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互いに互いをゲットさせ!~リーリエちゃんの天然百合つがい生成録

 ──リーリエがポケモントレーナーとしても成長しているのは、マオもスイレンも分かっていた。

 しかし、まさか二対一の連戦で負けることがあるとは、流石に想定していなかった。


「強くなりすぎだよ、リーリエ……グラジオさんとの特訓の成果が抜群すぎる!」

「負けちゃいましたらから、何でも言うこと聞きます。約束通り」


 トラウマのせいもあって、ポケモンに触れることすら難しくなっていた友人の成長が嬉しいのもあって、マオとスイレンは事前の約束をウキウキと反復する。

 それに対してリーリエは、なんだか含みのある笑顔を浮かべていたが……二人に向かって自身の要望を告げた。


「それでは、二人で抱き合ってキスをしてください」

「なーんだ、それくらいならお安いごよっ……うんっ!?」

「えぇと、聞き間違い、ですか?」

「ああ、よく聞き取れませんでしたか? ごめんなさい、わたくしもどうやら照れが入っているみたいです。それでは、もう一度……二人で、抱き合って、キスを、してください」


 一言一句を区切る様に、ゆっくりと告げられた言葉が、当たり前なのだが最初に聞き取れた言葉と何も変わっていなかった。


「何言ってるの、リーリエ!?」

「マオちゃんとは、その、仲良しだけど、そういう関係じゃ……」

「約束、破るんですか? 二人とも、キャプテンなのに?」


 首をゆっくりと横に傾げて、柔らかい圧をかけてくるリーリエ。

 元々、丁寧で大人しい中に意志の強いところは覗いていたが、まさかこんなところで発揮されるとは二人も思っていなかったようだ。

 スイレンはまだ、自分がよく冗談やおふざけをすることもあって、リーリエが「なんて、びっくりしました?」などと種明かしをしてくれるのを期待していたようだが、マオの方が先に折れてしまった。


「わ、わかったから、そんな目で見るのはやめてよ……」

「マオちゃん!?」

「スイレン、約束は約束だから……」


 困ったような表情を浮かべるマオ。スイレンもここまでくると、リーリエの指示に従う以外はどうにもならないと理解はしている。

 それに正直なところ、少しだけいつもと違う、サディスティックな雰囲気を纏わせた……母親のルザミーネに少し雰囲気が似ている……リーリエから命令を受けるのも、彼女に指示されてキスをすることも、気は引けるところはあれど、嫌では無かった。

 そもそも……マオはスイレンと、スイレンはマオと、キスするのは吝かでもない。変な意味ではなく、友達同士ならふざけっこでそれくらいするという意味で。


「ちゃ、ちゃんと見ててよ? 目を逸らしてたから、もう一回とか言わないでね?」

「それ“は”いいません、約束します」


 ニコニコと柔らかい笑みを浮かべるリーリエの前で、マオとスイレンは見つめ合う。

 幼馴染の二人だが、こうやって互いの顔をまじまじと見合う機会は、思えばここ数年は無かったかも知れない。

 そして視線を合わせて、口づけを交わすとなれば気付いてしまう……相手が、とんでもなく美少女に成長しているという、その事実を。


「(す、スイレンの体、熱い……興奮、しちゃってるんだ……♥ キス、しちゃうんだよね……このまま、女の子同士で……♥ ど、どうしよ、リーリエに見られてるのも、すごい意識しちゃう……♥ あっ……スイレンの目、キラキラして……吸い込まれそう……♥ あたし、今、何してるんだっけ……そうだ、スイレンとキスするんだ……♥)」

「(マオちゃんのまつげ、すごく長い……♥ いつも活発な印象なのに……それは、私もかな?……マオちゃんの顔の作りって、なんだか繊細、なんですよね……♥ あっ……風向きの関係かな、すごく甘い匂いがする……チョコレートみたいな、香り……♥ マオちゃんって、食べちゃったら……甘い味がするんでしょうか……♥)」

「早く、しなさい♥」


 自分たちのタイミングを計っていたマオとスイレンは、キツめのリーリエの口調に驚いて、そのまま互いの唇を前に押し出し……その距離はちょうど、互いの唇を触れ合わさせるのに、十分だった。


「んんっ……♥ ん、はぁぁっ……♥ ちゅぷっ、ちゅっ……じゅるっ……♥ はぷっ、はむっ……ん、ふあぁっ……ふ、深っ……はげ、しっ……んんっ♥ す、スイレン……んっ、んふぅぅっ……♥」

「はふっ……んちゅっ、れぇぇっ……♥ ちゅぷっ……じゅるっ……♥ ちゅっ、くちゅっ……♥ んっ……んーっ……♥ はっ……はふっ……マオ、ちゃっ……んっ……んんーっ……♥」

「わたくしに、無理やり言われてキスをしているのに、随分と二人とも盛り上がっているじゃないですか……♥ このぴくぴくって動いてしまっている手は、お尻を触りたがっているんですか?」

「(そ、そんなこと……考えて、なっ……♥ んっ……あ、甘い……スイレンの唾液、甘いよぉ……♥ 唇も、触れあってる体も……全身ふわふわで、やわらかくって……♥ スイレンは、きっとお尻もふわふわなんだろうなぁ……♥)」

「体と体が、こんなに隙間なくぴったりとくっつきあって♥ 肌が触れあう感触が、とても気持ちよさそう……♥ 体の隅々まで癒されて……♥ 蕩けてしまいそうですね……♥」

「(む、胸のこと、言われたらぁ……♥ 私の胸とマオちゃんの胸が、触れあっちゃってるの、意識しちゃうのぉ……♥ あっ……とく、とくって……心臓の鼓動、伝わってくる……♥ これ、落ち着く……好き、です……♥)」


 キスをしている間も、リーリエは二人の周りをゆっくりとした足取りでぐぅるり周り、二人の耳をくすぐるような煽りを口にしていく。

 それは同性相手、それも親友との口づけで興奮する体に、自然と沁み込んでいき……まるで自分たちが、リーリエが口にしていることを自ら望んでいるかのように、そう思い込んでしまう。


「(ダメ、ダメだよ……♥ キスして、そのまま……今度はお尻まで触るなんて、変態じゃん……♥ そんなことしたら、スイレンに嫌われちゃう……♥ あっ、あっ……♥ でも、んんっ……こんな、くっついてキスしてたら……はぁぁっ……♥ 疼いて、きちゃうよ……♥)」

「(胸、もっとくっつけてぇ……擦り、あわせたい……♥ んんっ……あっ、あぁぁっ……♥ ダメ、これ以上は……ダメに、なっちゃうからぁ……♥ あんっ……んっ……ふ、あぁぁっ……♥ ダメ、ですぅぅ……♥ マオちゃんのおっぱい、意識しちゃ……♥)」

「──“追加”の命令です。互いのお尻と胸を、触りっこしてください♥」


 命令の数は一つとは言っていなかったとはいえ、本来ならばこんな指示は聞くまでもないもの。

 けれど、その瞬間は……リーリエの言葉は、マオとスイレンにとって“願い”と合致した。

 柔らかい尻肉にマオの指はめりこんで、ぴったりと隙間なく触れ合う胸の間にスイレンの指が這う。

 後はもう、簡単なこと。


「それじゃあ、そのまま互いに服を脱いで、あ、下着はまだです♥ まーだ♥ 互いの下着の色が濃くなっちゃったのを、しっかりと確認してください♥」


「そう、そのまま下着をズラして……二人とも、いやらしい♥ 糸、引いちゃってますね♥ 女の子同士でキスして、触りっこして、気持ちよくなったんですか♥」


「そう、そうやって、頭の後ろで手を組んで♥ まあ、はしたない♥ わたくしは、自分では絶対にこんなことできませんね♥ さあ……腰をヘコヘコ動かして♥」


「そう、気持ちいい、気持ちいい♥ 互いに触れ合うのは気持ちいい……最後の命令です、聞いてくれますよね♥ だって、ポケモンバトルで勝ちましたし♥」


「二人で、抱き合って、セックス、してください♥」


 くちゅっ……と互いの秘所同士が、貝合わせの姿勢でこすれ合う。


「あっ、あっ、あぁぁぁっ♥ スイレン、スイレンっ♥ す、すごい、よぉぉっ♥ スイレンの体、気持ちよすぎるっ♥ うぅ、こうやって抱える足もすべすべぇ……♥ 全部くまなく、いい匂いする……♥ 好き、好きぃぃぃっ♥ あたし、こうしたかったんだぁ……♥ スイレンのこと、絶対、絶対、前からこういう意味で好きだったのぉぉっ♥ スイレン、カノジョになってぇぇっ♥」

「マオちゃんっ♥ マオちゃんっ♥ 私もです♥ 今日、初めてエッチするのに♥ 全然はじめてって感じがしないんですっ♥ 私、意識してなかったけれどぉっ♥ ずっとずっと、マオちゃんとエッチなことがしたかったんです♥ 絶対にっ♥ あっ、あっ……いい匂いっ♥ マオちゃん、全身いい匂いしますっ♥ カノジョになるから、可愛がってくださいぃぃっ♥」


 くちゅっ♥ ずちゅっ♥ くちゅんっ♥

 少女たちの秘所が触れあう音が激しく響き、甘く甘く周囲を満たし続ける。

 互いの足を抱え合って、彼我の距離など消えてしまえと愛撫しあって、最後は激しくキスをして。

 とくとくと、互いの膣の中に熱いものが注ぎ込まれる。それは男性から射精されるような感覚……互いの愛液が、己の膣の中に流れ込んでくる。


「あぁぁっ……♥ 赤ちゃん、出来ちゃうよぉぉっ……♥」

「一緒に、育てよう……♥ マオちゃんとの、赤ちゃん……♥ 結婚、結婚しましょう……♥」


 勿論、女の子同士で子供が生まれることは無い。

 けれど、リーリエは敢えてその点については突っ込むことをせず、二人に背を向けて歩き出した。


「たまにしか会えないお母様……愛しい人との経験が、友達相手にも役立ちました♥」


 リーリエが指をくにくにとまげて、空中で手マンするように動かして見せる。

 家へと戻っていくリーリエの後ろでは、完全に同性カップルとして目覚めたマオとスイレンが、二回戦を開始したらしき水音が聞こえてきた。

互いに互いをゲットさせ!~リーリエちゃんの天然百合つがい生成録

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