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あかねオーバードライブ~わたしの婚約者が、完璧にエッチな女の子になった日

 ──天道あかねはその日、電撃的に気づいてしまった。

 実はこれまでも薄々そうなのかも知れないとは思っていたのだが、あそこまで露骨に接していれば通じているはずだと、どこかで思い込んでいたのである。


「(……あれ? もしかして、らんまって女の子として暮らしていくつもり、無いの……?)」


 早乙女乱馬。あかねの許嫁に辺り、呪泉郷という呪われた泉の影響で、水を被ると女の子になってしまうというトンチキ体質。

 最初に天道家にやって来た時点で、あかねは割と露骨に女らんまに優しく接し、実は男だとわかったら塩対応していたから、彼女がレズビアンであることを理解しているものだと思っていた。

 けれど、乱馬はいつまでたっても愛しの女らんまで性別を固定する様子はないし、何なら比率的には男で居る方が多い始末。

 長編エピソードとか、一度も女らんまの姿にならないことすらあるほどである。

 まあ実際のところ、そもそも乱馬は女の身体に変わってしまう体質を厭うているのだが。


「これはまずいわね……そろそろ、私の気持ちに気付いて貰わないと」


 最近は男女問わず乱馬のことを狙うライバルも増えてきたことだし、あかねこそが真の婚約者だと、そろそろガツンとわからせる必要があるかもしれない。

 そう考え、あかねは冷蔵庫であるものを作り上げると、いそいそと乱馬の部屋へと向かうのだった。



「あん? どうした、あかね、なんか色々と抱えて」

「はい、女の子」

「ぶわっ!? な、なにすんだ、お前!?」


 元々女の子顔の乱馬だが、あかねによって入室と同時にコップの水を被せられると、赤い髪と豊かな体つき、アイラインまで入った美しい顔立ちの、あかねの好みど真ん中の美少女へと変身する。

 あかねが気まぐれに……実際は恋心の賜物だが……自分を女にすることには慣れているが、だから怒らないという訳でもなく、乱馬……らんまは目元を吊り上げて、あかねへと迫る。

 あかねは特に悪びれる様子もなく、じーっと逆に見つめ返してくる。その眼力たるや、らんまの方が居心地悪くなって「な、なんだよ……」と呻いてしまうほどだ。


「らんま……」

「お、おい、あかね? お前、なんか変だぞ? いや、お前はよく変になるけれど、その中でも一等変だ! 変と変を合わせるのは、角の宇宙人の話だろ?」


 らんまは軽口を叩いて場の空気を軽くしようとするのだが、あかねの眼は軽くうるんでいて、頬も少しだけ上気しているように見える。今の身体は女だが、らんまは決してあかねのことを嫌っている訳ではなく……むしろ、好きな方だ。

 だから、こんな女の子を前面に出した顔で見つめられ、迫られるとどうしてもドキドキしてしまう。


「あ、あかね……なんとか言えよ! 無言で迫られたら、怖いって」

「らんま──好きよ」

「はぁっ!? い、いや、なんとか言えって言ったが、だからっていきなり……むぐっ♥ んんっ♥」


 壁に押し付けるようにして、あかねはらんまと素早く唇を重ねる。

 くちゅっ……♥ れりゅっ……♥ と口内を掻き混ぜる音が室内に響き、らんまはしぱしぱと瞬きしながら、甘い唾液の味と痺れるような快感を味わっていた。


「んぐっ……ぷぁっ……♥ あかね、ちょっ、まっ……んんっ♥ んっ、んんっ♥」


 とん、とん、とんと膝で股間を打たれて、抵抗する力が奪われていく。

 らんまは女の姿になると腕力が下がってしまい、あかねにすら押し負けることがあるが、ここに加えて定期的な秘所への刺激が、頭の後ろの方を熱くする。


「(わ、わけ、わかんね……♥ こんな、気持ちいい……気持ちいい以外、何にもわかんないこと……んっ、んおっ……♥ やべっ、なんかくるっ……♥)」


 お漏らしをしてしまう時と似た、何かがこみ上げてくる感触。

 らんまは焦って身悶えするが、あかねも何故かこれに従い、ちゅぱっ……♥ と互いの唇に銀色の橋をかけながら、唇を離す。

 ずるずると崩れ落ちながら、らんは「(も、漏らさずに済んだ……)」とホッとしてたが、あかねが唇を離したのは“とある対策”をする為だ。


「らんま……お尻、出して?」

「は、はぁぁっ!? お前、さっきからマジで頭おかしくなってるぞ! なんか変な道具使って呪いにかかったんじゃ……」

「自分で出来ないなら、私がするからね?」

「あっ、ちょっ……やめっ……んあぁっ……♥ い、いきなり優しくなるなぁ……♥ は、腹っ……お腹、撫でるのは……ふぅぅんっ……♥」

「今は、らんまのここに子宮♥ 赤ちゃんの部屋があるんだもんね……♥ いつかは、私の子供産んでね……♥」


 女同士で子供は生まれないとか、そんなことを突っ込むのも野暮なほどに色っぽい口調で囁かれ、らんまは腰をへこ♥ へこ♥ と情けなく動かし、まるで同意したようになってしまう。

 ぷりんと肉付きのいい尻と、ぐっしょりと湿り始めている秘所が露になり、らんまは赤面しながら「あ、あんま見んなよぉ……」と力なく呻いた。


「それじゃあ、お尻にこれを……前は、私が初めてをもらいたいからね……♥」

「なっ……お、おまっ、それっ……♥」


 あかねがケースの中から取り出したのは、氷で出来たバイブのようなものだった。如何に拳法馬鹿ならんまでも、男子高校生としての暮らしもこなしていれば、この手の道具を何に使うのかも分かる。


「我慢して? おしっこや潮を吹いたら、お湯判定で男に戻っちゃうかもしれないでしょ? でも、これならじわじわ溶けてずっと水が触れてる状態だから、きっと女の子のままで気持ちよくなれるわ……♥」

「ひっ……! やめろぉっ! そんなもん、絶対にゆるさなっ……んへぇぇぇっ♥」


 くちゅ、ぐちゅっ……と、らんまの秘所に栓をするように、あかねが巧みな手マンをしてみせる。

 どうしてこんなに上手いのか……そんなことを聞く余裕もないくらい、らんまはぽたぽたと口から涎を零しながら「あひっ♥ おひぃっ♥」と喘ぎ声をあげてしまう。


「このままずっと、らんまのここに栓をしておかなきゃいけなくなるわよ? おしっこが出そうになったら、指でぎゅぅぅっ……て潰してせき止めなきゃいけないわ♥ それでいいの? ねえ、いいのか聞いてるんだけど?」

「ひぎゅぅぅぅぅっ♥ や、やらぁぁぁ……そ、そんなの、怖いぃぃ……♥」


 あかねに徹底的にリードされて、体に引っ張られた精神が女々しい言葉を吐き出してしまう。

 ニッコリと微笑み、あかねは「じゃあ、いいわよね?」と囁くと、氷のバイブにらんまの愛液をたっぷりと塗り付けると、ごりゅっ♥ と尻穴へとねじ込んできた。


「っほぉぉぉっ♥ つ、冷たいぃぃぃっ♥ ひぃぃぃっ♥ や、火傷するぅぅっ♥」

「したら、後で舌でぺろぺろしてあげるから、今は我慢してね♥ あはっ……しっぽの生えちゃったらんま、可愛い……♥」


 尻穴を襲う圧迫感と、冷たさ。そして、未知の快感。

 らんまはびくびくと体を震わせ、それが気持ちがいいからか冷たいからか、区別がつかなくなっていく。

 あかねから嘲笑されて恥ずかしいはずなのに、元から彼女に惚れているせいだろうか、どこか誇らしい気持ちすら湧いてくるのが、怖い。


「らんま、私は女の子のあなたが好きなの♥ 前から、ほんとは気づいてたんでしょう? 沢山気持ちよくしてあげるし、これからは素直になって好き、好き、好き、すぅき……♥ って、何度も囁いてあげる♥ だから、私のお嫁さんになって♥ 許嫁だからじゃなくて、心から私を好きになって、ね?」

「ほぉぉぉっ♥ み、耳元で、しゃしゃやくなぁぁ……♥ こ、こんなことされて、好きになんてなるわけ……♥」


 ぱふっ……と、顔に何かがかけられた。

 とてつもなく甘い匂いがむわあぁ……と広がり、きゅんきゅんと下腹が熱くなる、氷のバイブを尻穴で締め上げてしまい、喉からは「ほぉぉぉっ♥」と情けない嬌声が漏れた。


「私の下着♥ 恥ずかしいけど、女の子のらんまには嗅がせてあげる♥ ちょうど鼻のところに、一日おマ〇コに触れてた部分が触れてるね……♥ 興奮してる? ふふっ、マン汁すごいから興奮してるんだね♥」

「ほっ、ほひっ♥ ほぉぉぉんっ♥」


 匂いを快く感じる相手は、遺伝子の相性が良いのだという話がある。

 これまで傍らで嗅ぐことが多かった、さりげなく香る程度の、あかねの甘い匂い。

 それが凝縮したような状況に閉じ込められて、らんまの腰は情けなくヘコつき続ける。あかねの匂いに正気を侵されて、どんどん今の境遇を受け入れていってしまう。


「らんま、見て……? ふふ、結構キレイなピンク色でしょ♥ らんま以外には、見せることだってしない、私のあそこ……♥ らんまが感じてるの見るだけで、こんな風にとろとろになってるんだよ……♥ ほら、もっと近くで♥ えいっ♥ 下着越しにちゅーしちゃったね♥」

「ふもぉぉぉぉっ♥ ほっ、ほぎゅぅぅぅっ……♥」

「何回もイッてる……失禁もしてるし♥ でも、女の子のまま……ね、ずっと女の子でいてよ、らんま♥ 私と結婚しよう……好きだから、愛してるから……♥」


 らんまは拳法馬鹿の父親との日々によって、こういったドストレートに好意を伝えられるという状況に慣れていない。

 シャンプーや右京も……らんまが逃げるからだが……まずは拘束したり、動きを止めてから告白しようとしてくるので、ここまで至るのは珍しいパターンだった。


「(も、もう……わけわかんねぇ……♥ 気持ちよすぎて、匂いが甘すぎて……酔い、そうだ……♥ こ、このままじゃ、もう……あかねの言うとおりに、しちまう……♥)」

「らんま……愛してるよね、私のこと?」


 それはきっと、こんな風に快楽で蕩けさせなくても、頷かれる問いかけで。

 あかねはらんまを押し倒すと、自分の秘所とぐっしょり濡れたらんまの秘所、それをこすり合わせるようにして、ぴちゃっ……くちゅっ……と激しく接触させる。

 貝合わせ、という雅な名前がついた性行為。知識はどこで見たのか、一応らんまの中にあったが……全身を貫く快感が、氷のバイブや手マン以上のモノだった。


「(う、わぁぁぁっ……♥ と、溶けそうだ……♥ あのあかねが、俺のことを好き好き言いながら、こんな……ゆ、夢でも、見てるみたいで……んっ♥ んくぅぅっ……♥ 気持ちいいっ……心地よい……もう、ずっとこのままでいてぇ……♥)」

「んっ♥ ほら、ほらぁっ♥ らんま、気持ちいい? 私は、すごく気持ちいいよ♥ こんなの、男と女のセックスじゃ味わえないよ♥ だから、女の子になって♥ なれ♥ 私の本当の恋人になってぇぇぇっ♥」


 らんまはもう、あかねからの懇願をハッキリと理解できていない。

 ただもう、好きな女が夢中になって自分に好意を叫んでいる、その事実こそが全てだった。

 こくん、と首が一度だけ縦に振られて……逆にのけぞりながら絶頂を迎え、喉から「あ゛ぁぁぁぁぁっ♥」と低音の喘ぎが漏れた。


「らんま……うれしい……♥」


 その日は、あかねは一晩中らんまに寄り添って眠っており……寝汗などで元に戻らないように、都合三回ほど、氷のバイブは取り換えられたのだった。



「らんま、お昼一緒に食べようよ♥」

「お、おぅ……」

「どうしたの? お昼の時間が一番楽しいタイプでしょ、らんまは?」


 あの日から一度も男に戻っておらず、心からの好意を、何度も、何度も囁かせたあかねは、それでも意地悪く問いかける。

 らんまはもじもじと女の子そのものなしぐさで内またをすり合わせ、そっと耳元で囁いてくる。


「う、後ろのヤツ、取り換えてほしいんだよ……♥ も、もう、溶けちまう……♥」

「らんまのアナルは、ほかほかで気持ちいいものね……♥ いいわよ、でも、交換中にムラムラして、らんまのことをきっと抱いちゃうけどいいわよね♥ お昼を食べる時間が、無くなるかも……♥」

「うぅぅ~……い、いじわる……飯なんてどうでもいいつ♥ あかねに気持ちよくされたいよぉ♥ 恋人の、あかねにぃ♥」


 縋りついてくる可愛い女の子の恋人の頭を撫でながら、あかねがこれからやってくる幸福な日々と、いつか挙げることになる結婚式に思いを馳せ、にっこりとほほ笑んだ。

あかねオーバードライブ~わたしの婚約者が、完璧にエッチな女の子になった日

Comments

らんあは公式、みんな知ってるね!

屋根が高い

やっぱらんあが至高(異論はいくらでも認めます)

邪バレンスタイン


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