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オラつきセイバーふたなり無双外伝~永遠の黄金華ネロ、その最愛の花嫁ブーディカの馴れ初め

※Skebにてリクエストをいただきました!お待たせして申し訳ございません!

 今回はオラつきセイバーシリーズ外伝として、つよつよ雌チ〇ポ持ちのネロちゃまに、我らがブーディカママがラブラブNTRされてしまうお話です!

 ラストには、衝撃の真実も? それでは、下記よりどうぞ!





 ──怒気というものは、あまりにもその質量と濃度を強くすると、却って無機的に響くものなのだと、ブーディカはその日に初めて知った。

 彼女自身も怒っていた、大義と憤怒を胸に戦っていたつもりだったが……その声に籠っている“感覚器が捉えきれないほど膨大な怒り”は、平坦ならざるブリタニアの戦闘女王ブーディカの人生においても、初めて経験するものであった。


「──余はローマを愛しているが、ローマの伝統の全てが長い時の中で一抹の正しさを宿していると思うほど、楽観主義者ではない。出先の司令官が広範な権限を有する、この支配体制は余へと情報が伝わる上で障害となるのではと気を揉んでいたが……まさか同盟相手に不意打ちで侵略し、女王を陵辱せんとまでするとはな」


 例えるならば、それが綿や羊毛の類であったとしても、重量が鉱物と同様なれば、降りかかれば圧死する。ただひたすらに広大な海を「大きな水たまりだ」としか認識できないとしても、その脅威は水たまりに収まりはしない。

 壊れた感覚器が怒りを受容できないとしても、ここまでの激憤を浴びれば、人は死ぬることもある。

 ブーディカを組み伏せ、嘲笑と侮蔑と暴力と陵辱と苦痛と鮮血を味合わせようとしていたローマ兵が、次から次へと血を噴きだして死んでいく様は、まるで魔術を見ているかのようだ。

 赤いドレスと凶悪な形状の獲物が目立つ、金色の髪を揺らした可憐な乙女がそこにいる。

 ブーディカよりもきっと若い、あるいは十代やも知れぬと思うほどに……若々しい。本人は男装でもしているつもりなのかもしれないが、尽かず湧き続ける可憐さが、却って少女性を増していた。

 何しろ彼女の言葉に装填されている怒りを、ブーディカたちは感知できない。怒りなのはわかるが、大きすぎて訳がわからなくなっている。

 だから、その容姿の可憐さや声の心地よさ、立ち振る舞いの凛々しさばかりが強調され、印象に残ってしまう。

 言葉を紡ぐだけ、次々と人が鮮血に沈む──凄惨な場面であるはずなのに。


「汝らもローマの民であると自称するならば、余の信念は知っているだろう。知らず、ただ大いなる力に頭を下げているだけだというのならば、ここで学んで逝くとよい。この世で最後に残るのは、強さでも、賢さでも無い。財の多寡も、心根の優劣も、最後には関係ない。この世で生き残るべきは───最も美しき者だ」


 次の瞬間、すべてのローマ兵が死んだ。

 将軍も、兵士も、記録係らしき文官も、例外なく身体を両断され、首を胴と切り離され、四散するように血煙と共に弾けて転げた。

 少女の手に狂猛な刃が握られている以上、彼女がこの惨劇を引き起こしたのだと分かる。

 しかし、そのあまりの凄惨さは礼を口に出すことを尻込みさせるには充分であったし、何よりも……ブーディカは少女の物言いで、その正体に気付いてしまっていた。


「そんな、馬鹿な。あんたが、こんなところに居るはずがない。ローマ皇帝、ベイベロンの大淫婦……ネロ・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス!」

「余は余のことを、誰よりも深く知っている。故に、その名を呼ぶことは不要である。いや……汝には、このように自負することは許されないか。落ち度は無いとしても、責任は余にある。ブリタニアの勇猛なる女王、ブーディカよ。汝と汝の愛した国に降りかかった害意の全ては、余の責である」


 そうはっきりと暴君と呼ばれる皇帝、ローマ公ネロは言い放つと……深々とブーディカに向けて頭を垂れた。

 もう彼女の体には、怒りの気配は何処にもない。ただ深く悲しみ、己を責めて省みて、こちらに報いたいと考えているのがわかる。それらの感情は、ブーディカでも理解できるものであり……だからこそ、受け入れがたかった。


「ふざけるな……ふざけるんじゃないよ、ネロ公! もう事は起きた後じゃないか! ローマ兵に我がブリタニアは攻め入られ、あたしは……陵辱こそ受けなかったが、屈辱と辛酸を味わった! 娘たちの安全だって、わかるものか……この上で振り下ろす拳の行く先まで、名君ぶって奪おうっていうのかい!?」

「殴って気を晴らせる単純な相手ならば殴らせてもやるが、汝は違う。余は、汝の怒りを鎮める手段を持たぬ。ただローマとブリタニアの盟主同士として、誠意を伝えることしかできない。それが、汝から振り上げた鉄拳を諫めることであろうとも」


 深い謝罪を繰り返す相手に、怒りをぶつけ不満を垂れて、心の中で違う違うと叫ぶ。

 今するべきはこんなことではない、あたしはこんなにも怒っているんだと、それを知らしめて何になる?

 下らない露顕行為。相手に気を使わせ、望みのままに動かそうとする、卑劣なやり口。分かっているのに、憎悪と激憤が止まらない。

 感情の容量を超えてくるそれらが、ネロが放っていた激怒よりも遥かに小さいことが、更にブーディカの誇りを傷付け、彼女を理性“だけしか”ない獣へ変えていく。

 止まらない口撃がしばらくの間、ネロの下げた頭に降り注ぎ……それにしても、この少女は髪の色合いまでなんと美しいのだろう……自分でも何を叫んでいたのか分からなくなってきた辺りで、急にネロが顔を上げた。

 ドキリとした。

 つい先日、最愛の夫プラスタグスを亡くしたばかり、傷心の妻であるブーディカの胸が、明確にときめいてしまった。同性相手なのに。年下相手なのに。

 それほどにネロの顔立ちは美しく、桜色の唇は蠱惑的で、その表情を見ているだけで「あたしに笑いかけておくれ」と言いたくなるほどに顔立ちが整っている。

 同性の妻も何人かいると聞き及ぶが、そのすべてがきっと恋愛婚なのだろうと思ってしまうほど……何もかもが、魅力的だ。

 そんなネロが、この場にふさわしくない……決して浮かべるべきでない表情で以て、あまりにも唐突にこう提案してきた。


「ブーディカよ、余の妃となれ」

「はっ、はぁっ? はぁぁぁっ!?」


 もう、言葉にならなかった。脳が理解を拒んだ。このローマ皇帝は、これまでのブーディカの激高を聞いていなかったとでも言うのか? ブーディカ本人は、聞いていなかったも同然なのだが。


「気でも違っているのか、ローマ皇帝! 今、この瞬間、ローマの長とブリタニアの女王が介する場所で! 放つ言葉はそれなのかい!?」

「ふむ、そうは言っても、今の汝からは建設的な言葉はとても聞けそうにない。幾らでも罵倒を受け止め、呪詛を聞き受けるべしと思うが、それはそれとして時は有限。望むべきことがあるのならば、相手に伝えねば通じることは無い。美しき戦闘女王よ、余のモノとなれ。それが失いしものを、最も多く取り戻す解法だ」


 勝手に侵攻を行った自軍の兵士を罰し、相手に対する補填の一環として有力者同士が婚姻する。形だけ見れば、そこまで理不尽な策でもない。

 ローマ皇帝が、ブリタニアの女王を娶ろうとしているという、ド直球の侵略行為であることに目をつぶれば、だ。


「ふざけるな、ネロ公! もういい、あたしと戦え! ここで刺し違えてでも、憎きローマに痛手を加えてやる!」

「本気で望んでいるのならば付き合いもするが、蛮勇と自棄と覚悟はすべて違うものだ……本来であれば、余が教導するまでもないのだろうが」


 視界が空転する。自分の体が浮き上がり、頭部の重みで背後に落ちていくのがわかる。

 それをネロに抱き留められ、勇者が姫を抱きかかえるような姿勢でつかつかと歩を進めると、少し前までは夫が座し、今はブーディカの場所である玉座の前に、そっと寝かされた。

 血みどろの床にブーディカを落としたくなかったのだろうと、どこかズレた気遣いを感じ取る。

 ネロは、ブーディカの上から見つめて囁きかける。


「正直なことを言うとだな、女王よ。余は汝がここまで美しい乙女と思っていなかったのだ。娘は二人いるのだな、知っている。出産を経てなおも、ここまでの若々しさと淫靡さを兼ね備え、しかも陽性の魅力でまとめている。ローマでもここまでの美女となれば、大概は既に人妻だ……そして余は、人妻であれ躊躇しない」

「……そういう、ことか。べらべらと長ったらしい口上を並べておいて、結局は兵たちではなく自分があたしを穢そうって言うんだろう? 最低だね、ネロ公……! あたしはどんな苛烈な目に合おうとも、ローマになんかに屈しなほぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥」


 ネロがドレスをたくし上げ、手にする鉄塊よりも凶悪な肉の剣を露わにした瞬間、あれほど感情のままにネロを罵っていたブーディカの喉から、甘ったるいオホ声が漏れた。

 ブーディカは経産婦である。娘が二人、どちらも健康に育っている。それは肉の喜びを知り、子を成す為の交情を複数回経験済で、たくましい雄を見飽きているほどに夫と愛し合ったことを意味する。

 その経験が、一瞬で無に帰した。ブーディカは先王プラスタグスのことを、屈強な男の中の男と信じていたし、実際に平均的な雄よりも彼は猛々しいモノの持ち主だったが……ネロの股間に備わったそれと比べてしまうと、記憶の中でみるみる内に輝きを失い、白黒の思い出に変わってしまう。

 太く、固く、熱く、臭く、高く、大きく、雄々しく、猛々しく……どうしようもなく、雌を刺激する。

 本能の声が、屈すべき主を見つけたと鬨の声を上げ、胎の中がせっせと子作りの準備を始めているのがわかる。

 二度も子を産んだのだから……そのどちらよりも体が妊娠と支配を求めているのが分かってしまう。


「(う、嘘だ……こ、こんなに愛らしくて可憐な皇帝の股間に、こんな凶悪で仰々しいモノが備わっているなんて……う、あぁっ……♥ な、なんて凄まじい匂い♥ チン臭キツ過ぎる……雌の甘臭さと、雄の青臭さが混じって、勝手に股間が濡れてくるぅ……♥ に、憎い相手の前なのにぃぃっ……♥)」

「どうだ、ブリタニアの女王よ、余の雄の部分は♥ 愛の形の違いから、市民とはなかなか通じ合えないと悩む余であるが、こちらに関しては見せただけで誰もが添い遂げたい、生涯を共にしたいと愛をささやいてくれる代物であるぞ♥」


 ネロがどこか誇らしげに、幼さも感じさせる口調で以て言う。

 歴々のローマ皇帝が両性具有者であり、その中でもネロ帝は絶倫であるとは、ブーディカも聞いたことがあった。

 しかし、内心では夫以上の雄などこの世に居はしないと思っていたし、噂話など盛られるものと思っていた。

 まさか、凶暴な火噴き竜を蜥蜴ですと詐称していたなど、想像がつこうはずもない。


「ふふふ、あの兵たちは余の配下として、最後に少しだけ善行を成して逝ったと見える……♥ 濡れているのが分かるぞ、ブリタニアの女王♥ 余を前にして、求めてくれているのだな♥ 奪ったものは返さねばならぬ、失わせたものは補填せねばならぬ、そして求めるものは与えねばならぬ……そうだろう、ブーディカ♥」

「あっ、あっ……や、やめっ……あ──ひうぅぅぅぅぅぅっ♥」


 小娘のような嬌声が、喉から漏れた。

 女陰に先端が触れただけで、伝わる熱が違う。夫を相手にした時の性交では、感じたこともな極熱が挿入前から体の芯を焼き、勝手に腰がヘコついて腹に子宮が浮き出すかのようだ。

 そんな先走った体を諫めるかのように、ごりゅっ……ずりゅっ……どちゅんっ……と膣道を削ってネロが入ってくる。

憎いはずのローマの刃が、ブリタニアの女王の体を易々と貫き、今まで触れたことのない部分にまで刺激が走る。

 これがセックスなのだとしたら、これまで自分が夫と愛情を以て交わしてきた行い、世界で一番愛しい二人の娘を孕んだアレは、なんだったのか。

 ままごと遊びだったとでも言うのか……そう思ってしまうほどに、根本から与えられる快楽の総量が違い過ぎる。


「(こんなこと、ありえないっ……♥ い、今、ネロ公はあたしの体の中に、半分ほど肉竿をねじ込んだだけじゃないか……♥ 裏返したり、動かしたり、そんな小細工すらしていない……そもそも、本番は始まってない♥ そんな、状況なのに……ああ、嫌だ、認めたくないっ♥ これまでで、一番“いい”だなんてっ♥)」


 愛情を交わした夫婦なのだから、淡白な子作り以外の性交だって、経験はある。数えきれないほど枕を交わし、ブーディカの方も夫を喜ばす方法を勉強したりもした。

 プラスタグスも、書物や結婚している士官相手の雑談などで、いろいろ聞いていたらしい。

 そんな努力は無意味だと。

 これが本当の性交で、これを交わす自分こそが、この熟れた女体の支配権を持つのだと。そう教え込まれるような挿入。価値観を塗り替えられる、そんな淫靡なる時間。

 ブーディカは一見すると激昂した様子で「殺す殺す殺すぅぅっ♥ 絶対に、殺してやるぅぅぅっ♥」と罵倒を繰り返している。

 それはブーディカの本音のはずだ。陵辱者への、抵抗の表象のはずなのだ。

 けれど、それを止めた瞬間に──このローマの支配者に媚びて、雌として所有されることを喜びとして表明してしまうのではないかという、根源的な恐怖と不安と……期待が、頭の隅にこびりついて離れない。


「あぁぁっ♥ んっ、くあぁぁぁぁっ……や、焼けるぅぅっ……♥ あんっ、あぁんっ♥ こ、この、陵辱者めっ……♥ あんたも結局、ローマの民なのは変わらないぃ……あたしを組み伏せようとした奴らの親玉に、ふさわしい、おぞましい蹂躙者でぇぇぇ……ほひぃっ♥ イグっ♥」

「呪詛を吐くならば、最後まで続けなければいけないぞ、ブリタニアの女王よ♥ それでは強がり、拒否した不利をしながら、余のことを既に受け止め始めているように聞こえてしまうではないか♥ なんと愛らしいことか♥ しかし、不安もあるな……これですべて挿入し、腰を動かしたらば……正気でいられるかな♥」

「お゛っ♥ お゛ぉぉぉぉっ♥ ま、まだ半分っ……♥ んぎひぃっ♥ 長っ♥ 太ぉっ♥ カリが、エグっ……いぃぃっ♥ はぁー♥ はぁー♥ か、勘違いするんじゃないよ、ネロ公……♥ あ、あたしは最後まで屈しないぃぃっ……♥ その行いがどれだけ醜いか、露わにする為に派手にあえいでいるだけで……あ゛ぁぁっ♥」


 どぢゅっ……と、先までよりも勢いよく肉竿が奥に進んだ。

 ぽこっとチン先がここまで挿入されましたよと教えるかのように、ブーディカの鍛えられながらも柔らかな脂肪の鎧が乗った腹が膨れ上がる。

 夫の肉竿が届いたことのない場所が、ネロによって刺激されている。夫以上に……ネロから愛されている。


「(こ、こんな思考は、まやかしだよ……♥ そうさ、この娘も……ほぉぉっ♥ 睫毛ながっ♥ 肌、白ぉっ……♥ ふぅー、ふぅー……♥ ちょ、ちょっと美少女過ぎるだけで♥ ローマの親玉じゃないか♥ こ、こんな、んへっ♥ き、気持ちいい交情をしたところで、下劣な陵辱で磨いたに違いなっ……)」

「美しいな、ブーディカ──今は信じてもらえないだろうが、余はこの魔羅を使う相手は選んでいる……♥ 母アグリッピナがどれほど所望し性に狂おうと、余はこの肉竿を供じなかった……これは、余の愛を伝える道具であれと願ったからだ。今は信じずともよい──愛しているぞ、ブーディカ♥ 余と結婚してくれ♥」


 囁きは、甘い吐息と共に耳朶を打つ。


「(あひぃぃぃぃぃっ♥ は、反則、はんしょくぅぅぅぅっ♥ く、クソ可愛い顔で子犬みたいに甘えられたら♥ て、抵抗できなくなるぅぅぅぅっ♥ 娘二人生んだ体で抱きしめて、むちむちほかほか温めたくなるぅぅぅぅっ♥ ほぉぉぉっ♥ んほぉぉぉぉっ♥ た、たえな、きゃっ……耐え……また、イクぅぅぅぅっ……♥)」


 もう、何度達したか分からない。セックスが始まる前に、これまで“セックスだと思っていた触りっこ”で絶頂した回数を、もしかしたら上回ったかも知れない。

 まるで、その回数こそがカギだったとでも言うように、ブーディカの意思に反して……本音に反しているかは別にして……抵抗の激しかったマン肉が緩み、これまでと違い飲み込む方向へ、ネロの巨根を子宮へと導く方向へ蠕動を始めた。

 ごちゅっ……と、子宮の入り口に先端が到達し、既にブーディカよりも先に屈服していたそこは、フェラチオを通り越してイラマチオを決めてしまったので、子宮口にごっぽりとネロの亀頭がハマりこむ。

 はっきりと、子宮がネロを受けいれて膨らんでいると伝えるように、腹はぽこりと子宮の形を浮かび上がらせていた。

 ついに始めるセックスの予感と、ここまでの過程のもたらす激烈な快感で、もはやブーディカの意識は朦朧としている。

 喘ぎながら、アヘリながら、腰をヘコらせながら、それでも呪詛は吐いていたはずだ。激昂して、罵声を尽くしていたはずだ。

きちんとブリタニアの戦闘女王ブーディカは、ローマ皇帝ネロを拒絶しているという姿勢は示せていたはずだ……姿勢だけだとしても。

 もっとも、もしかしたら「あ゛ぁぁっ♥ しゅきぃっ♥」とか「こんな気持ちいの、初めてなのぉ゛ぉぉぉっ♥」とか「チ〇ポ惚れる♥ ローマチ〇ポに惚れぢゃうぅぅぅっ♥」とかも叫んでいたかもしれないが、呪詛メインだから拒絶である。相対的に。


「んっ……ブーディカの中に余がすべて入ったぞ♥ その包容力に満ちた体に迎え入れられたようで、余はとても満足だ♥ いや、嘘はよくない……一を奪えば十を欲し、十を奪えば百を求める、底なしの情欲が汝を抱くほどに湧き上がる……♥ ここからが本番だぞ、我が新たな妻よ♥ 心も体も奪いつくそう、愛を以てな♥」

「ふ、ふじゃけるなぁぁぁっ……さ、簒奪者、めぇぇ……♥ 嫌い、きらいぃぃっ……♥ あたしは、ブリタニアはぁぁ……ま、負けて、ないんだぁぁっ……♥ おへぇぇぇっ♥ あぁぁぁっ♥ 見るなっ♥ 見ないれぇぇぇっ♥ お、お腹圧迫されたからっ……き、気持ちいいとかじゃ、全然ないぃぃっ♥ 出るぅぅぅぅぅぅ♥」


 潮交じりの小水がじょぼじょぼと溢れ出し、もうブーディカは自分の体は、己以上にネロに支配されているのだと改めて思い知らされる。

 それでも、まだブーディカは屈していない。この場を何としてでも切り抜けて、愛しい娘たちを探し出すのだ。それだけが、今のブーディカの最後の支え。


「お母さま……何を、しているの?」

「え……ひっ、ひぃぃぃぃぃぃっ……♥」


 ブーディカは完全に憎悪や憤怒やそれをも焼き尽くす快楽に囚われてしまっていた為、娘のことを気にかけながら、簡単なことに思い当たらなかった。

 二人の娘がもしも無事であれば、ブーディカがそうしたように彼女を探そうとするだろうということに。

 玉座の前で己を組み伏せ、挿入しただけでほぼブーディカを完堕ちさせたネロの背中越しに、娘たちの視線が突き刺さる。


「あぁぁぁぁぁっ♥ み、見ない、れぇぇぇっ♥ 見ちゃ、だめなのぉぉぉぉっ♥ あ、あたし、あらしはぁぁぁっ……♥ 違う、違う、負けてないぃぃぃぃっ♥ ね、ネロ公と気持ちいいセックスっ♥ ブリタニア裏切り不貞セックスしちゃってるのはぁぁっ……ゆ、油断させて殺す為……見ないでぇぇぇぇぇぇっ♥」


 そんな言葉を信用するほど、ブーディカの娘たちは愚かではない。

 責められる、軽蔑される、嫌われる、嘲笑される……すべての恐怖が胸に湧き上がり、恐らく今日一番、ブーディカは弱い女に落ち込んだ。

 もはや守るものも何もなく、愛したものからの侮蔑が降る恐怖に、敵であるはずのネロにぎゅっとすがって身を震わす。


「お母さまったら……“まだ”抵抗をしてるの♥」

「お母さまも、早くネロ公のお嫁さんになりましょう♥」

「ほぉぉぉっ♥ んほぉぉぉっ♥ ネロ様ぁぁぁっ♥ 私たちの救い主様ぁぁぁっ♥ チ〇ポぉぉぉっ♥ 私の処女を捧げた雌チ〇ポっ♥ お母さまだけズルいですぅぅっ♥ 早くくださいぃぃっ♥」

「前の穴も後ろの穴も、腋や口だって、すべてがネロ公のものですからぁぁっ♥ 早く、早くぅぅっ♥ チ〇ポ♥ チ〇ポ♥ チ〇ポくださぁ~い♥ お母さま、早く負けてっ♥ こっちに回してぇっ♥」


 ……娘たちは頭の後ろで手を組んで、ガニ股になって精液をどぼぉっ♥ ぶびゅるるるっ♥ と逆流させながら、腰を淫らに前後に振りたくり、ネロへと愛を叫んでいた。

 そう、ネロは最初に言っていたではないか……『娘は二人いるのだな、知っている』……ブーディカの元へと駆け付ける前に、陵辱の憂き目にあいかけていた娘たちを救い出し、そしてブーディカよりも心が少しだけ脆かった二人は、流されるままにネロに身を預け、もう嫁に堕ちていたのだ。


「(──ああ、それじゃあ)」


 今度こそ、ブーディカは絶望した。何もかも、すべてをネロに上回られたと思い知らされたからだ。王としての器も、夜伽の実力も、感情の多寡も、そして愛する娘たちでさえも。


「(それじゃあ──もう、演技なんて、いいや♥)」


 そしてブーディカは、すがりついていた手をそのままに、ネロの首筋に顔を埋め、夢中で甘い体臭を嗅ぎながら、囁いた。


「あたしの、負け……ですぅぅっ……♥ ぶ、ブーディカは♥ おちんちん挿入されてっ♥ 気持ち良くなってぇぇっ……♥ もう、皇帝ネロに抵抗、できませぇぇんっ……♥ なりますっ♥ 娘たちと一緒に、お嫁さんになりますっ♥ 妃に、なりますからぁぁっ……♥ き、気持ちよくしてぇぇぇっ♥」

「ブーディカ、余のもっとも新しき妃よ……♥ これでようやく、余も全力で汝を愛せるというものだ……なっ♥」


 突かれた瞬間、絶頂した。

 体をのけぞらせ、舌を突き出し、涎を垂らして、それでもこの気持ちいい雌チ〇ポは逃さないよう、手と足でしっかりと小さな体をホールドして、ブーディカは思い切りイッた。

 もうごまかす必要もない。演技もいらない。夫への義理立てなど、とうに忘れた。

 ネロを愛していると……言っていいのだ。


「あへぇぇぇぇぇぇっ♥ つ、突かれる度にイッてるぅぅぅぅぅっ♥ ほぉぉぉぉぉっ♥ すごっ、すごすぎるぅぅぅぅぅっ♥ あぁぁっ♥ あーっ♥ 奥っ、そう、そこぉぉっ……んほぉぉぉぉぉっ♥ こて、絶対孕むぅぅぅっ♥ 三人目の娘こさえちゃう♥ ネロ様の赤ちゃんうんじゃうぅぅぅっ♥」

「余の嬰児を産むつもり満々とは、本当によくできた妻であるな、ブーディカよ♥ 二人の娘の具合も素晴らしかったが、母でありながら汝の中はそれを上回るほどだ♥ 夫である先王にも、そうやって誘惑を仕掛けたのか♥」

「あぁぁっ♥ あ、あの人のことは言わないでぇぇっ……♥ ほぉぉぉっ♥ ね、ネロ様のことを愛するからぁぁっ♥ い、一番に思うからぁぁっ……♥ 思い出は穢さないでぇぇ……お、おねがいしまっ……んぎゅぅぅぅぅっ♥ 鬼ピスしゅごぉぉぉぉっ♥ んむぅぅぅぅっ♥ きしゅ、きしゅはめぇぇぇぇぇっ♥」

「じゅるるるるっ♥ じゅぼっ、じゅぼっ、ちゅぼぼぼぼっ♥ じゅぞぉぉぉぉっ……れるれるれるれるぅぅっ♥ ちゅぱっ、ちゅるるるっ♥ じゅっこっ♥ じゅっこっ♥ くちゅっ、ちゅー……ごく、ごくんっ……とろぉっ……♥ ブーディカ、よく考えて応えるといい……汝の先の夫と余、どちらが愛しい相手だ?」


 キスハメしながらの押しつぶされ、子宮を完全にネロ専用に改造する鬼めいたセックスの後、ネロは肉食獣の笑みを浮かべてブーディカに囁きかける。

 愛した者のすべてを奪いつくすまで止まらない、欲望の獣の姿をネロは露わにして見せる。

 ブーディカは今や、貪られるだけの犠牲獣だ。


「あっ、あっ、あっ……ね、ネロしゃまですぅぅぅぅぅっ♥ ま、前の夫のことなんて♥ おチ〇ポしょぼくて忘れちゃったのぉぉぉぉぉっ♥ あぁぁぁっ♥ ごめんなさい、あなたぁぁぁぁっ♥ だって、ネロ様が素敵すぎるからぁぁぁぁっ♥ おちんちん付いた女の子に、男が叶うはずないからぁぁぁぁぁぁっ♥」

「まあ、お母さまったら、私たちのお父様にずいぶんと酷いことを言うわ♥」

「お姉さま、お仕置きをしましょう♥ 簡単に寝取られてしまうお母さまへお仕置きが必要だわ♥」


 その服を左右から娘に引き裂かれ、ブーディカの豊満な胸が露わになる。

娘たちは左右の乳房を咥え込み、じゅるるるるっ♥ と赤ちゃん還りでもしたように、激しく乳房を啜り上げた。

 ブーディカは発狂したように嬌声をあげかけるが、再びネロによって唇をふさがれ、激しく押し付けるようなセックスが始まる。


「(あぁぁっ♥ もう、何もいらない……♥ いいや、違う……一番多くを得る方法が、これだったんだ♥ ネロ様の妃として、娘ともども永遠に愛されること……ブリタニアをローマに献上し、愛を賜ることが正解♥ ああ、好き♥ ネロ様、好き♥ 永遠に変わらないっ♥ 生まれ変わってもあなただけを愛すっ♥)」


 ネロがその小さな体躯からは考えられないほどの力で以て、挿入しながらブーディカの柔らかい尻に指を食い込ませながら持ち上げ、そのままネロは玉座へと腰掛ける。

 そうして、自らの立場をはっきりと示した形で……ブリタニアの“元”女王ブーディカは、深い口づけを交わしながら、玉座の上で精液を注ぎ込まれ、第三子を妊娠しながら同時に事実上の婚姻を交わすのであった……。



 ──その後の歴史は、誰もが知る通りである。

 ネロ帝の妃として娶られたブーディカと二人の娘たちは、妻と将軍としての二つの役目を果たし、ローマという国が絶対的な栄華を誇る礎として、そしてネロを支える良妻としての役割を果たし続けた。

 もっとも賢き選択を行い、失った倍するものを得たブーディカは、勝利の女神、戦の神と絶大な人気を博し、ネロとの愛の物語は戯曲や演劇などで現代でも見ることができる。

 属州となったブリタニアは、ブーディカが晩年まで産み続けた二十八人の娘と、その子孫たちによって統括され続け、やがてローマの支配を離れてブリテンと呼ばれるようになる。

 その後も、戦神ブーディカの血よるものか、その国の民は常に強壮であり続けた。

 それから五百年の後──ネロ帝とよく似た顔をした少女が、ブーディカの子孫の内より生まれ来る。

 彼女はやがて、アングロサクソンの侵略を捻りつぶすことから始め、全世界を征服する聖剣の王となるが……それがネロの血によるものか、それともブーディカの血によるものかは、意見の分かれるところだろうか。


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