※《前編》はこちらになります!
(https://fallen02side.fanbox.cc/posts/6333328)
「──へえ、こんな娘が場末でも底辺寄りのこんなところで商売なんて、周りの娼婦からすればとんでもない営業妨害じゃあないか」
揶揄う様な口調を背後から投げかけられ、アルベドは不快さを隠すことなく振り返る。
そこには、銀色の髪をサイドテールでまとめた、アルベドにも負けない長身の美女が立っていた。
ウェイトリィ3姉妹によってナザリックを滅ぼされ、女性相手に力の行使をできなくされてから、娼婦として金を稼ぐように迫られた女幹部アルベド。
彼女はその美貌を用いてレズ娼婦として荒稼ぎを行っており、また男性相手には力を行使できることから、ストレス解消のための男客の殺戮なども定期的に行っていた。
そんなアルベドの前に現れた女は、人間をなべて下等生物と見下しているサキュバスから見てもそれなりの胆力の持ち主と見え、心の主であるアインズとは比べるべくもないものの、小集団の長くらいは十分に勤められるだろうと見えた。
「アタシはクィンシー・クリムゾン。この辺りの娼館や娼婦のまとめ役を任されている者さ。アンタは正直なところ、荒稼ぎが過ぎる上に仁義ってものを理解できていない。しかも、アンタ……男を殺してるね? 太客を消されて泣きついてきた娼婦が、今月だけで何人居ることか」
「……」
下等生物がどんな理由で困窮したところで、それに配慮しろと言われてもアルベドが感じるのは「煩わしい」という感情だけだ。
彼女は今は娼婦として人間の女を客として相手してやっているが、根本的に人間を見下している異種である上に、ナザリック奪還を未だ諦めていないアベンジャーでもあるのだから。
「アンタは今、チンケな稼ぎの為に働いた不義によって、破綻の瀬戸際に居る訳だ。現実的な選択肢は3つ。1つは何もかもを悲嘆してこの場で命を断つこと。その場合、アタシが抱けるのが死体になる、お奨めしない。2つ目は、アタシに抱かれて権力者の愛人になること、こちらは非常におススメ」
「……3つ目は?」
「無碍にこの提案を断ること──これはマジでおススメしない。死んだほうがマシな目に合う」
指折り数えて見せるクィンシー……この辺りを仕切っているという女ボスを、アルベドは根本的に見誤っていた。
そもそもアルベドは、下手に女性以外には力を行使できるため、自分が未だにナザリック大幹部の強大な悪魔だと思い込んでいる。人間は下、自分が上だと。
その美貌故、客相手に高圧的に迫っても許されてきた部分がある為、アルベドは自分が既に底辺であるということを忘れていた。それは恐らく、ウェイトリィ3姉妹に逆襲する為、刻まれた屈辱や絶望を払拭する必要があったからだろう。
「迷わず、3番目を選ぶわ。私には高い理想がある……失せなさい、下等生物」
このセリフを言い放った瞬間のアルベドは、脳内から快楽物質がドバドバと流出しており、自分が返り咲いていく物語の1つ見せ場とすら思っていたかも知れない。
「ああ、そう……残念だねぇ」
それほど残念そうに聞こえない口調でクィンシーが言った瞬間、左右から黒服の女性たちが飛び出してきた。
当然、ステータスを下げられた訳ではないアルベドならば余裕で捉えられる程度の動きなのだが、それが逆に言えば目に見えて認識できている、回避不能の脅威という意味である。
女たちはアルベドの体を拘束すると、そのまま片方はアルベドの豊満なバストを痛々しいほどに揉み上げ始め、もう片方は指を一気に3本も膣の中にブチ込んでくる。そして、それらの動きにアルベドは一切の抵抗を許されていないのだ。
「んんっ……!? な、なにを……い、ぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」
「馬鹿な女……こんなところが、底だとでも思ってるのかい? 更に底も底、底辺まで案内してやろうじゃないか……」
女ボス、クィンシーが銀髪を揺らしながら暗い笑みを浮かべ、アルベドの唇を貪るように己のモノを重ねてくる。
サキュバスと言う、性的な強者としての自負がアルベドにはあり、セックスにおいても自分を求めてくる女たちへ強気で接することができたのが、娼婦に堕ちてなお最低限のプライドを保っていた。
「んんんっ♥ んむぅぅぅぅぅぅ~っ♥」
その誇りが、人間の女から無理やり受けた口づけ1つで崩壊した。
無理やり捻り上げられている乳房の先端はこりこりと硬さを増していき、ぐちゅぐちゅと適当に掻き回されている秘所からは勝手にマン汁が溢れ出す。
女性全般に攻撃的な行動がとれないこと、それとは無関係に……クィンシーは、性戯という点でアルベドを上回っていた。
無理やり絡め取られた舌を、口外と口内の両方で扱き上げられ、濃厚なベロフェラで未知の快楽を教え込まれる。
呼吸も難しいほどの激しい口づけと唾液の交換で、酸欠状態になって真っ赤に頬を染め、まるで恋する乙女のように達するのが止まらなくなる。
頬をこつこつと舌で内側からノックされるだけで、アルベドの喉から小さく「ひぃっ……♥」と弱々しい嬌声が漏れ落ちて来る。
「(こ、こんな、こと……わ、私ともあろうものがぁ……こ、こんな女にぃぃっ……んぎゅぅぅぅっ♥ イグぅぅぅぅぅぅぅっ♥)」
強大なサキュバスだと言ったところで、所詮はアルベドはこことは違う世界の人間に作られた存在。その経験値は何処まで行っても「設定」に過ぎず、クィンシーという女だてらに闇へ君臨している本物の人生の重みの前では、子供の夢物語程度の意味しかない。
クィンシーはアルベドを完全に雑魚雌扱いで体を弄び、キスだけでイカせ続けながら、まるでついでとばかり取り出した針を、手の中に灯した火で焙る。
そうして熱せられた針を、部下に拘束させた胸の先端……勃起した乳首へと容赦なく突き刺した。
「んむぅぅぅぅぅっ!? ひぎゅぅぅぅぅぅぅぅっ!?」
本来ならばアルベドの体を、微細な針如きが傷つけることは出来ないのだが、女性を傷つけることのできない制約はアルベド自身の力をアルベドに向けさせてでも他者を守り、その目的を果たさせるべく動く。
針を媒介に、アルベドの体はアルベド自身によって貫かれ、両の乳首丸い穴が開けられた。
ぶぴっ、ぶぴゅっと、痛みと屈辱の中で鼻水さえ吹き出しながら悶絶するアルベドだが、濃厚な酸欠キスからは解放してもらえず、クィンシーはそのまま悪趣味なドクロのついたピアスを乳首に通してしまい、それからようやく唇を離した。
「その胸のピアスが、アンタがこの界隈でも最底辺の証。ただでさえ人権の無い娼婦たちの中で、アンタは一等なにも持っていないという、そういう証明……つまり、あんたは性欲をコキすてる娼婦たちにとっての、はけ口として便女になる訳だ♥」
自分の左右に黒服の女たちを戻し、狂猛さを隠そうともしない笑みを向けて、クィンシーは笑う。
雑魚イキを繰り返したせいで腰が抜けてしまったアルベドは、涎も涙も垂れ流した顔で、ぺたんと地面に尻を落としたままで絶対強者を見上げるしかない。
「どんな大層な野望があったか知らないけれど、どうぞよき底辺ライフを……何度でも繰り返し後悔すればいいさ、アタシのオンナにならなかったことをね……♥」
「ま、待て……まちなさっ……ほぉぉっ……♥」
胸がじくりと疼いてイッてしまい、追うために起こしかけた体が崩れる。
クィンシーは既にアルベドの方は見ておらず、背中を向けて遠ざかっていくばかり。
代わりに、アルベドが男客を殺すせいで仕事に焙れていた娼婦たちが、ニタニタと嗤いながらこちらに近づいてくるのが視界に入る。
彼女たちはもう待ちきれないとばかりに服を脱いで“準備”に入っており……アルベドは、自分が致命的なミスを犯したことに、輪姦するべく組み伏せられたから、ようやっと気づいたのだった……。
※
「ひぃぃっ♥ ひっ、ひぎゅぅぅぅっ♥ うげぇぇっ♥ ぎゃぁぁぁっ♥ も、もう、やめっ……♥」
「きゃははははっ! そんな元気な声出せる間は、まだまだイケるんだよ!」
「他の女たちとはただでヤッてるんだろう? なのに、アタシたちからは金取ろうなんてふざけてるんじゃないよ!」
「いぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥」
尻穴に踵の高い靴をぶち込まれて絶頂しながら、アルベドは虫のようにカサカサと手足を動かして悶絶し、やがてぐったりと動かなくなる。
そうやって大人しくなってから……ようやく女たちはアルベドの全身に群がり、散々にその美しい体をイカせるのだ。
「糞生意気なことしか言わない癖に、顔はこんなに綺麗なんだから腹立つよ……顔の皮を剥がしてやろうか?」
「ひぃぃっ……こ、ころしゃ、ないでぇぇぇ……ゆるじで、くだざいぃぃっ……♥」
「よしよし。そうやって心折れて、媚び始めると可愛いんだから。あんたはずっと、都合のいい便所でいりゃいいんだ」
「あぁぁぁ~っ♥ んお゛ぉぉぉ~っ……♥」
……クィンシーの布教を買ったことで、胸に最底辺のフリー便女を意味する刻印をされてしまったアルベドは、最下層の女にもヤれる雌だと認識されてしまい、タダマンを好きに使われる羽目に堕ち切っていた。
一般の客相手ならば、その美貌のお陰で金を取ることも可能なのだが、娼婦たちは自分たちの負担を減らすためにアルベドだけに客引きをさせ、彼女が稼いだ金をこうして輪姦して“代金”として徴収するのが当然になっている。
アルベドはアルベドで、気絶するまでレズ暴行をされる際に、底辺娼婦たちの饐えた臭いや激しい暴力がマゾ性を開花させてしまっている為、感じて、乱れて、絶頂してしまうので、先輩たちにお相手頂いたお手当てを弾むことになり……今や、ずっと実質的なタダマン状態だ。
他の女はただでヤらせて、自分たちからは取るのかとキレる、今回のような娼婦も増えてきており、気絶するまで暴力と暴行でイカされては、ゴミ箱に遺棄される日々……。
もはやウェイトリィ3姉妹への復讐どころか、愛しのアインズのことすら思い出せなくなりつつあるアルベドに……しかし、更なる絶望が襲い掛かっていく。
「申し訳ございません! 申し訳、ございません……! どうか許してください……!」
「お前が頭下げたら、男の客は生き返るのかい? 違うんだろう、この殺人鬼が!」
「大体、許してもらうために謝ろうって姿勢が気に入らないんだよっ!」
「ひあぁぁぁぁぁっ!? ごめんなさいぃぃぃぃっ!」
底辺の娼婦たちではなく、そこそこ格が高い娼館に無理やり引き立てられたアルベドは、その全身に踏みにじられた赤い痕を付けながら、ひくひくと股間を痙攣させていた。
殺人によるストレス発散はやめることができず、しかし客を狙えば周囲の娼婦たちから不況を買うため、知能指数が下がってしまったアルベドは、より位の高い……要するに一般的な娼婦を活用する層の男たちを殺し始めた。彼らを乗客とする人間が、当然存在することにすら、思い当たらないほどにその脳は劣化していた。
「こそこそと場末の立ちんぼで身を隠しやがって! 町中にあんたの本性を見てもらいな!」
「そうさ、旦那方の仇を、あたしらが討ってやるよぉ!」
「ひぃぃぃぃぃぃっ!?」
完全に心の折れているアルベドは、娼婦に怒鳴られただけで軽く小便を漏らすほどに怯えるようになっており、ひどい剣幕で迫られては逃げることもできない。
そうして地の獄、底辺の更に底を踏み抜いた先へ追い込まれていたアルベドは、再びを日の目を見る場所へと戻ってくることになった。
華々しい復讐や、ナザリック復興の栄えある目的の為ではない……単に娼婦の女性たちの怒りのままに、街中で拷問を受ける羽目になったのだ。
「あ゛ぁぁぁぁぁっ♥ んぎぃぃぃぃぃっ♥ んかぁぁっ♥ おぎえぇぇぇぇぇぇぇぇっ♥」
アルベドはすっかりと小汚くなった裸体を……臍毛と繋がってしまった陰毛も、脂ぎってギトギトと毛根の太そうな腋毛も、すべてそのままに晒しながら、牛のように豊かな胸を縄で縛り上げられ、乳を拘束された状態で古い絞首台に吊るされていた。
ギロチン処刑がメインになってからはほとんど使われなくなったかつての処刑台に、首ではなく二つの胸を餅のように伸ばしながら吊るされ、ずっとのけぞり絶頂状態でアルベドは徹底した暴行を受ける。
「このレズ淫婦が! あんたのせいでどれだけの娼婦が路頭に迷ったと思ってるんだい! この程度じゃ、反省の入り口にもなっちゃいないよ!」
「えひぃぃぃぃっ♥ すいませんっ♥ すいませんっ♥ 申し訳ございませんんっ♥ あちゃっ、あちゃちゃっっ♥ んおぉぉぉぉぉっ♥」
チリチリと油っぽい腋毛や陰毛を火で焙られ、ぶらぶらと胸で下がっているだけだったアルベドの体は、激しく上下して苦痛を訴える。
しかし、毛が焼ける悪臭と共に場を満たすのは、同情の介在しない怒りと嘲笑の声。当然だ、アルベドは殺人者の扱いなのだから。
無論、司法の手にアルベドを渡す訳にはいかないので、直接罪名が読み上げられたりはしないが、衛兵たちもこれは見て見ぬふりだ。娼婦たちの怒りや憎しみはますます高まっていく。
「鞭で打って! そのマゾ女でも泣いて許しを乞うくらいの痛みを与えてよ!」
「焼けた杭を膣の中にぶち込んでしまえ!」
「腋毛や陰毛だけじゃ足りないわ! 髪の毛も焼けーっ!」
降り注ぐ声の響きに、下等生物に嬲られることを悦ぶマゾになってしまっているアルベドは、自身の実態を理解できないままに困惑し、死や終焉の恐怖に怯えながらマン汁を垂らし、更なる堕落を望む。
だから……アルベドは、ごく単純なことを忘れてしまっていた。
ウェイトリィ3姉妹に言われていた、金を納める期限をとっくに自分が超過しているという事実を。
「……角?」
加工前の家畜の肉のように、乳で縛られてぶら下げられているアルベドは、仰け反った状態で腹を基本的に娼婦たちや観客へと見せている。
それ故になかなか気づかれなかったのだが、アルベドの隠蔽魔法が解けて……その角が、露わとなっていたのだ。
「──悪魔だ!」
「娼婦アルベドは、悪魔よぉぉっ!」
すべての未来と希望と可能性を閉ざされた状態で、遂にアルベドは隠蔽魔法すらも失い、民衆の前に引き立てられる羽目となったのである……。
《後編に続く》
屋根が高い
2023-08-11 08:55:55 +0000 UTCdekoi
2023-08-11 08:14:03 +0000 UTC