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変わり果て堕落する記憶~死者に縛られ足を踏み外す乙女、若狭悠里

 ──薄いベージュの髪の下で、幾度も瞬く茶色い垂れ気味の目。

 茶色いボンボンの髪留めを、まるで動物の耳のようにつけてり、蝶ネクタイに大きなボタン、動物の手を象ったポケットなど、装飾品の多い服を身に着けていて、熊のキャラクターのポシェットが特に目立っている。

 そんな彼女の容姿を見た瞬間、若狭悠里の喉からは「るーちゃん……?」という単語が自然に漏れ落ちていた。

 巡ヶ丘で引き起こされたゾンビ・パンデミックから三年の時が過ぎ、復興指揮の地区リーダーとして活躍して悠里の前に現れた少女。

 親をパンデミックで亡くし、復興にボランティアとして協力したいと申し出てきた彼女は、それよりも前……巡ヶ丘で“彼ら”が出現するよりも前に事故で亡くなった、悠里の妹にそっくりであった。

 悠里はパンデミックの最中、クマのマスコットキャラクター・グーマを妹と誤認し、二度目の別れを経験しており、その印象は鮮烈に焼き付いている。

 その上、悠里のつぶやきを聞いて彼女は「どうして、私の名前を知ってるの?」と首を傾げてきた。

 彼女……匂宮留美は、どうやらパンデミック前には家族から“るーちゃん”と呼ばれていたらしい。

 ここまで条件が揃ってしまえば、如何に精神が復調したと言えども、悠里が彼女に特別な意味を見出すのはやむを得ないことであった。

 妹の生まれ変わりなのか、それとも幻影の中から飛び出してきたのか。ボランティアのメンバーに対するものとは思えないほどに悠里は留美に執着し、そのことを注意する先輩との関係も加速度的に悪化していった。

 それは、留美への依存がどんどん高まっていくことを意味している。


「みんな、酷いのよ……るーちゃんのことを、仲間外れにしようとしているんだわ。思えば、三年前もるーちゃんを物みたいに扱った人たちがいた……信じていたのに、許せないわ……!」

「ふーん……そういうの、もういいよぉ。悠里お姉ちゃん、もっと楽しいことしよう?」


 すっかり孤立し、留美と同じ部屋で立てこもるように過ごすようになった悠里は、留美からの言葉ににっこりとほほ笑む。

 ……三年前に一度、幻覚だったと認めた光景について、さも実際にあったことのように語ってみせている危うさは、誰も指摘をしてくれないし、今の悠里はそれを指摘する者を敵と判断するだろう。


「それじゃあ、お姉ちゃん……今日も、見せてくれる?」

「え、ええ……♥ ちょっと恥ずかしいけれど、るーちゃんのお願いだったら……♥」


 悠里は留美の前で服を脱ぎ始め、丁寧に畳んだその上に、下着の股間に当たっていた部分を前にして置いてみせる。

 そうやってまるで商品を陳列するように留美に向ってのアピールを行うと……悠里は留美の前で恥ずかしい裸体を露わにしてみせた。

 留美からの命令によって陰毛や腋毛の処理は禁じられ、風呂場で洗うことも止められていることから、むわぁぁぁ……と濃厚な雌臭さが漂っている。それなりに鍛えていた体も「可愛くない」の一言でむっちりぷにぷにと肥えたものに変わっており、胸や太ももにはち切れんばかりの肉が乗っている。

 そんな状態で頭の後ろで手を組んで、腰をへこ♥ へこ♥ と前後に振りたくりながら、悠里は秘所と腋を見せつけるような無様踊りを披露してみせる。


「あぁぁっ……♥ 見て、見てぇぇっ♥ るーちゃん、お姉ちゃんの恥ずかしい踊り、見てほしいのぉぉっ……♥ おほぉっ♥ 雌臭っ……♥ お姉ちゃん、臭くてごめんね♥ むちむちで汗っかきで、やらしい匂いがしちゃうでしょぉ……♥ あぁっ♥ るーちゃんだけよ、褒めてくれるの♥」

「えへへっ……私の言うこと聞いて、こんな恥ずかしい体にわざわざなってくれるとか、悠里お姉ちゃんが最高の雌だね……♥ ぺちゃっ、ぴちゃっ……♥ 腋も脂っこくて美味しいよ♥ これからも私の舌以外で掃除は禁止だから♥ 破ったら、嫌いになるからね♥」

「あぁぁっ♥ 勿論よ、るーちゃん♥ お姉ちゃんが、るーちゃんの嫌がることなんてするワケないじゃない……ん、あぁぁっ♥ お腹のお肉揉むの、強いぃっ……♥ あはぁぁっ♥ お姉ちゃんの無駄肉、るーちゃんに遊ばれちゃうぅ♥」


 みちみちとお腹の肉を摘まんで揉み上げ、悠里をアヘらせてみせる留美。

 留美に触れられれば、もう今の悠里は全身が性感帯だ。

 内心では、悠里は留美が“るーちゃん”とまるで別人であり、似ても似つかない邪悪な性格をしているのに気付いている。留美に付き合い続けたせいで、悠里が三年間で築き上げた新しい関係性は崩壊寸前だ。

 けれど、あまりにもその容姿は悠里に突き刺さり心を掴んで離さないし、他の関係が悪化するごとに留美に対する依存は増していく……完全悪循環に陥っている。

 留美は留美で、極めて悪辣でサディスティックな本性の持ち主であるが、厄介なことに悠里への執着自体は本物であり、彼女を手放す気などさらさらない。


「ほぉら……お姉ちゃんのむちむちおマ〇コ、触ってあげるね♥ お肉突きすぎて、指が食いちぎられちゃいそうなくらいキツキツだよぉ♥ お姉ちゃんって匂いもキツいし、本当はゾンビなんじゃないのぉ♥」

「あぁぁっ……るーちゃん、酷いぃぃ……♥」

「うそうそ、私はお姉ちゃんのお肉の臭い、好きだよ♥ それにお姉ちゃんがゾンビでも、私はちゃんと可愛がってあげる……♥」


 それはかつて仲間がゾンビ化すると思い込んだ時、介錯しようと考えるほど思いつめた悠里にとって、特攻になり得る言葉だった。実際は事態が収まっているからこそ口にできる甘ったれた言葉に過ぎないが、その言葉こそが悠里が欲しかった安心の言葉なのだから。


「あんっ♥ あぁぁっ♥ るーちゃん♥ るーちゃんっ♥ もっと可愛がって♥ 私の体、あちこちいじめてぇぇ……♥ あうぅぅっ♥ おマ〇コ、指で挟むの好きぃぃぃっ♥ あぁっ♥ お姉ちゃんのぷにぷにおマ〇コで遊んでぇぇっ♥」

「えへへぇ♥ そんなこと言われても、お姉ちゃんのおけけが濃すぎておマ〇コ見つからないよぉ♥ どこだろなぁ……えいっ♥」

「ぴぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥」


 思いっきりマン毛をむしられて、悠里は仰け反って絶頂をキメてしまう。激痛でさえも、留美に与えられるそれならば、たまらない快楽に変換されるのだ。


「お姉ちゃんのおマ〇コ、みーつけた♥ あはっ、赤くなってて可愛い♥ キスしちゃおっかなぁ♥」

「ほぉぉぉっ♥ マンキスっ♥ マンキスぅぅっ♥ イクっ♥ るーちゃんのラブラブキッスでお姉ちゃんイクわぁぁっ♥」


 ちゅっ、ちゅっと秘所に口づけをしながら、赤く膨れる陰核を見つめる留美の眼に、悍ましい光が宿る。

 さながら死せる者の容姿を奪って悪用する、悪魔のようなその表情のまま、留美は悠里に恐ろしい提案を囁きかけた。


「悠里お姉ちゃん、ここ♥ また毛が生えてきても分かるように、目印付けない? ここにおマ〇コありますよーって、その証♥」

「あっ……♥」


 留美の手には針と、そして小さなピアスが握られている。

 何をしようとしているのかは一目で分かった。留美のポシェットの中には、悠里をイジメる為の道具が山ほど入っているのだから・

 ほんの一瞬だけ、悠里は葛藤する。学園生活部の皆と共に生き抜いたこの体を……無駄に傷つけてもいいのだろうかと。


「お姉ちゃん、おねがぁい♥ 大好きだから、いいでしょ♥」

「……勿論よ、るーちゃん♥ お姉ちゃんに、マーキングしてぇ……♥」


 その悩みも、ひと時だけのもの。

 悠里はマン毛を引き抜かれて赤く腫れているマ〇コを突き出し、ピン勃ちしたクリストリスを少女に差し出す。

 留美は心の底から……邪悪な意思を隠そうともせず「お姉ちゃん、大好きだよ♥」と言い放つと、ぷつり……と陰核に針を突き刺して、貫通させてみせた。


「あぎゅぅぅぅぅぅぅっ♥ あへぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ♥ ほぉぉっ……へぇぇぇぇ~っ♥」


 小水を噴きながら絶叫する悠里は、また体が少し留美に支配されたことに、甘い喜びを感じていた……。

変わり果て堕落する記憶~死者に縛られ足を踏み外す乙女、若狭悠里

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