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シノバレ・ブレイカー~許されざる悪堕ち!?ふたなり大アバレセックスで真の主を見つける閃忍たち

※今回はシリーズ『匂宮オリセの戦記』で、SKEBにて有償リクエストを頂きました!

 原作は『超昂閃忍ハルカ』より、鷹守ハルカと四方堂ナリカの2人……なのですが、今回は混沌としたオリセワールドの具現の如く、まさかの『爆竜戦隊アバレンジャー』との大規模クロスオーバー作品となっております!

 淫力昂る閃忍たちとダイノガッツ、果たしてどんな化学反応が起きるのか!?

 割と最近の作品である『許されざるアバレ』のネタバレが含まれますので、その点はご注意してご覧ください!


※『匂宮オリセの戦記』については、こちらをご参照ください。

(https://fallen02side.fanbox.cc/posts/7285389)





「ホントなんなのよ! 若いのに鋭い意見がすごいとか言われてたから見たのに! あんなのただの言いがかりじゃない!」

「あはは……あれは共演のフィッシャーズさんを無視する形になっているのもよろしくないですね」


 ──宿敵ノロイ党との壮絶な戦いを終え、忍者集団“想破上弦衆”に身を置く鷹守ハルカと四方堂成香も、一時の平和を享受していた。

 の、だが……ナリカは明らかに不機嫌そうにしており、朝見た討論番組への不平を大声で言いつのっている。


「アバレンジャーはヒーローなのよ! まだ私が生まれても無い頃に、世界を守ってくれた英雄なんだから! それを男女比がどうだのルッキズムがどうだの……男女比等分で不細工だけ集めて、侵略者に特攻隊作れってこと!? それこそ差別じゃない!」

「そ、そこまでは流石に彼女──五百田さんでした、あの人も思っていないとは思います。ただ、対立した相手の性質の違いもありますが、上弦衆が夜に紛れて戦いを続けてきたのは、ああやって表に出た時の誹謗中傷を交わす目的もあったのだろうとは、思いますね。どれだけ目的が正しかろうと……私たち閃忍もまた、暴力者には違いありませんから、忌避されるのは幾分やむないかと」

「むぅ……ハルカさんは素直過ぎるよ。話の通じない奴とは、戦わないと大事な人を護れないんだから!」


 20年前、平行世界の地球を滅ぼした恐るべき侵略種・邪命体エヴォリアンが襲来した際、人類を守る為に戦ってくれたスーパー戦隊……それこそが爆竜戦隊アバレンジャーである。

 当時はまだ隣国である扶桑皇国に“最悪の差別特区”ミスルギ自治区が存在して周辺を威嚇しており、エヴォリアンが日本を主な攻撃対象に選んだせいで各国が支援を送れない中、アバレンジャーは単独で戦い抜いて首領・邪命神デズモゾーリャを討ち倒したのであった。正にレジェンドと呼ぶべき偉大な戦隊なのだ。

 ナリカは当然その頃は生まれていなかったのだが、影乍ら世の平穏を護る上弦衆として、表立って人々を守れずに歯痒い想いを抱くこともある中で、歴代のスーパー戦隊や仮面ライダー、あるいはプリキュアと呼ばれる表の世界で戦う英雄たちは、尊敬できる希望の使徒だった。

 自分の活躍が世間に認知されなくても、彼ら彼女らを見て人々が正義を思い起こしてくれるなら、それだけで報われたような気分に幾分なっていたのだ。

 なのに大学の准教授だという五百田葵と来たら、20年ぶりに出現したエヴォリアンの合成怪人・トリノイドに立ち向かったアバレンジャーをイチャモンのような理由で口撃し、最低のヒーローとまで言い切る始末。

 アバレンジャーが再出現したトリノイドの撃退に向かって、中途半端に番組が終わってしまったのもあり、ナリカのフラストレーションは溜まりっぱなしだった。

 ハルカはすっかり妹のように親しくなったナリカを「どーどー」と納めるが、普段は自分の感情を抑えることにむしろ長けているナリカの激昂には、尊敬するアバレンジャーが侮辱された以外の理由があるのをひっそりと悟る。

 それは、ハルカ自身も抱えている心の問題……自分たちの主であり、恋愛対象でもあった、上弦衆の23代目頭領──戦部鷹丸が、ハルカの先輩であり姉貴分でもあったスバルと結ばれたことだろう。

 壮絶な戦いを終えたにも関わらず、恋は実ることは無かった……平和は取り戻せたが奮戦が報われたとは言い切れない状態で、更にアバレンジャー批判で自分の正義まで否定されているような気持ちになって、ナリカは荒れてしまっているらしい。


「(ノロイ党は過去の因縁があったので特例とはいえ、上弦衆は本来、時々の権力者に協力する国家の刃。無断でエヴォリアンの残党と戦うことは許されません。アバレンジャーの皆さんには、あのトリノイドの残党を早く倒して頂いて、ナリカさんを笑顔にしてあげてほしいですね……)」


 そんなことを考え、共に甘味の店でも入ろうかと悩んでいた時だ。


「来とるで来とるで来とるがね! 来とるで来とるで来とるがね!」


 突然聞こえてきた異様な声と、周囲で上がる悲鳴の数々。

 ハルカが視線を向けると、そこで信じられないものを見た。

 8つの目がついている、異形のウナギの頭部に、ショッキングピンクのサウナスーツという変態じみた格好をした怪人……ニュースで見たばかりなのにもあり、その複数の意匠を組み込んだ外観からトリノイドと思わしき個体については、驚きはしても「残党が活動中ならばあり得ること」と戦士であるハルカは納得が出来る。

 問題は……その傍らで邪悪な笑みを浮かべている、狐の尾を思わせる炎を背中に無体背負った、背筋が凍り付くほどに美しい花魁の姿だ。


「そんな、馬鹿な……あなたは紅門天・桔梗太夫!」

「くふふふふ……閃忍ハルカよ! よくも2度に渡り妾を滅ぼしてくれおったものよ! ノロイ党も失われたが、人の世を滅ぼすという執念が、妾を蘇らせたのだ!」


 ハルカがかつて戦国の時代で倒し、再び現代に蘇り生への執着で強化された姿を切り捨てた、恐るべきノロイ党の幹部・桔梗大夫。

 そのまさかの復活とトリノイドを従えていることは、20年ぶりにアバレンジャーが戦うことになったのと、無関係とも思えない。


「いやいや姐さん、自分がやったことなのに、なんで姐さんの手柄みてゃーに言うんで……ちょーいたーっ!?」

「黙りゃっ! 汝の今の主人は妾ぞ、サウナギンナン!」

「なによ、あんた。自力で復活したんじゃなくて、エヴォリアンに復活させてもらっただけじゃないの」

「黙らぬか、小娘! 経緯など、どうでも良い! この命が再び大地を踏みしめ、しかも幾度でも蘇る術を手に入れたことこそ重畳よ! サウナギンナン、貴様の力を見せてやるがよいぞ!」


 どうやらエヴォリアン残党の手で復活したと思わしい桔梗大夫は、何故かサウナギンナンに対して上から目線であり、命令を下して見せる。

 サウナギンナンもこれに従い、「ちょーすか~!」という意味の分からない絶叫と共に、その体から紫色の雷光を放って見せた。


「──この世の罪は残らず裁く! その為に冥府魔道より帰還したぁ! やはり正義はこの業岡一全にありっ!」

「──茸って奴はね、実質的にこの星の支配者って説もあるそうですよ……簡単には滅ぼしきれねぇってことでさぁ」

「そ、そんな……! 鬼門裁士・業岡一全に、妖門胞異・茸群道人!?」

「こいつら……確かに倒したはずなのに! あのトリノイド、まさか死者を蘇生させる力があるの!?」


 これこそがサウナギンナンの持つ恐るべき力、死者蘇生である。

 厳密には実際に死者を復活させている訳ではなく、生命とは大局的に見れば電気信号であるという乱暴な考えに基づき、サウナギンナンの放つ電気に死者の意識を宿すことで、ある種の精神生命体として“新生”させているというのが正しいか。

 サウナギンナンが倒されてしまえば同時に消滅することになるものの、その戦闘力は生前と大きく変わることは無い為、正に圧倒的な脅威だと言えた。


「ほほほほ……炎斎殿が滅びた今、妾こそがノロイ党の新たな首領と言えよう。このまま怪忍たちに続き、ノロイや邪命神デズモゾーリャを妾の配下として蘇らせ、人の世を完全に無へと帰してくれようぞ!」

「そんなことはさせません! ナリカさん、変身を!」

「分かってる! 復活怪人なんて、弱いと相場が決まってるんだから!」

『悪鬼彷徨う現の闇を払うは月影──我、上弦なり!』

「想破上弦衆、閃忍ハルカ、見参!」

「想破上弦衆、閃忍ナリカ、推参!」


 2人は閃忍としての装束に一瞬で変身すると、復活した怪忍たちへと挑みかかっていく。

 周囲には次々と「ヌンジャッ!」「ヌンジャッ!」という声を上げてゲニンたちが次々と湧き上がり、更にサウナギンナンの指先から「ジャメジャメ!」と声をあげてバーミア兵まで次々と姿を現した。

 ノロイとの戦いを勝利で飾った閃忍が2人……戦闘員相手は勿論のこと、既に倒した怪忍たちに苦戦するはずもない。サウナギンナンには、死者を強化する能力は無いのだから。

 ……そのはずだった。


「きゃぁぁぁぁぁぁっ! うっ、げうぅぅぅっ……!」

「ナリカさん!? ま、まさか、こんな……あぐぅぅぅぅっ!?」


 信じられないことに、ハルカとナリカは怪忍たちとノロイ党・エヴォリアン双方の戦闘員たちの前に袋叩きにされてしまっており、ナリカは茸群の毒奉仕によって全身が変色して苦しみのたうち、それに気を取られたハルカも業岡の放った一撃で地を這うことになってしまった。


「弱い! これは自分から“つらぬきの刑”を受けたくて、変態女が負けたがっているのではないか!」

「それとも、また陰核を雌珍棒に変えられて、センズリこきたいんじゃあないですかい?」

「うぅぅ……こ、こんな……どうして……!」

「ま、まさか……龍輪功!? タカマル様とスバルに気を遣って、最低限の龍輪功のみで控えていましたが、そのせいで……!」


 そう、恋人同士となったスバルとタカマルへの配慮によって、ハルカたちは自分たちが想定するよりも、遥かに弱くなってしまっていたのだ。

 これは彼女たちの実力不足のせいではなく、ノロイとの戦いで彼女たちの力の源……“淫力”を溜める為の器に傷が入ってしまっており、その修復の方に淫力が回され、まともに戦闘力に変換されていないからである。

 黒鉄アキラが詳細に診察を行えば判明したかも知れないが、このような力の器自体が破損するような事態は上弦衆の歴史においても初めてのことであり、命に別条が無いのも手伝って、見過ごされてしまっていたのだった。


「ほほほほほ! 情けない姿じゃのう、閃忍ども。特に鷹守ハルカよ、これが妾を2度も滅ぼした相手の姿か! ノロイ党などに身を置いたのが間違いよ、妾は実際にはこれほどの力の持ち主だったという訳じゃ!」

「た、他者の力を借りておいて、なんて言いぐさを……」

「ほほ、弱者の囀りなど聞く耳持たぬ! さあ、茸群よ、おんしを復活させたには理由がある……サウナギンナンにばかり復活させていては、不意打ちで倒された時に手勢が尽きてしまうからなぁ」

「へへへ、承知でさぁ」


 茸群が己の奉仕をゲニンたち、そしてバーミア兵に振りかけていく。

 その股間には奉仕によって生まれた肉棒そっくりの茸……魔羅茸が生えてびくびくと我慢汁を垂らし始めていた。


「ひっ……!? ま、まさか……」

「その通りよ、正義の閃忍様たちには、快楽と洗脳で完全に堕落してもらうとしようぞ……貴様らは怪忍とトリノイドを産みなおす、苗床となるのじゃ!」

「それは良い! この者たちの無量大数に比するほどのゴーオカも、いずれはそれで浄化されましょう!」

「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ! タカマル、タカマルぅぅぅっ……!」

「た、タカマル様ぁぁ……やぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」


 生殖能力を与えられたゲニンやバーミア兵が、一斉にハルカとナリカに襲い掛かる。

 一応ニチアサ出身者であるサウナギンナンは「ええ子は見ちゃあかんがね」と掌で視界を隠して見せていた……。



 ──上限衆がこの恐るべき事態に気付いたのは、情けないことかも知れないが、アバレンジャーたちの苦戦の方を先に捉えたことからだった。

 トリノイド24号アバレンゲッコーによって、五百田葵はアバレンジャーへの憎しみを利用され、SNSでアバレンジャーを攻撃。

 これによってアバレンジャーに対する批判が巻き起こり、マイナスエネルギーとしてアバレンゲッコーが強化された上、かつてアバレンジャーと共闘の果てに“正義の戦士”として倒れたはずの、アバレキラーから正義の記憶と“ときめき”を奪って復活させてしまったのだ。

 この危機を察知した上弦衆は、アバレンジャーの救援を行うべきか会議が行われたのだが、なんと同時期にノロイ党の桔梗太夫が復活していることが判明。

 ハルカとナリカが交戦した果てに敗北し、陵辱によって怪忍とトリノイドをひり出す苗床に堕とされているのが明らかになったのだ。

 已む無くそちらに急行したタカマルとスバルであったが、状況はこちらが掴んでいるよりも更に悪くなっていた。


「んほぉぉぉぉぉっ♥ 赤ちゃん♥ 私の赤ちゃんんっ♥ ぶりゅぶりゅ怪忍ひりだすのぎもぢいぃぃぃぃぃ~っ♥」

「おほっ♥ ほぉぉぉぉぉ~っ♥ タカマルの粗チンなんて選ばなくてよかったぁぁぁっ♥ トリノイド産むのさいこほぉぉぉぉっ♥」


 2人は徹底した輪姦だけでなく、怪忍たちの洗脳や常識改変のフルコースを受けてしまった結果、どちらも股間を露にしたどす黒い閃忍スーツに身を包み、次々と怪忍やトリノイドを“産みなおす”……苗床どころから淫乱悪堕ち閃忍と化してしまっていたのだ。

 かつて倒したはずの怪忍たちに加え、大量のトリノイドや戦闘員達がひしめき、ハルカとナリカに群がる姿は、淫靡というよりも凄惨の一言であった。


「ハルカ、ナリカ……! そんな……!」

「2人とも、まさか悪に堕とされようとは……あと、タカマルのチ〇ポは粗末ではないぞ!」

「スバル、そこは今ツッコミどころじゃないから……」


 タカマルとスバルの漫才のようなやり取りも、壮絶な戦力差の前だと虚勢めいて見えてしまう。

 自分が産み落とした、ふんばり入道や修羅牙幻内といった、あからさまにハルカよりも年上に見える怪忍たちに爆乳化した乳房から母乳を与えながら、ハルカが邪悪に染まった笑みを浮かべて嘲りを放つ。


「これはこれは偽りの主、甲斐性無しの戦部タカマル様ではないですか♥ 私とナリカさんはこうして、偉大なる桔梗太夫様の露払いとしての新たな任を頂きました♥ スバルぅ……昔馴染みのあなたを殺すのは忍びない♥ もう一度、ノロイ様を産み落とす母胎として貴女をつかってあげましょう♥」

「それともぉ……私と一緒に、トリノイドをぶりゅぶりゅ産みまくるぅ? この子たち、形状が人間と違ってるのが多いからさぁ……膣や産道にごりゅごりゅ削れて、出産する度にアクメしちゃうんだよぉっ♥ おっほっ♥ また生まれるっ♥ 悪の力を増やすの楽しぃぃぃっ♥ 邪命体のママになりゅぅぅぅっ♥」


 ごぼぉぉっ……とナリカの産道を開いて飛び出してきたのは、アロハシャツを着て頭にハイビスカスを乗せた、人間大のスカンクだ。その指はミサイルの発射口になっており、生まれた瞬間から意識を持っている上に、母親から記憶を継承しているらしく状況を完璧に把握している様子だった。


「いくぜぇ、ふんばり入道! 俺たちの臭いを嗅げぇーっ!」

「ママ上の為、拙僧たちのふれぐらんすの協奏を御覧じろ!」

「ぐえぇぇっ……な、なんて悪臭だぁ……1匹だけでも厄介なのにぃ……」

「タカマル、いや、頭領! 下がっていろ! 君のことは、私が必ず守り抜く……!」


 幻のトリノイド・アロハイビスカスカンクと鬼門法士ふんばり入道の悪夢ならぬ悪臭の共演の前に悶絶するタカマルを下がらせ、スバルが愛刀を構えて叫ぶ。

 それは聞いただけならば心強い言葉だが、上弦衆の閃忍であるスバルが、この破滅的な事態を前に「タカマルしか守れない」という弱音でもあった。

 彼女はかつて鋼一刀……改心する前のハルカの兄・周平によって腕を切り落とされている為、淫力の巡りに限界があり、ノロイを倒す時にも奇策を用いて何とか勝利に持ち込んでいる。伝説の“超昂閃忍”には彼女は至ることが出来ず、タカマルとの龍輪功で莫大な淫力を得た今も、これほどの相手となれば死を覚悟せざるを得ない。


「ほほほ……あれほど脅威であった上弦衆も、妾の策謀の前では儚きものよなぁ」

「姐さん、ほとんどが自分の働きじゃあらせんか……ちょーいたーっ!?」

「いちいちうるさい、道具の分際で」

「桔梗太夫に……あれが例のトリノイドか! そ、それに、桔梗太夫が乗り物にしてる、あの巨体は……!」


 ひしめく怪忍・怪人たちの背後には、あまりにも大きすぎてタカマルたちにはハッキリと認識できていなかった、105mという超巨体の災厄に乗った桔梗太夫とサウナギンナンの姿。

 邪命体エヴォリアンの神・邪命神デズモゾーリャ……その真の姿であるデズモゲヴァルスの悍ましい姿がそこにはあり、桔梗太夫の手で操り人形として既に復活を遂げてしまったのだ。

 まだ砂漠化光線を放つアノマロガリスを生み出してはいないようだが、その巨体だけでも恐ろしい戦力である。

 毎年のように新たな侵略者が現れる分、それに対抗する力が生まれてくるのが地球だが、何故か今年は“地球には”スーパー戦隊が現れることはなく、アバレンジャー以外にも現役戦力である獣電戦隊キョウリュウジャーは音信不通状態。

 そこにアバレンジャーまで別件で駆け付けられない今、希望は全てスバルの刀の切っ先に乗ってしまっていた。

 それでも襲い掛かって来る怪忍やトリノイドを相手に奮戦を続けるスバルだったが、あまりにも多勢に無勢。

 更にハルカとナリカまで、邪悪に染まり切った笑みを浮かべて襲い掛かってこようとしている。


「スバルぅ……♥ 私たちはずっと一緒ですよ……♥ 新たな主人と共に、この世界の真の秩序の為に戦いましょう……滅びの秩序の為にねぇぇっ♥」

「スバルさんも、偽りの愛なんて捨てちゃおうよぉ……♥ いっぱい、いっぱい、沢山の相手に愛されよう♥ あはは、気持ちいいよぉぉぉぉっ♥」

「ぐっ、お前たち……私が、タカマルと結ばれたせいなのか? お前たちの気持ちを、救いきれず……うあぁぁっ!」

「スバルっ!」


 遂にスバルの刀がハルカとナリカの連携によって弾き飛ばされ、丸腰のスバルに向けて大量の怪忍・怪人たちが襲い掛かる。

 もはやこれまでかと思われた思われたその瞬間──デズモゲヴァルスが思いっきり“傾いだ”。

 なにかとてつもない力で、横面を殴り飛ばされたかのような……それこそアバレンジャーの巨大戦力である、アバレンオーやマックスオージャに殴り飛ばされたかのような起動。

 倒れ込むことこそ無かったが、肩に乗っていた桔梗太夫とサウナギンナンは吹き飛ばされ、無様に地面に落下する。


「ぶわっ!? な、何事じゃ!? 何が起きた!?」

「ちょーすか~!? なんぞ殴られた!?」


 巨体に強烈な一撃がぶち込まれた際の衝撃波が周囲に伝わり、怪忍たちもトリノイドたちも、そしてハルカとナリカも思わず動きを止める。

 次の瞬間──無数の銃撃音と共に、凄まじい数の砲火が悪の群れに向けて叩き込まれた。

 本来ならば通常の銃撃などモノともしないはずの怪忍やトリノイドだが、何故かそれらの銃撃を受けると紫の電撃に戻って散ったり、ぱぁんっ! と弾けて消滅してしまったりする。

 スバルがその間に愛刀を手の内に取り戻すと、彼女の周囲に無数の乙女たちが集結していた。

 その服装は実に様々だ……扶桑の民族衣装のような恰好をしている娘もいれば、何故かメイド服を纏っている者もいる。真っ黒なボディスーツ姿のものもいれば、上弦衆とは異なる忍装束のものもいた。

 共通点があるとすれば……全員が両手に射撃武器を装備していることだろうか。


「お待たせーっ! 勇者、到・着! ハイラルの勇者、リンクルだよっ!」

「リンクル? ハイラル王国の勇者は、リンク殿のはずでは……?」

「まあまあ、それはいいの! 匂宮オリセ直属部隊『オルトロス』、銃撃開始-っ!」


 そう叫ぶフードを被った金髪の少女は、周囲と違って両手にボウガンを装備していた。

 『オルトロス』と呼ばれた乙女たちは、次々に怪忍やトリノイドたちに立ち向かっていく。神経断裂弾でも用いているのか、それとも聖別処理が行われているのか、それらの弾丸は闇の生命を次々と刈り取っていく。


「お、『オルトロス』? それに、匂宮オリセって……」

「──! タカマル、危ないっ!」


 スバルが何とか滑り込むようにしてナリカの攻撃を止めるが、ハルカの方はタカマルへと狂気の笑みを浮かべて襲い掛かってくる。

 その笑みが、自分がスバルと幸福になったことを責めているうようにみえてしまい、思わず動きを止めてしまうタカマルだが……上空から降ってきた銀の光が、ハルカに踵堕としを叩き込み、一発で昏倒させる。

 銀の影はそのまま流れるような肘打ちでナリカのことも気絶させると、静かな口調で「後で必ず救う」と告げてタカマルとスバルに向き直った。

 銀色の髪、金色の瞳、苛烈な世界に激怒で以て挑まんと燃える熱情。ただそこにいるだけで“何かを成し遂げてくれるかも知れない”と、そう思わせる何かを持っている少女だった。

 彼女がさっと手を横に払って拭った体液が、デズモゲヴァルスのモノであることにスバルは気付き、彼女があの邪神を“殴りつけた”のだと気づく。


「私は匂宮オリセ……この星を旧くより守護せし約定に従い、現世に這い出た悪鬼羅刹に誅を下すべく、この場に参上した」

「匂宮……私がいた時代の“血族”の有力筋。現代でも続いていたのか」

「“血族”っていうと、その有力筋の中から、上弦衆が味方する相手を決めるって言う……今の日本、いや地球の支配者のことだよな?」

「その通りだ、上弦衆頭領・戦部タカマル殿。上弦衆が現在味方している“血族”の派閥と、私の所属している派閥は違っていてな……調査もあって、出動が遅れたことを謝ろう」


 オリセは振り返ることなく、タカマルとスバルとの対話を続けながら、アロハイビスカスカンクが放ったミサイル攻撃を弓を引くようなしぐさで全て爆散させ、それどころか半径20m内の怪忍・トリノイドがすべて“ぱぁんっ!”と粉砕した。


「私はデズモゲヴァルスを叩く! スバル殿はノロイ党の残党を頼んだ!」


 圧倒的な戦力を見せつけたオリセは、一直線に戦場へと戻っていく。最大戦力に己をぶつけるという宣言が、この上なく説得力を持つ行動であった。


「……ハルカとナリカまで止めてもらって、私もこのまま周囲に任せているばかりとはいかない! タカマル、私は桔梗太夫を討つ! 君は……」


 どこかにタカマルを非難させようとしたスバルだが、そんな彼女の意図を察したかのように、2人の美女がタカマルの左右を固めた。

 1人は何故か豚耳を頭に付けている、メイド姿の30歳前後と思わしい熟れた美女。

 1人は年齢不詳気味の、美しい黒髪に茶色の瞳を持つ、黒づくめの女性だった。


「こちらのご主人様は、私どもで警護させていただきます。存分に暴れ、死狂ってきてくださいませ、お嬢様……ブー」

「リベリオン政府公認の“ブラックメンバー”、ブラックティガーだ。オレと嵐子にこの小僧は任せろ……心配するな、オレも嵐子も、オリセ一筋のレズビアンだ」


 好色気味なタカマルでも“ヤバい”匂いを感じ取る2人だが、ブラックティガーと名乗った女性は意外と茶目っ気のある口調でそう告げる。

 スバルは「……恩に着る!」と叫ぶと、銃弾と絶叫の荒れ狂う戦場へと飛び込んだ。


「ひぃ、ひぃ、ひぃ……! さ、サウナギンナン、何処じゃ!? 何処に居る! 妾を守れ! 妾の不慮の死に備えぬかぁ!」


 ……桔梗太夫はデズモゲヴァルスの肩から放り出され、サウナギンナンと逸れてしまったことで、恐慌状態に陥っていた。

 生への執着が、そのまま強大な力に変わっていた桔梗太夫であるが、今はサウナギンナンによって気軽に復活出来てしまう為、却って死への恐怖はそのままに“生への執着”だけが弱まってしまい、このような醜態を晒す羽目になったのだ。


「桔梗太夫……よくもハルカとナリカを辱めてくれたな」

「ひぁっ!? せ、閃忍……! おのれぇっ! 妾の命を、貴様なんぞに奪わせぬぞ! 妾こそが新たなるノロイ党の首領なのじゃ! デズモゾーリャに続き、ノロイをも手なずけ! この世を滅ぼして、もっと、もっと! 妾だけが貪るのじゃ!」


 業岡一全の生首を放り投げて現れた、全身を怒りのオーラに包んだスバルに向かい、醜い本性を露にする桔梗太夫。

 周りの怪忍やトリノイドを巻き込むのも構わず、業火の術を使おうとする桔梗太夫だが……この時、スバルが何故わざわざ不意打ちではなく、業岡の生首を投げつけたのかを、愚かな妖女は理解していなかった。


「ぎあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!? 熱いがねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」

「はへっ……? な、な、な……なんで、そこにおるのじゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」


 自らの炎の尾をこすり合わせて起こす爆炎で以て、スバルを攻撃しようとした桔梗太夫だが、その火炎は真っ先に近くにいたトリノイド……「妾を守れ」という指示に従って、茸群道人を引きつれて戻ってきたサウナギンナンを巻き込んでいた。スバルはサウナギンナンの接近を気付かせない為に、わざわざ業岡の生首を放り投げたのだ。

 既に攻撃態勢に入っていた茸群の胞子が類焼し、サウナギンナンの全身を覆っていく。ウナギとサウナだけでなく、その名の通りにギンナンの要素も持つサウナギンナンの体は、非常によく燃えた。

 サウナギンナンが再生していた怪忍・怪人・戦闘員たちが次々と消え去っていき、桔梗太夫の体もほどけて紫の雷へと還っていく。


「い、嫌じゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 死、死、死ぃぃぃぃっ! 死にたくないぃぃぃぃぃぃっ!」

「安心しろ、ただ殺すなどという生ぬるいことはしない……悪鬼彷徨う現の闇を払うは月影──我、上弦なり」


 スバルが円月を描くように愛刀を回転させ、解けていく電撃を巻き込んでいく。

 それによって、消滅するよりも先に露になったどす黒い輝き……桔梗太夫の魂を露にすると、スバルの一太刀が消滅前に叩き込まれた。

 ただの死ではなく、核となっていた魂を淫力を込めた一刀で叩き切られ、桔梗太夫の存在は根本から消滅する。もはや、サウナギンナンの蘇生能力でも復活は不可能だろう……戦友を穢され、愛する男の罪悪感を弄ばれた、スバルの怒りがさく裂した結果であった。


『姐さんをよくもぉぉぉぉぉっ! いや、そんな思い入れ正直にゃーけども!』


 自分が焼かれておきながら桔梗太夫の死に怒りを示したサウナギンナンだが、すぐに正気に戻ってそれほど想い出めいたものがないことに気付く。

 そもそもサウナギンナンの封印を解いてくれたのは、そもそもは桔梗太夫とは別の相手で……。

 巨大化復活したサウナギンナンの思考は、途中で打ち切られた。すぐ隣で……自分たちの盟主がボコボコに小さな影に殴り飛ばされていることに気付いたからだ。


『あ、ありえにゃーが!? デズモゾーリャ様がこんな簡単に! こんな、ちっぽけな相手に!? す、素手で負けるなんてぇぇぇっ!?』

「安心しろ──このまま殴り倒しては、街に被害が及んでしまうからな」


 とある海域に伝わる“空気を蹴る歩法”を用いて滞空して見せる少女……匂宮オリセは、サウナギンナンの悲鳴に律義に応えると、両手を交差させてみせる。


「──祈りの空より来たりて 切なる叫びを胸に 我らは明日への路を拓く 召来せよ クトゥグア イタクァ」


 オリセの左右に一瞬、褐色の美女とメガネをかけた美女の幻影が浮かび、その両手に自動拳銃とリボルバー式の拳銃が握られる。

 二挺拳銃を構えたオリセは、ゆっくりと降下しながらデズモゲヴァルスとサウナギンナンに照準を構え……冷たく言い放った。


「去ね」


 爆炎を纏う弾丸と、氷を纏った弾丸がそれぞれ放たれ、デズモゲヴァルスを塵も残さず焼却し、サウナギンナンを極寒に閉じ込めて全てのエネルギーをゼロにする。

 たとんと足を揃えてオリセが降り立つと同時に、2つの巨影は砕けて完全に消滅し……スバルとオルトロスの活躍によって、ハルカとナリカが産み落としてしまった怪異たちも一掃されたところだった。

 同時期、アバレンジャーも樹らんるの帰還と仲代壬琴が記憶を取り戻したことにより圧勝しており、ここに日本を揺るがしかねない大事件は終結を迎えたのであった……。



「んおぉぉぉぉぉぉっ♥ チ〇ポぉっ♥ ふたなりチ〇ポつよいぃぃぃぃぃぃぃっ♥ か、怪忍たちのチ〇ポなんて♥ こ、これに比べれたら小指みたいなものでしゅぅぅぅぅぅぅぅぅ~っ♥ んお゛ぉぉぉぉぉっ♥ 子宮っ♥ 子宮浄化されるぅぅぅぅぅっ♥ んほっ♥ ふへぇぇぇぇぇぇぇぇ~っ♥」

「ああぁぁぁっ♥ おちんちん来てるっ♥ 奥まで、来てるぅぅぅっ♥ す、好きぃぃぃぃっ♥ パコパコされるだけで、好き好きの気持ち溢れちゃうぅぅぅっ♥ ごめんねっ♥ ごめんねっ、タカマルぅぅっ♥ 私、正気なのに寝取られちゃうよぉぉぉぉぉ~っ♥ お、オリセ、しゃまぁぁぁっ♥」


 ──戦いが終わった後、上弦衆の地下基地にて。

 ハルカとナリカは回収・保護されたものの、怪忍たちにトリノイドまで加わった異形の陵辱の精神汚染はすさまじく、上弦衆の現在の技術では永遠に2人を元に戻すことはできないと判明する。

 同行していたオリセは、彼女たちを正気に戻すために自ら名乗りをあげ……雌チ〇ポセックスを以て、彼女たちを正気に戻す濃厚交尾の真っ最中であった。

 性戯によって刻まれてしまった、負の影響力で乱された精神は、性戯に乗せた正の力を撃ち込むことで、正気に還すことが出来る。

 だがそれを可能とするのは、基本的に怪物的な性戯と圧倒的な体力・精神力を持ち合わせる両性具有者のみ……オリセもまた“血族の最終兵器”として、房中術を改良した精神汚染への対抗ふたチ〇ポセックスを習得していた。

 今のオリセは何故か2人に分裂しており、片方は彼女が通う高校の制服姿だが、片方のオリセは何故かエジプトの女王のような恰好をしており、肌も少し褐色気味である。

 もっともセックスに関してはどちらも変わらず飛びぬけたものであり……巨根&性戯に長けているタカマルとの龍輪功を経験している閃忍たちをしても、即堕ち同然でしゅきしゅきセックスを展開してしまっていた。


「あはぁぁぁぁぁっ♥ おっぱいぃぃぃぃぃっ♥ おっぱい気持ちいいですぅぅぅぅぅぅっ♥ ハルカは♥ ハルカは今、ようやく気付きましたぁぁぁっ♥ おへっ♥ あひゅぅぅぅぅぅ~っ♥ わ、私が時を超え、この時代にやって来た、本当の理由をぉぉぉっ♥ タカマル様をお守りするだけではなくっ♥ あっ、あっ♥ オリセ様にお嫁入りする為だったんでしゅぅぅぅぅ~っ♥」

「嫁入りだけでいいのか? ハルカは随分と無欲だな……ナリカを見習い、素直になっても良いんだぞ♥」

「っほぉぉぉぉぉっ♥ 子宮ボコ殴りしながらっ♥ 甘く囁くのダメでしゅぅぅぅぅぅぅ~っ♥ ほぉぉぉぉっ♥」


 ハルカはどちゅどちゅとフルネルソンの姿勢でチ〇ポを体に馴染まされながら、隣で褐色のオリセにパコられているナリカを見る。


「あうぅぅっ♥ 妊娠っ♥ 妊娠んんっ♥ 妊娠お願いしますっ♥ わた、私、オリセ様の子供、妊娠したいれすぅぅぅぅぅ~っ♥ 化け物産んだ記憶刷新してぇぇぇぇっ♥ 私の子宮は♥ オリセ様専用だって塗り替えて下さいぃぃぃっ♥ あっ、あっ、あっ♥ は、排卵っ♥ はいりゃんするぅぅぅぅ~っ♥」

「ナリカちゃん、可愛い……一度にたくさん、赤ちゃん仕込んであげる……大量受精アクメ、キメさせてあげる♥」

「あひぃぃぃぃっ♥ 嬉しいですぅぅぅぅぅ~っ♥ んほぉぉぉぉっ♥ ほひぃぃぃぃぃぃ~っ♥」


 肌の色だけでなく、常に女性口調なのも褐色のオリセの変わったポイントだが、ナリカにとってはその程度はもう気にするほどのことでもない。

 トリノイドを始めとした怪人を産まされまくった記憶を消し去って欲しい……自分が清く、美しい人の孕み奴隷だと思い知らせてほしい。

 そんな願望を漏らし、許容してもらうナリカの姿は、ハルカの情欲に真っ赤な火を点けた。


「わ、わたひ、もぉぉ……わたひもお願いしましゅぅぅぅぅっ♥ 赤ちゃんっ♥ 赤ちゃんんんんっ♥ オリセ様の赤ちゃん、たくさん仕込んでください♥ 三つ子以上産みたいのぉぉぉぉっ♥ しゅきだからっ♥ 愛してましゅからぁぁぁぁぁぁっ♥ あへぇぇぇぇぇぇっ♥」

「いいぞ、これからは私相手なら、いつでも素直でいるんだ♥ 完璧に私が、応えてやるからな♥」

「あ゛おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~っ♥ いぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~っ♥」

「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥ あぐめっ♥ アクメぎめるぅぅぅぅぅぅ~っ♥」


 人格改造と洗脳を完全に上書きされ、元の人格に戻った2人は、オリセとのラブラブ膣内射精によって、大量受精確定アクメを仰け反り絶頂でキメる。

 閃忍たちは今、今度こそ愛を成就させることが出来る、新たな主人を手に入れたのだ。



 ──行為を終えて、会議室に戻ってきたオリセ……当然、制服姿の1人だけである……は、複雑な顔をしているタカマルとスバルに向かって、まずは深々と頭を下げた。


「……こういった形でしか、お2人を正気に戻すことは出来ませんでした。まずはそのことを謝罪させてください。奴らはタカマル殿への2人の失恋を糧に、憎悪や怒りを基点にして変態洗脳を行っていました。あなたへの気持ちを別の誰かに向かせる以外に、閃忍として新生させる術が、私には無かった」

「……正直、死ぬほど言いたいことあるけれど、なんも納得も出来てないけれど! 頭下げるのはやめてくれ……俺達には何も出来ないのに、それどころか“原因”側なのに、懸命に尽くしてくれた相手に頭下げさすのは、絶対違うよ……スバルと結ばれたことに後悔は無いし、ハルカとナリカと3人で、なんて選択肢は俺には無かったんだ。だから、謝らないでくれ」

「……スバル殿、あなたの想い人は素晴らしい漢ですね」

「だろう? ……そんな男から、私の戦友たちをお前は寝取るのだ。幸せにできなければ、私の刃はお前の立場など微塵も考慮することなく、その喉笛を掻き切るぞ。今、この場で誓え。ハルカとナリカを、永遠に幸福にすると」


 スバルに喉元へ刀を当てられながら迫られ、オリセは迷うことなく「誓います。鷹守ハルカと四方堂成香は、私が永遠に愛情を注ぎ続けます」と断言した。

 それは、タカマルが一度は放つ機会を与えられ、自らの意思で棄却した言葉でもあった。


「……23代目想破上弦衆頭領・戦部鷹丸、己が腹心である閃忍を預けると共に、ここに誓約する。我々、上弦衆の忍は……今後は、匂宮の御家に味方すると」

「──受け入れよう。今後も“世にあってはならぬもの”を滅ぼし、力なき者に平穏をもたらす為、共に戦わん」


 中性的な口調に戻ったオリセとの間に、新たな契約が交わされた。ハルカとナリカは正式に、これで閃忍の立場を保ったまま、オリセの下で戦うことが出来るのだ。

 それぞれに集団の長としての会話が終わったところで、少しだけ弛緩した空気の中、タカマルが問う。


「ところで……上弦衆が元々味方していた“血族”の有力派閥──海東家だったか。何故、あの家を調査してたんだ?」

「……実は、あのサウナギンナンというトリノイドは1度、別の契機で復活しかけたことがある」


 意外な言葉に驚くタカマルの前で、オリセは続ける。


「その際はサウナギンナンの力の源である、両肩の“銀杏電池”を『恐竜や』の社長であるヤツデンワニ氏から譲り受け、我々“血族”が保管していた。その結果、サウナギンナンの封印解除は見送られた」

「ヤツデンワニって……それ、トリノイドの名前っぽいんだが。社長業やってるトリノイドの生き残りとかいるのかよ……あれ、つまりそれって」

「ああ。今回のサウナギンナンの復活は──“血族”の中の不心得者の仕業の可能性がある」



「──残念です。仲代先生が復活されたのは、別口の方でしたか。彼のダイノガッツを掲げる爆竜戦隊を、もっとも追い詰め苦しめた最強の存在……お話を、してみたかったのですが」


 自身の館の中で、静かに呟く美女の姿。

 美しい。それは間違いない。しかし、見つめていると段々と不安に駈られ……やがて狂気に沈みそうになる、そんな不安定な美の持ち主でもあった。

 顔の下についた“切り取り線”を思わせる細かい傷を撫でると、サウナギンナンの封印を解いた犯人……リカ・F・ウェイトリィはニッコリと微笑んで見せた。


「けれど、桔梗大夫さんに“お下がり”する前に、先に復活していただいた方々が残って、何よりです。これからも、よろしくお願いしますね……♥」


 彼女の股間には、先じてサウナギンナンの力で復活させられた、歴代の“正義の敵対者”たちの姿があった。

 悪意を持ったコンピューター軍団・ヴァグラスの首領メサイアの娘、二挺拳銃の戦闘狂・エスケイプ。

 三途の川に潜む妖怪軍団・外道衆の紅一点であり、生前の花魁・薄雪の姿を取っている薄皮太夫。

 本来は組織を持たない絶望の魔物・ファントムを系統立てながらも、主に裏切られた妖女メデューサ。

 吸血鬼のクイーンであり、次元を超えた悪の組織の中核まで食い込んだソーンファンガイア・ユウキ。

 主への心酔の果てに裏切られ、ついぞ正義の手によって敗北することのなかった魔女アナコンディ。

 自我の放棄と盲従の果てに、主人の器の小ささ故に無惨な最期を遂げた悪徳の化身シンドイーネ。

 新たな主のチ〇ポを舐めまわし、先走りを賜る栄誉を得た彼女たち以外にも、怪人めいた姿のものも、人間の女性体の者も、無数に……それこそサウナギンナンが復活させたトリノイドに匹敵するほどの数が、部屋の中でひしめき、それぞれに腋とマ〇コを見せつけるチン媚びダンスで以て全力で媚びていた。

 サウナギンナンが滅びたというのに、彼女たちは消えるどころか生前よりも遥かに力を増しているように見え、かつて主人に向けた偏愛を全て新たなる盟主に注ぎ変えるべく、淫らに媚び続けるのであった……。

シノバレ・ブレイカー~許されざる悪堕ち!?ふたなり大アバレセックスで真の主を見つける閃忍たち

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