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匂宮オリセの戦記外伝~リカ・F・ウェイトリィと殺業の乙女たちの懊悩

※こちらだけでも独立したエピソードとして読めますが、こちらの話の続編となっております。よろしければご参照ください。

・匂宮オリセの戦記外伝~リカ・F・ウェイトリィと未亡の悪女たちの日常

(https://fallen02side.fanbox.cc/posts/6851836)




 ──これまで心酔した相手も居たし、恋情に近い感情を抱いた相手も居た。

 けれど……朧にとって、唯一の止まり木としての“安息”を与えてくれた相手となると──やはり彼女が、リカ・F・ウェイトリィが初めての相手になると思う。


「リカ様ぁ……もっとぎゅっとしてぇ♥ あたし、リカ様相手に初めて“甘える”良さを知ったんだからぁ♥」

「それは、とてもうれしい言葉ですね。朧さんのような立場の人たちに、安寧を与えるのが私の生きる意味ですから」

「んっ……頭なでなで、好きぃ……♥」


 悪女の代名詞のように対魔忍たちから言われた己が、まだ十代の少女の胸に抱かれ、頭を撫でられて安息している。

 朧はそんな現状が嫌いでは無いし、照れくさくはあっても恥じてはいない。

 かつての居場所であった、多国籍複合企業体ノマドも、闇の闘技場カオス・アリーナも、淫獄の娼館街ヨミハラも、すべて憎き対魔忍たちと“血族”の最終兵器・匂宮オリセに殲滅された。

 魔界はすっかりと穏健派に掌握され、エドウィン・ブラックどころか淫魔王まで抹殺され、完全に路頭に迷っていた朧を迎え入れてくれたのだが、現在の主人……リカである。

 金色の髪を腰まで伸ばした、何処か人を不安にさせる気配を纏う、そんな美貌の持ち主。

 見つめている者の心に不安やゆらぎを与え、異界の邪神を見つめているような心境を味わわせる……そんな朧好みの美女だ。

 左右の目の下に一本ずつ、まるで“切り取り線”を思わせる細かい傷が等間隔で並んでいて、朧はそこに舌を這わせるのが好きだった。まるで飼われている犬のように、ぴちゃぴちゃと傷口を舐めると、リカは優しく背中を撫でてくれて……それだけで、軽く達してしまう。


「んっ……♥ んっ、おぉっ……♥ 下品で、淫蕩……そう言われたあたしが、こんな愛撫で喘ぐなんて……♥ 幸せ……♥」

「けれど、今の心境はあまり幸福ではないようですね、朧さん……何か、悩みがありますか?」


 悩みは、ある。主には全て筒抜けであるようだ。

 リカは「今の世界は“悪”にとって窮屈すぎる」と考えており、悍ましい悪事を働く者、罪を犯しておきながら罰を踏み倒さんとする者、この世界から“敵”と認識された者を囲って保護し、もう一度幸福を目指す手伝いをしている。

 朧もそんな風に救われた一人であり、他者のことなど如何でも良いのだが、それはそれとしてリカの手伝いの為に思想に共鳴して活動している一人だった。部下というよりも、リカの“オンナ”と言われた方が、朧としては嬉しい。

 しかし、そうやって複数の相手を統括する役割を与えられていると……悪党や外道ばかりとなれば、すんなりと従うとは限らない訳だ。


「はあ……なんでもお見通しなのね。聞いてくれる? 実はね……」



 ──人間に似通った形状はしているが、無個性な外見をしている“群れ”に飛び込んだ二つの影。

 片方は心臓をスティレットで次々と刺し貫いていき、もう片方は首を居合で以て撥ね飛ばしていく。

 数分後には“群れ”は全滅し、金髪の女が不満げな言葉を漏らした。


「戦利品の一つも落としゃしない。抵抗もほとんどない……やっぱり“養殖人間”相手じゃ、欲求は収まらないよねぇ」

「同意です。切り伏せる時に、相手の目に恐怖や後悔、憎悪……激しい感情が映らないようでは、切り甲斐がない」


 どちらも殺人狂の目をした女たち……スティレットを獲物にしている方はクレマンティーヌ、日本刀を獲物にしている方は高嶺響という。

 クレマンティーヌはこことは違う異世界から、響は遠く幕末の御代からそれぞれ飛ばされてきた異邦人であり、人殺しの性を持つが故にこの時代と世界に馴染めずいたところを、リカによって救われた身であった。

 どちらもリカに対しては忠誠心を持ち合わせているが、かといって殺人鬼の血が収まる訳ではない。

 直属の上司に当たる朧がノマド時代のコネクションを使い、人食いの性を持つ者たちの餌も兼ねて購入している養殖人間を切り捨て、その性分を何とか抑えている日々だが……いい加減、本物の命を殺める喜びに飢えてきていた。

 クレマンティーヌは殺した相手から戦利品を奪い去る性癖があるし、響は剣での立ち合いの末での殺傷を好む……このまま放置しておけば、リカが保護している他の悪女たちに喧嘩を売り兼ね合い状況だ。

 そんな惨劇の場に、朧が荒い口調で現れた。


「あんたたち、またあたしに無断で養殖人間をこんなに! ただじゃないんだよ、こいつらも!」

「そんなこと言ったってさぁ、周りの女を切るくらいなら、こいつらを切ってろって言ったのはあんたでしょ?」

「私としては、あなたを切らせてもらえれば十分に満足するのですが……」


 クレマンティーヌも響も、朧に対する忠誠心の類は微塵もなく、なんならこうして徒に養殖人間を消費することで挑発し、朧と一戦交えることすら狙っている節があった。

 朧もまた残虐かつ酷薄な性質を持つ真正サディストだが、血に狂っている訳では無いので、狂人たちの相手にはほとほと頭を抱えている……いや、正確には抱えていた。


「……この通り、あたしの言うことを全然聞いてくれないのよ、リカ様」

「げっ!? り、リカ様……! こんなことでリカ様の手を煩わせんじゃないよ!」

「……あなた、子供ですか? 自分の管理能力を棚に上げて、リカ様に泣きつくだなんて」

「自分から管理を離れて暴れまわるあんたたちには、何も口にする権利はない!」


 朧のもっともな説教に、クレマンティーヌも響も顔を逸らして唇を尖らしている。敵対してきた対魔忍が見れば、朧がまともなツッコミを入れていることに驚愕するかもしれないが。

 現場の惨状を見せられたリカは、あちこちに飛び散った養殖人間の破片や血を一切踏むことなく歩んでくると、二人の顔を覗き込む。

 リカの表情は薄い笑みなのだが、彼女は身内であっても内心を読める者は少なく、得体の知れないところがあるので、殺人狂たちですらバツが悪そうにしている。


「そう、ですね。お二人はまだ、朧さんがどれだけ凄い方かが分かっていないので、付き従うことに疑問を覚えてしまうのでしょう。なら……朧さんが如何に魅力的な存在か、お二人にも分かるようにしてあげましょうね」

「あっ……? どういう意味?」


 クレマンティーヌが朧の方を見るが、どうやら朧も何も聞かされていないらしく、リカの言葉にぎょっとした顔をしている。

 そんな悪女たちの前で、リカはそっと己のスカートをたくし上げ……狂暴なまでに大きな肉竿を、チンカスまみれで披露してみせた。


「おひっ……♥」


 常に表情が殺気に満ちている響ですら、軽くアヘってしまう、その威容。

 雌チ〇ポを見せつけたままで、リカはにっこりと囁きかける。


「私に負けないくらい、朧さんはすごいんですよ……♥」

「おほぉおぉぉぉぉぉぉぉぉ~っ♥」


 リカの言葉にまるで返事をしているかのように、朧の股間にはリカのそれに勝るとも劣らない、凶悪なチ〇ポが聳えていた。



「うあぁぁっ♥ あっ、あうぅっ♥ んくぅぅぅっ……ふ、あぁぁっ……♥ あっ、あぁぁーっ♥」

「はぁ、はぁ……♥ どうやら、こっちの方ではあたしの方が上のようねぇ♥」


 クレマンティーヌは朧に前を、リカに後ろの穴をそれぞれ犯されており、散々に挑発してきた朧に頬を撫でられ、嘲笑を投げかけられていた。

 クレマンティーヌも決して性について無知という訳ではないのだが、カオス・アリーナやヨミハラに身を置いていた朧に比べれば、圧倒的に性戯においては劣っている。

 ましてリカの奇妙な力によってふたなり化した今の朧は、性的にまぎれもなく圧倒的な強者であった。なお、朧はふたなり化自体はこれまでも何度か経験しているが、ここまで強壮かつ敏感なモノを生やされるのは初めてであり、口調ほどじつは余裕が無かったりする。


「う、うる、せっ……おぉっ♥ こ、これはリカ様に後ろから突かれてるからで……ひゃぁぁんっ♥」

「そんなことはありませんよ、クレマンティーヌさん♥ 朧さんのおちんちんは、とっても立派でエッチも上手です、ね?」

「お゛ぉぉぉぉっ♥ か、体のなかでごりごりチ〇ポこすれるぅぅぅっ♥ ひっ♥ ひうぅぅぅっ♥ これやばぁぁっ……♥ あはぁぁぁっ……ちょ、ちょっと、ちょっと待ってぇぇ……こ、こんなの続けられたら、おかしくなるっ♥ あ、アタシ、おかしくなるからぁ♥」


 チ〇ポは今にも吐精してしまいそうだが、朧はこれまで散々に立てついてきたクレマンティーヌを、自分が感じさせているという事実に邪悪な笑みを浮かべて興奮する。

 彼女はノマド時代から愛用している鉤爪を手にすると、ぷつっ……ギリギリ皮膚で止まるくらいにクレマンティーヌの胸へと爪先を押し当てた。


「ひぃぃぃっ……♥ や、やめっ……♥ か、体、敏感になってるからぁぁ……♥ いぎっ♥ つ、爪立てるのやめろぉっ♥」

「やめろ? あんたは自分より格下が、タメ口を吐いてきても快く応対してやるタマなの? こうやってチ〇ポの快楽に酔っている時に痛みを与えらえれるとね……脳が混乱して、一発でハードなマゾ堕ちするのよぉ♥ あんたの体で試してあげましょうか?」

「ひあぁぁぁっ……ま、マゾ、いやぁぁぁ……♥ んほぉぉぉぉぉっ♥ しょ、しょこ弱いのぉぉぉっ♥ り、リカ様、アナルガン突きやめてぇぇぇっ♥ つ、爪刺さっちゃう♥ あ、アタシの胸に爪食い込んでるっ♥ 食い込んでるからぁっ♥」


 眼の端に涙を浮かべ、懸命に歯を食いしばるクレマンティーヌの姿に、ぞくぞくと背筋を震わせながら、朧は激しく腰を打ちあげ、クレマンティーヌの中を無理やり広げていく。

 殺人狂の暗殺者ではあるが、クレマンティーヌは長らく法国という宗教国家で暮らしていた為、セックスはノーマルなものの経験しかないようだった。せいぜいが相手を殺傷しながら抱く程度のもので……こうやって責められる側の経験値が、まるで足りていない。


「クレマンティーヌ、あたしに忠誠を誓いなさい? さもないと、べろっと乳首ごと乳房の先端を剥いでやるよ? それが癖になったらエラいことだよねぇ……誓えって言ってんでしょおっ♥」

「んごぉっ♥ ピストンやめへぇぇぇぇっ♥ ち、誓うっ♥ お、朧にっ♥ 朧様に従うからぁぁぁっ♥ マゾ堕ちやだぁぁぁぁぁっ♥ いぎぃぃぃぃっ♥ に、二穴くるぅぅぅぅぅっ♥」

「よしよし、ちゃんと誓えたから……今回はこれくらいで許してあげる♥」


 そう言うと朧は爪を下げて……ぷすっ♥ と軽くクレマンティーヌの陰核を突きさした。


「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥ んお゛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥」

「あはは、来ないと思ったところに来るのが良いセックスよ♥ 来ると思ったところに来たらお笑いじゃない……あっ、イグっ……♥」


 朧はクレマンティーヌの中に初モノ精子をたっぷりと注ぎ込み、彼女が陰核を突かれながら懸命に己に抱き着き、ぺろぺろと夢中で首筋を舐めてくるのを、頭を後ろから撫でて迎えてやった。

 従順な相手には、朧は多少の善性を見せることもある……匂宮オリセの協力者の白髪女に攫われてからはあっていないが、対立しているイングリッドとも何度か共闘したほどだ。

 すっかり従順な目つきとなり、何ならリカに次いで恋情めいた想いさえ目に宿し、「朧様ぁ……♥」と甘えてくるクレマンティーヌにキスをしてやって下ろすと……視線を向けた先では、既に響が褌一丁になり、腰をヘコつかせてチン媚びしていた。


「こ、これまでの非礼をお詫びします、朧お姉様っ……♥ ま、まさかリカ様と並ばれるほどの性的な強者で在られたとは露知らず……♥ 棒切れ振り回すしか能のない小娘も躾けて下さいぃっ♥」

「えぇと……リカ様、これって?」

「響さんは、元は非常に清廉な少女剣客だったそうでして、内心では今の在り方に罪悪感があるのです……それで、こうやって自身を罰してくれる相手には、従順になられるのだとか」


 こちらはまだ一度の射精も迎えていないまま、リカがにっこりと笑みを浮かべる。この響の性質が分かっていたから、二人がかりでまずクレマンティーヌを陥落させたのだろう。

 ぞくぞくとサディスティックな感情を刺激された朧は、響の頬を両手掴み、ふぅぅぅっ……♥ と甘い息を吐きかける。


「おひぃぃぃっ……お姉様ぁぁ……♥」

「きっちりと躾けてあげるわよ、小娘っ……♥ 二度とあたしに逆らわないようにねっ♥」

「あうぅぅぅっ♥ 奥っ♥ 奥、深いですぅぅぅっ♥ あっ、ああぁぁぁーっ♥ すごいっ♥ お姉様、すごいですっ♥」


 挿入した瞬間にアヘ顔を晒して、即堕ちしてみせる響。

 殺伐とした無感情な姿は今は無く、朧にほおずりしながら「好き♥ リカ様の次に好きです♥ お慕いしております、お姉様♥」と甘えてくる姿に、朧はやはりリカに相談してよかったと勝ち誇る。

 が……生やされた肉竿の後ろに隠れた陰部。女性器に、ふと何かが添えられる感覚があった。


「え……リカ様……?」

「仲良くなれて、よかったですね♥ それでは、私もここで射精させていただきます……♥」

「ちょっ、ちょっと、まっ……今、この状況でリカ様のを挿入されたらっ……お゛ひい゛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥ お゛なあ゛ぁぁぁぁぁっ♥」


 壮絶なところてん射精を経験しながら、チ〇ポが生えてもリカには勝てないことを思い知らされる朧であった……。



 ──数日後。


「ぐあぁぁぁぁっ!?」


 朧は目前で、自身の宿敵である井河アサギが成す術もなく打ち取られ、無残な敗北を晒す姿を目にしていた。

 手にかけたのは朧ではない……狂笑を浮かべたクレマンティーヌと、塵を見るような眼をしている響だ。


「朧様にまとわりつく雌蠅は、きっちり潰しておかないとねぇ……? 朧様はもう、お前みたいなババアが触れていい御方じゃないんだよ! そうですよね、朧様♥」

「身の程知らずは切る価値もない……お姉様、この敗北者はオークどもの苗床にすることを提案させていただきます。私がお姉様に会う以前から、朧お姉様と幾度も殺し合いなんて……妬ましい……!」

「ああ、それもあったわねぇ……もうちょっと強めに弄るか、嫉みも込めてなぁ!」


 朧に対して異様な信奉を抱くようになったクレマンティーヌと響は、明らかに以前とは段違いの戦闘能力を得ていた。

 あのアサギが「ひぃぃぃぃーっ!」と悲鳴を上げながら弄られているのを見つめながら、朧は引き攣った笑みを浮かべると「リカ様……効果、あり過ぎたみたい……」と小さく呟いてみせるのだった。

匂宮オリセの戦記外伝~リカ・F・ウェイトリィと殺業の乙女たちの懊悩

Comments

結構忘れがちなんですが、オリセの本来の御役目は「現行人類の因子を未来に残すこと」なので、吸血鬼は基本的に問答無用の撃滅対象なんですよね(エヴァ様やアルクように、人類に友好的な場合はこの限りではないですが) 朧すらドン引きする状況で捕まってしまったアサギさん!一体、どうなってしまうのか!?(ネタバレ:お嫁さんになります)

屋根が高い

地味に淫魔王どころかブラック様すら葬られてて草も生えねぇ() まぁ血族が居ないなら生かしておく理由がほぼ無いからしょうがないけど(目逸らし)。 そしてあぁ、リクエスト欄にアサギさんのがあるのってそういう・・・・・・。

ソウシップ

リクエストありがとうございました! ……(相変わらず鋭い考察過ぎて沈黙する屋根瓦) 愛を知ったら強くなるのは、屋根高ワールドのお約束なので…w

屋根が高い

リクエストにお応え頂き、ありがとうございました! リカ、人にふたなり生やすことが出来るんだ……オリセが前に「匂宮の始祖=匂宮那由多に近い」と言われてましたが、リカはもしかして那由多と敵対してたという瑠璃宮に近い存在なんでしょうか……。 クレマンさんも響も、よわよわチン媚びする姿可愛いね!……か、可愛いね?(ヤンレズ化が思った以上の超強化だった)

とろがけ


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