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プリティ・ウーマン・バイサイド・キュア

 ──あらゆる美女がショウ・ビズに乗せられ、希少なコーカソイド美女であろうとも、上質なオイランサービスを用いれば一夜を共にし前後も可能となるネオサイタマ。

 暗黒メガコーポが支配する、重金属酸性雨の降りやまぬこの街においても、目を見張るような乳色の長髪を湛えた若々しい美少女となれば、そう見かけることは無い。

 喪服めいたスカート式のドレスを着用し、エルダーボンズが祭典で履くような厚底の靴を履いている、少しばかり耳の尖った美女であった。額に備わっている平安貴族のような眉によって、日本人であることはわかるのだが、その何処かバランスの崩れた美しさと奇妙な若々しさは、見る者をどこか落ち着かない気持ちにさせる。

 彼女の名は、ヤイミ・コナギバ。ヨロシサン製薬系列企業ヨロシ・バイオサイバネティカ社のCEOと、ヨロシサン製薬本社の役員を兼ねる才媛である。

 しかし輝かしい経歴も、彼女のもう1つの名前と立場を鑑みれば、弱者の血や涙に塗れたものであるのは間違いない。

 ヤイミのもう1つの名……即ちニンジャネームはキュア──暗黒経済組織アマクダリ・セクトの最高幹部『12人』のひとりであり、オグニ・ニンジャの憑依者であった。

 その狂猛な背景を露にするかのように、彼女はヨロシ・バイオサイバネティカ社の正面玄関にて、ヨロシサンの営業部長にドゲザさせ、その頭部を厚い靴底で以て踏みにじっていた。


「あなたの粗相によって、クローンヤクザの取引において、無駄なバリキドリンクの提供が発生したそうね」

「アイエエエ……も、申し訳ございません……」

「そう、そうやって最初の言葉が謝罪が正解。だというのに、あなたは誉めてほしいとばかりに私に駆け寄ってきた……卑しいこと」


 正確に言うと、部長の部下が取引の最中に失禁してしまい、その責任を取ってクローンヤクザに加えてバリキの提供となったのであり、ある意味では彼は部下の失態を取引成功へと繋げた功労者である。

 だが美しきCEOは、僅かばかりの粗相も許さぬとばかりに後頭部を踏みにじり、どこまでも落ち着いた上品な口調で、言葉だけで部長のことを切り刻む。


「今となってはクローンヤクザの提供など、成功して当然。それはどれだけ重ねても誉れではない。私は誉めない。誰も褒めない。それでも、あなた方は職務としてそれを粛々と進めるの。お分かりいただけるかしら?」

「ハイ、ヨロコンデー!」

「よろしい。給与をマイナス95%することで、此度の粗相は許しましょう。今後もヨロシサンに忠誠を誓うように」


 ブッダ! 取引を成功させた結果、部下を殺人ガニに喰われて無くし、給与を理不尽にカット! これもまた、マッポーカリプスの一側面である!

 キュアは恐るべきサディストであり、ニンジャとしての残虐性に加え、非道バイオ企業ヨロシサンの役員という権力まで備わっており、パワ・ハラ(職場内における陰湿なリンチ行為)の権化と化しているのだ。

 ……そんなキュアに対し、声をかける者があった。


「CEO、エレベーターが到着しております。ドーゾ、こちらへ」


 それはここ最近になってヤイミに仕えるようになった、女秘書であった。

 ニンジャであるキュアに対し、自由意思を制限するかの如き発言……このメガネをかけた大人し気な女性も、キュアの恐るべきパワ・ハラの犠牲になるかと思われた。


「……ええ、今行くわ。それでは、くれぐれも理解するように」


 アナヤ! キュアは女秘書の言動を正すどころか、応用に返答てみせると、そのままエレベーターへと向かっていく。

 残酷なCEOによる尊厳解体ショー第2段が始まるものと考えていた社員たちは、いささか期待外れを感じつつ、それぞれの職務に戻っていく。

 ……社長室に直通するエレベーターの中、当然ながらそこにはヤイミこと邪悪ニンジャであるキュアと、女秘書しか乗っていない。

 しかし、これはキュアに限れば奇妙なことであった。

 彼女は憑依したオグニ・ニンジャの憑依ソウルによって、触れた相手の傷を急速回復させる代わりに“ペインシェント”と呼ばれる幽鬼じみた三下ニンジャに変貌させ、使役するという呪術的なジツの使い手である。

 そうやって量産したペインシェントに身を守らせ、雑事を行わせることすらするキュアが、この女秘書といる時はペインシェントを1人も引き連れていない……基本的に疑心暗鬼の塊であり、身内を信用しないどころか同じ穴のラクーンだと見なして最も警戒するのが普通であるのにだ。

 上昇していくエレベーター、CEOの執務室に着くまではまだ時間がある。

 当然ながら階層表示など無いのだが、通常のエレベーターならばその時の階層が表示されているであろう斜め上方を見つめ、表情を変えることのない女秘書。

 自身よりも背が高く、しかし華やかさでは圧倒的に劣るモータルの女に対して、キュアが遂に「先ほどのロビーでの件だけれど」と語り掛けた。

 遂に陰湿なパワ・ハラの第2幕が開くのか。

 そう思われた次の瞬間、キュアの尻に勢いよく、女秘書の平手が打ち込まれた。

 スパァンッ!


「ンアーッ!」


 キュアは咄嗟に入口扉に手を当ててしまい、震動で中に居る者を気遣い、エレベーターの上昇が停止する。

 腕を突っ張るようにして、喪服めいたドレスに包まれた臀部を突き出す形となるキュア。 ワッザ!? カラテ知らずのモータルの一撃によって、明らかにキュアは動揺し、その呼吸を荒げていた。

 この光景をコトワザの名手・ミヤモトマサシが見れば、如何のように評したであろうか!


「何階ですか? イヤーッ!」

「ンアァーッ! や、やめっ……やめなさっ……」

「何階ですか? イヤーッ!」

「ンアァァーッ! や、やめてって、言っているのに……やめっ……」

「何階ですか? イヤーッ!」

「ンアァァァーッ! あ、あ、ダメ……アァァーッ! アーレエエエーッ!」


 ブッダ! アムアミダブッダ! キュアはアマクダリ・セクトの最高幹部『12人』のひとりに数えられる強壮なニンジャである! そんな彼女が今! モータルからのスパンキングを受けて、失禁したというのか!?

 ニンジャの……オモラシ!


「ハァー……ハァー……や、やめなさいと、言ったのに……どうして、こんな……」

「CEO……イエ、キュア=サン? モータルを気分でイジメるのはやめてくださいと申し上げたはずです。チョーチョー・ハッシ。わたくし、やり取り覚えております」

「そ、そんなことを言われても……あんな非ニンジャの屑、どのように扱ったところで……」

「クチゴタエスルナーッ!」

「アバーッ!? アイエエエエエ……わ、悪かったわ……わ、私が、悪かったからぁ……」


 モータルである女秘書に尻を弄られるがまま、キュアはなんと謝罪の言葉まで口にしてみせた。残虐なニンジャが、非ニンジャのモータルへの暴虐を、である! ALAS!

 女秘書は一瞬だけ口調を荒げた時もほとんど表情を変えることはなく、謝意を示したキュアの尻を今度は撫で上げ、優しく上下に手のひらを当てる。


「そう、それでいいんです、キュア=サン。あなたはもっと、もっと、愛される社長にならなくてはいけません。最高のCEOになるのです。ヨロシサンを牛耳れるほどの」

「ああ……シークレット事務所は、地元の人間が実際知っている……どこで聞かれているか分からないのに、そんなことを言ったら……」

「私を気遣ってくれるんですか、キュア=サン? いいですよ、メイチョーシ。ですが、その場合……キュア=サンが私のような小娘に尻たたきでオモラシさせられたのが、聞かれているのを案ずるべきかと」


 不穏な会話をCEOと秘書が交わす間にも、尻を撫で上げられるたびに甘い嬌声をキュアは上げ、フリフリとその魅力的な臀部を左右に振って誘惑するような仕草を取る。

 やがてエレベーターが再稼働し、CEOの執務室についた瞬間、キュアはそのニンジャ跳躍力を用いて──女秘書の首筋に抱き着いた。


「アーッ♥ アーッ♥ このように私の体に火をつけて♥ 私いま体温何度あるのかしら♥ お願い、リリコ=サンっ♥ オネガイシマス……♥ 今日も、百合前後してください……♥」

「キュア=サン、私は秘書ですよ? あなたのCEOとしてのお仕事をサポートするのが本来の職務だというのに! ……ふふっ、英雄、色を好むとミヤモトマサシも詠んでいます。キュア=サンが立派なCEOになれるように、今日も躾けてあげるという形ならば……これも職務の一部では?」

「なんでもいい♥ なんでもよいのじゃ♥ はよう可愛がっておくれ♥」


 キュアはヨロシサンのバイオ手術によって外見を若く保っており、実年齢は『12人』でも2番目に年嵩である。

 隠しきれない本性を興奮から漏らしながら、キュアは自らのドレスをたくし上げ、失禁のせいだけではなく濡れている秘所と、赤く染まった尻を見せて、腰をヘコつかせた。これぞ奥ゆかしき日本の同性前後の作法、マンコビ・ムーブメントである。

 リリコと呼ばれた女秘書は、くちゅくちゅと淫らな水音を立てながらキュアの秘所を手マンし、もう片方の手でじんじんと未だに熱を放っている尻を撫でたくる。その度にキュアは「ひぅぅぅっ♥ ンアァーッ♥ アッ、アッ、アッ……♥」と甘い喘ぎを上げ続ける。

 ……リリコとキュアの出会いは、オイランサービスであった。

 アマクダリセクトの最高幹部とヨロシサンの重役と言う二足のワラジに加え、最強のバイオニンジャであるカンゼンタイ誕生計画にも関わっているキュアは、モータルであればカローシは逃れられないほどの激務に日々を追われていた。

 ペインシェントたちへの虐待、モータルの部下たちへの理不尽なパワ・ハラなどでは、発散できるストレスにも限界がある。

 そこでキュアが考えたのは、自らの体を売り物にしている若いオイラン相手にマウントを取ることで、自らの虚栄心を満たそうという考えであった。

 性行為に及ぶつもりなど元より無く、相手をCEOと立場から散々に詰り倒し、カチグミとマケグミの埋めがたい差を思い知らせてやろう……ユリ・マイコを呼んだのは、単純に他の幹部たちに万が一にでもこの乱心のことが伝わらないようにと考えてのことだ。

 そうやって呼びつけた時にやって来たのが、リリコであった。メガネをかけた野暮ったい容姿、オイランという性のはけ口にされるマケグミ存在。存分に己の美しさとヨロシサンの技術に誇りを持てたキュアであったが……1つ誤算があったとすれば、リリコが悔しがるでもなく、キュアの美貌やその立ち振る舞いを褒め称えたことだ。

 良い気分になったキュアは、せめてこの哀れなマケグミ女によい夢を見せてやろうと、気まぐれに同性前後へと及び……これまでのヨロシサン役員としての栄光でも、ニンジャとなってからの暴虐でも得られなかった、莫大な快感をその身に注がれてしまった。

 気付けばキュアはオイランサービスに大金を払い、リリコのことを身受けして、秘書として雇っていたのである。


「キュア=サンはこんなにも愛らしい見た目と、商売人として建前を使える度量があるんですから、他の非道ニンジャどもとは手を切るべきです。ニンジャスレイヤー=サン、でしたか。あの聖ラオモトも手にかかったというのなら、アマクダリもきっと彼にスレイされますよ。そうなる前に手を切って、善良で皆に愛されるニンジャになるんです」

「な、何を勝手なことばかり! いい加減にするのじゃ、少しばかり愛撫が得意だというだけで、ワシに意見が出来るとでも思って……ほぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥ あひぃぃぃぃぃぃっ♥ お尻っ♥ 尻ぃぃっ♥ 指、ゆびが入っておるぅぅぅぅっ♥ お尻をリリコ=サンの指でじゅこじゅこするの、反則じゃぁぁぁっ♥ ひっ、ひぃぃぃぃーっ♥ おかしくなるぅぅぅーっ♥」


 今やキュアはアマクダリやヨロシサンとの関係すらも、リリコの言葉で放棄しようとするほどに彼女から受ける快楽に依存してしまっており、ズバリ・ドリンクでもここまでの依存性は出ないという程であった。

 そも、キュアは意思無きニンジャを侍らせて喜んでいた通り、暗黒メガコーポであるヨロシサンに身を置いて以来、本当の意味で他者から愛情を受け取る経験など無かった。

 リリコは多分に好色ではあるが、間違いなくキュアに対して愛着を抱いており、語られる言葉も耳障りの良いものばかりではあるが、それだけ邪悪ニンジャであるキュアを慮ってのものであった。

 そう、性戯など実際のところはおまけである。キュアが極端に肛辱に弱いのは間違いないが、彼女を変心させた本質は……ニンジャになっても得られなかった、本物の愛情を注がれたことであった。

 これがまだ若いニンジャであれば、ソウルとの融合の影響もあって即物的に動くやもしれないが、既に老齢のキュアにとって、この機会を逃せば愛情を永遠に得られぬかもと思ってしまったのである。


「あおぉぉぉ~っ……♥ お尻ぺんぺん気持ちいいぃ~っ♥ なんでお尻いじめられてこんなに気持ちよくなるのじゃ~♥ わ、ワシはこんなもの知らぬぅ♥ んぅぅぅーっ♥ そ、そうじゃ♥ ワシはリリコ=サンに♥ 愛情たっぷりにお尻いじめられるのが好きなんじゃぁっ♥ もう、ヨロシサンもアマクダリもいらぬっ♥ リリコ=サンと前後できればそれでよいんじゃあっ♥」


 足を抱えて、マツバ・クズシによる貝合わせを受けながら、尻をぺちぺちと叩かれ続け、キュアは遂に完全に快楽に屈し、リリコの提案を全面的に受け入れた。

 リリコはニッコリと微笑むと……キュアにトドメを差すために、空いている手の指をピンと立て、キュアの尻穴にそっと添える。


「お゛っ♥ お゛っ♥ くるぅぅぅっ……♥ と、トドメヲ、サセーッ♥ ンアァァァァァァァァァァァァァーッ♥ イク、イクぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ♥ 悪いニンジャにサヨナラなのじゃあぁぁぁぁぁぁっ♥」


 どちゅんっ♥ と指を尻穴に挿入され、尾てい骨から脊髄まで届く衝撃によって、完全なるマン・マケを晒したキュア。

 じょぼぼぼぼっ……と愛液交じりの失禁を漏らしながら、その目には奇妙に済んだ温かな光が宿りつつあった。



 ──グランド・オイラン級超大型原子力航空母艦キョウリョク・カンケイが、ネオサイタマをニチョーム中心に火の海とするべく、ハーヴェスターの指示で砲撃準備を開始する。

 “元”『12人』の1人であるキュアは、ヨロシサン製薬の闇に潜むニンジャたちをも全てオタッシャさせ、第2のニンジャスレイヤーと化して会社を完璧に掌握すると、恋人であるリリコに一時の別れを告げていた。


「キュア=サン……ヤイミ=サン。どうか、オタッシャデ」

「……リリコ=サン。ワシはやはり、この街もそこに住まうモータルも、特別な価値を見出せぬ。じゃが、おんしは大事じゃ、本当に……おんしが連れて行ってくれたニチョームに、女を愛する女ニンジャの仲間も出来た。おんしを守る、おんしの大事なものも、これから更生していくヨロシサンもじゃ」


 キュアは起動させたカンゼンタイの肩に「イヤーッ!」と回転して飛び乗ると、恋人を……彼女が暮らすネオサイタマを守る為に出撃する。

 ネオサイタマ湾口では、オムラインダストリーの遺産であるモーターオムラが、キョウリョク・カンケイとの死闘を繰り広げ始めている。

 その機神に並び立つように、オグニ=ジツの応用で超強化されたカンゼンタイが参戦する。


「──ワシが相手してくれようぞ! かかってくるがよい!」


 オムラとヨロシサン……ネオサイタマを蝕んできた暗黒メガコーポの代表たる2社の最終兵器が、無辜の民を守る為にその力を並び立たせた瞬間だった。

プリティ・ウーマン・バイサイド・キュア

Comments

リクエストありがとうございました! キュアさんみたいな本性隠してるタイプが、女の子にメロメロのドMだとクッソ可愛いですよね!

屋根が高い

リクエスト投稿ありがとうございます 「好きな人の前でだけM」な設定は他の人間への態度が悪いほどギャップが生まれると思うんですよね

ヨネザワ伍長

プリティでキュアキュアなニンジャになりました!w 善堕ちシチュ、結構楽しくて好きなんですよねー…オタッシャデ―!

屋根が高い

まさかスパンキング狂いのレズ堕ちから、こんな熱い展開に繋がるとは…w 善堕ちキュア=サン、カラダニキヲツケテネ!

とろがけ


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