──大量のハートレスの襲撃によって“ホロウバスティオン(=虚ろなる城)”と悪口めいた名前に変わってしまった土地も、復興委員会の懸命な努力によって、すっかりと賢者アンセムの収めた時代の“レイディアントガーデン”の面影を取り戻しつつある。
エアリスも復興に様々な形で尽力し、トラヴァースタウンから故郷へと戻ってくることができたのを喜んでいたが……最近になって、この街で過ごすことにもう一つの喜びが追加された。
「ただいま、エアリス。あーもう、色んなものをひっくり返したり穴を開けたりで疲れた!」
「おかえりなさい、ティファ……ねえ、そのあなたが探している人って、重い物の下に挟まっていたり、壁の向こうに埋まっていたりする人なの?」
「??? 変なエアリス、そんな奇体なことをする人なんている訳ないじゃない」
快活に笑って見せる黒髪の少女・ティファに対して、エアリスは「そうだよね……」と控えめに応えることしかできない。
それは別にティファの行動に引いている訳では無く……そもそもエアリスだって。コーラと牛乳を混ぜたりとかおかしなことをしたりする……彼女がもっと効率的に“探し人”の捜索を薦めたら、エアリスの元を去ってしまいそうな気がするからだった。
ティファは“ツンツン頭で大きな剣を持った青年”を探しているらしく、ホロウバスティオンのメインコンピューターにアクセスする為に最初はここを訪れた。
この時は今よりもかなり力に明かして乱暴だった様子で、復興の中心人物であるレオンがかなり戦慄している様子を見せていた。
しかしエアリスを始めとした女性陣相手には、ティファは乱暴な様子を見せることはなく、気付けばエアリスが世話係のような立場に収まっていたのだ。
「あんなツンツン頭しておいて、どうしてここまで目撃例が無いのかしら」
「奇抜な髪形の人、結構いるから……」
エアリスは愚痴るティファに相槌を打ちながら、紅茶を淹れようと動き出す。
そんなエアリスに、ティファが後ろから抱き着いてきた。
「きゃっ! てぃ、ティファ、ちょっと待って……ね? 紅茶を一杯飲んで、お風呂に入ってからでも……」
「エアリスぅ……♥ 私を癒してぇ……♥」
「あ……♥ だめ、だめ……♥」
ティファはエアリスを抱きしめながら、エアリスのお腹に両手を添えて、ぎゅっ……ぎゅっ……と力強く押さえてくる。
そこはエアリスの女の子の部分がある場所で、甘い声が喉からは漏れ、きゅんきゅんと秘所が切なく疼いてしまう。
「ま、待って、ティファ……お願い、だからぁ……♥ あぁ……お腹、気持ちいい……♥」
「お腹じゃなくて、ポルチオね♥ ちゃんと言ってほしいな、エアリス♥ ポルチオ責められて、マ〇コ切ないでしょ?」
「あうぅ……♥ てぃ、ティファにポルチオ責められて……お、お大事、切ないのぉ……♥」
「あー……もうダメ、我慢とか無理♥ エアリスの“お大事”って言い方、好きすぎる♥ ごめんねぇ、今日もブチ犯しちゃう──エアリスが、私の癒しなんだから♥」
ぎゅぅぅぅっ! と強くお腹を押されたせいで、エアリスは「あふぅぅんっ♥」とはしたない声を出しながら、しょろろろ……と愛液を噴き出し、スカートを汚してしまう。
ティファはその様子を嬉しそうに見つめ、首筋に何度もキスをして「エアリスだけだよ、こういうことする相手……♥」とうっとり囁いてみせた。
……エアリスの家で住むようになって、少ししてからティファに押し倒され、いっぱいキスされてエッチを教え込まれて。
今となってはもう、ティファが側にいるだけで軽く下着が湿ってしまうし、何処を触られても好き好きな気持ちが高まってしまう。
ティファには探している“大事な人”がいるのに。
そう心の中で思いながらも、エアリスは「ティファ……ティファ……♥」と甘えた声を漏らしながら、同居人の胸に顔を埋めて鼻をすんすんと鳴らしてしまうのだった。
※
寝台の上にお姫様だっこで運ばれて、優しく寝かされたと思ったら、ケダモノのように激しく覆いかぶさられる。
首筋にティファの唇が触れて、ちゅっ……じゅっ……と後を付けられた。どれだけ目立つところにはやめてと言っても、ティファは「エアリスが他に取られないように♥」と笑って、痕を付けるのをやめようとしない。
目ざといユフィなどには見つけられてしまうこともあり、赤面しながら口にする言い訳を信じてくれているのかは怪しいところだろう。
「あっ……あぁっ……♥ こ、こんなことしなくても……私は、ティファのモノ……だよ……んっ……♥」
「ふぅん……うそつき♥ そんなこと言っておいて、置いて行った癖に♥」
「な、なんの話……あっ、あふぅっ……♥」
「こっちの話♥ エアリスは黙って、私のことを好き好き言ってればいいの♥」
がじっ……と少し強めに首を噛まれて、エアリスは身を反らせながらも、ティファの背中に必死で腕を回す。
そうして、指示されたままに……まるで望んで言いなりになるように、ティファに向かって「好き……好きなの、ティファ……どこにも行かないでぇ……♥」と甘えて見せた。
ティファがエアリスの目を覗き込んでくる。その眼はキラキラと輝いていて、眩しすぎて見返すことができないくらいだ。
ふと前に、ティファが口にしていた“探している人”の情報を思い出す。
その人からティファを見ると、眩しくてハッキリと姿が捉えられないらしい。だからティファの側が探してあげないといけないそうだ。
自分も同じだなと思うのと同時に、やっぱりその人こそがティファの運命の相手だろうと思えて、少しだけ切ない気持ちになる。
けれどすぐに秘所に指が二本も挿入されて、切なさは生理的な感覚のそれへと移り変わっていく。
「あぁっ……ティファの指、好き……いい、よぉ……♥」
「エアリス……エアリス♥ 私の指が初めてだったんだよね、エアリスは♥ 花売りなんてしてないから、当然だよね♥」
「お花……? あ、うぅんっ♥」
「ここ、どんどん私の形になっていくね……♥ エアリス、これから別の男の人とセックスとかする時、大変だよ♥ おちんちん、ここで受け入れられないと思うから♥」
ティファがわざと意地悪く“男の人”と言ったのが分かって、エアリスは目の端に涙をためながら背中に抱き着く。
小さく爪を立てるくらいに力を込めて、彼我の距離など無くなってしまえと祈りながら体を寄せる。
「いらない……そんなの、しない♥ ティファだけでいい……ティファとしか、こんなこと、しないよぉ……♥」
「可愛すぎる……エアリス、マジでこういう顔は私以外に見せちゃだめだからね? 襲われちゃうよ……エアリスを襲った奴は、絶対に殺してやる」
「怖いこと、言わないでぇ……エッチに、集中してぇ……♥」
ティファの声音が、ほんの一瞬だけ氷のように冷たくなって、それが嫌だから懸命に胸を寄せる。
互いの鼓動がとくとくと伝わる気がして、柔らかい感触同士が触れ合うのが堪らなく気持ちよかった。
ティファもすぐに好意に夢中になり、エアリスの秘所を指で掻き回して自分の形を覚えさせながら、腕を上げさせて腋に顔を埋めてくる。
そこは汗がたまりやすいから、恥ずかしいと何度も言っているのに。
ティファはぴちゃぴちゃと音を立てることをやめないし、じゅずずずっ……と汗を啜られると切なくてたまらない気持ちになる。
「うあぁぁっ……♥ そ、そんな、恥ずかしいところでぇ……気持ちよく、なるのぉ……♥」
「エアリスのここ、すごく敏感だね♥ ここで感じられるのって、才能なんだよ……ここも、エアリスにとって“お大事”ってことになるのかなぁ♥」
軽く腋を噛みながら、ティファがからかうように言ってくる。
ぱふりと腋でティファの顔を閉じ込めながら、エアリスは「ティファに、だけだから……♥」と切なげな声を上げて、すぐに軽くイッた。
秘所や胸でイカされるのは、恥ずかしいけれど“普通のこと”という感覚だ。けれど腋を舐められてイッてしまうのは、なんだか特別なことのような気持ちになる。
ぐったりと寝台で横たわっていると、片方の足を抱えられて、ティファの秘所とエアリスの秘所が“ぐしゅぅっ♥”と口づけのように触れ合う。
指でされるより、舌で舐められるより、気持ちいい。お大事同士がこすれ合い、ティファがエアリスに向かってヘコヘコと腰を振っている姿に、たまらなく愛しさがこみ上げる。
「ティファっ……♥ ティファ♥ もっと、もっとつよくして……♥ あぁぁっ♥ ティファとのエッチ、好きなのっ♥ ティファが好きっ♥ あたなの為なら、なんだって出来るのぉっ♥」
「──私だって、エアリスの為なら……くぅんっ……♥」
とろとろと、熱いものが膣内に流れ込んでくる。
愛液がまるで子種のように注がれて、エアリスの子宮に“とぷっ……♥”と溜まっていくのが分かる。
このまま、ティファの子供を孕んでしまいたい……心からそう願って、エアリスが「あ、へぇ……♥」と淫らに喘いだ。
※
「──私が好きなのは、エアリスよ?」
ティファに「大切な人がいてもいい、都合のいい相手でいいから時おり帰ってきて欲しい」と思い切って告げたら、ティファから呆気に取られたような顔をされた。
てっきりエアリスはティファが“大切な人”に会えない苛立ちを、性衝動として自分にぶつけていると思っていたのだけれど。
「さ、探している人はいいの? ツンツン髪の……」
「んー……私は彼の“光”であって、エアリスの想像しているような関係とはちょっと違うのよね……まあ、エアリスを好きでいても、特に浮気とかではないってこと♥」
わざわざ口に出されて、ようやくエアリスは「ティファと浮気したい」と告白してしまったことに気付き、そのあまりの破廉恥さと恥じらいの無さに、真っ赤になって布団に籠ってしまう。
おさげの髪だけが布団からはみ出していたが、ティファはそれを手に取ると、ちゅっ……と髪に口づけし、感覚なんてないはずなのにエアリスは全身が真っ赤になるほど確かに“感じて”しまった。
だから、ティファが最後に呟いた言葉の意味を、エアリスは特に気にしなかった。
「エアリスのことは、今度こそ守るから……ずっとずっと、私が守るの。私の、私“たち”の花──」
ティファはそのままシーツごとエアリスを抱きしめると「抱き枕にちょうど良さそう」と微笑んで見せるのだった。
屋根が高い
2024-03-28 08:50:41 +0000 UTC邪バレンスタイン
2024-03-28 08:42:27 +0000 UTC