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極聖交差エクスカディア~強大な侵略者にふたなり敗北したので、転生者を産み落として二穴ファック致します。

※SKEBでの依頼を頂きました! 期限ギリギリとなって申し訳ございません!

 今回は『悪役令嬢の中の人』の世界に、瑠璃宮の妖女たちが攻め込んで来たら? というIF展開になります。

 どうやら瑠璃宮にもいろんな思惑があるようで……それでは、下記よりどうぞ!





 “天界の主”の邪恋がもたらした悲劇、創世神の暴走により生まれ続ける瘴気……これらの問題は一斉に解決したが、それは世界の平和には繋がらなかった……。

 それを成し遂げた超常の力を持つ異界の乙女の集団『瑠璃宮』は、この世界に住まう命が単体で己を守ることの敵わない弱き種族であると断じ、完全なる管理の下での生活を強要して来たのである。

 人間や魔族、一つの世界に暮らす全ての命は因縁や対立を越えて、ここに遂に結束。

 瑠璃宮が目指す理想郷を否定する、生きとし生ける命の抵抗と尊厳の守護者……理想郷を越える者たち(EX- Ἀρκαδία)──エクスカディアを名乗る戦士たちの、最後の抵抗が幕を開けた!



 ──人の心に本当の意味で闇をもたらすのは、絶望よりも希望であることの方が多い。

 その身を炎に焼かれた者は、慌てて地面を転がってでも、火を消そうとするのが普通。

 しかし、少し走れば湖があるのだとすれば……そこまで駆けて、水に飛び込もうとする者が出てくる。

 結果として、すぐに地を這えば火傷で済んだはずのところを、灰と化して湖の前に堆く積もることも……時に起こりえる。


「(人間とは基本的に愚かな生き物。最善の道を選んでいると思っている時には、大抵の場合は既に足を踏み外して谷底へと堕ちる過程。そういう意味では、改めて“どうにもまずく見える道”を全て“少しでもマシ”に変えていくことを迷わなかった、エミは本当にすごい少女だったわ)」


 レミリア・ローゼ・グラプナーは、己の為に……己の体の、本来の持ち主の為に……世界をよくせんと駆け続けた果てに、手ひどい裏切りと悪意の雨に晒され、胸の深い場所で眠りについてしまった少女エミのことを思う。

 魔国の王アンヘルと共に、瘴気の元凶であった創世神を浄化の女神の力で以て本来の姿に還す……その直前で、この世界に“彼女たち”が襲来した日から、レミリアはエミを思い出すことが多くなった。

 それはつまるところ、レミリアが進もうとしている道が……どの進路を取ったところで“どうにもまずく見える”証左に他ならない。


「……レディの部屋に勝手に入り込むのは、私が知る二つの世界の双方で行儀の悪い行いであったけれど、あなたの住処では違うのかしら?」

「私たちの常識でも、個人の安寧や平穏は守られるべきだと考えられています。けれど、それよりも優先すべきと判断した時は、その限りではありません……レミリア・ローゼ・グラウプナー“元”公爵令嬢」


 レミリアの私室に忽然と現れたのは、ウィンプルにトゥニカという“エミの世界”の修道女に近しい恰好をした、この世界には……エミが“生前プレイしていた乙女ゲームの世界”には、存在しないはずの宗教者の装いの乙女であった。

 その目は包帯に覆われて封じられているが、覗く鼻から下だけでも彼女が人外の美の持ち主であることがわかる。

 そして、彼女“たち”は紛れもなく、悲しい誤解で“悪魔”と勘違いされてしまった魔族とは異なり、本物の異形の存在であることも。


「瑠璃宮の大幹部、この世界の管理を任された応龍渡碗……名をルナクと言ったわね? わたくしは、仮にもあなた達の敵対者。その“領土”へと気安く踏み込もうとは、胸の内にあるのは侮り? それとも嘲りなの?」

「哀れみ……私は憐憫を感じてここに居ます、レミリア嬢。何度でも、あなたに懇願しましょう──どうか全面降伏を受け入れて、この世界に平穏を齎す聖女とおなり下さい」


 創世神をまるで塵芥のように捻り潰して本来の姿に還し、魔国に満ちていた物も含めて正気を全て消し去った、別の世界から襲来した妖女たち・瑠璃宮……それは即ち、レミリアにとっての復讐の道しるべを叩き壊した侵略者どもである。

 単にタイミングが悪かっただけだというのは、分かっている。実際に瘴気の問題を始め、本来はゲームの主人公である“星の乙女”ピナ・ブランシュが解決すべき問題を放置していたのだから、様々な世界を回って“お節介”を焼いて回る瑠璃宮の標的としての条件は、十分にこの世界は満たしていた。

 まさか悪役令嬢レミリア・ローゼ・グラプナーの中に、心優しき異世界からの転生者エミの魂が宿り、孤独と失恋の果てに世界を滅ぼす災厄と化してしまうレミリアや、攻略対象たちに降りかかる悲劇を懸命に回避しようと動き出したことも。

 それを成し遂げる直前で……色ボケした別の転生者の悪意によって、シナリオをなぞるような断罪イベントが起きてしまい、エミはねむりについて十年ぶりに“中の人”が目覚めた等ということも、外からでは判断できないだろう。

 それでもエミの復讐の為に、ゲームのシナリオを辿っていたレミリアからすれば、瑠璃宮の襲来は最悪のタイミングで引き起こされてしまった。

 世界を覆う瘴気の問題を完全に解決し、星の乙女の役割を全て奪い去ってから、マジックアイテムで歪めた好意をすべて無に帰して没落させる……一片の救いも残さず悲と惨と苦と渋に塗れた生へと落とす、それがレミリアがエミに報いるべく企んでいた復讐。

 しかし、肝心の創世神討伐と瘴気の発散を瑠璃宮が行ってしまった上で、世界の管理が発表されてしまったことで……よりにもよってピナの暗躍の機会が生まれてしまったのだ。

 ピナは星の乙女の威光を用いて、魔族を滅ぼすことで人間が世界を運営していくのに相応しい種だと証明するという思想をばら撒き、複数の国家が連合したエクスカディアという一大組織を作り上げて、平穏になったはずの魔国を攻撃してきたのだ。

 それに対してレミリアがこれまで救ってきた人々や、魔族を母親に持つ王国の第一王子の勢力が反発。

魔族と人間の連合軍が誕生し、まさかの瑠璃宮襲来を原因として大戦乱が巻き起こってしまったのだった……まさか“救世の乙女”として活躍し過ぎたことが、こんな結果を生もうとは。

 本来ならば“ゲームの世界”の中で魔族が敵役である為、瑠璃宮は連合勢力の方を滅ぼして世界を平穏にすることも出来るのだが、このルナクという応龍渡碗は愚劣ではなく、レミリアとピナのことをきちんと調べて、この世界の情勢を理解したのである。


「本来の旅団の理想は、知的生命体による星の自発的管理。その真理を乱す原因となってしまったことを、私は憂いています。しかし、旅団が立ち去ることはあり得ない……明確に過ちを犯したのならば謝罪も出来ますが、創世神や瘴気の問題を解決してしまった後です」

「そうね、それらの行動は“わたくし”個人にとって都合が悪かっただけ。この世界を焼く争いは、わたくしたち人間と魔族が勝手にやっていることよ。悔しいけれど、それは認めざるを得ない。せめて私たちが、創世神を倒せるかどうかを確認してほしかったところだけれど」

「返す返すも申し訳ございません。神を僭称しながら、完璧な救いをもたらさない者を、許せぬ性分が出てしまいました。改めて提案いたします。どうかレミリア嬢、瑠璃宮への恭順をお示しください。世界の為に戦った貴女ほどの英雄姫が、悪役のように断罪されるなど許容できません」


 エミの復讐の為、ゲームのルートを悪役令嬢が覆すという道を歩んできたのに、今の世界はレミリアが魔族と手を組んで、人間と戦うというゲームと同じ勢力図になってしまっている……人間の中にも協力者がいるのが異なってはいるが、それは被害が大きくなるという以上の意味を持たない。

 それを覆す為には、レミリアが瑠璃宮に恭順すること。そうすれば応龍渡碗の妻としてレミリアは保護され、協力している魔族にも人間は手を出せなくなる。

世界は窮屈な管理を受け入れることになるが、レミリアにとっての害は殆どない。何しろエクスカディア成立の時点で、レミリアは遂に廃嫡されてしまったので、魔国に骨を埋めるつもりだからだ。


「……嫌よ、あなたの提案は聞けない」

「ですが、これ以上は被害が大きくなりすぎます。これを振りかざすのは逆鱗に触れる覚悟を持ってのことですが、あなたの中の……“エミのレミリア”も、これ以上の戦争は望まないのでは?」

「──ええ、そうでしょうね。あの子は、優しい子だもの。けれど、ルナク。あなたの提案に乗れば……復讐が、果たせなくなってしまう。ピナは最早、人類を代表する聖女。それは、あなたの提案を受けた後も変わらないでしょう。わたくしは数多の人々の平穏を蝕もうとも! あの女への復讐を望む! 引きずり下ろすことが出来ないなら、正面から潰す以外にエミの恨みを晴らせない!」


 レミリアの中の膨大な憎悪、それに加えて、自分たちの軽挙妄動が生み出した知的生物同士の闘争。

こうなると、ルナクは何も言えない様子だ。

 恐らくは創世神と戦えるほどに強化されている、今のレミリアでも小指で消し去れるほどの存在であるルナクは、いつもこの結論をぶつけられると、悲し気な表情で去っていく。力ずくで言うことを聞かそうとすれば、成し遂げられるはずなのに。


「また、交渉に参ります。あなたが敗北して失われる未来も、あなたが勝利して胸の内の“エミ”に向き合えなくなる未来も、私は見たくないので」


 施錠された部屋の中から、ふいと飛び去るようにしてルナクは消えた。

 彼女が今の窮状の原因ではあるが、レミリアの心に憎しみは無い。ひたすらにレミリアを案じて寄り添おうとしてくる姿に、何処かエミを見てしまっているからだろうか。


「レミリア、失礼するぞ」

「……はい、アンヘル陛下」


 魔国の王アンヘル。創世神と共に戦うことは無かったものの、元々レミリアが行っていた魔族に対する支援の数々、瑠璃宮の下級戦闘員である泥符倭暗や、何よりも狂乱の使徒エクスカディアとの戦いでの共闘などを通じて、アンヘルはレミリアに対して深い信用を置いているようだった。あるいは、それ以上の感情も。

 もしも創世神を倒した後、好意を寄せられているようなことを言われれば、彼らを内心では利用していることからその甘さを嘲笑ったかも知れないが、散々に戦い抜いた後となっては……自身の妄執に彼とその民を付き合わせていることに、多少の罪悪感は無くもない。


「明日はエクスカディアの主力……お前にとっての、かつての仲間たちが星の乙女に率いられて出撃してくるだろう。悪いが乱戦の中では、奴らからマジックアイテムの効果を消し去ることは出来ない……場合によっては、殺す必要もある」

「已む無き事です。それに、彼らはこちらを害することを悩まないでしょう……アンヘル陛下が失われれば、瑠璃宮がこの世界を本当に管理するかは別としても、魔族にとっては最悪の未来が訪れます」


 この全面戦争が、本編に続いて三番目くらいに悪い未来ではないか。

 そう内心で思ってしまっているレミリアは、表情の苦々しさを消せなかった。アンヘルがそれを見て、レミリアは慈悲深いという誤解を深めることも、何処かで分かっていたのに。

 彼がもし女としてのレミリアを求めれば、拒むことは出来ない……それが恋情ではなく、謝意によるものだとしてもだ。

 紳士な彼は「今日は、もう休め。お前も、今後の世界には必要な存在だ」と告げて、部屋を出ていった。

 魔王と、それに従う悪役令嬢が、星の乙女と仲間たちと、軍勢を率いて戦う。

元凶ではないというだけで、これを演出している自分は、ルナクの言う通り勝っても負けてもエミに合わせる顔が無い。


「それでも、わたくしは戦う……断罪されたエミの為に、あの下劣なピナへ復讐を完遂してみせる」


 ……この時、レミリアは完全にルナクが立ち去ったものだと思い込んでおり、アンヘルへ向けた覚悟の表情などまで把握されている可能性を、微塵も考えていなかった。

 ──瑠璃宮が本来は、交渉の通用しない理不尽の化身であるという、多くの世界では最初に知るべき事実についても、幸福にも知らないままで。



 ──レミリアが先導する人魔混成軍と、星の乙女ピナが率いる人類の希望エクスカディア。

 星の支配を賭けた決戦は……激突の直前、突如として空から舞い降りてきたルナクの乱入によって、滅茶苦茶な様相を示すこととなった。

 ルナクは最初エクスカディア側に出現し、地面に降り立っただけでも発生する衝撃波に多くの兵は縮み上がったが、ピナはむしろ好都合だと考えていた。


「(あいつらは馬鹿だから、人間が自治を示して見せると叫んで見せれば、こちら側には手を出せない……実際、これまで泥符倭暗だって、魔族を襲撃する以外には姿を現していないじゃない! あのブスシスターは、人魔混成軍の方を潰しに来たのよ)」


 そう決めつけたピナは、第二王子ウィリアルドや騎士デイビットに「やん♥ こわぁい♥」としなだれかかり、自分たちが士気高く突撃してみせねばならないと、そういう気持ちを高めて見せる。

 そのままウィリアルドの背中に抱き着き、馬に揺られながらルナクの隣を駆け抜けようとしたところで──“ざぎんっ”という奇怪な音が響き渡り、馬が駆けていた地面がそのまま崩落した。


「んぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」


 ピナは投げ出され、人と馬と土砂の雪崩の中に飲まれ、血と汚汁と石くれに塗れる羽目になる。

 尻を突き出して、エミならば「犬神家だ!」と叫びそうなポーズで地面に埋まっていたピナ。

何とか土砂から抜け出してきたウィリアルドが、その体を土砂から引きずり出す。


「げほっ!? あ、あんた、一体なんのつもり……!」

「時間切れです」

「は?」

「──エクスカディアに、この世界の守護者たる権利があるか、それを量る時間は終わりです。不合格」


 あまりにも冷徹な声で完全管理を再度宣言され、創世神の討伐も瘴気の抹消も遠く魔国で行われたことであった。

それもあって、何処かで応龍渡碗を……瑠璃宮自体を侮っていたウィリアルドたちは、ルナクの放つ身勝手に聞こえる言葉へと、怒りを露にする。


「いい加減にしろよ、侵略者め! これまで貴様らがこの世界で好きなように振る舞えたのは、我らエクスカディアが対立を避けてやっていただけだ!」

「俺たちとピナが本気になれば、お前程度は相手にもならないんだぜ! 俺たちは、お前たちの押し付ける理想を越えていく──」


 ざぎんっ。

 どこから聞こえるのかも分からない音と共に、ウィリアルドが、デイビットが、クロードが、ステファンが……両手足をボギリとまげて、鉤十字のような姿勢で“へしゃげた”。

 転生者であるピナは、それを見てハーケンクロイツ……ナチスドイツが掲げた鉤十字だと思ったが、実際にはそれは仏教における“卍”の形である。

 小便を垂れ流し、あまりにも次元の違うルナクの力を前に震えあがるピナ。

 一瞬でエクスカディア軍の士気を最底辺まで落とすと、ルナクは戦場を無人の荒野の如く歩きはじめ、真っ直ぐにレミリアの元へと向かう。

 ルナクの降臨とエクスカディアへの蹂躙を見つめていたレミリアは、遂に瑠璃宮がタイムリミットを設けたのだと悟り、アンヘルへと告げる。


「アンヘル陛下が、わたくしが応龍渡碗の相手を致します。どうか撤退を」

「駄目だ! 奴の異常な戦力はお前にも分かっているはず! ここは俺とお前で奴を挟撃すべきだ!」

「……万が一のことがあれば、それは魔国の存亡に関わります。エクスカディアも攻撃対象に定めたということは、わたくしたちにとってはむしろ好機。この場をアンヘル様さえ生き延びれば、人類との完全和平で管理の道を逃れられるやも。あなたは、生きねばならぬ御方です」


 実際のところ、アンヘルの強大な力は是が非でも借りたいのだが、ルナクの本心を聞き出すためには、レミリアが彼女と親しいことを知られる訳にはいかない。アンヘルは苦虫を噛み潰した様な顔で「撤退は、最終手段だ。どのような結末になろうと、お前のことを見守っている」と告げた。


「ありがとうございます、陛下……行って参ります」


 レミリアは下馬すると、強大なる応龍渡碗と一騎討ちの形で、歩みを進めていく。

 異形の修道女は両手を広げて、静かにレミリアの到来を待ち受けていた。

 ……ルナクの力の根源を、レミリアは見せてもらったことがある。彼女の好意……あるいは余裕に付け込む形であったが、ルナクの両の掌には牙の生えた鋭い“口”が付いており、恐らくはこれで空間を削ったりすることで圧倒的な破壊を生み出しているのだろう。


「……交渉にくるのではなかったの、ルナク」

「これが最後通告です。レミリア・ローゼ・グラプナー嬢……瑠璃宮に、恭順してください」

「ピナを死よりも辛い境遇に堕とす権利をくれるなら、考えてあげる」

「……それは、星の乙女を地獄に堕とした後で『考えると言っただけよ』と流される奴ですね」


 ルナクが苦笑する。レミリアも、合わせて笑った。友達のように。

 世界は、レミリア・ローゼ・グラプナーを理解していない。

“エミのレミリア”は失われ、今ここに居るのは悪役令嬢として本来断罪されるはずだったレミリア。

その致命的なズレは、勿論レミリアが“エミのレミリア”をトレースしているのもあるが、どれほど親しくなった者たちも正確には理解していない……アンヘルすらも。

 しかし、ルナクはどうやら……素のレミリアに対して、少しは理解があるようだった。


「嘘吐き転生者への復讐の為……あなたが邪魔よ、応龍渡碗」

「……今を以て、あなたはこの世界の“平和の敵”です、悪役令嬢レミリア」


 そして──救世の乙女と異形の修道女が、戦場で激突した。



 ぱんっ♥ ぱんっ♥ ぱんっ♥


「ひゃおぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥」


 先まで戦場であった場所に、淫らな水音と甘い嬌声が響き渡る。

 愛剣を“腕で噛み砕かれ”て、丸腰になった状態で羽交い絞めにされたレミリアは、その菊門に肉棒をねじ込まれながら、激しく犯されていた。

 廃嫡されたとは言え貴族令嬢として、不浄の穴を使っての交情など破廉恥の極み。

 そう思っているのに……ルナクに完全敗北したレミリアの体は、秘所からなんども粘っこい潮を引き出してしまいながら、めりめりと尻穴の中を往復する肉棒を快く受け止めてしまっている。

 まるで、淫蕩な本性を引きずり出すかの様に。


「あっ♥ いやっ、あぁぁっ♥ こ、このような、卑劣な行為をぉ……♥ ひおぉぉっ♥ や、やめて……やめなさい、ルナク……んおっ♥ 奥、とどぐぅっ♥」

「ふぅー……ふぅー……♥ レミリア嬢のお尻、とても気持ちが良いです♥ 形がよくて、引き締まって♥ お嫁さんにしたら、必ずまずはケツマン掘ろうと思っていました♥ 気持ちいですか、レミリア嬢♥ 素質がありますよ♥」

「こ、こんな行為は、屈辱的なだけ……あぁぁっ♥ 見ないでっ♥ 見ないでぇぇぇっ♥ 潮吹き止まらないのぉぉぉ~っ♥」


 本来の貴族令嬢であれば、処女は保ったままであれ、多少の性教育はお世継ぎの確保のために行うものだが、レミリアの体はエミがひたすらに悲劇を覆す為に奔走していた為、それらを経験していない。

 何なら自慰ですらも物語の中でしか知らない体に、突然の肛辱……それも普通の男ならば勃起不全に陥るほどの、強壮な肉棒を以てのことだ。その未知の快楽に、耐えられるはずがない。

 戦場でレミリアが犯されているのを目撃して、一般の兵士たちは恐慌に陥り、ウィリアルドたちは手足を折られたショックも重なって完全にインポを発症し、アンヘルだけが強靭な精神力で血の涙を流し見やっている。


「おあぁぁっ……♥ こ、このような形で、無理やり娶ろうなんて……♥ 恥知らずも、いい加減に……あうぅっ♥ んへぇぇぇっ♥」

「勿論、レミリア嬢には私のお嫁さんになってもらいますが、これはそれを主目的にしていません♥」

「あひぃぃぃぃっ♥ ち、乳首イジメないでぇぇぇぇっ♥ ダメぇぇぇぇぇっ♥」


 ルナクの両手には口が備わっている……それはつまり、足を抱えるようにして乳房に手を当てれば、そのまま揉みあげるだけでなく乳首を軽く噛み、口内で転がすこともできるということだ。

 乳房への執拗な攻めもあって、何度も、何度も繰り返し絶頂を迎えていたレミリアは……突然“みちぃっ♥”と何かが自分の膣に詰まった感覚があった。


「あひっ♥ な、なんなの、これは……あっ♥ あぁぁっ♥ ま、まるで出産、するみたいに♥ あひぃぃぃっ♥ んおぉぉぉぉぉっ♥」

「その通りです、レミリア嬢……♥ あなたは今から、母になります……大切な人の、ね……♥」

「な、何を言って……いぎっ、いぃぃぃぃぃっ♥ 裂けるっ♥ 裂けて、しまうぅぅっ♥ あぁぁっ♥ もう、許してぇぇぇぇっ♥」


 復讐の為に邁進してきた悪役令嬢、どのような困難にも負けなかった女傑。

そんなレミリアが今、ルナクの激しい責め苦を前に、遂に許しを懇願してしまった。

 ルナクは包帯で隠された目元に、明らかに笑みを浮かべて、かりっ……首筋に軽く歯を立てる。それは、ケダモノを排卵させるときの合図だ。

 同時に胸に当てられている口も、ギザギザの歯をつぷっ……と優しく乳首に立て、どぐんっ♥ と快楽の波が思い切り子宮を叩く。


「んひぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥ 駄目、だめぇぇぇぇぇぇぇぇっ♥ 出る、出ちゃうぅぅぅぅっ♥ う、産まれるぅぅぅぅぅぅっ♥」


 みちみちと秘所が無理やり開かれて、そこから飛び出したのは“頭”だった。

 ずるんと大きな場所が出てしまえば、後は勢いよく“出産”されたのは……少女だった。悪役令嬢の中から、人が産まれ落ちた。

 赤ん坊と言うには、その体は大きなものだ。むしろ、レミリアに匹敵するくらいに成長した女性のものである。

 レミリアの愛液に塗れた彼女を出産し、「お゛へぇぇぇ~っ♥」と呆けてしまいたいのを懸命に耐えて、その顔を見つめる。

 ああ、そこには……一度も会ったことのない、レミリアの最愛の顔があった。


「え、エミっ……!? んあぁっ♥」

「そうです、あなたが産んだのですよ、レミリア嬢……あなたの中に居たエミ嬢の魂に、私が力を貸して受肉しました……♥」


 記憶の中でしか見たことのない少女、レミリアを“人間”として愛してくれた最初の相手。

 黒髪の乙女エミはゆっくりと目を開き、そして……ルナクに負けないほどの肉棒を勃起させる。応龍渡碗の力で生まれたものは、両性具有の力を得ることがあるのだ。


「本物のレミリアたんが、おマ〇コぱっくりさせて誘ってる♥ これはもう、エッチするしかないよねぇ♥」

「あっ、あぁぁっ♥ やめっ……とめてぇ、ルナク♥ あなたとエミに前後を埋められるなんて♥ た、耐えられなくなるぅぅっ♥」

「耐える必要なんてないのですよ♥ さあ、救世の乙女レミリア……私とエミ嬢のお嫁さんになってください♥」


 ずぶぶっ……エミを産んだことで開きっぱなしになっていた秘所へと、肉棒が挿入される。娘が母のナカに還るように、性器の中を愛しい人に満たされて、レミリアは「あへぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ♥」と体を逸らして絶叫した。


「もう、無理ぃぃっ♥ こんな気持ちよく、されたらぁぁっ♥ 前も後ろもいっぱいにされたら♥ いっぱい、いっぱい愛されたらぁぁぁっ♥ わたくし、もう頑張れないぃぃっ♥ 復讐なんてどうでもいいのぉぉぉっ♥ ルナクとエミに愛されて♥ ぎゅってされて暮らすのぉぉぉっ♥ もう、もう他に何もいらないぃぃぃぃぃっ♥」

「うぅっ♥ お母さんっ♥ レミリアたん♥ すごく気持ちいいよっ♥ 大好き♥ 愛してる♥ もう絶対に悲しい目になんて会わせない♥ ルナクパパと一緒に♥ レミリアたんを守るから♥ 愛し抜くからぁっ♥ お嫁さんになって♥ 結婚しろっ♥ レミたん結婚しろぉぉぉぉっ♥」

「ああ、レミリア嬢……いいえ、我が妻レミリア♥ ようやく、あなたがこうして愛に応えてくれた♥ あなたは神殺しを果たしながら、決して神を僭称することはなかった……だから愛したのです♥ だから焦がれたのです♥ 私の希望……ああ、レミリアぁぁっ♥ 愛していますっ♥」


 戦場で行われる二穴ファックのあまりの迫力に、己を守る者を失ったピナは「ひぃっ、ひぃぃぃっ!」と這いつくばって逃げていく。

 そんなピナの前に、美しい女神が舞い降りる。頭に髪の代わりとして蓮華の花が備わっている、異相の姿……レミリアによって“天の主”から解放された浄化の女神だ。

 瘴気が完全に失われた今、本来は星の乙女に加護を賜う存在へ向けて、それでもピナは懸命に腕を伸ばして助けを求める。

 そんなピナの両頬を、そっと浄化の女神は掌で覆い──。


「──“不浄王”イゴールナク様の眷属として、審判を下します」

「あへ?」


 それは、応龍渡碗の真の名。

 直後、ピナは“ピナの中”から消え去った。

 浄化の女神はただ、浄化を行っただけ……通常の生命ならば悪心をなくして素行を改め、正しく生き始めるはずである。

 しかして、ピナはあまりにも穢れた魂を持ち過ぎていた。レミリアを追い落とし、望むがままに振る舞いたいばかりに、悪行を重ね過ぎた。

 結果……ピナの魂は、全てが瘴気と同じ穢れだと判定され、消え去ったのだ。それは処刑ではなく審判……ふりかかる結末は、自業自得。

 応龍渡碗に帰依し、ルナクの眷属となった浄化の女神は、優しく抱きしめていた輝く光を、そっとピナの体のなかに押し込む。

 すると、廃人化していたはずのピナの目に輝きが取り戻されて、ちゅっ……と愛し気に浄化の女神と唇が重ねられる。

 これらはすべて、戦場の片隅で起きていたこと。戦場中がレミリアの痴態に心を奪われている間に、本来の体に戻った“本物の”星の乙女が朗々と宣言する。


「聞いて下さい、エクスカディアの皆さん! 星の乙女に力を賜る、浄化の女神は瑠璃宮に帰依するとのこと! これを持ち、星の乙女ピナも瑠璃宮に恭順し、彼女たちによる管理を受け入れようと思います! 人魔連合軍のレミリア嬢が応龍渡碗ルナク様の伴侶となられた今、我らが戦う理由はないと考えますが、如何でしょう! 魔国の君主、アンヘル陛下!」

「……俺も、レミリアが幸福であるのならば、否はない。停戦だ!」


 ここに、遂に争いは終結した。

 瑠璃宮の完全管理を受け入れるという形ではあるが、それは強き命となった時の開放も意味する。

 少なくともアンヘルは、愛しい乙女を奪われた形になっても、憎しみや怒りを和平の為に噛み潰して見せた……この強さを全ての命が手にすることが出来れば、再び自由な世界が到来することだろう。

 ピナは卍状にへしゃげたウィリアルドたちを一瞥もせず、お姫様だっこで抱き上げた浄化の女神の頬を口づけながらルナクの方へ歩いていく。そのスカートは、まるで山脈のようにぽっこりとふくらみが出来ており、浄化の女神の喉からは甘い喘ぎが僅かに漏れた。


「見てください、レミリア……あなたが作った平和な世界が、ここにありますよ♥」

「あへぇぇぇ……そんなの、どうでもいいのぉ……♥ もっとルナクとエミとハメハメしたいのぉぉ♥ わたくしを、幸せにしてぇぇ……♥」

「もちろんだよ、レミリアたん♥ 私の妹、すぐに孕ませちゃうからね♥」


 絶世の美女二人に挟まれながら、レミリアは涎を零しながら快楽に喘ぎ、これから始まる新しい日々への期待を膨らませていた……精液を大量に注がれ、妊娠したようになった胎のように。





今回の攻め役

※ルナク

・様々な世界を渡り歩く“偉大なる旅団”瑠璃宮の最高幹部である応龍渡碗の一柱。“不浄王”の二つ名を持ち“不信心”、“背徳”、“肯定”を司る。真名はイゴールナク。

・十字教におけるシスターを思わせる姿をしており、目元は包帯で隠しているが、鼻から下だけでも相当の美人だと分かる美貌の持ち主。両手には“口”が備わっており、空間の削り取りや概念の補色が可能。

・“神を名乗っていながら、誰も救わない畏怖や専横だけの存在”になってしまっている者に対して、異常に攻撃的になるという悪癖を抱えており、彼女たちの“創造主”である“青色”に対する敵愾心も最高レベルで高い。

・代わりに“力足らずでも人やそれに準ずる知的生命体を救おうと尽力している神”には優しく、創世神も魔族の為に権能を振るい続けた結果、変わり果ててしまったことを察し、元の姿に戻して助命した。

・神を殺した者が次の神になるという法則が多くの世界に存在する中で、神も名乗らず聖女の称号すら遠慮していたレミリアに(思惑はどうあれ)惚れこんでおり、何とか彼女を自分の妻にするために、最終決戦へと乱入した。


極聖交差エクスカディア~強大な侵略者にふたなり敗北したので、転生者を産み落として二穴ファック致します。

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