──極限状態は、その人の本性を露わにするものだ。
例え親しく、心の通じ合った者同士あっても、命の危機に瀕した状況下となれば、醜く争い合い、時に殺し合いにまで発展することもあるのが人間という生き物。
新進気鋭の作家ナツメ・カフカを騙っている、シャドウガーデンは七陰の一人・ベータは、かつて“悪魔憑き”の罹患していた経験から、そのことをよく理解していた。
では……最初から関係性が最悪であり嫌い合っていて、ふとした拍子に激憤しかねない関係性の者たちが、極限状態に閉じ込められたら、さてどんな惨劇が繰り広げられるのだろうか。
「……」
「……」
これが意外に平和的なものであり、ベータと共に閉じ込められたミドガル王国の第二王女、アレクシア・ミドガルは、顔を合わせば互いに「女狐が」「猫被り」と敵対しあうのが分かっているからこそ、一言も口を利くことなく沈黙を保つことで、事態の悪化を防ぐことができていた。
もっとも、それは二人が巻き込まれた奇妙な事態……出入り口も窓も通気口すらないのに、呼吸は出来るしぼんやりと明るいという、奇怪な部屋からの脱出を、協力して行えないということも意味している。
「(この卑しい女狐さえ居なければ、全力で脱出できないかを試すこともできるのですが……)」
ベータはシャドウガーデンの盟主シャドウから、強大な力を与えられた最高幹部である。
この奇怪な空間……気付けば気に入らない女と二人きりで閉じ込められていたそこは、ディアボロス教団の仕業であろうと考えており、だからこそ“ナツメ・カフカ”として出力できる程度の力をぶつけることは避けていた。
そもそもアレクシアを閉じ込める為のなのか、文化人であるナツメ・カフカを閉じ込める為なのか、それとも七陰の幹部であるベータを閉じ込める目的なのかで、今後の部屋を用意した者のリアクションも変わって来るだろう。
食事もまだ必要と感じず、排せつなどにも余裕のある今は“見”こそが寛容……そうベータは看破していた。
……ベータ“は”。
ガギンッ! と固いもの同士がぶつかり合う音が部屋の中に響き渡り、部屋全体がゴゴゴゴゴゴゴ……と鳴動し始める。
何事かと視線を走らせたベータの視線の先には……壁に剣を叩きつけた姿勢で、劇的な変化に慌てた表情を向けているアレクシアの姿。
「アレクシア王女! な、何をしたのですか!?」
「見て分からないの!? 適当に動かせば出れるかもと思って……!」
自身の行いが軽挙妄動だと理解しているからこそ、一方的に責められたくなくて強い口調で言い返してしまうアレクシア。
ベータも一瞬でヒートアップしそうになるが、部屋に劇的な変化はそれを許してくれない。
ベキベキと内装が砕けながら巨大なプレートのようなものが壁から浮き出し、二人の体をまとめて跳ね上げるようにして、真っ白なシーツが引かれたベッドが床から出現する。
靴が器用に弾き飛ばされて、ベッドの上でひっくり返ることになった二人の前で、プレートが赤熱するように輝き文字が浮かび上がる。
それはナツメですらも何語で書かれているかは理解できない文字だったのだが、書かれている内容については何故か理解できるという奇妙な文字列であった。
【ふたなりチ〇ポで孕んで、出産しなければ出られない部屋】
「……ふたなり!?」
「……出産!?」
あまりにも卑猥でイカれた内容が提示された瞬間、二人の股間に強烈な刺激が走り、それぞれの下穿きを引き裂く勢いでふたなりチ〇ポが突き出した。
「ふっほぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥」
「んお゛ぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥」
互いに精通したての精液をびゅくびゅくとかけあって、相手を生臭い白濁塗れに変えながら仰け反り舌出し腰ヘコ絶頂を繰り返す少女たち。
肉竿と共に備わったぷりぷりの睾丸の中身を半分ほどびゅくびゅくと吐き出したところで、アレクシアとベータは荒い息を吐きながら言葉を紡ぐ余裕を取り戻す。
「んへぇぇぇ……お゛っ♥ お゛へぇぇぇっ……♥ なんてことするのよ、このチ〇ポ女ぁぁ……♥ 頭からくっさい液体かけられて♥ 熱くて甘くて頭がおかしくなりそうじゃないっ♥」
「おほぉぉぉっ……♥ そ、それはこっちのセリフです♥ どろどろになるほど、汚らしい欲望の白濁を吐き出して……♥ 私にろくでもない欲望を抱いていたんじゃないですか♥」
二人の股間に備わったチ〇ポは、どちらも目を見張るほどの巨根ではあったが、長さに関してはアレクシアの方が若干勝っており、太さに関してはベータの方が上回っていた。
先までは半分までザーメンが排出されたはずの睾丸には、ぷちゅぷちゅと精子増産がかかってぱんぱんに張り詰め、先走りを垂れ流すズル剥けのチン先が「目の前のメスをハメ潰してモノにしたい」とひくひく痙攣する。
……さて、ベータはアレクシアを「恋敵の女狐」と敵視し、アレクシアは「生理的に気に入らない腹黒女」と嫌いあっているが、実はこの二人は出会い方が悪かっただけで……というかシャドウガーデンの盟主ことシャドウ=シド・カゲノウを挟んだ誤解があるだけで、互いの相性自体は悪くなかったりする。
そもそも二人の間にある忌避感の根本的な正体は「同族嫌悪」であり、逆に言えばそれは「互いのことを理解できる」という、最良の関係への入り口でもあったりする。
そんな二人が今……理性を取り払って欲望が優先された状態に、放り出されたらどうなるか。
「ふぅー……♥ ふぅー……♥ こんなくっさい汁出しておいて♥ 私の方に欲望がどうとか言ってくるなんて……分かった! 分かったわ! あんた、私を委縮させてから責任だとかなんとか言って、私のことをパコハメする気でしょ! そのいやらしい目つきで全部わかってるんだからねっ♥」
「はぁっ!? ちょっ、ちょっとアレクシア王女、何を言って……ほぉぉぉぉっ♥」
「んっ、んはぁぁっ……♥ わ、私の方がぁぁ……生えたおちんちんだって、立派なんだからぁっ♥ あんたみたいなサブカルクソ女に♥ 孕まされてミドガル王国にお家騒動起こされてたまるもんですか♥ あ、あんたが産みなさいっ♥ 私の赤ちゃん、産みなさいよっ♥ ここから出るには、それしかないんだからぁっ♥」
自分の精液に塗れて、むんむんと全身から色気を放っているベータに発情しきっているアレクシアは、あまりにも身勝手な理由を並べたてながら、その豊満な体に抱き着いて雌チ〇ポを相手にそれにズリズリと擦り付け始める。
生えたて敏感雌チ〇ポ同士の兜合わせたるや、その快感はこれまでの人生で蓄積してきた“気持ちがよいこと”の累積を軽々と飛び越え、互いに腰をヘコつかせてチ〇ポ相撲を繰り広げてしまう。
そうなるとどんどん頭のなかは「射精したい♥」「お精子ぶっかけたい♥」「目の前の雌とセックスしたい♥」一色になっていく。
純粋な戦闘力だけならベータが上なのだが、それはあくまで“与えられた力”なこともあり、姉へのコンプレックスがあるとは言え根っから戦闘者の心根を持つアレクシアの方がこういう時は強い。まして今のベータは“ナツメ・カフカ”であり、力を振るっていいのかの時点で悩んでいる状態だ。
そんな心根の違いは、結局雌チ〇ポずりずりバトルの結果にも出ることになり、ベータは「っほぉぉぉぉぉっ♥」と裏筋をズリまくられたせいでびゅくびゅく白いの吐き出してしまい、力が抜けたところをアレクシアに押し倒され、睾丸の裏側に隠れていたどろどろに蕩けたマ〇コへの挿入を許してしまった。
「んひぃぃぃぃぃぃぃぃぃーっ♥ あっ、あっ、あはぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥」
「んひゃぁぁぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁっ♥ 挿入れた瞬間に精子ミルク出るっ♥ ロイヤルザーメン吐き出しちゃうぅっ♥ 大嫌いな相手なのにっ♥ ムカつく腹黒女相手なのにぃぃぃっ♥ おちんちんが子宮しゅきしゅきしてキスしてるぅぅぅぅっ♥ ふほぉぉぉぉっ♥ 子宮口でラブラブフェラやめてぇぇぇぇぇっ♥ あ、あんた、本当は私のことが好きなのバレバレなのよぉぉぉぉぉっ♥」
「はひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~っ♥ こ、これは生理的な反応でぇぇぇっ……♥ あっ、あっ、あぁぁぁ~っ♥ おちんちん挿入しながら、可愛い顔近づけてくるのダメですっ♥ 頭の中がおかしくなるっ♥ 顔のいい女の子にパコパコされるの正気保てなくなるから駄目ですぅぅぅぅっ♥ わ、わたしの子宮が♥ 女狐チ〇ポにしゅきしゅきちゅっちゅ勝手にしてるだけでぇぇぇぇっ♥ 嫌い、嫌いぃぃっ♥」
ムカつくと言いながらアレクシアは、童貞を奪ったベータの顔をぴちゃぴちゃと舐めまわしながら目元や頬にキスを繰り返し、ベータもベータで嫌いと繰り返しておきながら、その手はアレクシアの背中に回されて小さな背中に爪を立てつつ、細い腰に足を回してがっちりだいしゅきホールドの姿勢である。
しかも、こうやって挿入して種付けプレス中にも、ベータのふっとい激つよ雌チ〇ポがちょうどアレクシアのポルチオをぐりぐりと刺激してくる為、アレクシアの体もどんどんベータ専用に開発されていく。もう彼女の女の部分は、ベータのチ〇ポ以外には反応すらしないかも知れない。
「ぐぅぅぅっ♥ 可愛い顔で喘いでっ♥ わ、私をレズに目覚めさせようって言うんでしょうっ♥ この、なんて悪辣なっ♥ わ、私は負けないぃぃっ♥ 濃厚精液どっぴゅんするのはっ♥ 別にこのムチムチで柔らかい体や♥ 雌おちんちん抱っこしてくれる優しいおマ〇コちゅっちゅやっ♥ よく見たら王女の伴侶に迎え入れたくなるようなきれいな顔をとは関係ないんだからぁぁぁぁっ♥」
「れ、レイプしておいて、好き勝手なことを言って♥ やっぱり、あなたのような女狐は最低ですっ♥ こんな性悪で、しかも乱暴な女を近づける訳にはいきませんっ♥ わたしがこうやっておマ〇コでぎっちりホールドして♥ 手元でずっとよちよち管理しないとぉぉっ♥ おちんちん震えさせて、わたしを孕ませる気なんでしょう♥ 孕んだらもう逃がさないから覚悟してくださいよ、泥棒猫ぉぉっ♥」
ののしり合いながら妊娠の確認まで交わしてしまい、仰け反りながら「ひゃおぉぉぉぉっ♥」とアレクシアの精液が迸り、びちびちと激しく子宮を叩かれたベータは、もう一発でアレクシアに恋してしまう。命の恩人であるシドへの忠誠心は揺らいでいないが、恋する気持ちに関してはもう完璧に、オラオラ孕ませレイプで床惚れNTRかまされてしまっていた。
ちゅっ♥ ちゅっ♥ とアレクシアがベータの顔に何度もキスするが、脱出のための扉は出現しない。二人が気持ちよすぎてぼーっとしながらプレートを抱きあいつつ見ていると、その文字に小さく新たな文字が追加された。
【ふたなりチ〇ポで(お互い)孕んで、(両方が)出産しなければ出られない部屋】
ごくんっ……と二人の喉が同時に鳴る。
もう二人には、互いと交尾する忌避感は1ミリたりとも存在しない。
あるのは底無しの性的な欲求と興味、そしてそれらすら上回って芽生えつつ、互いへの愛情……セックスを始めて経験してしまった童貞・処女に芽生えがちな、初めての相手が運命の相手だと思い込んじゃう奴である。
「だ、脱出する為だったら仕方ないわね♥ 私のロイヤルおマ〇コを特別に♥ あんたみたいな性格最悪で最高の体と可愛い顔に全然に似つかわしくないような女に♥ 使わせてあげてもいいわ♥ 短所を見るのが常な私だけれど♥ セックスで快楽に蕩けても可愛い顔は本物だし♥ 連れ歩くのも吝かじゃないわ♥」
「はぁぁっ? まるで自分の方に選ぶ権利があるようなことを言ってくれますね、このチ〇ポ王女♥ ちょっと激しくて格好いいセックスで♥ わたしの子宮をマジ惚れしゅきしゅきにさせたからって♥ カノジョ面はやめてくださいっ♥ わたしの方がセックス上手だって証明して♥ あなたの方がカノジョとしてわたしに尽くすんですぅぅぅっ♥」
王族とは思えない四つん這いの姿勢で腰をふりふり誘惑するアレクシアに、ベータが襲いかかって背後から激しくピストンする。
先にチ〇ポで屈服させた相手に挿入される背徳的快感、チ〇ポに惚れこんでしまった相手をチ〇ポで堕とす充足の快感。
二人の行為は、それこそミ世界蛇(ミドガルズオルム)のように繰り返され、そのうちに互いの罵りやあざけりの中には「しゅきっ♥」だの「あいしてゆっ♥」だの「結婚してぇっ♥」だのが混ざり始め──。
※
──目前で口論を始めかけたアレクシアとナツメ(=ベータ)を閉じ込めた部屋を、破壊できずに一度は応援を求めて離れたローズ・オリアナであったが、結局誰も見つからずに戻ってきた時には、その部屋には出入り口が出現した上に、鍵すらかかっていなかった。
「アレクシア王女! ナツメ先生! 二人とも、無事、で……?」
「ひゃおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥ 女狐王女の赤ちゃん♥ ぽこじゃか産むのぎもぢいいでずぅぅぅぅぅぅっ♥ 出産っ♥ 出産あぐめぇぇぇぇぇっ♥ こんなにも子沢山になったんだからっ♥ いい加減わたしのことが大好きだと認めてはいかがですか♥ 今なら永遠の愛情を返してあげますよほぉぉっ♥」
「あへぇぇぇぇぇぇぇっ♥ お゛っ♥ お゛っ♥ お゛ぉぉぉぉ~っ♥ う、う、うるしゃいぃぃぃ~っ♥ この上で目に見えた行為まで求めるなんてぇぇ♥ なんて傲慢っ♥ なんという強欲ぅぅっ♥ そんな欲深女にはっ♥ ふほぉぉぉっ♥ 出産したてで開きっぱなしのおマ〇コにねじこんでぇっ♥ またすぐ孕ませるんだからぁぁぁっ♥ 愛情わからせくらえっ♥ この腹黒ぉぉぉっ♥」
部屋の未知なる効果であろうか、それとも脱出条件を早々に満たさなければいけないという生真面目さによるものか、超速でボテ腹になった二人が産んだ赤ん坊が部屋中に存在しており……この辺は二人とも変に気真面目なのか、全員シーツなどを切り裂いて作ったおくるみに覆われ、後から出現したベッドに寝かされている……、二人は産みつ産ませつのケンカップルと化していた。
ローズはしばらくの間、点になった目で二人を見つめていたが、やがて濃厚な甘い香りが鼻先にかかって、そのままひっくり返って気絶するのであった。
いつでも出られる扉は、開き放しになったまま……何百回目か分からないオラつき罵倒ラブラブ交尾が始まる……。
屋根が高い
2024-02-19 11:26:19 +0000 UTCソウシップ
2024-02-19 11:07:01 +0000 UTC