツが腋を差し出してくる。キンタマとは違う甘い腋臭に、私は即座にお漏らしイキを決めてしまった。ユスティーツ越しに、既に妊娠を終えたように大きなお腹を揺らしているティアラの姿が映る。精液だけで、あんなにも……♥


「完全に私の匂いを覚えてしまったようですね……ふぅー♥」

「んほぉぉっ♥ 息、甘いぃぃっ♥ は、はいりゃん、すりゅぅぅぅっ♥」

「ふふっ……あなたには予知の能力があるそうですね、プライド様? さあ、最高の未来を掴み取ってみてください」


 ユスティーツが寝台の上で横になる。

 今ならば、私はこの場を逃げ出すこともできるかも知れない。行方のしれないステイルと合流すれば、瞬間移動でより遠くに逃れ、逆襲の手を練ることもできるだろう。

 そんなことをつらつらと考えながら……私はユスティーツの上でガニ股姿勢を取ると、そのまま勢いよく腰を下ろした。


「ふほぉぉぉおぉぉっ……♥ こ、これがティアラの処女奪ったチ〇ポぉぉぉぉっ……♥ んごっ♥ ふごぉぉっ♥ しゅごいぃぃぃぃぃっ♥」

「あははっ、自分からチ〇ポ挿入するなんて、王族の誇りは無いんですか? たかが騎士団長のオンナにされてしまうのを選ぶなんてねっ♥ この淫乱王女め、生涯に渡って愛し抜いてやるぞ……私の子を一生かけて生み続けろ♥ 返事はどうしました、えぇっ♥」

「あぁぁっ♥ 囁かないで♥ 愛っ♥ あなたの、愛情ぅぅぅっ♥ 耳元で囁かないでぇぇぇぇっ♥ 溶けるっ♥ 溶けちゃうぅぅぅっ♥ はへぇぇぇぇぇっ……♥ 好きっ♥ 好きになってしまったのっ♥ 体からでも構わない♥ おちんちんに惚れた始まりでもいいっ♥ あなたのオンナになるっ♥ お嫁さんになるぅぅぅっ♥」


 ユスティーツの柔らかい胸に手を飲み込まれながら、私は誓いの絶叫を挙げる。

 もう、この人には逆らえない……心の中でフリージア王国のみんなに謝ってから、私は派手に潮を吹いて仰け反り絶頂する。

 しっかりと腰がユスティーツにホールドされて、熱い精子が流れ込んできたのが分かった……。



 ──こうして二人の王女の裏切りによって、その後のフリージア王国は男が虐げられる地獄のような様相に……ならなかった。

 むしろ逆……ユスティーツを御旗に掲げた反乱軍とフリージア王国の共同戦線を前に、今この瞬間にリリダーク王国は滅亡の時を迎えようとしている。


「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁっ! リリダークの民でありながら、何故この国の真理に反旗を翻したぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

「……半陰陽に生まれついた私には、元より女尊男卑思想など絶無。このまま本来の性の営みを否定し、男女双方が居る世界を拒絶する思想のまま突き進めば、リリダークに未来はない! 故に私は貴女の下で雪辱に耐え、貴女が思想矯正しろと回してきた乙女たちを密やかに使者として他国に送り、この日を待っていた!」


 これは後から私も聞かされたのだが、実はお父様とお母様はリリダーク王国の内情と、ユスティーツが反乱を企てていることを知っていたそうだ。

 ロッテとマリー……私の世話をしてくれている侍女たち。彼女たちは正に、思想犯として矯正を受けるところをユスティーツに逃がされた身の上で、いずれユスティーツが反旗を翻す際には協力を要請するべく、フリージア王家に仕えてきたらしい。

 ただクランの悍ましいフリージア王国への執着……恐らく、彼女の内にある“本物”のプライドの魂が抱く欲求……だけは読み切れず、準備を整える前にフリージアへの侵攻が起こってしまった。

 そこでステイルに通じて反乱軍を指揮してもらいつつ、私とティアラが他の女尊男卑主義者たちの毒牙に万が一にでもかからないよう保護する……それが、一連の婚約騒動の真相だった。


「黙れ、黙れ、黙れっ! 私は偉いんだ! 何をしても構わないんだ、許されるんだぁぁぁぁっ! もっともっと、フリージア王国で遊ぶのよ! 能力者どもを痛めつけてやるのよぉぉぉぉぉっ!」


 炎に包まれた王城で、クランがユスティーツへと切りかかる。悪意の成せるものか、それともクランの体が元より持っている身体能力の賜物か、その刃は鋭い。

 けれど……私は、ユスティーツの傍らに恋人として立つ私の体は、チートなラスボスのものなのだ。

 私とユスティーツの剣が同時に閃き、クランの体を十字の形に割断する。

 紅い華が雨となって降り注ぎ……その邪悪な祈りは、何処にも届くことなく炎に飲まれていくのだった。



 ──数か月後、フリージア王国にて。


「──あの時は見事に利用してくれたということね、ユスティーツ新“女王”?」

「どうかお許しを、プライド王女。あなたに予知の力があると知っていたからこそ、この件を予知なさっていない以上、普通に説明しても信じて頂けないと思ったのです」


 完全に出汁にされたことを寝室で愚痴る私に、ユスティーツは可愛らしい……不思議と似合っている……寝巻姿で言い訳する。

 確かに、いきなりそんなことを相談されても、私は「キミヒカにそんな展開はない! クランはそんなことしない!」とユスティーツを拒否してしまったことだろう。

 既に他国への根回しを済ませた上で、新たな王位に就く準備を進めていたユスティーツの戴冠は、恙無く終わった。もっとも、既にクランがフリージア王国に侵攻してしまった後の為、こうしてほぼ日参に近い形で友好をアピールする羽目になっているのだが……。


「それに、お二人のことを愛しているという気持ちは本当です。ここだけの話……幼い時分のプライド王女の噂は、亡きクラン女王と似通った部分が幾つかあり、警戒していたのですが……あなたとティアラ王女の清らかな善性を、そのお陰で知ることが出来ました。ロッテもマリーも、お二人を絶賛していましたから」

「は、恥ずかしいです……私は、お姉様のオマケのようなもので……」


 ……そう、ロッテとマリーだ。

 私はてっきり、自分がプライドと入れ替わってしまったせいで、リリダーク王国を歪めてしまったのだと思い込んでいた。

 けれど、私が記憶を取り戻す前に二人は国を追われている。それにゲームのプライドが歪んだのは、予知に従ったお母様が母親としての役割を放棄してしまった反動という部分もあったはずだが、クランには家族関係の地雷は無い。あんなにも“ラスボスのプライド”そのものに育つ理由が……性根以外に、何も無いのだ。


「(もしかしたら、プライドが先にクランに転生する事故が起きてしまって、その補填の為に私がプライドとして生まれ変わった? 彼女を、止める為に……?)」


 真相は分からない。ただ今度こそ……最強外道ラスボスの脅威は、この世界から完全に放逐されたと考えていいだろう。


「ふぅん……♥ おちんちんがフル勃起してしまってる……♥ 嘘では無さそうね♥」

「これは、失礼を……」

「お姉様♥ これは責任を取ってもらわないといけませんね……♥」

「ええ……そろそろ私も、ティアラも臨月……♥ 両国の世継ぎとなる子供達を産むために、おちんちんのお手伝いが必要だわ……♥」


 私とティアラはボテ腹を揺らして、蹲踞の姿勢で陰毛の濃くなった秘所と腋を丸出しにしながら、腰をヘコつかせる。

 眼前にユスティーツの肉竿が揺れて……そこにそっと私たちは姉妹は、永遠の愛を誓う口づけを落とすのだった……。




今回の攻め役

※ユスティーツ・リクトフェア

・『君と一筋の光を』の異色外伝『紅き華の祈り』に登場する、グラ無しのモブ。舞台となるリリダーク王国の騎士団長であり、その実力は若くして“傷無しの騎士”ロデリックをも上回る。舞台が自国でない為、様々な危難に巻き込まれるティアラを守り抜いてくれることから、メインヒロインのクランと二分するほど、作中屈指の人気を誇る。

・プライドが転生後に発売された作品である為に彼女は知らないが、続編である『紅き華の秘蜜』において両性具有であることが明かされており、ティアラのことを愛していたが、それが“雄の欲望”である可能性を思って身を引き、トゥルールートではラスボスの怨霊化したプライドに特攻し、クランとティアラがこれを完全に滅ぼす契機を作って、最後を迎えた。ある意味では復讐完了とも言えるのだろうか?

・作中でプライドはクランの変心を「本物のプライドと魂が入れ替わってしまったから」と考えていたが、まだ経験していないはずのフリージア王国での悪事に詳しい描写から考えると、この怨霊プライドが時空を超えてクランに憑りついたという可能性もあるかも知れない。ちなみに、本物のクランの魂を引き継いだのがロッテという裏設定がある(原作ではロッテとマリーはおらず、適当な理由で処刑されるモブ侍女がいるのみ)。

・フリージア王国への友好アピール+二人の妻へのサービスで流石にかなり疲弊しているが、どんな理由があろうと無理やりプライドに手を出したことでステイルから恨まれている為、瞬間移動で手伝ってもらえないのが最近の悩み。

ラスボス王女と主人公王女はふたなり騎士の為にチン媚び奉仕します。

Comments

女尊男卑思想で成功したのなんて、某IS分枝世界くらいなので…男女が分かれて存在する理由を、同性愛者こそ知るべきなのだ! 仮に悪女堕ちルートなら、まず真っ先にローザお母様アヘらせますし…(性癖)

屋根が高い

ふたなり完堕ちしたからてっきり悪女ルートまっしぐらかと思ってたら、意外なオチでビックリ。 やっぱり何処だろうが偏りまくった思想は滅びる定めなんだね!(ルズワーレとリリダークを見つつ) 後、冒頭のティアラの名前がィアラとなってたので、出来たら修正お願いします。

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